小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

カイトさんの返信一覧。得点の高い順3ページ目

元記事:文章が要約のようになってしまう

[要旨]
文章が要約のようになってしまう
[希望]
文章を(展開ではなく)膨らませるテクニック、或いはそうできるようになる為に有用な練習法

[詳細]
 初めてこの掲示板を利用させてもらいます。某県在住の高校2年です。端的に纏めると、書いた文章が要約のようになってしまい、困っています。

 事の発端として、先日教員に校内誌への文章の寄稿を求められました。校内誌自体のテーマが決まっているため話のネタも構成も割と早々に決まったのですが、いざ書き出してみれば文章がひどく薄っぺらになってしまいます。タイトルにもある通り、「要約のようになってしまう」のです。このままでは必要字数に達しそうにありません。
 そのため、(展開ではなく)文章量を膨らませるために有用なテクニック、或いはそうできるようになる為に有用な練習法などがあれば教えていただきたい次第です。

 筋を通して考えればその「要約のような文章」を添付し、具体的なダメ出しを乞うべきなのでしょう。しかし校内誌という媒体の特性上身バレの危険が少なからず存在するため、勝手ながら今回は掲載ができそうにありません。

 ぶしつけかつ身勝手な相談かとは思いますが、どうかお力添えをお願いします。

上記の回答(文章が要約のようになってしまうの返信)

投稿者 カイト : 1 投稿日時:

初めまして、カイトと申します。
ご相談を読んで、自分も高校時代に図書委員として、毎月の図書館報に先生方の寄稿文(2000字程度)を掲載していたことを思い出しました。当時の話ですが、参考になれば。
先生といってもそれぞれ得手不得手があるもので、テーマについてダラダラと書くだけの要約にもなっていない「なんじゃこりゃ」な文章がある一方で、わかりやすく面白みがあり「次も読みたい!」と思わせるものもありました。
前者と後者の違いは、感情の書き方だったように思います。前者は、テーマについての事実を書き連ねるだけ。対する後者は、テーマについて自分がどう感じるか、詳細に書かれていました。
源氏物語を例に挙げると、
前者)
「源氏物語は、平安中期に紫式部によって書かれた物語で、世界最古の長編小説とも呼ばれる。主人公の光源氏を通して、恋愛、権力闘争、栄光と没落など、平安の貴族社会を詳細に描いている。光源氏のモデルには諸説あり〜」
後者)
「源氏物語を初めて読んだのは、私が高校生の時だった。多感な年頃だった私は、いくら美男子とはいえ、不誠実であちらこちらで浮き名を流す光源氏に、なぜああも多くの女性が心を奪われてしまうのか不思議でならず、苛立ちすら感じていた。しかし〜」
といった感じです。
寄稿文のテーマって、ある程度読む人の共通認識とされている内容であることが多いのではないでしょうか。それについての事実をただ述べるだけでは、例に挙げた源氏物語のように「いや知ってるよ」となってしまいます。
テーマについて自分がどう思うのか、なぜそう思うのか、それについて事細かに書いてみてはいかがでしょう。自分の気持ちについて述べるので、少なくとも要約にはならないと思います。

もう一つ、エッセイを書くときに自分が意識しているのは、「舞台俳優のように」です。ちょっと気恥ずかしいのですが、舞台俳優の独白のように感情丸出しで自己陶酔しながら書くのです。
作文と思うとどうしても、語尾が「〜と思いました」「〜と感じました」の連続になりがちです。これに変化をつけるために、倒置法を使ったり自問自答するような形を取ったりするのですが、その時「舞台俳優」を意識すると、それが自然にできたりします。
描いてる最中の様子は、あまり他人に見られたくないですが(笑 そして、最後に推敲して、大袈裟すぎると思う箇所の修正をお忘れなく。

