ラノベにおけるヒロイン争奪戦の返信の返信の返信
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ラノベにおけるヒロイン争奪戦の返信の返信(元記事)
>>積極的にヒロインを追いかける意志がないならライバルなんか登場させようがないし。
確かに……昨今のラノベで見る「ライバル」は、主人公を追い詰める障害という感じな気がします。たとえば主人公とヒロインの仲を妬み、主人公に濡れ衣を着せて悪者に仕立て上げる……とか。この場合ですとライバルからすれば主人公は「恋の障害」ですが、鈍感主人公からすれば「ヒロインに言い寄る奴に絡まれた。うぜぇ」なんですよね。
>>ヒロインの処女性なんかより主人公の清潔感のほうがよほど強く求められてる。
分かります。ちょっとオトナなノベル作品(ハーレムラノベ寄り)を読んだら、主人公が性欲の塊みたいなやつでしたから。
主人公「オレはA子ちゃん一筋だけど、B美やC奈からも迫られている。だったら上手く3人とつき合った方が『得』じゃん!3股かけてやるぜぇぇ!」
↑こんなのです。オチでフラれたり、破滅したりするパターンも結構ありました。ゲス主人公だからこその末路ですね。
>>これで建前が機能しているかぎり、ハーレム展開だろうが何だろうが主人公自身はきれいなまま取っておける。
やはり見ている方としては、主人公の行動に清廉さを求めるのでしょうか。最近読んだラノベですとエロゲ声優のヒロインが「ヒロピンな状況での演技がしたいから練習につき合って」と主人公に頼み、ヒロインを縛り上げてイタズラしようとする悪役の演技とかやっていました。主人公としてはあくまで「恥ずかしいけどヒロインに頼まれたから」、ヒロインとしては「これを口実に主人公の気持ちを自分に……」という理由あっての行動です。
もっと直接的なのだと、房中術の特訓のために(ry)というのもありました。主人公がヒロインの裸を見て気絶したので、そういうことはできなかったというオチつきです。
>>逆に言えばミッションという建前がなければヒロインを口説くことができないくらい男の恋愛というのは滑稽でダサくて恥ずかしいものだという時代の空気感があるように思う。
わたしはレディコミ(女の復讐モノ)の類も読みますが、あの作品ですとイケメン彼氏=高確率で浮気したり二股を掛けたりしています。その時は「女性から見た男ってこういうものなの?」と思っていましたが、これも媒体というか読者層の違いでしょうか。復讐モノに出て来る男だからゲス、ハーレムラノベに出て来る男だから清廉潔白、みたいな。
ラノベにおけるヒロイン争奪戦の返信の返信の返信
投稿者 にわとり 投稿日時: : 0
>わたしはレディコミ(女の復讐モノ)の類も読みますが、あの作品ですとイケメン彼氏=高確率で浮気したり二股を掛けたりしています。
それはやはり読者層の違いでしょう。女性向け作品では主人公の女は可憐に描かれ、男性向け作品では主人公の男は純粋に描かれる。それだけです。ゲス主人公に感情移入して自虐的な気分に浸りながら物語を読みたいマゾな読者は男女ともにあんまりいないっていうだけのこと。
物語において基本的に主人公は"なりたい自分"で、異性は"愚かな存在"です。これは男性向けも女性向けも変わらない。もっと言うと、恋愛ものの異性は"愛しくも愚かな存在"で、復讐ものの異性は"憎くて愚かな存在"です。どちらにしろ結局、主人公(に感情移入している読者)に優越感を与える存在なわけだ。
>主人公「オレはA子ちゃん一筋だけど、B美やC奈からも迫られている。だったら上手く3人とつき合った方が『得』じゃん!3股かけてやるぜぇぇ!」
このタイプの作品群については、じつは読者はあまり主人公に感情移入して読んでいないんじゃないかという疑念をもっています。濃いエロシーンが期待できるからこういう主人公は歓迎なんだけれど、べつに主人公自体はとくに好きではない(=憧れや投影の対象にはならない)みたいな。『オチでフラれたり、破滅したりするパターン』が自然に読者に受け入れられているのもそれゆえなんじゃないかと。
カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベにおけるヒロイン争奪戦