小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

柊木なおさんの返信一覧。得点の高い順4ページ目

元記事:あらすじの相談の返信

設定の端緒だけという感じなので、これだけでは何とも言えないところはありますが。

結論を先に言うと、私的にはこれだけでは期待感はあまり生じませんでした。

プロットもオチも特に決めていません。

プロットはいいとして、かなり重要なのはオチ……というか着地点かな。オチと言ってしまうとスケールが小さく感じられるので私は好きな言葉ではないのですが、ストーリーのどこかで世界観が大きく広がっていく感覚がほしいです。そして、先のそういう展開を予感させる何かが、早い段階で必須かなと。

剣士と吸血鬼と自動人形の三つ巴。これは悪くないと思います。少しありきたりですが。
敵対してるはずの剣士主人公と吸血鬼少女が共闘する。これも悪くないと思います。少しありきたりですが。

すみません(汗)、ありきたりとか憎まれ口を書いてしまいましたが。
要するに「王道」っぽいと感じました。ひょいとまとまった王道設定を思いつくのは(まとまっているなとは思いました)、エンタメの創作になれているということかなと。
王道には安定感があり、ある程度のレベルに仕上がりそうな「予感」はいだかせるのですが、「予感」を超えて「期待感」にまで昇華させるには不十分だと考えています。

主人公が冒頭で吸血鬼少女に助けられるのは悪くないです。「期待感」を生むには、この少女が「後半の世界観の広がり」につながる大きな秘密をまとっている必要があるからです。
ですから最初からこの少女にミステリアスな大物感(必ずしも彼女自身が圧倒的な強者でなくてもよく、彼女が係わっている世界の秘密が大きいのかもしれません。例えば銀河鉄道333のメーテルってそんな感じでしたよね)が必須。それが、後半の大きな展開を読者に予感させる演出になります。

少女の方が主人公を助けたにもかかわらず、主人公に助力を求める形。これは矛盾とも見えますが、悪くないんじゃないかと。
エンタメだったら主人公は後半~終盤ではヒロインをリードする活躍をしないとダメなので。そこから逆算すると、主人公は自身がまだ気づいていない大きな潜在力を秘めているといった設定が必要です。少女はそれを知っているから主人公に助力を求めるわけで、これも後半の大きな展開を予感させる伏線になります。

ということで、必要な材料はけっこうそつなく揃っているという印象は持ちました。しかし、それをどう料理していくのかというところがまったく書かれていないので、これだけで「面白そう」と感じることはありません。

あと、「吸血鬼」という設定はこれはこれでいいですが、若干陳腐な感じもするので、もう少し工夫してみるのもいいかもしれません。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

あまくさ様

返信ありがとうございます。
確かに吸血鬼という百万回も使い古されたネタに手を出す以上は、設定にしろ展開にしろここからどう捻るかが肝になりそうです。ひと晩置いてみると、No.1の導入は自分でもちょっとないかなと感じます(特に黒幕云々のくだりが)
世界観についてはいろいろ詰め込み過ぎた感があるので整理しつつ、それでも混沌とした雰囲気は残したいので、その分ストーリー自体は分かりやすくてかつ斬新なものにしたいところです。着地点もそうですが、まずは興味深い導入から探す必要がありそうです。

>王道には安定感があり、ある程度のレベルに仕上がりそうな「予感」はいだかせるのですが、「予感」を超えて「期待感」にまで昇華させるには不十分だと考えています。

なるほどと思わされました。期待感まで抱いてもらうには、あらすじの時点でそれなりの独自性がないと難しそうですね。最終的には「敵同士で共闘して黒幕を倒す」という単純な筋書きでも、ストーリー的に重要なのはクライマックスに至る過程というところでしょうか。独自性を出す余地もそこにありそうな気がします。

吸血鬼に関しては、既存の作品で薬やら遺伝やら感染症やら出尽くしている感もあるので、あえて深掘りせずに「自動人形に対抗するために強化された人間。ただし人肉食嗜好がつく」ぐらいのふわっとした感じでもいいかなとは思っています。もちろん歴史や能力や弱点といったディテールで特徴ぐらいは出せそうですが、ありきたりでない斬新さを目指すのはちょっと難しいかなと、書き始める前から若干及び腰です。

