小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

柊木なおさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:救済されてもいい悪役の在り方。

 お久しぶりです。大野です。
 ここ三か月ほど書いていた原稿を今朝がた完成させ、批評依頼の方に上げたところなのですが……。今更ながら、自分でも『これちょっと受け入れられ辛いかもなぁ』というのを一つ描いていたこともあって、皆さんの意見を聞いてみたいと思い、このスレッドを立てました。

 内容としては、ほぼタイトル通り。作品全体を通しての黒幕をエピローグで主人公が身内に引き入れる(探偵事務所のバイトとして雇う)のですが、それが読者に受け入れられるかどうかで悩んでいます。ちなみに俺の書いた悪役はこんな感じ。

 マイナス面
 ・主人公、ないし無関係の一般人を躊躇なく巻き込み、あるいは騙し、殺害も辞さない(殺害に関しては未遂)。
 ・マキャベリストと自己中の間のような性格であり、かつ徹頭徹尾理詰めで考える/考えようとする。
 ・保身第一・結果第二(ただし、『いつか結果を出すための保身』であるので、大人しくしている事が出来ない)
  例えば、『何かを盗む』事を考える場合、逃げる手段を大量に用意するし、正体バレも徹底して防ぐけど、『そもそも盗まない』という考え方はしない。
 ・追い詰められた状況から逆転すると、嗜虐性をあらわにする。
 ・五十数人を生贄にするレベルの儀式をしようとした(未遂)。

 プラス面/言い訳
 ・ほぼ全ての案件が未遂であり、罪の大半が軽傷と賄賂、器物破損くらい。
 ・成長環境が悪く、徹底した結果主義や合理主義を叩きこまれて育った。また、そもそも実家の思想そのものが『目的のためなら手段は問わない』という家柄であった。
 ・身近な血縁者にその苦境に負けず『普通に育とう』と努力していた人間が居たために、劣等感からひねていた。
 ・なかなか結果を出せずにいたために精神的に追い詰められていた。

 辺りです。主人公はかなりひねくれ者なので、主人公自身の行動としては(嫌がらせを兼ねて)自分がとっちめた犯人を身近な所に置くくらいの真似はしそうなのですが、読者に受け入れられるかはまた別の問題です。

 まあ、俺の作ったキャラには限らないですが、皆さんにとっての『救われてもいい悪役』とか『悪役救済を受け入れられる状況・書き方』についての意見を聞かせて頂ければ幸いです。

上記の回答(救済されてもいい悪役の在り方。の返信)

投稿者 柊木なお : 1 投稿日時:

いつもお世話になっております。

面白そうな話だったので、少しだけお邪魔させていただきます。
創作論としては参考にならないと思うので、適当に流していただければ。

結局、単純な四則演算の問題ではないと思うのです。
駄菓子屋で万引きした(−10点)、ヤンキーの仲間を裏切った(−20点)、道端に捨てられている子猫を助けた(+30点)。今ならボーナスでポイント2倍。
おおまじめな話、人間の行動に客観的な点数がつけられるなら、喧嘩も戦争も存在しないでしょう。
完璧な善人も悪人もいないわけで、誰かのことを許せる人も許せない人もいるからこそ、そこに語るべきものがあるのだと思います。

閑話休題。
「ファスト&スロー」というひと昔に脚光を浴びた(らしい)ノーベル賞学者の著作があって、もう少しコンパクトにまとまったものだと、「予想どおりに不合理」という類書があります。どちらも多種多様な実験結果を引用していますが、つまるところ、「我々は普段から合理的な意思決定ができていると錯覚しているが、一歩離れて冷めた目で見てみれば、呆れるほどに辻褄の合わない行動ばかりとっている」というのがその眼目です。
なぜそんなことになるのかといえば、人間はロボットではないから。
小説を読むのもロボットではない以上、たとえば作中の悪役を許すか許さないかといった判断もまた、現実世界と同じように不合理なフィルタを通して行われることになるのでしょう。

もう少し議題に寄せるなら、「そのキャラクターがどういう人物か」よりも、「そのキャラクターがどう書かれるか」のほうがよほど重要だと思うのです。
悪事はさらっと流して善行を強調するとか、もっと酷い連中で囲んで相対的な善人にしてしまうとか、そういう小手先の手法もあるにはあると思います。
が、そもそも小説であれ随想であれ論文であれ、多かれ少なかれ書き手の主観や偏見が入り込まざるを得ない以上、「どんなやつは許せてどんなやつは許せないのか」問題にしても、その思うところは否応なしに読者にも伝わるでしょう。

