- 1 冒頭から設定の解説が多い
- 2 主人公が受け身
- 3 本題に入るのが遅い
昨日(2020年3月15日)、私の運営するエンタメノベルラボのオンライン勉強会を開きました。

参加者7名でお互いの原稿を読み合い、ラノベ新人賞で使われている物と同じ評価シートに沿って評価をし合うという会です。
そこで出た批判のトップ3です。
チュートリアルがダルいスマホゲームは二度と起動されない
小説冒頭では、どうしても設定の解説が多くなりがち。

これはスマホゲームで言えば、チュートリアルがダルい状態です。
読者は早々に見切りをつけて、二度と続きを読んでくれません。
世界観を練りすぎると、この状態に陥りがちです。
ヒット作はすべて主人公が主体的に活躍してる
なにがやりたいか不明確で、状況に流され、悩んでいる主人公は人気が出にくいです。

自発性が乏しい主人公は、格好悪く思えてしまいます。
主人公の目的が「何もしたくない」でもOKです。だらける、何もしないために全力を尽くしましょう。
ヒット作はすべて主人公が主体的に活躍しています。
書籍化される作品は本題に入るのが早い
タイトルから領地経営物であることがわかるのに、領地経営に入るのが2万文字以降だったりすると、読者に期待していたものとは違うと思われてしまいます。
なるべく早くタイトルで約束した快感、おもしろさを提供する必要があります。

書籍化される作品は、最初の一話から領地経営を開始しています。
本題に入るのが早いのが上手な人の特徴です。
これらの3つのことは、例え、知識として理解していたとしても、ついついやってしまいがちな失敗です。
自分が失敗を犯していないかチェックするには、他人に読んでもらうのが一番です。
私の運営するエンタメノベルラボのオンライン勉強会では、真剣に創作に取り組んでいる6人の仲間から、ちゃんと原稿を読んでもらって、批評や意見をしてもらえるのでとても有意義です。
自分の小説に対しては、どうしても見る目が甘くなりがち。
月イチで大手出版社の編集者Yさんから原稿を読んでもらえる会も開いています。