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架空と現実の配分 (No: 1)
スレ主 長巻 守宮 投稿日時:
ご無沙汰しております、長巻守宮です。
既出でしたら申し訳ありませんが、皆様は異世界モノなどで、現実世界の生物や存在が出てくるのをどの程度なら許容できますでしょうか?
所謂異世界転生モノではなく、文字通り、我々の存在する現実世界とは隔絶された別の世界において、そこに生きる住人達が主役の世界で我々別の世界住人が知る存在を出してもいいのかと、気になった次第であります。
我々人類もそうですが、現実世界に登場する存在は皆様々な必然によって誕生、あるいは発生しています。
であるならば、言葉通り、色々と異なる世界に我々の世界の存在が登場するのって設定的に矛盾になってしまうのではないかと疑問に思ってしまいました。
以前別サイトで、異世界とは現実世界、つまり地球と似通った、あるいは共通点のある別の星、または別宇宙だというアドバイスをいただき感銘を受けたのですが、
だとすればむしろ、現実の世界の物品や生き物、現象、その他言語や名称が登場するのおかしいと感じる方も多いのではと思った次第です。
とはいえ、完全に異世界の言語や名称だけだと読者の方も訳が分からなくなってしまうでしょうし、どうするかと迷った末、上記のアドバイスを参考に、
現実世界ではこうだが~
現実世界での○○のような、○○と呼ばれる存在~
といった地の文での説明を入れて読者の方が連想しやすいようにしようかと考えております。
ただ、これだとやや説明臭いか? もしくは現実の存在を引き合いに出して説明すると、別世界観が陰ってしまい、読者の方が興醒めしてしまうのではと思案しております。
読者の方を置いてきぼりにせず、理解していただいた上で、異世界感を出すにはどの程度現実を引き合いに出せばよろしいでしょうか?
それとも異世界感を出すならば、現実の既存と隔絶すべきでしょうか?
重ねて既出の質問でしたら申し訳ありませんが、お言葉を頂けたら光栄です。
よろしくお願いいたします
カテゴリー: 設定(世界観)
この質問に返信する!架空と現実の配分の返信 (No: 2)
投稿日時:
>皆様は異世界モノなどで、現実世界の生物や存在が出てくるのをどの程度なら許容できますでしょうか?
ファンタジーの場合は、そのへんけっこうアバウトですよ。
>色々と異なる世界に我々の世界の存在が登場するのって設定的に矛盾になってしまうのではないかと疑問に思ってしまいました。
理屈っぽく考えればそうでしょうが、それを言い出すと異世界に人間(もしくは人間に酷似した生物)がいるのもおかしいということになってしまいます。
ジャンルにこだわるわけではありませんが、ファンタジーとSFの違いと考えると分かりやすいのではないかと思います。
>異世界とは現実世界、つまり地球と似通った、あるいは共通点のある別の星、または別宇宙だというアドバイスをいただき
その考え方はどちらかというとファンタジーよりもSF寄りです。SFの場合、いかに隔絶していても何らかの物理法則に支配され、同じ時空のどこかに存在する星という感覚で設定します。
もしくは、時空そのものが異なる別の宇宙だとしても、じゃあそれはどう異なっていて、どのように成り立っているのかをある程度論理的に考えるんですね。まあ、論理と言っても疑似科学にすぎないのですが、基本的な設定に矛盾しない範囲でストーリーを展開させるのがSFです。
それに対してファンタジーの場合は、論理ではなく作者の感性で世界を創ってしまいます。それであっても登場するものが現実世界にあまり似すぎていると読者に違和感をもたれることはあるでしょうが、そこは理屈ではなく表現力で処理してしまうんですよ、ファンタジーは。
以前、ファンタジーの異世界にハンバーグが登場するのはおかしいんじゃないかと質問された方がいました。
ハンバーグというのはドイツのハンブルグに由来する名称ですから、さすがに避けた方がよいと思います。ただしそれは論理的に変だというより、イメージとして世界観を損なうのがよくないという話です。
イメージとして損なうというのはどういうことか、うまく説明するのが難しいですが。