繰り返しにはなりますが、悪役がどうこうに限らず、キャラクターに関する価値判断は人それぞれであって、しかもそれは時に学問の対象になるレベルで不合理なものだと思うのです。
これぐらいの美点があればこれぐらいの欠点には目を瞑ってもらえるだろうとか、こういうエピソードがあれば過去の凶行ぐらいは見逃してもらえるだろうとか、そういった打算が効果を上げることもあるでしょう。あるいは研究を重ねれば、ノーベル賞だって取れるかもしれません。
が、作者自身が「こいつには救われる価値があるんだろうか?」と悩んだり、「ちょっと印象が悪いから捨て猫でも拾わせるか……」と日和ったりすれば、読者からの不合理極まりない採点に翻弄されること請け合いです。

ということで、キャラクターに対する読者からの評判なんてものは端から気にせず、むしろ作者自身の不合理をぶつけてやるぐらいの心意気で、好きなキャラクターを好きなように書いたほうが良いんじゃないか、というのが個人的な総括です。

ひと言で言うなら、「気にしてもしゃーない」ということです。
私見としては、だいたいそんな感じです。

大野様がこの問題に関してどのようなスタンスをお持ちなのかはわかりませんが、枯れ木も山のにぎわい式の安直さでコメントさせていただきました。
(実を言うと、いま執筆中の作品のテーマと少し被っていて、タイムリーだったというのもあります。そんなもんチラシの裏に書いとけ、という話ですが)

駄文失礼いたしました。
それでは。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 救済されてもいい悪役の在り方。

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元記事:作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

 お世話になっております。大野です。

 今月半ばくらいまで魔法探偵モノのラノベを書いていて、今その推敲中なんですが……。
 『設定を複雑化しすぎて、解説に尺を取りすぎている』『読者が知らない情報が多いまま作品が展開するから、読者が推理・騙される余地が少ない』という問題に行きつきました。まあ、作る前からこうなる気はしていたんですが。

 という訳で、設定を削ったり、ギミックを減らしたり、あらかじめ解説を入れる事で『読者が知っている情報』を増やしたりしようと思ってます。

 その一環として、『主人公が助手ポジにいるヒロインに「用語集」みたいなものを渡し、シーンの変わり目などでヒロインが用語集を読んで自分の中で設定を補完する』みたいな書き方をしたいのです。
 知ってる人にとっては「犬とハサミは使いよう」における「夏野霧姫の用語帳」をやりたい、と言った方が分かりやすいでしょうか。
 また、『主人公が書いた』という設定も併せて、チョイチョイ小ネタを挟もうかとも考えています。 

 書き方として言うと「基本一人称の文章」で進む作中のシーンの切れ目で記号などを使って区別して
『 〇◆◆〇
 用語集
 オカルト:物語や伝承の中に存在する生き物や超常現象は、実は概ねすべて存在する。じゃあなぜ一般に知られていないのかと言えば、総数が少ない事と、ヤの付く自由業の如くある程度の口封じが行われているからである
 梅干しの蜂蜜漬け:ご飯にはぶっちゃけ合わないと思うが、夏場のお茶菓子としては最高。特に麦茶が合う
 三丁目の神社:秋や夏はお祭りなどで賑わう神社。あまり知られていないが、ここの神主はれっきとした陰陽師である。……神道と陰陽道は微妙に違うものなのだが、神仏混交の影響だろうか』

 みたいな感じ。
 『何も知らないヒロイン』って言うのも大事なんですが、『ヒロインが質問する→主人公が応える』っていうワンパターンもどうかと思うので、『主人公にもらった用語集を読んだヒロインが己ずから察する』みたいなシーンを入れたいと思った次第。

 我ながら面倒オタなのは承知していますが、『妥協できない設定』が結構多く、『間に挟まる設定を抜くと、辻褄が合わない』ようなギミックも多いため、何とか解説シーンを省く手段を模索しております。

 用語集の良しあしと、『設定解説を減らす方法』この二つについて、皆さんのご意見を伺いたいです。

上記の回答(作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。の返信)

投稿者 柊木なお : 0 投稿日時:

