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書きたい主人公が思いつかなくなってしまった (No: 1)

スレ主 鬼の王の墓標 投稿日時:

度々お世話になっております。マリン・Oです。
最近結構重大なスランプに陥っています。タイトルに書いた通り書きたい主人公の設定を思いつかなくなってしまいました。
私はキャラクターから物語を作るタイプなのですが、最近は主人公の案が一つも浮かんで来ません。
逆に悪役や脇キャラはいいキャラがどんどん思い浮かんでしまい、主人公の候補がいないせいで抱え落ちしそうなくらいです(苦笑)
実際前作執筆時点でも主人公より脇役が濃かったことから兆候自体は出ていたのでしょう……

このような事態に陥った経緯を自分なりに考えた結果、私が好きな作品は脇役が濃い作品が多かったです。
具体的にはエルフェンリートや極黒のブリュンヒルデ、北斗の拳、ジョジョの奇妙な冒険、ガンダムシリーズ……
上記の作品はブリュンヒルデ以外は古い作品ばかりなので、旧作の読みすぎで流行に乗り遅れているのかもしれません。しかし流行に合わせるのは個人的に自分の美学を捨てるような気もしますし……
どうすれば乗り切れるのでしょうか……

カテゴリー: やる気・動機・スランプ

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書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信 (No: 2)

投稿者 にわとり : 1 No: 1の返信

投稿日時:

 思いついた悪役や脇キャラを主人公に転用することはできないのですか? それができれば万事解決するような気がするのだけれど。
 主人公のキャラ造形の幅を狭く考えすぎているとか、そういう問題なのかもしれないなと感じました。主人公にはこういうことをやらせてはだめだとか、こういうことを考えさせてはいけないとか、そういう先入観があったら当然アイデアも浮かびづらくなってしまうので。
 
 それはそれとして、影が薄い主人公にも一定の需要はあるので必ずしもキャラが弱いことが悪いとは限らないと思います。水みたいにどんなキャラとでも合うとか、悪役や脇役の引き立て役になれるとか、メリットも多い。実際、濃い脇役を描きたいのなら、主人公自体は虚無みたいなキャラのほうがバランス取れるっていう考えはあって、それを実践してるのが一部のハーレム系の作品群。ヒロインズの魅力を最大限引き出すために主人公があえて黒子に徹してるっていうか。あれはあれで良いものだと思う。

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信の返信 (No: 5)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 2の返信

投稿日時:

にわとり様
初めまして。レスを頂きありがとうございます。

悪役や脇キャラを主人公に転用するのは一度考えてみましたが、実行に移すまでには至ってなかったですね。
今考えている悪役は敗北することで輝くキャラクターとイメージしているため、脇キャラの方で向いてそうなキャラを探してみます。

>>主人公のキャラ造形の幅を狭く考えすぎている

これは最近書いた主人公が情けないキャラが多かった影響ですかね。前作と前々作はどちらもバトル系の作品なのです。
前々作は異能力バトルなのですが、主人公は能力が強力な割に黒星が多い(8戦4勝4敗)という有様で、前作に至ってはそもそも主人公が非戦闘員でヒロインに守られてばかり(そして結果的にヒロインが本当の主人公になってしまう)という展開になりました。
そのため、次回作は主人公の活躍に比重を置いた作品にしたいと思っているのですよ。
だから主人公として情けなくなるような要素を排除しようと意気込みすぎたのかもしれません。

人気回答!書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 3 No: 1の返信

投稿日時:

>私が好きな作品は脇役が濃い作品が多かったです。
そんなら、それがマリンさんの作風ってことでしょ。
発想をかえて、脇役を立たせる主人公像にすりゃ良いと思う。
一昔前に流行ってた学園ハーレム系の主人公はたいがい無個性を売りにしてる主人公像なのだけど、学園ハーレムって現在の主人公無双なハーレムものと違って、メインがヒロインズになるので女の子の個性を前に押し出す設計になってる。
各ヒロインと主人公のカップリングが上手く噛み合うように考えると、どの女の子相手でも噛み合う「無個性」という主人公は最適解の一つで、「各ヒロインと組み合わせたとき相性のいい要素」の集合体が主人公像になっています。

ここで「相性のいい要素」とは何ぞや、となるかと思うんですが、単純に組み合わせると面白い要素のことです。
例えば「優秀な生徒会長」と「学園イチの不良」とか、相反する要素は一緒にすると反発するので、その反発する会話が物語になり楽しめます。
あるいは、「正義のために悪となる敵」と「正義のためにその悪と戦う主人公」とか、同じ方向性で過程や答えが違う同一の要素もまた相性がいい。

