小説を書く動機は立派な物でないといけないと思っている人が多いですが、現実逃避でもぜんぜんOKです。
例えば夏目漱石は、イギリス留学するも異国になじめず鬱病になり、親友も失って失意のどん底にいた時に、友達から小説でも書いて気晴らししてみない?と言われて「吾輩は猫である」を書きました— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2018年12月6日
夏目漱石は「吾輩は猫である」を自宅で飼っている猫をモデルにして書きました。
小説だけでなく「行く年や猫うづくまる膝の上」という俳句を作ってしまうほど、先生は猫大好き人間でした。
好きな物を題材に選べば、楽しく書き続けることができますね。— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2018年12月6日
日本を代表する大文豪である夏目漱石は、何か立派な志があって小説を書き始めた訳ではありません。
気晴らしのために友達から勧められて、家で飼っている大好きな猫をモデルにした小説を書きました。
つまり、現実逃避です。
小説を書く意義とは。
小説には誰かの心を救う力があります。
あなたの小説を読んで感動した人が書き手となり、誰かを感動させる側に周り、そこからまた書き手になる人が生まれるという連鎖反応で、世界にポジティブな感情が増えていくことだと思います。— うっぴー/ライトノベル作法研究所 (@ranokenn) 2018年11月18日
お金のため、承認欲求のために小説を書くのは良くないことだと考えている人は多いですが、どのような動機で書かれた小説であれ、誰かの心を救うことができたのなら、大きな意義があります。
例え、自分ひとりの心を救うために書いた小説だったとしても、自分を救えたのならそれでOKです。
夏目漱石も自分を救うために小説を書いて、結果、多くの人を感動させています。