小説を書いている人を勇気づける名言集。作家にとって最も大切なのは自信!

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あなたの夢を、そんなこと無理だっていう人いるでしょ。 こう言い返してやりなさい。 あなたには無理ね、でもわたしはできるの、 あなたとわたしはちがうから、って

上記の言葉は、ムーミンの作者トーベ・ヤンソンの言葉。作中のキャラ、リトルミィのセリフです。

ここでは、小説を書いている人を勇気付ける名言を集めました。

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小説家にとって最も大切なのは自信!

プロ作家になった人は、素人だった時、プロの小説を読んで「自分のほうがおもしろい物を書けそうだ!」と思った人です。

実は歌手でも同じで、プロの歌を聞いて「自分の方が歌唱力がイケている!」と思った人がプロになるそうです。

漫画家漫画『バクマン。』によると才能がなくても成功する漫画家の条件は

  • うぬぼれ
  • 努力

だそうです。
人間は勘違いでも良いので、自分はできる!才能があると思い込むと、その分野に強くなります。

逆に自分は大したことがない人間だと思い込むと、努力しても無意味と考えて、本当に大したことない人間になってしまうことが心理学的にわかっています。

自己卑下するくらいなら、自分は天才だ!と思い込んだ方が100倍良いのです!

ラノベ新人賞で三次選考まで行った人

本屋さんに並んでいる作品を見ると、自分がこの中に入って行って勝負できるか不安になります

ベテラン作家さん

俺の方がおもしろいぜ!くらいに自信満々に思っている方が良いよ

私が主催した小説勉強会で、実際にあったやりとりです。

作家に必要なのは根拠のない自信

ベテラン作家さんによると、自分の小説をつまらないと思って書くと100%おもしろくない作品になるそうです。
逆に、俺の小説は超サイコー! おもしれー! 俺って天才! と思って書くと、誰かからおもしろいと言ってもらえるそうです。

作家にとって大切なのは「根拠のない自信」。自分はできる!という思いです。

小説を書いている人を勇気づける名言集

「あなたの最高傑作を教えて下さい」
「次の作品ですよ」

映画監督チャップリンの84歳の時のセリフです。

小説も書けば書くほど上達します。
例え今回は失敗作になってしまったとしても、次はもっと良い作品が作れるはずです。

「人生で犯しがちな最大の誤りは、誤りを犯さないかと絶えず恐れることだ」
by米国の作家エルバート・ハバード

傑作を書こうと意気込むあまり、一作品も書けなくなるのは、小説家によくある挫折パターンです。

失敗してもOK!と自分を許せる人が創作を楽しむことができます。

「たとえ100人の専門家が『あなたには才能がない』と言ったとしても、その人たち全員が間違っているかもしれないじゃないですか」
by女優マリリン・モンロー

例えばウォルト・ディズニーは、高校と美術学校を退学した後、新聞社で漫画を描く仕事をしますが「想像力が欠けるキミには、漫画の才能はない!」とクビになります。

天下のディズニーが、想像力が欠けるなどと否定されていたとは驚きですね。

20世紀初頭、モンゴメリは小説を書き上げ、いくつかの出版社に持ち込みましたが、すべて断られました。
黒歴史として原稿を物置に封印したけれど、数年後に読み返して「やっぱり、私の小説はおもしろい!」と感じ、再度、出版社にアタック。
世界的大ベストセラー「赤毛のアン」が生まれました。

このように出版社の人間でも、作家の才能を見誤ることがあります。

「あなたには才能がない!」という言葉には何の根拠もないのです。

「みんな自分の才能を疑いすぎるのです。自分を疑っていは最善は尽くせません。自分が信じなかったら、誰が自分を信じるのでしょうか?」
byマイケル・ジャクソン

プロ向けのデッサンスクールを開いている成冨ミヲリさんによると、絵がうまくならない最大の原因は「どうせ私なんて下手だし、うまくならない」という卑屈な気持ちだそうです。

