スルーして良い2つの批判
- オリジナリティがない
- パクリ

実はこの世のすべての作品に言えることです。他の何かを参考にしていない物語は存在しません。
なので根拠のない叩きによく使われます。
シェイクスピアでさえ「我々から奪った羽で着飾ったカラス」と同時代の作家から叩かれました。
盗作と創作活動の違いとは?

基本的にひとつの作品を参考にして小説を書いたら盗作になりますが、10個の作品を要素に分解して、まったく別の組み合わせで再構築した場合は、立派な創作活動となります。
盗作疑惑をかけられてしまう作家は、要するにインプット量が足らないのです。
パクリ叩きの9割は嫉妬!無視してOK
人間心理として、人気が出た人を見ると嫉妬から叩きたくなります。
叩く理由として、パクリというのは非常によく使われる大義名分です。

なぜなら、他の作品に似ていない作品など、この世に存在しないからです!
パクリと叩かれたら「ああっ、嫉妬で叩いているのだな」と思って、放置しましょう。
叩かれると人気や売り上げが落ちるのでは? と不安になるかもしれませんが、実はAmazonのレビューと小説の売り上げにはあまり関係がないことがわかっています。
レビューがぜんぜんついていない小説が100万部だったり、平均☆5の作品が打ち切られたり、炎上してアンチが大量に低評価をつけている作品が売れていたりします。

表に出てくる目立つ評価に一喜一憂しない方が良いのです。
著作権法は偶然似ている作品を盗作とはしない
著作権法は偶然似ている作品を盗作とはしません。
著作権は文化を発展させるために存在しています。
偶然似ている作品まで著作権侵害として潰していたら、作家は萎縮して新しい物を作り出せなくなります。これでは文化が発展できませんよね。
著作権侵害が成立するためには、盗作疑惑をかけられた人が、パクリ元を見ているかが問われます。しかし、そんなことはまず立証不可能です。

このため、多くの場合、盗作疑惑は「疑惑で終わる」ことがほとんどです。
盗作疑惑で炎上した場合の最良の対応は「積極的放置」。がんばって何もしないことです。
人間の怒りなどの感情は長続きしないので、燃料投下をしなければ、やがて消えます。
ノルウェーの劇作家ヘンリック・イブセンは、以下のように述べています。
「あなたに対する扇動、嘘、中傷などには、堂々としていることです。
堂々たる落ち着きが、そういうことには唯一の武器です」
盗作疑惑については、反論しても炎上するだけで良い結果になることはまずないです。
嫉妬で叩いている人は、別の対象を見つければ、今度はそっちを叩き出すので、何もしないのが最も良いです。