以上です。少しでも参考になれば。
よい寄稿文ができればいいです

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文章が要約のようになってしまう

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元記事:皆さんのおすすめの本、教えてください!の返信

黒崎蒼 「せつなの嫁入り」   https://lbunko.kadokawa.co.jp/product/322101000347.html

井上靖 「蒼き狼」   https://www.shinchosha.co.jp/book/106313/

上記の回答(皆さんのおすすめの本、教えてください!の返信の返信)

スレ主 カイト : 1 投稿日時:

牛車さん、はじめまして。コメント
ありがとうございます。

URL、助かります。早速飛んでみたところ、また対極にあるような作品たちで、牛車さんの懐の深さを感じました。特に『蒼き狼』、面白そうです。早速読んでみます。
教えていただきありがとうございました。

カテゴリー : その他 スレッド: 皆さんのおすすめの本、教えてください!

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元記事:追記

角田光代『八日目の蝉』
カート・ヴォネガット『タイタンの幼女』
越谷オサム『陽だまりの彼女』
永井路子『姫の戦国』
ロバート・A・ハインライン『歪んだ家』
アンブローズ・ビアス『アウル・クリーク橋の一事件』
池井戸潤『下町ロケット』
寺山修司『さかさま世界史』
サキ『開いた窓』
宮本輝『夜桜』
鷹野凌『クリエイターが知っておくべき権利や法律を教わってきました』
七沢またり『火輪を抱いた少女』
宮木あや子『校閲ガール』
三浦しをん『舟を編む』
逢空万太『這いよれ!ニャル子さん』

上記の回答(追記の返信)

スレ主 カイト : 1 投稿日時:

あまくささん、こんにちは。コメントありがとうございます。

これはまたたくさん……感服です。
この読書量から、豊富な知識とそれを効果的に伝える術が蓄積されていったのですね。
個人的に、『フランケンシュタイン』を読んだ、という方を初めてお見かけできて嬉しいです。(世界で最も知られているが、読まれたことは少ない小説、なのだとか)
  
量が量だけに「すぐに」とは言えませんが、少しずつ読ませていただきます。
ありがとうございました。

カテゴリー : その他 スレッド: 皆さんのおすすめの本、教えてください!

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元記事:女子キャラの設定をどう作れば良いだろうか…

中々異性の設定が上手くいかず、名前はどうにかなるが口調や仕草、女性(女子)が感じる物の感覚がうまく決められません。
皆さんどう言ったように異性のキャラクター設定を作っていますか?

上記の回答(女子キャラの設定をどう作れば良いだろうか…の返信)

投稿者 カイト : 1 投稿日時:

はじめまして、カイトと申します。

「こんな女性像が描きたい!」という明確な目標がなく、「女性キャラが上手く描けない」というお悩みなのであれば、「雨野屋さんの思うキャラクターに〈女性〉という属性をつける」でいいのではないでしょうか。
なにも難しいことではなく、初登場のシーンで「女性である」ことをしっかりアピールしておけば、読者はその後の展開でも「このキャラは女性なんだ」と意識しながら読んでくれると思います。

男性キャラでも、筋肉隆々がいれば学舎肌がいて、ねずみ男のような卑怯者がいれば天真爛漫弟キャラがいます。それを女性の属性をつけると、アマゾネス、リケジョ、小悪魔(?)、妹キャラ、とならないでしょうか。
書き進めるうちに「ここの描写、女性っぽくない?」と感じることがあれば、そこを直すこともいいですが、登場人物に「女性にしては〇〇な態度だ」など語らせるとか。(とはいえ、これってジェンダーフリーに反するかな? 扱いは慎重にしたほうがいいかもしれませんね)

大切なのは、性別より「どんなキャラか」ということだと思います。なので、「性別はおまけ」くらいに考えて、雨野屋さんの思う魅力的なキャラクターを考えてみてくださいね。