要するにね。異世界の連中だって、酒くらい飲みたいでしょ? みたいな。そういうのを全部排除したら読者に分かりにくい以前に、物語がつまらなくなるじゃないですか。
しかし、例えば「スコッチ」とか出してしまうと、あれはハンバーグと同じで地名由来だと思うので(スコットランド)、違和感が強くなりすぎる気がします。「さけ」は地名ではないですが本来は日本酒特有の名称。そういう意味で論理的にはスコッチと同じくらい使いにくいはずですが、こちらはアルコール一般というニュアンスもある言葉なので、まあセーフかなと。
つまり、現実にあるものの固有のイメージを想起しすぎると使いにくく、一般性の高い言葉で表現できればOKという感じになるかと思います。
架空と現実の配分の返信の返信 (No: 3)
投稿日時:
あまくささんのご意見に関する補足私見 (No: 4)
投稿日時:
ドラコンです。誠に僭越ですが、あまくささんのご意見に補足私見を申し上げます。
>ハンバーグというのはドイツのハンブルグに由来する名称ですから、さすがに避けた方がよいと思います。ただしそれは論理的に変だというより、イメージとして世界観を損なうのがよくないという話です。
>しかし、例えば「スコッチ」とか出してしまうと、あれはハンバーグと同じで地名由来だと思うので(スコットランド)、違和感が強くなりすぎる気がします。「さけ」は地名ではないですが本来は日本酒特有の名称。そういう意味で論理的にはスコッチと同じくらい使いにくいはずですが、こちらはアルコール一般というニュアンスもある言葉なので、まあセーフかなと。
小説の文章のタブーには、確かに「その世界に存在しないものを出してはいけない」があります。ただ、「実在の地名・人名にちなむ名称は使用しない」としてしまうと、「何も書けない」におちいりかねませんね。雰囲気と、簡便さのどこでバランスを取るかの問題かと存じます。
前にも書いたことです。架空のファンタジー世界には「唐」がないので、「唐草文様」と書けない、だからといって「アラベスク文様」と書いても、「アラビア風の」の意味ですから、大して変わりません。
この問題は、億劫がらずに辞書・事典を引けば、案外あっさり解決することもあります。
例示の「ハンバーグ」なら、Wikipediaの「ハンバーグ」のページの「歴史」の「日本への伝来」の項には、こんな記述があります。
「1937年(昭和12年)の『軍隊調理法』(引用注・日本陸軍のレシピ本)には「挽き肉油燒(ハンバーグステーキ)」という名称で収載されている」
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0
ですので、「ハンバーグ」との名称が使いづらいのなら、一折衷案として、「挽き肉油燒」とかいて、「ハンバーグ」とルビを振る方法もあります。
カタカナ語を出すと、雰囲気が壊れる中華風ファンタジーを書いたときのことです。メロンを出した際には、「メロン=マクワウリの漢名『甜瓜』」で、「甜瓜」と書いて「メロン」とルビを振りました。
異世界ファンタジー作品の文章については、中華風ファンタジー『薬屋のひとりごと』の文章についての私見を、このサイトの管理人・うっぴーさん宛に送ったところ、ブログに転載していただきました。ご参考までにリンクを貼っておきます。
「小説の世界観に合わせた言葉を選ぼう!『薬屋のひとりごと』の文章分析」
https://www.raitonoveru.jp/cms2/2019/08/01/45072/
書き漏らしによる追記です (No: 5)
投稿日時:
書き漏らしたので、追記します。失礼しました。
>この問題は、億劫がらずに辞書・事典を引けば、案外あっさり解決することもあります。
辞書・事典を引けば、解決することもある、というのは、「地名・人名によらない名称がある場合もある」からです。
以前にも書いたことです。「ジャガイモ」(インドネシアの首都・ジャカルタに由来)には「馬鈴薯」、「サツマイモ」(薩摩に由来)には「甘藷」という、地名にちなまない名称もあります。
書き漏らしによる追記ですの返信 (No: 6)
投稿日時:
アドバイスありがとうございます。
世界観を壊さないためにも、辞書を引いたり、言葉のルーツを調べてプロット構築や執筆を進めていこうと思います。
ありがとうございました!
