地の文が多い=読むのが面倒くさい?/新人賞下読みが回答

2015/10/10(土曜日)小間さんの質問

戦闘アクションの描写についてお聞きします。
例えば、有川浩氏の『図書館戦争』(2006/2刊行)では、主人公の戦闘描写がかなりシンプルなものとなっています。

(ボキッ)
うわ! 嫌な音!

主人公が相手の関節を外すシーンだったと記憶しています。
手元に本が無いため、上手く再現できて居ないかもしれませんが、こんな感じだったと思います。
そこで質問です。

○プロがいたってシンプルにアクションを書くというのは、実は迫力あるアクションシーンは求められていないということはないか?

○描写が濃いとどうしても地の文の量が多い。
文が多い=面倒くさいと判断されてしまうのか?

一般文芸になりますが、京極夏彦氏あたりはジャンルのせいもありますが、かなり描写に文を割いていると思います。
あのような描写の仕方は、書籍を買ってもらう一般文芸だからこそ成り立つものなのでしょうか?
ネット小説やライトノベルだと「面倒」と判断される可能性が高いのでしょうか?

●下読みジジさんの回答

○プロがいたってシンプルにアクションを書くというのは、実は迫力あるアクションシーンは求められていないということはないか?

有川氏の場合はおそらく、「暴力シーン」を意図的に流してしまいたかったものと思われます。
ですので、そのようなことはありません。

○描写が濃いとどうしても地の文の量が多い。
文が多い=面倒くさいと判断されてしまうのか?

面倒だと思われる最たる例は「説明の多い小説」です。また、地の文で物語をおもしろくするのは非常に難しいので、その問題もありますね。

単純に「地の文による描写が多い=面倒」にはなりませんが、中高生の中には地の文を読んでくれない読者が一定数いることもまた事実です。

結局のところ、セリフと地の文のバランスが偏っているものは読みにくくなるという感じですね。