お世話になっております。
先日は作品を読ませていただきありがとうございました。

「犬とハサミは使いよう」は何となくタイトルを聞いたことがあるぐらいなのですが、ご相談の内容を読んだ感じだと、単にメモの形で設定を提示するというよりは、主人公がヒロインに課題を与えるみたいな展開が新たに加わる感じでしょうか。
個人的には作品の雰囲気にも合っていて上手いなと思いました。
キャラクターの補完にもなりそうですし、ヒロインの活躍の幅も広がって、ストーリー自体に動きが出そうな予感がします。

一般的な話として検討すると、説明で飽きてしまう一番の要因は「長さ」な気もします。この点に関していえば、情報を小出しにして、複数の場面に散らすのがシンプルな解決になりそうです。
たとえば、場所や小物を描写する際にちょっとした説明を付け加えるのは、広義のファンタジーやSFでは常套手段だと思います。もちろんやりすぎれば気が散る要因になることに変わりはありませんが。

根本的な解決としては先の回答者様がおっしゃる通り、いかにしてストーリーの中に織り込んでいくかだと思いますが、これはなかなか難しいですよね。とくにミステリーだと事件が主役みたいなところがあるので、プロットが固まった後から「必要な情報をどう伝えるか」を考えるのはなおさら大変だと思います。
(私もついこの間までファンタジー設定のミステリーに取り組んでいたのですが、けっきょく説明に手一杯で無味無感想なプロットになってしまい、初稿で挫折しました。そもそもオチを決めずに書き始めるほうが好きな人間なので、思考的に向いていないのかもしれません)

ちょっと投げやりかもしれませんが、説明の仕方について考えるのはほどほどにして、とにかくキャラクターを前面に出すというのも方向性としてはありかなという気がします。単純な話、キャラクターの魅力が増せば増すほど、話している内容にも興味を持ってもらえると思うので。

だいたいそんな感じでしょうか。
まとまりがなくて申し訳ありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

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元記事:あらすじの相談の返信

いんじゃない?

とりあえず個々の夢を軛(くびき)で繋いで編まれた大地【レーヴ】への説明が分かりやすく書かれつつロマンがあるし、漠然と素敵そうで軛(くびき)という拘束具を示す言葉でもってディストピア感も暗示している。

スト―リー自体はSF要素あり―のロード・ムービーっぽくなりそう。
難を言うと映像依存型っぽいので、文字起こしが大変そう。ガンバ。

あと投稿なんかの折に、変態毒者がついてSFマウント取ってきたり俺のアイデアを盗用したな死ね!!が出そうだから自衛しよう

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

読むせん様

お世話になっております。
シリーズとしては、理想郷としての仮想世界をめぐる物語だと思っています。
なのでおっしゃる通り、裏を返せばある種のディストピアものではあるのですが、開幕ということもあるので、第一部に関しては明るさと賑やかさを意識して、一癖も二癖もある登場人物のかけ合いと、仮想現実ならではのアクションを中心としたコミック調で書いてみようかなと。
映像依存型というのもその通りで、優先度の高い課題として心に留めたいと思います。
それこそ『インセプション』のスケール感を文字で表現しろなんて言われたら頭を抱えるしかないですが、一方で「文字でしか表せない映像」もあると思うので、なんとか良い切り口を探してみます。
ご忠告もありがとうございました。
ネタ出しがひと段落したら、早速書き始めようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信

 大野です。
 ええと、この返信は例の長編を読ませてもらってから書いているんですが……。
 
 取り合えず、現時点で風呂敷を広げすぎ。というより、『それ本編に関係あるかな?』っていう設定が多いように見えます。
 恐らくこのまま作ると、設定説明と世界観を受け入れるためのショートストーリーで尺が埋まってしまい、『結局本筋何だったんだ!?』となりそうなので……。
 
 不躾ながら、設定に少しメスを入れさせていただきます。
 また、一部の用語を俺が整理しやすいように少し変えます。()で元の言葉を書いておきますね。
 えい!

