テラ夫さんの質問 2016/05/20
私は男性であるにも関わらず、好きな女性キャラはあまり男性とくっついて欲しくないと考える傾向にあります(一部例外あり)
どうでもいい事かもしれませんが、そうゆう背景もあってかハーレム物は正直な話大がつく程嫌いとまで言えます。
本題に入りますと、私は(ライトノベルではありませんが)「戦姫絶唱シンフォギア」(2012年から放送されたアニメ)のような女性同士の友情を描く事を考えていましたが、そのためにライトノベルでありながら恋愛は描けなくなるという事があります。
一層の事同性愛に踏み込むべきかもしれませんが、自分以外の中高生に百合のニーズがあるかが疑わしい所です。
中高生の目を引くための萌えが中高生を遠ざける方向へと走っているという矛盾、どう処理すべきでしょうか?
百合物ラノベの元祖「マリア様がみてる」は流行った
オルトさんの意見 2016/05/20
完全に個人的見解ですが、むしろ、男の主人公って必要? と言えるヒット作がかなりありますよね。
ゲームだとプレイヤー=男としてプロデューサーと呼ばれたり提督と呼ばれたり、まあ両方ともやったことないので男の主人公として立ち絵があるのかどうか知らないんですが。
また、漫画なんかでも多いですよね。男主人公が不在の物語って。
そもそもアイマスや艦コレはともかく、90年代からこっち、アニメキャラを見ると確実に女性キャラは増え男性キャラは減ってます。
男性キャラがほぼ出てこないアニメって地味に増加傾向にあるのでは。
決まって原作は四コマだけど。
で、真っ先にたどり着く結論としては、そりゃゲームやアニメ・漫画には絵があるもん、という話で、これはもっとも至極。
ただ、「そういう物語」としての「ニーズ」はあるんじゃないのかな、とは思っています。
絵がない小説ではそのニーズに応えきれてないだけで。
そして、そのニーズに応えた形なのか、小説でのヒット作に「マリア様がみてる」(刊行期間1998年4月24日 – 2012年4月28日)ががありますよね。
まあコレは少女向けであって、百合ブームから男どもが食いついただけでもあるが。
でも実際、ニーズがないわけではない、と思います。
となると、問題はライトノベルのテンプレが使えそうにない状況(恋愛が書けなくなるとあるように)からライトノベル読者が目を引くような形に仕上げなきゃならないということで、流行や王道とどのように擦り合わせていくかが大事なんじゃないでしょうか。
矛盾してるわけじゃなく、「百合はええもんやで!」「ほら、おもろいやろ!」「二次に男なんていらんのや!」と作品の中で伝えて行きゃいい話で、それをライトノベルの流行や王道とからめる感じで書けば良く、その男性向けライトノベルの流行と偶然マッチしたため少女向けの「マリア様がみてる」流行ったんじゃないでしょうか。
新世紀エヴァンゲリオンの主人公は少女3人だった説
迷える狼さんの意見 2016/05/20
では、1つ都市伝説の様なこぼれ話を。
「新世紀エヴァンゲリオン」は、誰もが知っている有名作品ですが、実はこれ、
「主人公は少女3人で、『碇 シンジ』も当初は女の子だった」
という話があるのです。
「あまりに媚びすぎてやしないか?」
という理由で少年にされたという事ですが、彼が中性的な顔立ちや体型なのは、そのせいなのかも知れません。
まあ、
『信じるか信じないかは、あなた次第!』(ビシイッ!)
ですw
2chの人気スレに全員美少女の麻雀漫画「咲」がある
夏SNOOPYさんの意見 2016/05/20
ええと、要するに萌え要素を入れようとして、いかにして読者に萌えてもらうか考えた結果、考えすぎてどぎつい百合になってしまい、萌えというよりドン引きされてしまう、そういう取っつきにくさのある萌え要素を、そうじゃない取っつきやすい萌え要素に昇華させるには何が必要か、ということでしょうか?
