小説の書き方講座。主人公が嫌な奴に見えない工夫が重要

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主人公が嫌な奴に見えると読者の評価が下がります

なろう年間総合ランキング一位の『ヘルモード』を読んでいて、気づいたこと。

主人公が召喚獣を使って、ゴブリンの集落を壊滅していくエピソードがあります。
その中で、ゴブリンの集落に拉致された人間の死体が転がっていた。という話が入っています。

これは主人公が善であると示すための工夫ですね。

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無双のデメリット。正統な理由なく他人に暴力を振るうと悪い奴だと思われる

ヘルモードの主人公はレベル上げがしたいが行動原理です。
この欲望のままに罪もないゴブリンの集落を壊滅させていると、読者からは悪い人間だと思われるリスクがあります。

そこで、ゴブリンは悪い集団であり、これを壊滅させることは他者貢献に繋がっているのだと示す必要があるわけです

無双には、実はデメリットがあります。
それは他者に正統な理由もなく暴力を振るうのは悪いことである、ということです。

気持ちよく無双するためには、敵は「悪くて強いヤツ」である必要があります。
なろう主人公が盗賊や魔物退治をするのは、相手が「悪くて強いヤツ」だからです。

悪人や嫌な奴を応援したい読者は、まずいないです。

主人公が悪い人間や嫌な奴だと思われるリスクは徹底的に回避しましょう。

そのため、主人公は他人を守るために行動している。善人である。
敵は悪いヤツであることが伝わるようにする工夫が必要です。

敵は「強くて悪いヤツ」の方が盛り上がる

パリィの第一巻のラストでは、最強の冒険者と戦います。その前に敵がいかに「悪くて強いヤツ」なのか、示すエピソードが入っています。

悪くて強いヤツを倒した方が、爽快感があるためです。

創作上級者はこういった基本をきっちり守っています。

 

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