 重要そうな設定。
・VRゲーム<レーヴ>は従来のゲームとは全く異なり、『脳の眠っている機能』(無意識)を機械とつないで一種のインターネットとするシステムである。
・人間の脳を一種の情報端末として利用しようとする試みは、その扱いやすさ・自由度・そして応用性から瞬く間に人気となった。
・しかし、一部の物が逸った結果流通した未完成のシステムには、まだまだ未知のバグや、犯罪に使いうるだけの問題点が残されていた……。

 一部あらすじ・重要設定
・主人公クラウは、かつて政府から追放されたアングラ界隈(裏家業)の技術屋である。
・システムの未完成さにより、政府やレーヴ運営より、一部アングラ界隈の技術者たちの方が一部の事には詳しかった。
・クラウは所謂『表のルートでは流せない物品・データ』を扱う『運び屋』である。
・クラウには相棒が居る。名前はエル。いつもクロネコのフルフェイス(アバター)を被っている得体のしれない少女だ。だが、その隠蔽技術だけは信用できた。
・クラウが今回受けた依頼は『アリス』という名前の少女を明日の昼(二十四時間以内)に大陸の反対側まで運ぶこと。
・一度は断ったものの、なぜか自分の正体に詳しいアリス(依頼人の男)から、再び技術者としてレーヴの運営サイドに戻る道を提示される。
・だが、アリスには大きな秘密があった……

 と、まとめてみました。

 まず『大事な物』だけ書きます。
・クラウ、アリス、エル。
・基本的に、この物語はこの三人を中心にして動いていく。
・クラウが元運営サイドの技術者で、追放された過去がある事(トラウマ要素)
・エルが正体不明の少女であり、同時に仕事にプライドを持っている事(ミステリ要素)
・アリスが『レーヴ』に関わる重要な存在であり、かつ個人の人格を持っている事(交流要素)
・アリスが物語開始時点で何を知っているか。(もし、自爆テロ的なことをさせられそうになっている場合など、性格設定を変えた方が良いと思う)

 さて、既に俺が設定まとめを書いた時点で何となくお察しでしょうが、ちょっとだけ設定のイメージをいじりました。

 まず、依頼人が登場する必要は無いと思います。アリス自身を依頼人にして、『アリスに命令した誰かが居る』『その誰かはクラウの過去を知っている』とした方がサイバーミステリとしてカッコいい。
 それから、個人的な趣味ですが『アリスは自身の<発動>後、自分が消滅することを知っている』という設定にした方が良いと思う。その上で
 A:どうせ死ぬのだからワガママに振舞っている
 B:キャラ変して無機物系キャラに。この場合、エルを『悪戯っ気のあるお姉さん(正体不明)』とかにしても良いかも

 あと、レーヴの細かい仕組みに関する設定はバッサリ省きましょう。ぶっちゃけ、多分読者はそこまで興味ないです、その情報。
 俺が描いた程度の『人間の脳の使ってない部分を使ってるらしい』『脳に直接つながるからめっちゃ便利』『ただ、未知の技術だから科学者たちが警鐘鳴らしてる』『でも便利だからどーでもいいや』くらいで。

 反面、アリス自身が『自分がこれからする事』をどう考えているかとか、エルの正体とその過去、クラウが政府から追われた理由。辺りは細かく詰めた方が良いと思う。

 個人的には、アリスの背後にいる人間とエルがつながって居たり、『人間の無意識』を乗っ取るタイプの犯罪が出来たりすると面白いなぁ。

 オススメ参考資料としては、NHKのアニメ『電脳コイル』を上げておきます。小説版もあるで。

 最後に大事なことを一つ。
 物語って言うのは『人間の話』です。俺自身も中々上手に出来ませんが、『設定』よりも『キャラクターの過去や心情』を詰めてあげてください。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

大野知人様

返信ありがとうございます。
わかりやすく整理していただき、また新たな視点をいただけて、大変助かります。

今回は、前作とはまったく別の文体にしようと考えています。
なにも大野様に阿っているわけではなく、先に他の方に返信させていただいたように「キャラクターの掛け合いとアクション」を中心にしたストーリーなので、文章もそれに見合ったものにするつもりです。
設定語りも歴史語りもしません。徹頭徹尾、読んでもらう人にあくびをさせないような「状況」だけで書き切ろうと思います。

アリスに関するアイデアにはなるほどと思いました。
遠慮なく使わせていただきます。

キャラクターの過去や心情、了解しました。
丁寧に詰めてから書き始めようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信

