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投影型主人公を作る上での悩み (No: 1)

スレ主 バッキー 投稿日時:

このサイトのコラムを含めて、ラノベやweb小説において「主人公を褒めちぎる」事の重要性を説く言説は多くあります。
私としてもそれに肖って、作中なるべく主人公を評価するようにし、主人公も「肯定されるに値する(&自分としても好きになれる)」ように造形する事にしていました。

しかし、自分の納得できる「褒めてもいい主人公」が、いざ完成してみると共感型・投影型の主人公というポジションのキャラにしては、あまりに普通の人からかけ離れたエキセントリックな人物に仕上がっていました。

件のキャラは端的に言うのなら「俺様キャラ」です。
自分が生まれついての王と信じており、作中登場する自分と同じ能力者を「家臣」一般市民は「臣民」と見ており、態度も尊大です。
当然周辺の人物や初対面の相手からは変な人扱いを受けていますが、彼と付き合う内に持ち前のカリスマや人となりに触れた者が仲間、もとい家臣としてついて行くという流れで少しずつメインキャラを増やす流れを取る予定です。
本当に魅力的な人物として描けているかどうかは些か不安ではありますが。

愛着はあるのでなるべくこの路線は守りたいと考えている一方で、読者に自分を重ね合わせてもらうタイプのキャラとしては濃すぎる味付けをしてしまったようにも思います。
個性と共感のバランスはどのように取れば良いでしょうか。

カテゴリー: キャラクター

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投影型主人公を作る上での悩みの返信 (No: 2)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

もう一人投影用の凡人の友達ポジを主人公にする。
キング君かて、乳母の息子(乳兄弟)とか対等に近いポジがいるよ。

投影型主人公を作る上での悩みの返信 (No: 3)

投稿者 ふ じ た に : 0 No: 1の返信

投稿日時:

共感しやすい傍観キャラを主人公にするのもいいですし、
客観的にキャラを見ているような三人称で書くのも手かなぁと思いました。
何か参考になれば幸いです。

人気回答!投影型主人公を作る上での悩みの返信 (No: 4)

投稿者 サタン : 5 No: 1の返信

投稿日時:

要するに、主人公のキャラクター性が読者層のそれとかけ離れているから、共感や感情移入してくれるかどうか不安だ、ということですよね。
こうしたお悩みはちょいちょいありますが、別に読者は主人公の設定に共感するわけではないので、そこを間違えなければ問題ないと思います。

というのも、
例えばスレ主さんは、クラスのいじめられっ子が校舎裏で不良に絡まれてる場面に遭遇したとします。スレ主さんはどのように行動するでしょうか?
イジメは良くないと不良に立ち向かい、いじめられっ子を庇うような行動を取るでしょうか。
理想はそうかもしれないけど、現実はというと、おそらく多くの人は見てみぬふりをする。気づかれないように逃げて、近くの教師に言いつけるくらいはするかもしれない。そんなところじゃないでしょうか。
では、ここで物語の主人公を考えてみましょう。
いじめられっ子が不良に絡まれてる現場を見て、逃げるようにその場を立ち去る主人公と、
逆に、不良に立ち向かっていじめられっ子を助けようとする主人公。
どちらの主人公がスレ主さんは共感できますか?
おそらく、後者の「イジメに立ち向かう主人公」ではありませんか?

でも、後者と答えるのはおかしいと思いませんか。
なにしろ「多くの人間は見て見ぬ振りをするだろう」と思われるのだから、それに近い主人公像のほうが共感を得られるのであれば前者の「見て見ぬ振りをする主人公」のほうが共感を覚えるハズではないでしょうか。
しかし答えは違うのだから、すなわち、「読者と近いほうが共感が得られる」という前提に間違いがあるのではないでしょうか。

読者と近いほうが感情移入しやすい、というのは事実だと思います。
でも、これはあくまで「しやすい」というだけで、「感情移入できる」というわけではありません。
感情移入や共感は、そうした主人公の設定ではなく「主人公の行動・選択」によるところが大きいと私は考えています。
例えば読者層と大きく離れた「ゲスい男」をテーマにした主人公像を考えると、この時点では「共感しにくいキャラ」でしょう。
では、物語の中で「領民を人扱いせず若い娘を辱めて悦に入る貴族を、ゲス主人公は被害者である領民さえドン引きするような手段で罠にはめる」という行動を取ると、これはこれでスカッとするし被害者にさえドン引きされる絵ってのも面白いし、おそらく読者はそれなりに共感できますよね。
設定を省いて要点を抽出すると、主人公の行動は「悪い貴族から領民を助けた」というものなので、それ自体は「イジメ」に例えたように「立ち向かう主人公像」になっているので。