たぶん、挙げられたタイトルから察するにハーレムものは好みじゃない、と思うかもしれませんが、キャラ作りの考え方はジャンルを問わず変わりません。
エルフェンリートやブリュンヒルデあたりの敵やライバルあるいは仲間と主人公を比べてみると、そういう要素はたいがいあって、そしてそういう要素を起点に会話が弾んでることがわかると思う。
一回読んだだけでうろ覚えだけど、ブリュンヒルデは確か主人公が完全記憶の能力があってヒロインは力を使うたびに記憶を失うんじゃなかったけか。
これは性格面ではなく設定面だけど、キャラ二人をピックアップしてよく見比べてみると、様々なところでこうした「相性のいい組み合わせ」があります。
例えば性格面で言えば「消極的なキャラA」と「行動的なキャラB」みたいな組み合わせはよくありますよね。

で、本題ですが、主人公以外のキャラを作っていけば良いと思う。
主人公と関わりが強いキャラを優先して、それと相性のいい性格・設定・過去などを作れば、主人公が活躍することすなわち脇役のキャラが目立つこと、になり、それは同時に脇役が目立つなら主人公も一緒に目立つ、という構造になる。
「消極的なA」と「積極的なB」がいるとしたら、「Aを無理やり行動させるB」という図になるため、「積極的なキャラがいるから消極的っぽさが際立つ」わけで、一緒にキャラが立つでしょ。
こういう「相性のいい要素」以外の場所でキャラを立てようとしたらその限りではないけど、こう考えるとどんな設定の主人公でも空気になることはないし、全てのキャラと相性がいい(仲がよいとか馬が合うという意味ではない)ため、常に主人公を中心に置いておくこができる。

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信の返信 (No: 6)

スレ主 鬼の王の墓標 : 1 No: 3の返信

投稿日時:

サタン様、いつもお世話になっております。

相反する要素を持つキャラクターをペアにするのはやはり王道ですよね。

>>「消極的なA」と「積極的なB」がいるとしたら、「Aを無理やり行動させるB」という図になるため、「積極的なキャラがいるから消極的っぽさが際立つ」わけで、一緒にキャラが立つ。

……ん? なんかどこかで見たような構図ですね。あ、私がプロット相談掲示板に持って行ったプロットだ!
確かにあちらでもキャラクターの設定はいいと仰っておられましたね。まさか答えがこんな近くに出てきていたとは……
これを応用すればスランプを脱却できるかもしれません。
となると、今まで考案したキャラクターとは正反対のキャラクターをさらに作ってみるのが良さそうですね。
その分お蔵入りになるキャラクターがこれまで以上に激増しそうですけど……スランプを抜けて面白い作品を作るにはやむを得ませんね。
???「キャラクター作りを支えるのは情ではない! 血の粛清なのだ!」

追記

サタン様は私に対してハーレムものは好みでないと推測されているようですが、特別拒否感は感じていません。ただハーレムを理由に作品を選ぶことがないだけです。
というかサタン様がこのレスで例に出しているブリュンヒルデは十分ハーレム系だと思います。それが話の主軸じゃないだけで……

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信の返信の返信 (No: 7)

投稿者 サタン : 0 No: 6の返信

投稿日時:

>ブリュンヒルデは十分ハーレム系だと思います。
確かに。
いつ誰が死ぬかわからん展開を除けば、割とハーレムものの下地がありますね。
北斗の拳やジョジョを挙げる人はあんまり好まないだろうと思ったのですが、そういやマリンさんが過去書かれた作品を考えると、私の思い込みな部分が多かったようで。失礼しました。

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信 (No: 4)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

1.にわとりさんの意見に被るけど、思いついているキャラのどれかを主役にする。
2.二人とも仰っている「特徴のない主人公」でそのままいく。

後は私のポリシーですが
「主人公に必要なものは個性ではなくやる気。物語を進め、完結に導く力」
「思い入れのあるキャラを動かすのではなく、作って動かしていくうちに思い入れを深める」

いずれか参考になれば幸いです。

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信の返信 (No: 8)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 4の返信

投稿日時:

いつもお世話になっておりますhexa様。今回もお疲れ様です。
やはりあなたもお二方の意見に賛成のようですね。
基本はサタン様の案を重視して、にわとり様の案も必要に応じて取り入れようと思います。

……ところで、hexa様のポリシー二つは中々気になるものですね。
お二方のおかげで大分答えに近づけたような気がしますが、もしよかったらhexa様のポリシーについても詳細してくださいませんか?