いくつか疑問に思ったことを書きます。ただし、批判的な疑問ではなく、単純に「このあたりについては、どうお考えなのかな?」と思ったことという意味です。

1)レーヴという仮想空間の建て付けについて。

例えばSAOの仮想空間は、ソーシャルゲームの進化形として作られていましたよね。設計者により逸脱した目的に変質させられてしまったものの、システムの構造はあくまでゲームで、ユーザーはヘッドギアみたいなデバイスを装着して仮想空間を疑似体験する仕組みでした。ユーザーの肉体は現実世界にあり、例えば仮想空間内で「食事」を疑似体験することはできるけれど、それによって現実側の肉体の空腹が満たされるわけではありません。なので、通常の状態ならばユーザーは適当にログアウトし、現実世界で普通に食事します。
ところがSAOのストーリー(第1話)では設計者によりユーザーが長期間ログアウト不可能になってしまったため、現実側の体が放置されたら餓死してしまうことになります。そこで、やむなく病床で救命措置を施されていたと思います。

スレ主様の構想では、レーヴにダイブしたユーザーはどのような状態に置かれるのでしょうか?

2)仮想空間の「世界観」

フィクションに理屈を求めるのは野暮なのは承知の上で、無意識をネットワークで繋ぐことによって形成される「世界」というのがどんなものなのか、いまいちイメージしにくいです。現代なり、中世ヨーロッパなり(その他)を模したような世界なのか、もっと抽象的な感じの空間なのか? 設定説明を読むと、「砂漠の街」「荒野」「大陸」というような言葉が散見されますから少なくとも抽象的世界ではなく、何らかの現実世界を模した空と大地と自然環境、人々の営みなどがあるのだと思われます。しかし、人間の無意識をつないだだけでそういうヴィジョンが形成されるとは思えず、それにはシステム開発者による世界観設定に基づくプログラミングが不可欠なんじゃないかと。要するに開発者が「中世ヨーロッパ風(または、それ以外の舞台設定)にしよう」と考えて作らないと、そういうものにならないと思うんですよ。
そもそも人間の無意識が空間的なイメージを形成するものなのかどうかからして若干疑問を感じなくもないです。しかし、そこは物語の基本設定としてそういうものなのだとしても(夢は空間的イメージとして表象されることが多いですからね)、人によって中世ヨーロッパ風(ナーロッパ)が好きだったり、元禄時代の日本風が好きだったり、三国志っぽいのが好きだったりすると思うので、開発者の作為が介在しない場合、そういうのが混ざり合った感じになるのか、それとも?
という疑問です。

まあ、フィクションなのだからもっと感覚的に、無意識というのは夢に近いもので、夢を繋ぐことによってこんな感じな「第二の世界」ができる、という感じでも良いとは思いますが。しかし、それだと単なる「異世界」と変わらなくなってしまうので、SFっぽさをまとわせたいなら(文面からはそういう意図のように感じます)、それらしくギミックを工夫する配慮はあった方が良いのではないかと。

参考として、ちょっと面白いのは『オーバーロード』です。
あの世界は冒頭はフルダイブ型のソーシャルゲームということになっているのですが、開始早々すぐに「転移」が発生し、ゲーム世界なのか「ゲーム世界に酷似した本当の異世界」なのか判然としなくなります。アルベドなどのNPC達もプログラムされた存在ではなく意思を持ったキャラクターに変化したように描写されていて、どうも本当の異世界に近いようなイメージです。しかし一方、主人公は自分以外にも世界のどこかにプレイヤーがいるのではないかと考えて探しているし、彼の超チート能力は「課金アイテムにボーナスを注ぎ込んだことがあるから」などと説明されていたりもします。VRなのか真性異世界なのかはっきりさせないことによって表現の自由度を高めているのが興味深いですが、スレ主様の設定を拝見する限りでは、もう少しSFっぽい感じにしたいのかなと思えましたので。(ウィリアム・ギブスンなんてガチガチのサイバー・パンク系SF作家ですしね)