読者と近い個性など設定面は、あくまで「感情移入しやすい」というだけ。
例えば、バイトの面接で隣の席に座ってる人が「同年代の同性」と「20以上も歳が離れてる異性」ではどっちが良いと思いますか? どっちが一緒に働いてて「友達になれそう」と思います?
この「感情移入しやすい」というのは、言い換えると「親近感は得られる」という程度の話に過ぎなくて、
でも、実際に「歳が離れてる異性」とバイトで一緒に働いてみたら気のいい人で趣味がめっちゃ合うし話が弾む、なんてこともあるわけで、「親近感」の程度がそのまま「友人になりやすい」という話にはならんでしょう。
つまり、「感情移入しやすい」だけである事が、そのまま「感情移入・共感できる」わけではないし、「感情移入・共感のさせかた」を作者が知っていれば、別に主人公の個性などなんでもいいし、鬼畜外道のゲス男でもなんら「感情移入・共感」には問題はありません。

では、どうしたら共感できる主人公(の行動)を書けるか? というと、
現実では批判されやすい思考ですが二元論で考えてしまうと良いです。
要するに、敵と味方、善と悪、このように主人公が取る選択肢をわかりやすく二択にしてしまえば、「どちらの行動が読者に支持されるか?」という悩みの回答を得やすいです。
「読者に支持される主人公の行動」は端的に「共感を得ている(から支持される)」ので、複雑な要素が絡む複数の選択にするよりも二元論で考えて二択にしてしまったほうが支持されやすい選択が見えやすい。
まあ、現実には「支持はしてるが共感は出来ない」って回答もあるので、二元的な思考は実際にはあまり良い方法ではありませんが、ようするにこの話のポイントは「選択肢を絞れば良い」という事です。
「主人公の行動は?」と考えるのではなく、現状の俯瞰図を見たほうが選択を絞りやすく支持されやすい選択を取りやすいかなと思います。

結局持論ばっかだけども、最後にまとめとしてご質問に回答すると、
>個性と共感のバランスはどのように取れば良いでしょうか。
個性に振り切ったほうが良い。
共感はそうした設定から得られるものではないため、主人公の行動で共感が得られるように物語を展開させましょう。

投影型主人公を作る上での悩みの返信 (No: 5)

投稿者 兵藤晴佳 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

読者が共感できる一面が発揮される事件を起こすだけのことです。
「こいつら俺がいなくちゃ何にもできない」という態度で事件を解決させてやれば、その個性で小馬鹿にされた人たちの信頼が得られても不思議ではありません。
その一方で、「偉そうにしている人の孤独」「尊大な態度で隠している弱さ、脆さ」を描けば、読者の共感が得られるでしょう。
「これさえなければいい人なのに」という一面をほのめかしておくのもひとつの方法です。
誰にでもあるネガティブな側面が原因で起こされる行動によって、読者が憧れる人物像への変化が描ければベストですね。

……本音を言わせてもらえば、主人公が褒められてばかりのフィクションがこんなに蔓延していいのかという気がするんですけどね。

投影型主人公を作る上での悩みの返信 (No: 6)

スレ主 バッキー : 0 No: 1の返信

投稿日時:

皆様、返信ありがとうございました。

主人公が読者と共通の価値観を持っている事を示す事が大事であると判断し、少し複雑に考えすぎていたのだと思いました。
個性を大切にしつつ、人間的な側面を忘れないようにしたいと思います。

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タイトル:投影型主人公を作る上での悩み 投稿者: バッキー

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しかし、自分の納得できる「褒めてもいい主人公」が、いざ完成してみると共感型・投影型の主人公というポジションのキャラにしては、あまりに普通の人からかけ離れたエキセントリックな人物に仕上がっていました。

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自分が生まれついての王と信じており、作中登場する自分と同じ能力者を「家臣」一般市民は「臣民」と見ており、態度も尊大です。
当然周辺の人物や初対面の相手からは変な人扱いを受けていますが、彼と付き合う内に持ち前のカリスマや人となりに触れた者が仲間、もとい家臣としてついて行くという流れで少しずつメインキャラを増やす流れを取る予定です。
本当に魅力的な人物として描けているかどうかは些か不安ではありますが。

愛着はあるのでなるべくこの路線は守りたいと考えている一方で、読者に自分を重ね合わせてもらうタイプのキャラとしては濃すぎる味付けをしてしまったようにも思います。
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