あ、ただし。ジェンダーに関する真面目な内容の話を考えていらっしゃるなら「男であること」「女であること」はそれ自体が重要な意味を持つので、疎かにしてはいけない箇所だと思います。
上記の意見はあくまで、「キャラの活躍を楽しむ作品」を描く際の、参考の一部にしてくださいね。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 女子キャラの設定をどう作れば良いだろうか…

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元記事:あなたの思う『イケメン』を教えてくださいの返信

うーん。
まず「男らしいカッコよさ」と「イケメンのカッコよさ」は違うと思う。
「イケメン」は、語源的にはようは「顔が良い」というだけのことだから、見てくれがいい、見栄えがいい、そういうものじゃないかな。
だから、転じてカッコよさを「イケメンだ」って言うこともあるけど、それは絵になるカッコよさが伴ってこそのような気がする。
もちろん、カッコよさを目の当たりにして印象が変わったことで見え方も変わってカッコよく見えるようになる、これを指して「イケメン」と表現することもあるけども。

でも、例えば「ヘタレが発奮して鼻水垂らしながら誰かのために頑張っている姿」は、前提に「ヘタレ」があるので、ヘタレはカッコよくないしイケメンではない。
そんなヘタレが意地を見せて頑張るから、カッコよく見える。
つまりこれは男の意地であって「男らしいカッコよさ」であって、イケメンらしいカッコよさではないのではないかな。
かっこ悪いことがカッコいい、みたいな。
前提に「カッコよくない要素」があるからカッコよく見える、それ自体は演出として効果的な手法だけど、「イケメン」を表現するには向かないと思う。
ちなみに私もそういうキャラやシーンは好き。

「イケメンらしいカッコよさ」は、「キマってる」感が大事かな。
イケメンではないが、芸人のトレンディエンジェルのたかしが、飲み屋で後輩を「つまんねえ」とディスられて、自称酒が強いという相手に飲み比べを挑んで相手を泥酔させてグラスをテーブルに叩きつけ「クソつまんねえ相手だな、帰るぞ」って言って後輩つれて帰った。というエピソードを確か 酒のつまみになる話 で誰かが語ってた。
ちょっとカッコよく文字に起こせなかったけど、番組見てて話聞いたときはトレンディエンジェルかっこええ、と思ったよ。
意趣返しが上手くキマってるから、これはイケメンがやってもカッコよかったろうと思うと、「キマってる」「ハマってる」というのが絵になる条件ではないかなと感じる。

こういうのは、正直、自分がそういう経験をしていれば想像から書けるけど、それにしても引き出しは少なくなってしまうので、素直に誰かのエピソードを参考にしてしまったほうが良い。
「どういうのがイケメンと思うか」ではなく、「どういうイケメンエピソードを知ってるか」みたいな感じで。
それで言うと、芸人の「あのひと実はカッコいい」「先輩のこういうところカッコいい」とかってエピソードは探せばけっこうあるので、「ネタ」ではなく「エピソード」で探した方が参考にしやすいと思う。

>あなたの思う『イケメン』を教えてください
私の場合は、やっぱ自分のために怒ってくれる人とかだねえ。単純なことではなくトレンディエンジェルのエピソードみたいに、こっちは言い返せないんだけどなって状況を察してやり返してくれたとき、超イケメンって思うかな。

上記の回答(あなたの思う『イケメン』を教えてくださいの返信の返信)

スレ主 カイト : 1 投稿日時:

サタンさん、こんにちは。返信ありがとうございます。

「イケメンは『キマッてる感』が大事」とは、大いに納得できました。
イケメンエピソードを考えて、それにいかにもはまっている外見、日頃の言動を考えてみる、という理解であってますでしょうか。
2人のイケメンを極端に対極の存在として考えると、
イケA「相手のことを思いやり、できるまで根気よく付き合ってくれる→一人で馬に乗れるようになるまで、手取り足取り丁寧に指導してくれた。やっと一人で乗れた時には、俺以上に喜んでくれたんだ」
イケB「相手の自尊心を尊重し、手は出さず一見突き放したような態度を取るものの、陰からじっと見守り応援している→俺ができるようになるのを信じて、黙って見守ってくれていた。練習終わりにそっと置いてくれていた傷薬やおやつがありがたかったよ」
というようなエピソードを作り、それに相応しい人物設計をする。
これでしたら、イケメンだけでなく他のキャラクターを考える際にも大いに活用できそうです。貴重なご意見ありがとうございます。