架空と現実の配分の返信 (No: 7)
投稿日時:
前に悩んどったやつ?
やったらパラレルワールド感覚で使ってしもても割といけると思う。
ちゃんと分けたい時は注釈いれて、他はわりとそのままスルーみたいな。
分類すると、ケモナー向け作品に近いスタイルやろ?
ケモナー向け作品って○○系獣人みたいに動物の名前そのまま頭につけて表現する事が多いから、「そのそも、既存の生物準拠の獣人名称って変じゃない?」ってツッコミは割と野暮やねん。
肉食獣人の食う食品は草食獣人になるの問題、
ゾウ獣人とネズミ獣人の体積や寿命って揃えるの問題、
鳥とか蛇とかの手指が退化した生物群の獣人化形状ってどうするの問題
異種交雑によって生まれてしまった個体に生殖機能を持たせるのか問題
あまりに異種すぎる生物間に発生する一代雑種系はどう扱うか問題
もっと世界感における重要度の高い問題が待ち構えてるからねー
架空と現実の配分の返信の返信 (No: 8)
投稿日時:
そうなんですよー
以前質問してから結構時間が経過しているのに、未だにプロット作成の時点で悩みまくってしまいお恥ずかしい限りです。
仰る通り、別世界系なので、今回の質問以外にも考えなければならない問題点や解消すべき矛盾は山ほど出てくるとは思いますが、ひとまず抱いたアドバイスを作成や今後に生かさせて頂きたいと思います。
ありがとうございました!
優先順位の設定を『テーマ』付けと呼ぶ。 (No: 9)
投稿日時:
ぶっちゃけ、この手の解答は理系のように計算して導き出すことが出来ます!!!
人に聞かず、故人で計算しましょう。
それと後で修正出来る問題は後で悩みましょう!
誰かに読まれて、『パンバーグ』肉をパンに混ぜて膨らしたものだ、や『スコッチ』ーースコットなる人物が広めたから、その愛称で呼ばれる。など後から修正された方がファンは喜びます!!!
『紙はサイフに宿る』なんて言われますが、緒戦は細部…それにかまけて大筋に影響が出ては逝けません!!!!
優先順位の設定を『テーマ』付けと呼ぶ。の返信 (No: 10)
投稿日時:
返信が遅れまして申し訳ありません。
計算して導き出す――ですか。
そう言われてみると、確かに私はまだまだ計算したりないのかもですね。
もっとじっくり考えて作品を煮詰めていきたいと思います!
ありがとうございました!
幻想常識 (No: 11)
投稿日時:
ごめんなさい、嘘です。
文系にただ一つの答えなどありません!
馬鹿な静寂町人間を辛かっただけです。
大切は量子理論に煮てます…大まかなレシピはあれど、様々な要素で味がガタ上げするなんてことはザラメで、その土師加減は様々な人の舌を通して感想を聞き、身体で覚えるしかない『サッカーの個性』に当たる部分deth!!
凡人で無い超人は、痛みに痛みを重ねて“新しい”『感覚』を得るしかありません。
わたぬきにも、そういった利益がありますが…
貴方はネットリテラシークズレベルなので牡牝しません。
はっきり言って、騙される馬鹿がいたのかと関心してしまうレベルの嘘をまさか信じるなんて…
はっきり言いますが、貴方がネットで顔も分からない「 」とコミュニケーションを取るのは極めて危険だと理解して下さる??!