Web小説の書き方。もっと楽しいイベントが待っているという期待感を常に抱かせること

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物語の本質とは欲求充足の予感です!

主人公アゲは、今までは主人公を活躍させて誉める。という手法が一般的でしたが、今、人気になっているのは、主人公が出世することを期待させながらも、ジリジリ出世させない、になってきていると思います。

例。片田舎のおっさん、異世界刀匠、金属スライム

①主人公は、地位がとても低い。認めれていない。

②実は主人公がすごいことを主人公自身も自覚していないが、すごい人たちに徐々に認知されだす。

以上の2つから、生み出される快感です。

いわゆる無自覚無双ですね。

これが良いのは、主人公が出世するだろうという期待感が発生することだと思います

Web小説は続きを読んでもらうのが、とても難しいです。いわゆる失速は、もうこの先、楽しい展開は起きないだろうと読者に思われてしまうことで発生します。

そこで、この先、もっと楽しいイベントが待っているという期待感を常に抱かせることで、離脱を防ぐという手法が発展してきています。

これまでのWeb小説では主人公をどんどん出世させるのがテンプレでしたが。
最近の人気作は、あえて出世させないことで、期待感と共感性を出すという手法が使われています。

出世させてしまうと、そこで上昇の快感が止まってしまいますが、出世するかも知れない、とすることで期待感と共感性が持続します。

昔から言われていた創作論として『物語の本質とは欲求の充足ではなく、欲求充足の予感である』というのがあります。

ラブコメはくっついたらお終いです。いかに二人の仲を進展させつつも、くっつけさせないか。という点が重要です。

この期待感が、web小説全般でも求められるようになってきていると感じます。

主人公が活躍したのに出世しないという展開は、ストレスになりかねないのですが。

金属スライムなどの人気作は、世界トップレベルの偉い人が、主人公の存在を感じて驚愕しているような場面を挟むことで、主人公アゲをしつつ主人公を出世させないという手法を使っています。

そして、ずっと無自覚無双です。

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