読んで疲れる小説は「単調」で「一文が長い」/新人賞下読みが回答

シルヴィさんの質問2016/06/06

会話文が多いほうがキャラの内面が正確に読者に伝わり、感情移入もしやすくなる、と私は思うのです。ところが先日、「会話文が多すぎて疲れる」とのご感想をいただきました。

それ以来どうしたものかなぁと頭を悩ませています。

ジジさまはどれくらいの比率が適正と思われますでしょうか?
わがままを申しますと、数字で具体的な比率を表してもらえると助かります。
現在の私の比率は、「会話文5:字の文5」から「6:4」といったところになります

●下読みジジさんの回答

比率は5対5でも4対6でも3対7でも問題ないものと思います。

ここで問題になるのは「緩急」です。

この緩急で考えた場合、地の文が緩(静)であり、会話が急(動)です。地の文で設定説明や状況描写をして読者に情景を想像してもらい、会話によってキャラの個性や関係性を感じてもらう……というような感じですね。

その緩の部分まで会話で賄うなら、必要なのは「会話のリズムをその都度変える」のが一手でしょう。
長ゼリフと短ゼリフ、叫び声や説明ゼリフなどの組み合わせを調整して読者の目の当たりを変えるという考えかたですね。

読んでいて疲れるという現象は「単調さ」や「一文の長さ」によって引き起こされがちです。
その部分をどう工夫するか、ぜひ考えてみてください。