これは小説の場合もまったく同じです。

夢は必ず叶う、ということはないですが「できないと思ったことは100%できない」というのは間違いないと思います。

翻訳者のタカ大丸さんによると、貧困に陥る最大の原因は『学習性無力感』。どうせ努力してもうまくいかなし無駄だ!と思う気持ちだそうです。

「我々の世界は大相撲と違って1勝14敗でもやっていける。肝心なのは1勝できるかどうかだ」
by任天堂の3代目社長、山内 溥

日本最高のクリエーター集団でも1勝14敗が当たり前だそうです。
なろうの人気作家さんも書籍化されるのは3本に1つだとおっしゃっていました。

うまくいかなと、自分には才能がないのじゃないか?と不安になりますが、実は天才でも失敗するのが当たり前なのです。

才能がある人は、14回負けても、次のチャレンジができる人です。

僕は漫画がずーっと売れなくてね。「アンパンマン」も50歳過ぎてからですから。それでも、ずっと書いていました。
(中略)
ダメになる人を見ていると、書いていない。書かずに理屈ばかり言っている。売れなくても時間があれば、そのぶん書けるじゃない。
byアンパンマンの作者やなせたかし

アンパンマンの作者やなせたかしさんは、若い頃はまったく漫画を売れず、50歳を超えてからようやくブレイクしました。
このような大器晩成型の人もいます。

なかなか芽が出ないからといって、自分には才能がないと決めつけるのは間違いです。

小説を書こうと思う人は100人に一人、実際に小説を書く人は100人に一人、長編小説を完結させることができる人は100人に一人。
長編小説を完結させることができた人は100万人に一人の才能の持ち主だ!

私が主催した勉強会で、講師をしていただいた作家さんの言葉です。
長編小説を書き上げるのはプロでも難しく、これができるだけで小説家としての才能があります。

天才作家と言われた芥川龍之介は、長編が苦手で、長編小説が書けませんでした。
長編小説を書き上げたことがある人は

芥川龍之介を超える天才!

だと言えます☺

漫画『燃えよペン』の熱血漫画家十訓

一 命がけで描け

一 限界を越えて描け

一 夢を見て描け

一 自信をもって描け

一 思い切り描け

一 喰うのを忘れて描け

一 よく寝てから描け

一 明日も描け

一 最後まで描け

一 失敗したら 新しいのを描け

漫画家十訓ですが、小説家にもそのまま適用できる十訓だと思います。
失敗したら、新しいのを書きましょう!

叩かれたり批判されたりした場合に効く言葉

「不当な非難は、しばしば偽装された賛辞であることを忘れてはならない」
byデール・カーネギー

ネットで叩かれたことで創作するのが怖くなってしまったという相談が、私の運営する創作相談掲示板によく寄せられます。

批判を受けるのは実力を認められている証拠です。
ぜひ前向きに捉えてください。

また、炎上した場合の最良の対応は「積極的放置」。がんばって何もしないことです。

人間の怒りなどの感情は長続きしないので、燃料投下をしなければ、やがて消えます。

ノルウェーの劇作家ヘンリック・イブセンは、以下のように述べています。

「あなたに対する扇動、嘘、中傷などには、堂々としていることです。
堂々たる落ち着きが、そういうことには唯一の武器です」

大切なのは、批判に対して過剰に不安になって、筆を折ったりしないことです。どんな嵐もやがてやみます。

また失敗すると、叩かれたり、笑われたりすることがあるかも知れません。

作家の太宰治は笑われて、笑われて、強くなるという名言を残しています。

失敗すれば笑う人もいるでしょう。
それでもいい。それでも自分は多くのことをやっていく。そうして自分は強くなっていくのだ、という意味です。

後世に名を残した太宰治ほどの人でもたくさんの失敗をしています。失敗は当然、笑われても、ぜんぜんOKなのです。

物語には人の心を救う力があります。
あなたが小説を書き続けることで、救われる人がきっといます。

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