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

あまくさ様

お世話になっております。
ご回答ありがとうございます。

1)
現実世界とのリンクの仕方について、それ次第でシリーズ全体の意味合いもストーリーも全く別物になるので、ちょっと悩み中です。
とりあえず無難に、レーヴにいるあいだは本体は意識を失っている、という線で考えてはいます。
単純に「既存のコンピュータよりも人間の脳のほうがスペックが高いから、そちらを利用した方がより自由度や精度の高い仮想空間を作れるのだ」ぐらいの説明で、そこで無理をして差別化を図らなくても良いかなと。
設定的には、本体は現実の方で平常運転していて、レーヴでの思考や行動は「無意識の内に」並列処理されている、というのも面白そうではあるのですが、いろいろ説明することが増えますし、ストーリーも場面の構成も複雑化して、難易度が一気に跳ね上がりそうです。といっても、失敗したらゴミ箱に突っ込めばいいだけなので、挑戦してみても良いのですが。

2)
仮想空間の世界観について、こちらはもう少し固まっていて、レーヴはVRゲームのようなコンテンツというよりは、一種のプラットフォームとして考えています。クラウド的なものに近いかもしれません。自分の脳内で展開する領域については、各々がある程度自由に仮想空間を設計(プログラミング)できて、共通する基盤や仮想空間の雛形、他人の領域に出入りするための扉や通路を運営が管理している、みたいな。
なのでここでいう仮想空間というのは、人々が無意識のうちに形成したイメージ(夢)ではなく、あくまで人間の脳をコンピュータとして利用し、計画的に作り上げた仮想現実です。
開発者のコンセプトが「第二の世界」なので、多くの人はデフォルトの雛形を組み合わせた現実と変わらない質感の仮想空間を利用していますが、中には自分で一から設計した、混乱した夢のような抽象的な空間に住んでいる変人もいます。
レーヴにおける街というのは、多くの人々が自分の脳のリソースを任意で持ち寄って、共同設計の元に大きめの仮想空間を作り、扉や通路を介さずにコミュニケーションを取るための手段という感じです。

……というのを、作中では説明的にならないように、自然な絵として書けたら良いかなと。
SF的なガジェットや雰囲気はもちろん好きなのですが、実を言うと設定自体にそこまでこだわりはないです。
むしろ「細かいことはよく分かんないけど、キャラクターもアクションも楽しいからまあいいか」と思ってもらえるように努力する所存です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:戦闘シーンの表現の仕方

戦闘シーンで魔法の表現が少し難しくて困っています。
伝わりやすいものもあるんですが人によって読み取り方が違うと思うので
どうすると読んだだけでその場面が思い浮かぶような文がかけるか教えてほしいです。
困っている魔法の内容は
「相手を魅了できる能力」を持つ女性がいるのですが
女性の目を見ると意識が遠のいてしまって戦うという意識がなくなります。
その女性の姿を見て綺麗だと思い、黙って見てしまい女性に近づいて…みたいなことを
主人公(意識が遠のいている人)目線で話そうとすると半分何を言ってるか
わからなくなってしまいます(キャラ崩壊しそうになりました)。
この能力の説明も少し難しく質問していますが伝わっているか心配です。
自分で表現できない部分は減らすべきでしょうか?
ここに自分が一回書いた内容を載せてからこの質問をした方がいいでしょうか?
意見をお願いします!

上記の回答(戦闘シーンの表現の仕方の返信)