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信の返信の返信 (No: 10)

投稿者 ヘキサ : 1 No: 8の返信

投稿日時:

私のポリシーのほとんどはTRPG体験と実体験(おもに仕事)からきてるよ。
だから、学生さんだとピンとこないかもしれないね。

1はそのまんま、ないと物語が作れないからなのさ。シナリオ達成できない・仕事できないってことになる。もちろん情けない系の主人公もありかもしれないけれど、そんなの短編か単行本一冊分くらいしか続かないんじゃないの。

2は、自分の好きなキャラ・人が、そのままその物語・仕事に合うとは限らないってこと。だから、ひと目惚れしたキャラに無理やりお越しいただくんではなく、その物語に合う、仕事に合うとわかって、長く付き合えるとわかってから思い入れを深めようってこと。

直近の話だと、マリンさん「キュベレイ好きだけど実際出してみたら動かしにくい機体だった」って言ってたよね?そういうことなんです、好きでも合わない、それを社会では「ご縁がなかった」と言ってお別れするってことなんです。片想いなのか両想いなのか見極める。

こういうスタンスでいくと、一見特徴のない地味目の主人公キャラがなぜ主人公なのか、がわかってきたりもします。「とりあえずちゃんと敵倒してるだけで充分」「動くべきところでしっかり動いてくれるから(作者的に)好き」っていう感じ。

……それ以上の読者から見ての人気やら魅力やらの出し方もいろいろあるけれど、とりあえずここはしっかりしてなきゃ、ってところがなければ始まらない。その「ここ」が私の場合、極限まで削ぎ落とすとそうなるよって話です。そんなところで。

素晴らしい…… (No: 12)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 10の返信

投稿日時:

どちらの話もよく理解できます。
1についてはそもそも物語を進める力がないと主人公になれないということですね。
個性ももちろん大事なのでしょうけど、シナリオ達成ができなかったら本末転倒ですからね。
2については実際に失敗したところを指摘されているから痛いほどわかります。
片想いなのか両想いなのか見極める。そのような目線でキャラクターを見たことはなかったから、今一度真剣に考える必要がありそうです。

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信 (No: 9)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

そもそも悪役にはキャラとしてのアドバンテージがあります。モラルに制約されず自由奔放に行動させることができるため、個性的に描きやすいんですね。
そういう悪役や脇役の存在は作品のウリになると思いますが、そこがうまく行けば行くほど主人公がかすんでしまいがちです。

ただ、主人公には他のキャラにはない特権が一つだけ与えられています。

◎なぜ死なないか教えてやろう。主役だからだ。

これです。いわゆる主人公補正というやつ。
例えば「この戦いが終わったら~しよう」というセリフは、主人公以外のキャラが言うともれなく死亡フラグになってしまいますが、主人公が口にした場合のみ頼もしいセリフになるんですね。
もちろん匙加減を間違えるとご都合主義になってしまうのでしょうが、読者には「主人公はきっと何かやってくれる」という期待感があるものなので、その期待を満足させてくれるノリにはわりと寛容なんだろうと思います。

・他のキャラが意気消沈している時に場の空気を変える。
・多少だらしないところがあっても、絶対にゆるせないと思わせる行為はしない。
・一人で決断する。
・いざという局面では必ず立ち上がる。
・最後には主人公の行動が解決への道をひらく。

こんなところをいくつか見せておけば、主人公らしいと感じてもらえるんじゃないかと思います。

書きたい主人公が思いつかなくなってしまったの返信の返信 (No: 11)

スレ主 鬼の王の墓標 : 0 No: 9の返信

投稿日時:

あまくさ様、お久しぶりです。返信が遅れて申し訳ございません。

>>モラルに制約されず自由奔放に行動させることができる
>>そこがうまく行けば行くほど主人公がかすんでしまいがちです

本当にその通りですよね。この自由度のおかげで主人公よりも設定が作りやすいんですよ。
特に悪役が魅力的すぎて主人公がかすむというのは、プロの作品でも発生している事案ですからね……
私の好きな作品ではシャア、ラオウ、ディオがこれに当たるパターンなのでしょう。

主人公補正の利用に関してはあまり考えていませんでしたね。
あまくさ様も言及していますがご都合主義になるというリスクがあるので、それを避けようと積極的に盛り込んではいませんでした。
ただ匙加減を守れば利点も多いようなので、その辺りも意識してシナリオに盛り込んでみます。

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度々お世話になっております。マリン・Oです。
最近結構重大なスランプに陥っています。タイトルに書いた通り書きたい主人公の設定を思いつかなくなってしまいました。
私はキャラクターから物語を作るタイプなのですが、最近は主人公の案が一つも浮かんで来ません。
逆に悪役や脇キャラはいいキャラがどんどん思い浮かんでしまい、主人公の候補がいないせいで抱え落ちしそうなくらいです(苦笑)
実際前作執筆時点でも主人公より脇役が濃かったことから兆候自体は出ていたのでしょう……

このような事態に陥った経緯を自分なりに考えた結果、私が好きな作品は脇役が濃い作品が多かったです。
具体的にはエルフェンリートや極黒のブリュンヒルデ、北斗の拳、ジョジョの奇妙な冒険、ガンダムシリーズ……
上記の作品はブリュンヒルデ以外は古い作品ばかりなので、旧作の読みすぎで流行に乗り遅れているのかもしれません。しかし流行に合わせるのは個人的に自分の美学を捨てるような気もしますし……
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