百合はとにかく、男の読者にとっても、女性だらけなのは歓迎だと私は思いますよ。2chの掲示板の中でも特に書き込みが多く流れの速い某所でも、信じられないぐらい安定して建てられ続けているスレに、「咲」(麻雀漫画)のスレがありますが、咲には男はほぼ出てきません。麻雀漫画なのに全員女性です。それについての説明もありません。
それなのにあれだけしつこくスレッドが建っているのを考えると、女性だらけで男性と恋愛しないというのは、それだけでとんでもないヒット要因になりうると思います。一体何に悩んでるのか、悩む暇があったら男とくっつかない女性達の物語を書いた方がいいですよ。何も悪いところはないですから。
中高生を遠ざけているというのはテラ夫さんの勘違いでしょう。ハーレムじゃなくても、というかその方が読者はつきます確実に。
萌とは本来、購買力のある20~30代のオタク層が好む要素。中高生向けでは必ずしも必要ない。
クロウドさんの意見 2016/05/20
ここ十年近く前からの個人的所感ですが。ラノベのエロ過激化、同時にPCゲームの影響や一般レーベルでのノベライズ化というものがあった頃ですね。
この時。既にラノベは中高生をターゲットには限るのをやめ、購買力のある20~30代のオタク層も視野に入れていたのだと思います。
ラノベ黎明期から考えると、それにかかるがその年代になっていたのですから、市場の拡大を狙えば当然というもの。
さて、質問となんの関係か、と言いますと、ラノベでも高年層と低年層がわけられるならば高年層を狙うか低年層を狙うか、さらにはその両方を狙えるものを書くか。という戦略が発生しているということです。
また上述を踏まえると、中高生の目を引くための萌え、というのは少々認識が甘いですね。
そもそも萌えはパソゲーオタから発生してきた言葉です。(少々アレな話、パソパラの燃えを萌えと誤植したのがそもそも元凶)
そっち方面に造詣がある層が反応するのが萌えです。その題材が扱われ望む活躍や意外な扱いがなければ、それだけでは客寄せパンダにもなりません。
つまるところ、シンフォギアのような作品は最初から中高生ではなく若い成人をターゲットに絞っていると考えられます。
それと同時に。草食系絶食系だの言われますが、様々なテレビ番組で女性の生々しくも黒々しい欲望が放送されるようになったことで、生身の女性が恐ろしい、気持ち悪い、女は別次元の生物といった認識や恐怖心が生れた事にあると考えております。
ましてや最近の男性モデルの流行は中性的、女装がよく似合う、乙女的といったものがキーワードで、そのモデルとそれ推す女性たちもまた生理的嫌悪の原因とされている例もあります。
結果として自身は男で男を恋愛対象とはしないが二次元の理想的な女と女は許せるというカタチが勢力を強めているのです。(でも生々しいのは自身の入る余地がないから友情で止める。いわばお子様)
矛盾のように見えるのは、単に視野狭窄なだけですよ。
ラノベ=恋愛ではないです。恋愛はあくまで売れるための一要素であって、それ以外の要素で売れているものも普通にあるのですから。
ただ、出版不況だから売れたものの二番三番煎じが棚を占拠している現実。これは広告屋や流通の意図がからんでいるので、事実を誤認しやすいのです。
恋愛より友情を描きたいのなら友情を書けばいいでしょう
クロウドさんの意見 2016/05/20
こんばんは、野崎と申します。
私も萌えというモノをよく分かっていませんが、「好きなキャラが(自分以外の)異性とくっついて欲しくない」という擬似的な恋愛感情だと聞いた事があります。
ですから、そう考える傾向自体はそうおかしなものでもないと思います。
さて、本題。
恋愛より友情を描きたいのなら友情を書けばいいでしょう。
書けもしない恋愛をねじ込んで妙な方向にひん曲がってしまうよりははるかにマシというものです。
ライトノベルに恋愛要素を含んだものが多いと一口で言っても、その濃度は作品によって千差万別ですし、友情止まりでも問題ないと思いますよ。
ライトノベルではないですが、いわゆる『日常系』というジャンルの漫画なんかだとそういうものが多い印象です。男性キャラは登場するけど女性キャラとくっつくわけでもない、とか恋愛要素はオマケ程度の扱いとか。あくまで個人の感想ですが。