投稿者 にわとり : 2

 魅了系の魔法ってことは相手の人格をおかしくする能力ってことなので、術にかかった人間の視点で描写するならキャラ崩壊してこそ正解なんじゃないんですかね。

 敵の女と目が合った。魔法使いの女だ。きれいな緑色の目をしている。吸い込まれそうになる。
 俺は何を考えているのだろう。膝から力が抜ける。女から目が離せない。周囲の音が遠のいていく。
 絶対におかしい。なにか術をかけられているに違いない。でもなんのために? 今俺は何をしている? なぜ武器を握っている? とてつもなく場違いなことをしている気がする。恥ずかしい、顔が真っ赤になる。あの女の目以外のことを何も考えられない。女の目はまるで宇宙だ。あの瞳の中にもう一つの宇宙がある。緑色の宇宙だ。緑のガス星雲の中に、緑色の星々が輝いている。それぞれの星の周りを惑星が回っていて、惑星の一つには山があり、海があり、文明があり、その中の都市のひとつ、街角の道端に俺が立っている。俺は女と向かい合っている。女は……女はとても魅力的だ。緑の瞳をしている。それ以外何も考えられない。俺は女に見とれる以外何もできない。
 一歩踏み出す。二歩、三歩。女が身じろいだ。そんな気がした。実際のところはわからない。女がどんな顔をしているのかも、女が俺に対してどんな風に身構えているのかも見ることすらかなわない。女の瞳から視線をずらせない。あの目。あの緑色の目だ。あれが欲しい。それさえあれば俺の命などどうでもいいとすら思えた。あれを手に入れるためにこれまで生きてきたのかもしれない。
 女が怖がって瞼を閉じてしまうかもしれないので、武器を投げ捨てた。甲冑を脱いだ。腰に差していた短刀で足の腱を切った。腕も切って力が入らないようにした。そのうえで短刀を放り投げた。その間、女の瞳から片時も目を離さなかった。全部後ろ手でやった。膝をついて、自分が作り出した血だまりの中を這い進む。「その目だ、その目だ」俺のちっぽけな自我や意志を超えた本能が、肉体を突き動かしていた。女の足元ににじり寄る。そして精いっぱい首を上向けて懇願した。「ああ、ああ、その目が欲しい」自分でも何を言っているかわからなかった。声帯が勝手に動いて、言葉を絞り出していた。ただ、緑色の目だけがあった。それが世界のすべてだった。他にはなにもなかった。つい数十秒前までは人並みの喜びや悲しみもあったような気がするのだが、そんなものはすべてゴミ同然だった。

 みたいな感じ? 術にかけられた人ってこうなってしまうんじゃないですかね。理性と過剰式とか目的意識とか、自分を自分たらしめているもの、つまり『キャラ崩壊』を防いでいるものがものすごい勢いで自分の中でしぼんでいくのを感じて、それに恐怖するとともに、その恐怖心すら溶けて消えてしまって、自分が自分じゃなくなって、その能力者の女のことしか考えられなくなる。その過程が克明に描けるなら問題ないように思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 戦闘シーンの表現の仕方

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元記事:『死に戻り』を外から観測する方法。

 こんにちは、大野知人です。今俺は、『超能力者や魔法使いと頭脳戦をする詐欺師兼探偵』の物語を考えているのですが、作中で彼がかかわる事件の関係人物に『死に戻り』能力を持つ超能力者を出そうと思っています。
 ただ、作品が一人称視点で展開すること・『死に戻り』キャラに視点を渡すつもりが無いことから、『どう表現したものか』悩んでいます。ご意見貰えないでしょうか。
 大雑把なシチュエーションや能力の細かい設定は有るのですが、ちょっとアイデア不足な所があるのでご教授願いたいです。

 以下、能力の詳細と具体的な主人公とのかかわり方。

・死に戻りの現象。
 何らかの原因によって死んだ場合、『死を回避できる時点』まで遡ってやり直す(強制)。大体の場合、『死を回避できるルート』は極々絞られており、『一回の死』を回避するために数十回死ぬことがザラにある。
 また、『仕組み』の項目で後述する能力の構造上、『直接的な死因』がある程度ズレたとしても、『死ぬ時間・場所』などはほぼズレない。間接的根本原因『通り魔に殺される』とか『高層ビルの建設現場の事故に巻き込まれる』なども変わらない。
 例:『高層ビルの事故に巻き込まれる』場合、『死を回避する方法』は確実に存在するが、それ以外のルートでは確実に死亡する。『落ちてきた瓦礫で死ぬ』『運悪く粉塵爆発が起きて吹き飛ばされる』『逃げてきた男性に突き飛ばされて歩道橋から落ちる』など、『直接的な原因』は変わることがあるがそれでも『事故が原因の一端にある』事に違いはない。
 
