小説の書き方。共感性とは読者が主人公をマウンティングできること

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なろう系の女性主人公は、ちょっとバカっぽい娘がウケます。

共感性とは、コイツの気持ちがわかる。コイツを応援したいという感情です。

小説の主人公には必須のもので、共感性が高ければ高いほど人気が出ます。

主人公への共感性の正体とは、読者が主人公を一段下に見れることです。

なろう系の女性主人公は、天然でちょっとバカっぽい娘がウケます。
例。「はめふら」「大相撲令嬢」「転生した大聖女」

これには以下の利点があります。

  • イキり防止
  • 善行を天然でできる
  • 読者が主人公に対してマウントを取れる
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ラノベ、なろうでは無職主人公が人気

無職転生、ロクアカなど、ラノベ、なろうではニート主人公が人気です。
なぜなら、無職という点で、読者が主人公を一段下に見ることができるからです。

コイツには幸せになってもらいたい。コイツが幸せになっても許せるという感覚ですね。

逆に俺はすごいと主人公がイキりだすと、コイツには幸せになって欲しくないと嫌われます。

他にも例えば
「田中のアトリエ ~年齢イコール彼女いない歴の錬金術師~」

2014年になろうに投稿された書籍化作品です。2021年でも異世界転生の日間ランキングに入っています。
主人公への共感性が高いので、人気があるのだと分析しています。

読者は主人公の気持ちが理解でき。かつ、主人公に対してマウントが取れます。

イキる主人公は嫌われる。人はマウントを取られるのが嫌い。

なろうで人気なのは、無自覚無双。
自分はすごいなどと言わない主人公です。
無自覚無双が難しいなら、謙虚な態度を取るのが正解です。

イキる主人公がなぜ嫌われるのか。自慢する人間が嫌われるのと同じではないか?と思います。

読者は主人公になりきって物語を読むのですが、同時に主人公を客観視する目も持っており、自慢気にしていると、嫌な奴だと思われるのだと考えています。
人はマウントを取るのは好きでも、取られるのは嫌いなのです。

ラノベのおもしろさの本質とは「のび太がジャイアンに勝てしずかちゃんにモテること」だと思います。
出来杉くんが、ジャイアンに勝ってもおもしろくない。

のび太は、読者がマウントを取れる善人型主人公の典型です。ひみつ道具はチート能力です。

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