具体的にどう料理するのかで言えば、そもそもストーリーの方向性も決めあぐねている段階ではありますが、それこそ王道をミスリードとして利用するのもありかなと、いただいたコメントを読んでいてふと思いました。ごた混ぜの世界観ではありますが、ひとつひとつの元ネタがはっきりしている分ハードルはそれほど高くないと思うので、プロットのほうは多少思い切って捻ってもいいのかなという気がします。実は主人公も吸血鬼だとか、自動人形のほうが本物の(?)人類だとか。それはそれで見え透いているかもしれませんが……。

ともあれ、明快なご指摘でいろいろと考えるきっかけになりました。
ありがとうございます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

この書き込みに返信する >>

元記事:あらすじの相談の返信

設定自体だと積極的に読みにはいかないかも……と思います。
つまらないかどうかというより、まず読むためのパワーをどこから出すか、で悩みそうというか。

まあ、プロットもオチも特に決めていないとのことですし、ガッチガチになる必要もないのかなと思うんですが、個人的には設定の練り込みや展開はある程度にして、オチを考え付いたなら、とりあえず書いてみた方がいいと思います。

こう感じるのには理由がありまして、以前、柊木さんは作者レスの中で、「自分でも好きだと思えるのは書いていてポロっと出てくる展開やセリフ」と仰っていたのが印象に残っているからです。
これは柊木さんの長所だと思いますし、読み手としても読みたいのはその部分だったので、時間はそういう人間ドラマを出す為に使い、設定は、そこそこでもいいような……って感じです。(気に障ったらごめんなさい

参考になるかもだと、最近アニメにもなっている、「86」でしょうか。
がっつり世界観と設定を描き込んである物語ですが、根本は人間ドラマですし、最初の一巻だけで物語は完結してますので、「いつになったら、オチがくるんだ、コレ」にはならないと思います。

なんかいろいろ書いてしまいましたが、こういう意見もあるていどに受け取っていただければ幸いです。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

サイド様

お世話になっております。
返信ありがとうございます。

>つまらないかどうかというより、まず読むためのパワーをどこから出すか、で悩みそうというか。

サタン様からも似たご意見をいただきましたが、世界観の表現はSFジャンルの宿命だと思っていて、そのために読んだり書いたりする層もかつてはいたのでしょうが、昨今では絶滅危惧種の感もあります。あるいは単にジャンルの混合が進んで、キャラクターストーリーを重視する一般小説寄りの作家が台頭するようになったということなのかもしれません。
つまるところ、人間ドラマが見えてこないままで字面だけの設定をばんばん押し付けられても……ということなのだと思います。設定自体がばつぐんに面白ければそれでも良いのですが。少なくとも大方の読者にとって、気になるのは設定よりも人間ドラマのほうだというのは、おっしゃるとおりだと思います。
それっぽい理屈を捏ねて納得させるのは仕事柄もあって得意なほうだと思うので、もしかするとストーリーを補完する形で設定を後付けしていくやり方のほうが、自分には合っているのかもしれません。

参考に上げていただいた作品ですが、ちょっとウィキを覗いただけでもなにやら作り込みがすごそうですね。『ミスト』と『スクリーマーズ』から強く影響を受けているとのことで、スティーヴン・キングもフィリップ・K・ディックもそこそこ好きな作家なので、ぜひ読んでみようと思います。

コメントありがとうございました。
参考にさせていただきます

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

この書き込みに返信する >>

元記事:あらすじの相談の返信

こんにちは。
「自動人形を裏で操っている黒幕を排除するのに力を貸してほしいと言うが……」
ここは読んでいて続きが気になるのでよかったです。
面白くなりそうな要素が散りばめられている印象があります。
ただこれをどう書くかは何も伝わってきません。

後は全体的に字間がつまっていていいのですが。
「片や吸血鬼たち。→→ 地獄のような均衡を保っている。」
ここは設定語りになってしまっているので一行でまとめるなり、もう少しゆとりがあってもいいような気がしました。
「そのネタで書くならこういうことを意識した方がいい」
ラノベらしい内容ですが舞台の記述がありません。
もう少し舞台に寄せることを意識しながら話を作っていくと、いいかもしれません。