・仕組みと由来。八割方作品に書く予定の無い、裏設定ですが、一応参考に。
 とある魔術師が『不死身』の研究中に『完成させてしまった失敗作』。仕組みとしては、『死ぬ直前の強い死への恐怖の感情を魔力に変換し、そのエネルギーで過去に戻って運命を変える』能力。強制発動の上、『魔力を生み出す恐怖を薄れさせない』ために、被験者には強力な『精神力向上』の魔術が付与されている。キュウべえがやってた『魔法少女の絶望エネルギーを利用する』仕組みを個人単位で運用していると考えればわかりやすい。
 しかして、『過去に戻る』部分に算命学の技術を応用した結果、『定められた死の運命を強引に捻じ曲げる』結果となり、『回避したはず死の運命』が借金取りのように付きまとい、『死にやすい』体質となってしまった。『割とはっきり死神に付きまとわれている状態』。具体的には日に『三度』は死ぬ。
 伝承の話をすると、古代中国における泰山府君などの『人の寿命を定めるもの』(この場合、事故死・他殺なども『寿命』と考える)によって定められた死を強引に回避しているため、あの世サイドが殺しに来ている感じ。泰山府君の側にも残業その他の問題があるため、夜死ぬことはあんまりない。あと、『一日三回』ってのももはやお役所仕事である。
 まあそれでも脳みその寿命とかはドンドンすり減っていくので、『理性が死んだあと、永遠に死に続ける状況を受け入れる』ことが出来れば、『終わる』事は出来ます。
 作品に多分関係ない補足。彼女の死については『限りなく死ぬ運命』なので、彼女の『死に戻り』によって可能性が分かれてパラレルワールドが発生することはありません。ですが同時に『アホみたいな確率で死を回避する』ので、『死んだ前提で世界が進行するけど、でも死んでない』という状況が起こります。その結果、『行動すべてに対し、「バタフライエフェクト」が発生しにくくなる』副次効果が有ります。

・主人公との出会いについて。
 ナツキ・スバルと違って『死に戻りを人に話してはならない』ルールが無い彼女は、割と早い段階で、『死ぬたび人を頼る』手段を使うようになります。
 結果として、『自分の死と、近い内に起こる事故・事件を予知するけど、間一髪で死なない少女』の都市伝説が生まれてしまい、その事を不思議に思った詐欺師/探偵の主人公と出会う事となります。

・俺が実際に描く部分。
 物語としては、『都市伝説を聞いた探偵が少女に出会う』→『少女の死に戻りに巻き込まれる』→『超能力・魔術に詳しい探偵は、(依頼料目当てで)解決を買ってでる』→『探偵めっちゃ死ぬ。でも記憶を引き継がないから、全然諦めない』→『「いっそ、居ない方が良かったのに」と死に戻り少女が言ったところで、主人公が偶然にも「死に戻りの仕組み」に気付く』→『謎人脈で死神サイドと交渉。死の運命を回避することはできないまでも、ある程度の情状酌量に持ち込む』→『エンディングで、「今日はどうやって死んだ」と愚痴られつつも、主人公は報酬をもらう』
 みたいなのを考えてます。
 
 が、肝心の『死に戻り』部分の描き方がまるで思いつかない。
 誰かご意見・アイデア・参考例など下さい。

上記の回答(『死に戻り』を外から観測する方法。の返信)

投稿者 読むせん : 0

あー‥‥似た感じの話作ろうとしたことはあるわ
私の方は【成功ルートを一回だけ】です。

①主人公が自称タイムリープしている人(主人公的には初対面)に助けを求められ【うん?いいよ】って安請け合いをする。

②主人公はタイムリープを信じていませんが愉快犯なので「ああしたら?」「こうしたら?」と提案しますがタイムリープ( 自称)は妙に具体的な理由で『それも駄目でした』『それも駄目でした』と言ってくる。

自称デンパは、タイムリープのやりすぎで指チョンパくらい「死ねば元に戻るから」というノリで受け入れてしまう。
 あと前のループ期間内で、殺人とかやってみたり、無免許運転練習してみたり、毒キノコ食べてみたり、自暴自棄な危険行為や犯罪行為をけっこうやっている。
あと競馬とかで短期間に結構な額を稼いでる。

競馬の際は必ず【勝つ馬】を暗記しているのだけど、時々外れる馬が出るから不確定な変動の発生はあるのだと希望を持っている。

って感じ。
ーーーーーーーーーーーーー
私の書きたかった奴は『これホントにタイムリープ?メンヘラの奇行じゃない?』感
と『あ、こいつガチでタイムリープしているかも』感をグラグラさせる不安感だったので、嘘くさければ嘘くさいほど良い予定でした。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 『死に戻り』を外から観測する方法。

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投稿日時:

元記事:あり得ない展開

わたしの小説には常人が理解できない頭のおかしい人が出てきます。狂信者とか猟奇○人鬼とかそういう奴です。でもこんなの現実的じゃないからキャラとしてクソと言われました。これってダメなんでしょうか

上記の回答(あり得ない展開の返信)

投稿者 ニーチャァ : 2

お前こそ自分が何をしているか理解していないようだな
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ

カテゴリー : ストーリー スレッド: あり得ない展開

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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