それから、トレエンの素敵エピソードもありがとうございます。イケメンによるイケメンエピソードより、こういうギャップを感じられるものが断然好みです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: あなたの思う『イケメン』を教えてください

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元記事:視点変更を使った物語を新人賞で出すことについて

既存の作品には視点変更が多いような気がします。昔どこかで新人賞では視点変更を使ってはいけない。視点変更を使って良いのはプロになってから、とどこかで読んだような気がします。この掲示板や物語の作り方のようなサイトを見るのを辞めてしまって数年経つので時代は変わったのでしょうか? 変わったのであれば既存の作品(大抵の物語は視点変更がある)も参考になるのですが、まだその暗黙のルールがあるのであれば、視点変更がない作品を探さなくてはいけなくて大変だと思っています。
 新人賞受賞作品で視点変更を使った作品、もしくは、まだ新人賞には視点縛りルールがあるなら視点変更がない作品を教えていただきたいです。

上記の回答(視点変更を使った物語を新人賞で出すことについての返信)

投稿者 手塚満 : 2

結論から申せば、

「見ず知らずで赤の他人の読者の大半が読んで分かるなら、書き方はなんでもあり。視点移動も例外ではない。」

ということになります。以下、多少の説明をしてみます。

1.たいていの「べからず」はコツであってルールでも採点基準でもない

ラノベ、もっと大枠で小説、さらに文章を書くにあたって、「べからず集」みたいなものがよく言われますね。他にも時系列とか、設定語りとか、視点移動だけではありませんが、視点移動に絞って考えてみます。

視点移動を使ったとして、一読して分かる描写があったとします。何か問題でしょうか。そんなわけないですよね。読んでよく分かるのに、「視点移動だ、減点!」とか、小説ではあり得ません。実際、スレ主さんも視点移動を使った作品がよくあることをご存知で、どこがいけないのかと疑問を持たれたわけです。

実際に視点移動を使って問題ない作品がある以上、視点移動の可否は原理(理由抜きに採用する仮説、ルール)ではありません。では、なぜ視点移動が戒められるのか。これは視点移動禁止はルール、マナー等ではなく、コツだからです。それも我々初心者向けのものです。

視点移動を許すと、非常に書きやすいのはよく知られているんじゃないかと思います。シーン描写に都合のいいカメラ視点、視点キャラをシーンごとに選べば、作者的には満足いく描写ができるし、不自由もありません(そのカメラ視点から見えない、その視点キャラには分からない等々の制限が生じない)。

2.必須なのは他人が読んで分かること

問題は、その描写が読者に分かるか、ということです。コミックですと、問題は生じにくい。なぜなら絵を見せているから。カメラ視点も明快だし、キャラがどこにいるか、どのキャラをメインに据えたコマなのか、一目で分かるからです。

ですが、我々は文章で表現しようとしています。絵は直接伝えらえない。絵は読者が言葉からイメージを起こします。作者が選んだカメラ視点、視点キャラを読者が分かるように書かないと、描写が伝わらないわけです。往々にして、そこが欠けた描写になってしまい、読者にはちんぷんかんぷんになりがちです。

ですので、視点キャラということがよく言われるわけです。一人称だと描写がブレにくいのは、視点キャラもカメラ視点も明快だからです。三人称でも一視点と呼ばれる、1人のキャラ(たいていは主人公)から見たシーンとして描写するのも同様です。どちらも分かりやすくなります。いや、分かりやすくしやすいと言うべきでしょう。