応援しています。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

t様

はじめまして。
返信ありがとうございます。

>面白くなりそうな要素が散りばめられている印象があります。
>ただこれをどう書くかは何も伝わってきません。

あまくさ様さまからもまさに同じご意見をいただいたところで、おっしゃるとおりだと思います。次に同じような相談をさせていただく際には、設定だけでなくストーリーの部分まで詰めて持ってこようと思います。

>「片や吸血鬼たち。→→ 地獄のような均衡を保っている。」
>ここは設定語りになってしまっているので一行でまとめるなり、もう少しゆとりがあってもいいような気がしました。

確かに、世界観をひと言でまとめられるようなコンセプトが欲しいところですね。現状だと設定がとっ散らかりすぎて説明のしようがないので、まずはストーリーをきちんと決めて、不要な分を整理するところからかなと思いました。

ラノベらしい内容ですが舞台の記述がありません。
>もう少し舞台に寄せることを意識しながら話を作っていくと、いいかもしれません。

なるほどです。舞台に関しては引き出しに乏しい自覚があるので、少し意識して書いてみようと思います。

コメントありがとうございました。
参考にさせていただきます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

この書き込みに返信する >>

元記事:あらすじの相談の返信の返信の返信

オススメと言うか便利なキャラとしては【記憶喪失の人】や【異世界トリッパー】ですね。

なろう系とかで、やたら異世界転生者だの異世界トリッパーだのが出てウゼェ・・・・(-_-;)ってなった事はありませんか?あれ一人を入れるだけで、トリッパーに【世界感を説明をする必然性】が生まれるんです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
変則的ですが「ハリーポッター」も異世界トリッパーです。

ハリーは人間世界でずっと暮らしてきたので魔法世界をまるで知りません。
なので皆トリッパーであるハリーに【魔法世界の常識、非常識】をあれこれ丁寧に説明してくれます。

「何も知らないハリー」への魔法世界の説明を、読者も理解するまで教えてもらえるんです。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

読むせん様

続けての返信ありがとうございます。
ハリー・ポッター、めちゃくちゃハマってました。
当時は暇さえあれば読んでいたので、次の巻が出る頃にはハードカバーが擦り切れてボロボロになるぐらい。
よく考えるとあれだけ緻密で独創的な世界観なのに、子供でも夢中になれるってすごいです。

主人公と一緒に世界を知っていくというのは、感情移入の面でも効果がありそうですね。
元のあらすじでいえば主人公は新人剣士なので、メインの舞台になる戦場の常識を実地で教えてくれる先輩キャラなんかがいても良いのかもと思いました。他にも考え方次第でいくらでも応用できそうです。

貴重なアドバイスをありがとうございます。
検討してみようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

この書き込みに返信する >>

元記事:文字数が少ない

小説を趣味で書いている者です。長編、いわば10万字を目指して書いているのですが、なかなかそこまで届きません。一シーンあたりの文字数が少なく感じること。何かが足りないけど、その何かがはっきりと自分にはわかってないです。あるサイトでは情報が足りないと言いますが。わからず屋ですみません。

上記の回答(文字数が少ないの返信)

投稿者 柊木なお : 0 投稿日時:

執筆お疲れ様です。

あくまで一般論として回答しますが、私自身が勉強中の身であり、どこにでもいる民様のおっしゃりたいこともなんとなく分かる気がします。
極端な話、主人公の出発点と結末だけを示すなら、それこそ一行、二行で書き表せるわけで、そこからどうやってプロットやシーンを膨らませるのか難しいところです。ストーリーの進行に決定的な影響がないとすれば、その他の文章にはいったい何の意味があるのだろうと考えてしまいます。

私なりの整理は以下のとおりです。

①ストーリーを進める
5W1Hでいう「Who:だれが」「What:何を」の部分です。これがないとストーリーが前に進まないという意味で、必要最低限の要素です。

②動機付けを見せる
5W1Hでいう「Why:なぜ」の部分です。単に「誰が何をした」という情報だけでは無味乾燥なレポートでしかないので、キャラクターが何を思ってそうしたかが特に重要だと思います。どういう感情が元になって、どういう結果を求めて、その行動を選択したのかということです。シーンにおいては、主にキャラクターの台詞であったり、地の文の心情描写という形で表現することになるのではないでしょうか。

