情景描写の量についての返信の返信
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情景描写の量についての返信(元記事)
私の場合、ファンタジー書きなので、空気感をどう読者に伝えるかに気を使います。
例えば以前このサイトに投稿した拙作に、19世紀の東ヨーロッパを舞台にした吸血鬼の話がありまして。まあ、ルーマニアということになるのですが、実在する地名は明記せずに時代の雰囲気、土地柄の雰囲気を読者に感じてもらいたいと。
そういった場合、時代背景の近い外国映画を観てみるといった方法をわりとやっています。衣装とか、民家の屋根の色とか、食卓の風景とか、街並みの遥か向こうに雄大な山脈が青く霞んで見えるとか、そんなところに注目して。
あと、この時はネットでルーマニア料理の店を探して食べに行ってみたりしました。これをさりげなく盛り込めば何となく雰囲気が伝わるというポイントを探しているわけです。
情景描写の最適な量や比率というのは、少なくとも私は意識していません。
風景なんて長々と書いても読者は退屈するだけだと思うので、何か一つ見せて全体を感じさせるみたいなことを目指してはいます。
どこにそういう描写を入れるかについても、たぶん決まりはありません。効果的だと思ったところに入れます。
山道を歩いていると、急に視界が開けて麓の景色が広く見下ろせる場所に出たりすることがあるんですね。その感じ。ストーリーの流れの中で、不意に気分を変えて読者をはっとさせたいみたいな。ここでそういう感覚を与えたい。そう思った所に描写を入れている気がします。
情景描写の量についての返信の返信
スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時: : 0
二週間以上経ちましたが返信を書かせてもらいます。
外国(あるいはそれみたいなところ)を舞台にする場合は、やっぱりリサーチは濃くしておくべきのようですね。。
基本私のものは現代日本が舞台のことが多いのですけど、私自身は田舎(結構近代化しているのでそう言い切るのも難しいけど)で暮らしているので、都会の詳しい様子とかはあまり知らないです。
これにおいても舞台背景が近い映画などを見るのが有効そうですね。
>>情景描写の最適な量や比率というのは、少なくとも私は意識していません。
>>どこにそういう描写を入れるかについても、たぶん決まりはありません。効果的だと思ったところに入れます。
量じゃなくて必要な場面がどこかを考えるのが大事なのですか……
それが本当なら次回作はもっとプロット段階の時点で細かく作りこむ必要がありますね。
どこの場面に情景描写を入れるか、なんてことを一度も考えたことがなかったわけですから……
これからはプロットの作り方から見直させてもらいます。ありがとうございました。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 情景描写の量について