3.コミック(絵)と小説(文章)の相違

なぜなら、読者には「このシーンは主人公から見ています」ということさえ伝わればいいからです。例えば、「主人公が洞窟の入り口に立った」→「洞窟は暗い」という描写をしたら、主人公が洞窟の奥を見ようとしているシーンと分かります。

コミックだと、「主人公が洞窟の入り口に立った(主人公の後ろ姿の絵)」→「洞窟の奥から、明るい外とシルエットだけが見える主人公」みたいな絵を描いたとしても、一目で何をどう描写しているか分かります。

しかし文章で「主人公が洞窟に入り口に立った」→「主人公が明るい日差しの中で黒く抜けたように見える」と書いたら、おそらく読者には分からない描写となります。一文ごとにどこから見ているか、読者には察しようがないからです。かといって、「洞窟に入り口に立って中を覗き込む主人公の背は太陽に照らされている」→「もし洞窟の中から主人公を見たら、明るい日差しの中で黒く抜けたように見えることだろう」なんて、いちいち書いていたら、くどいし長いし、面倒くさくて読めるものにはなりそうもありません。

4.描きたいことが書きやすいから視点移動させる、はNG

カメラ視点や視点キャラを入れ替える作品は某投稿サイトでもよく目にしました。成功例はなかったように思います。作者に描写が分かりにくい、原因は視点移動のようだ、と伝えてみたこともあります。

作者の多くの反応は、「そうしないと主人公がいないシーンが描けない」「角度を変えつつ描写したほうが見栄えがするはず」等々です。これは作者が陥りやすい間違いです。作者はシーンイメージを作ってから文章化します。だから、自分が書いたシーンはよく分かる。元イメージ知っているから当然ですね。

往々にしてコミックのようにベストアングルの絵の連なりをイメージしてシーン化し、文章もそれに沿って書いてしまう失敗がよくあるようです。(某投稿サイトのアマチュア作品などで)あまりにも目にするので、「コミック視点」とでも名付けたいくらいです。作者は凄いシーンを描けたと思っている。だけど、読者には伝わらない(せいぜい「なんとなく、こんな感じかなあ」くらい)。

例えばこんな具合です。

「俺は花子に声をかけた。花子は驚いた表情になったが、背を向けたまま「なあに、太郎?」と答え、おもむろに振り返った。」

何が起こっているかは論理的には分かる。ですが、「これ、どっから見てるんだ?」になり、シーンをイメージしにくくなります。意味的、記号的にしか理解できず、絵が思い浮かばない。感情を動かすのが物語の得意とするところであり、売りであるのに、それを阻害してしまいかねません。最低限必要なことは、あたかも目に見えるようであることです。

一人称主人公がなぜ、振り向く前の花子の表情が見えたのか。カメラをどこに置いていいかどころか、主人公の視界自体、理解不能になります。繰り返しですが、カメラ位置を自在に置けるコミックなら上記をしっかり描け、読者も惑いません。文章では(単純には)無理だということです。

5.視点移動禁止・プロ云々について

以上の前提で、お考えのことにも少し。おそらくこういう意味で言われているのではないかと思います。

> 新人賞では視点変更を使ってはいけない
→新人、つまり経験浅く書きなれていないなら、初心者に適する書き方(視点移動禁止)をしたほうが成功率が高い。

> 視点変更を使って良いのはプロになってから
→しかし、熟練者や上級者ならば、視点移動を使って効果をあげられると思えば、行使をためらう必要はない、

ということになります。

6.結論:読者に分かるように書く以外のルールはない

最初に申した結論を言葉を変えて繰り返しますと、

「小説の文章にルールがあるとすれば、読者が一読して分かることだけ。他のことは腕前別のコツでしかない。自分の技量に応じてコツを使いこなすべし。」

ということです。視点移動以外のいろんなコツ(時点移動、回想シーン、登場キャラ数、果ては行頭の字下げ等々)も同様です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 視点変更を使った物語を新人賞で出すことについて