③リアリティを与える
5W1Hのすべて「When:いつ」「Where:どこで」「Who:だれが」「What:何を」「Why:なぜ」「How:どのように」について、より具体的な情報を加えることで、ストーリーを真に迫ったものにするための部分です。書き手の頭の中にある想像と、読者の頭の中にある想像を一致させて、架空世界の出来事をより身近に感じさせるための作業といっても良いかもしれません。
たとえば、「When:いつ」「Where:どこで」「How:どのように」といった描写を詳しく書き込めば、そのシーンで何が起きているのかをイメージしやすくなりますし、キャラクターの性格描写や過去に経験した出来事などを通じて「Who:だれが」や「Why:なぜ」を補完することで、主人公やその他の人物に共感してストーリーに入れ込みやすくなります。

プロットにしろシーンにしろ、基本的な考え方は同じだと思います。私はあまり良いとは思いませんが、舞台の歴史や風景を説明に丸々ひとつのシーンを割いて「Where:どこで」を掘り下げることにもそれなりの意味はありますし、アクションシーンであれば「How:どのように」を直感に訴えるような刺激的な文章で書き連ねることを目標にすべきでしょう。

何を書いても自由なのが小説だと思いますが、もし「何を書けば良いのか」で迷ったときには、上記のように5W1Hと、それを書くことによってどのような効果があるのかについて、考えてみるのも良いかもしれません。

簡単ではありますが、少しでも参考になれば幸いです。
それでは。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文字数が少ない

この書き込みに返信する >>

現在までに合計21件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全5ページ中の4ページ目。

ランダムにスレッドを表示

執筆目標について

投稿者 マッサン 回答数 : 1

投稿日時:

皆様は小説を書く中で、1日の目標立てておりますか?何日までに書き上げる締切とは別に、書く中でどこまでやろうかのノルマについて尋ねます... 続きを読む >>

資料集めについて

投稿者 シエル 回答数 : 4

投稿日時:

ただいま、音楽小説を書きたいと思っております。 そのために資料を集めようと思っているのですが、集め方が分かりません。少なくとも、楽... 続きを読む >>

ミステリーと警察

投稿者 回答数 : 5

投稿日時:

本です。推理小説が好きな本です。 書こうとしているミステリー小説でひとつ悩んでいることがあります。警察の登場です。 殺人が起... 続きを読む >>

ランダムに回答を表示

元記事:鍛錬室に感想を書きたくない

どうもお久しぶりです。
先日久しぶりに鍛錬室に作品を投稿したのですが、そろそろ20日以上経つのに全然感想が来ません。
こういう時は自分から他の方に感想を書くべきだとわかっているのですが、利用しているユーザーが「感想を書くことに消極的で、返礼の期待が難しい人」と「誹謗中傷などの利用規約違反をしている人」というような人ばかりでそういう人を避けようとしたら誰にも感想を書けなくなりました。
たまに他のユーザーの方に読者専門の人が感想を送っているところも見るのですが、そういう人達は同じ人ばかりに感想を落としていることが多く、そちらの人達から感想を期待するのも難しくなってしまいました。
親切にして下さった先輩の方々も多くが去ってしまったこともあってすごく居心地が悪いです。

利用規約が相互返礼を推奨している以上「行動が足りていない段階からこういう相談をされても困る」と思う人の方が多いと思いますが、私自身はイヤイヤの気持ちで感想を書くようなことはしたくないんです。
そんな気持ちで書いた感想で相手の方が喜んでくれるとは絶対思わないし、私自身も楽しくありません。作者としても読者としても楽しく利用したいんです。

上記の回答(鍛錬室に感想を書きたくないの返信)

投稿者 ごたんだ : 3 人気回答!


無限月読に巻き込まれたな…

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 鍛錬室に感想を書きたくない

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:一人称について

一人称メインで書いてる者ですが、味方が敵と戦闘してるシーンはどうしても、主人公が一人称での実況スタイル?になってしまって、味方が戦闘してる間、主人公は何してるんだ? って思うようになっちゃって。

かと言っても、三人称は難しくて中々できないんですよね

皆さんは一人称で、味方が戦闘してる時の主人公にどんな役割を与えてますか?

上記の回答(一人称についての返信)

投稿者 あまくさ : 0

>皆さんは一人称で、味方が戦闘してる時の主人公にどんな役割を与えてますか?