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投稿日時:

元記事:句読点の正しい付け方について

みぞれさんの投稿

基本的な相談、というか質問なのですが、混乱してしまったのでご教示をお願いします。

お聞きしたいことは、句読点の付け方です。
とりあえず例文を……

1.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
2.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と、思いました。
3.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と思いました。
4.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と、思いました。
5.句読点を付ける位置。というのは難しいものだ、と思いました。
6.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と思いました。

文章作法的、または、読んでいて違和感を感じる等の理由で、使ってはいけない・使わないほうがいいものはありますでしょうか?
どれも問題が無ければ、場面の雰囲気とその場の気分で決めるのですが……
よろしくお願いします。

2016/05/26(Thu)

上記の回答(句読点の正しい付け方についての返信)

投稿者 よしはむ : 0

帝空さんの投稿

例文
> 1.句読点を付ける位置というのは、難しいものだと思いました。
> 2.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と、思いました。
> 3.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と思いました。
> 4.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ。と、思いました。
> 5.句読点を付ける位置。というのは難しいものだ、と思いました。
> 6.句読点を付ける位置、というのは難しいものだ、と思いました。

「という」はその前の言葉「句読点を付ける位置」を強調する意味です。辞書を引いてみてください。

例文2、3、4、6は読点によって、例文5は句点によって、「句読点を付ける位置」をさらに強調しています。ふつう区切らないところを区切っているから強調されています。

「という」ですでに強調されているのを、さらに重ねて強調しています。
とてもくどいと思います。登場人物のセリフならばともかく、地の文としてはくだけすぎています。特に例文5の句点は言葉使いを知らない人という印象を与えてしまうと思います。

いったん句点で閉じた文を、次の文で受けてひとつながりの文に仕立て直す書き方はたまにみうけられますが、正当な書き方でないので、ただ悪目立ちして不評を買っているだけだと思います。
ここぞというところで一回だけそのような書き方をして目立たせるような特殊な場合を除き、通常の書き方として採用するのは避けた方が良いと思います。

「と」について、登場人物のセリフならどれもありうるかも知れませんが、地の文で例文2、3、4はないと思います。強調しすぎていてくどいからです。
強調した文はごくたまにだから効果があるのであって、通常使う表記法は水のようにさらっとした方が良いでしょう。

例文1の読点は、「難しい」を目立たせ強調していると思います。

例文1以外は、子どもが書いた文章という設定なら、地の文で使う効果がありうるでしょう。

2016/05/27(Fri)

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 句読点の正しい付け方について

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投稿日時:

元記事:小説の設定で悩んでいます。

今練っている小説のテーマは「生と死を繋ぐ世界」。
その中に、死んでしまった人はここから出られないが、まだ死んでいない(昏睡状態などの)人はこの世に戻ることが出来るという設定があるのです。
が、重要な「この世に戻れる方法」が思い浮かびません。
一緒にアイデアを出して頂けますか?

上記の回答(小説の設定で悩んでいます。の返信)

投稿者 ヘキサ : 1

古典的な考え方としては「此岸(この世)」と「彼岸(あの世)」とその間に流れる「三途の川」という配置があって、この「三途の川を渡り切ったらアウト」なんですよね。

で、亡者が無意識のうちに渡ってしまいそうになるのを引き留める「誰かの声」で振り向いて、戻ってくる。つまり、生者との縁、繋がりが大事だという話になったりするわけです。

そういったイメージの世界に入り込むこと、声をかけて呼び止めること。連れ戻したい対象者が何か戻りたくないわだかまりがあるのであればそれに付き合ってカウンセリングすること、などができればいいんじゃないかとか。

魔法とか存在するならアイテム的なものがあってもいいと思いますが。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 小説の設定で悩んでいます。

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