味方が戦闘していても気にしないで、目の前の敵に集中するだけ。そういうのもありだと思いますよ。
もちろんその場合は味方の戦闘の様子を詳しく描写はできません。だって、見てないですからね。ただそれでも音や気配で感じ取ることはできるし、別々に戦っていても戦闘の流れの中に連携プレーを組み込めば、主人公の動きと味方の動きが交錯する瞬間は作れます。
あくまで主人公の動きを軸にして、ときどき味方の様子をちらっと窺い、「やばい、あいつやられてる」と援護したり、逆に援護されたり。そういう展開も可能かと。

そうじゃなくて主人公が戦っている最中に味方の戦いぶりも詳細に描写したいということなら、それは無理です。
三人称は難しいとのことですが、そもそも一人称には語り手が見ていないことは書けないという制約があるので。たとえ同じ場所に居ても背後で起こっていることは書けないのが一人称なので、それが不都合なら三人称に挑戦してみるしかありません。

まあサタンさんが仰っているように、味方が戦っている時に傍観者になっていても不自然ではない主人公なら、それはそれでいいのでしょうが。
しかし、その場合、そういう主人公しか書けないということになってしまいます。積極的に戦うタイプの主人公だったら使いにくいです。
戦う主人公で、なおかつ味方の戦いも同時に描きたくて、なおかつ一人称でやりたいというのは、かなり欲張った注文ではあります。
どうしてもそうしたいなら、冒頭に説明したような方法はあるにはあります。主人公の行動を軸にして、それに心理的な駆け引きなども含めて味方の行動を絡ませればいいんです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 一人称について

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:恋愛要素は無理矢理にでも入れとかないといけないですか?

僕は恋愛ものを作るのは苦手なほうです。女の子の心情も知りません。どうしたらいいですか?恋愛要素は無理矢理にでもねじこまないといけないのですか?

上記の回答(恋愛要素は無理矢理にでも入れとかないといけないですか?の返信)

投稿者 サタン : 3 人気回答!

無理矢理ねじ込まなければならないものではありません。
この手の悩みでは、恋愛の他には戦闘なんかもよく聞くと思います。
ラノベらしい戦闘を入れないとダメなのか、と。
これも間違いで、そんなことはありません。

しかしながら。
「恋愛要素」というのは、読者はその「主人公の恋愛の過程」を楽しむわけですよね。
「戦闘要素」というのも、読者はその「主人公の活躍」を楽しむわけです。
こうしたものは「ライトノベル」として10代に好まれやすい要素であり、必須ではないものの推奨され、ないよりあったほうが、と言われています。
無くても問題なくライトノベルを成立させることは可能ですが、読者は「それら要素」を楽しむわけです。
では、その要素がない場合、あなたは読者に何を提供し、楽しませることが出来ると考えているのでしょうか?

――とまあ、少々意地悪な回答ではありますが、つまるところ、恋愛要素は無くても全く問題ないんだけど、それは「読者を楽しませる要素」なので、代わりになるものを用意できなければ「読者は楽しめない」となるのは理解できるでしょう。
そして、その答えは「ミステリなど謎の解明」とか「グロテスクなホラー」とか、いろいろありますし、何度も書くけど、別に恋愛や戦闘は必須ではないです。代わりになるものは簡単に用意できる。
ただ、それが「10代の読者に好まれやすいかどうか」で言うと、本格ミステリやグロいホラーなどは好まれやすいとは言えないと思う。
そして、「10代の読者に好まれやすい要素は何か」という問いに回答を用意するなら、「恋愛要素」とか「戦闘要素」というのが真っ先に候補に上がる。
ただそれだけの事なので、恋愛はどうしても書けないと考えるのであれば別の要素で読者を楽しませれば良いだけです。
「恋愛要素は無くても問題ない」と言われて、代わりを用意せず「書かないだけ」を選択すると、基本、楽しめる要素が薄くなるだけなので、そこは気をつけたほうが良いと思います。

とはいえ無駄にある恋愛要素が鬱陶しいこともある(恋愛要素がなくともしっかり楽しめる要素を提供できてる作品)し、結局は物語次第だと思いますけども。
無理にねじこませる必要はありません。しかしちゃんと楽しませる要素は持たせましょう。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 恋愛要素は無理矢理にでも入れとかないといけないですか?

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

質問、相談をする!
コメントは4500文字以内。
返信通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