小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

柊木なおさんの返信一覧。最新の投稿順1ページ目

元記事:救済されてもいい悪役の在り方。

 お久しぶりです。大野です。
 ここ三か月ほど書いていた原稿を今朝がた完成させ、批評依頼の方に上げたところなのですが……。今更ながら、自分でも『これちょっと受け入れられ辛いかもなぁ』というのを一つ描いていたこともあって、皆さんの意見を聞いてみたいと思い、このスレッドを立てました。

 内容としては、ほぼタイトル通り。作品全体を通しての黒幕をエピローグで主人公が身内に引き入れる(探偵事務所のバイトとして雇う)のですが、それが読者に受け入れられるかどうかで悩んでいます。ちなみに俺の書いた悪役はこんな感じ。

 マイナス面
 ・主人公、ないし無関係の一般人を躊躇なく巻き込み、あるいは騙し、殺害も辞さない(殺害に関しては未遂)。
 ・マキャベリストと自己中の間のような性格であり、かつ徹頭徹尾理詰めで考える/考えようとする。
 ・保身第一・結果第二(ただし、『いつか結果を出すための保身』であるので、大人しくしている事が出来ない)
  例えば、『何かを盗む』事を考える場合、逃げる手段を大量に用意するし、正体バレも徹底して防ぐけど、『そもそも盗まない』という考え方はしない。
 ・追い詰められた状況から逆転すると、嗜虐性をあらわにする。
 ・五十数人を生贄にするレベルの儀式をしようとした(未遂)。

 プラス面/言い訳
 ・ほぼ全ての案件が未遂であり、罪の大半が軽傷と賄賂、器物破損くらい。
 ・成長環境が悪く、徹底した結果主義や合理主義を叩きこまれて育った。また、そもそも実家の思想そのものが『目的のためなら手段は問わない』という家柄であった。
 ・身近な血縁者にその苦境に負けず『普通に育とう』と努力していた人間が居たために、劣等感からひねていた。
 ・なかなか結果を出せずにいたために精神的に追い詰められていた。

 辺りです。主人公はかなりひねくれ者なので、主人公自身の行動としては(嫌がらせを兼ねて)自分がとっちめた犯人を身近な所に置くくらいの真似はしそうなのですが、読者に受け入れられるかはまた別の問題です。

 まあ、俺の作ったキャラには限らないですが、皆さんにとっての『救われてもいい悪役』とか『悪役救済を受け入れられる状況・書き方』についての意見を聞かせて頂ければ幸いです。

上記の回答(救済されてもいい悪役の在り方。の返信)

投稿者 柊木なお : 1 投稿日時:

いつもお世話になっております。

面白そうな話だったので、少しだけお邪魔させていただきます。
創作論としては参考にならないと思うので、適当に流していただければ。

結局、単純な四則演算の問題ではないと思うのです。
駄菓子屋で万引きした(−10点)、ヤンキーの仲間を裏切った(−20点)、道端に捨てられている子猫を助けた(+30点)。今ならボーナスでポイント2倍。
おおまじめな話、人間の行動に客観的な点数がつけられるなら、喧嘩も戦争も存在しないでしょう。
完璧な善人も悪人もいないわけで、誰かのことを許せる人も許せない人もいるからこそ、そこに語るべきものがあるのだと思います。

閑話休題。
「ファスト&スロー」というひと昔に脚光を浴びた(らしい)ノーベル賞学者の著作があって、もう少しコンパクトにまとまったものだと、「予想どおりに不合理」という類書があります。どちらも多種多様な実験結果を引用していますが、つまるところ、「我々は普段から合理的な意思決定ができていると錯覚しているが、一歩離れて冷めた目で見てみれば、呆れるほどに辻褄の合わない行動ばかりとっている」というのがその眼目です。
なぜそんなことになるのかといえば、人間はロボットではないから。
小説を読むのもロボットではない以上、たとえば作中の悪役を許すか許さないかといった判断もまた、現実世界と同じように不合理なフィルタを通して行われることになるのでしょう。

もう少し議題に寄せるなら、「そのキャラクターがどういう人物か」よりも、「そのキャラクターがどう書かれるか」のほうがよほど重要だと思うのです。
悪事はさらっと流して善行を強調するとか、もっと酷い連中で囲んで相対的な善人にしてしまうとか、そういう小手先の手法もあるにはあると思います。
が、そもそも小説であれ随想であれ論文であれ、多かれ少なかれ書き手の主観や偏見が入り込まざるを得ない以上、「どんなやつは許せてどんなやつは許せないのか」問題にしても、その思うところは否応なしに読者にも伝わるでしょう。

繰り返しにはなりますが、悪役がどうこうに限らず、キャラクターに関する価値判断は人それぞれであって、しかもそれは時に学問の対象になるレベルで不合理なものだと思うのです。
これぐらいの美点があればこれぐらいの欠点には目を瞑ってもらえるだろうとか、こういうエピソードがあれば過去の凶行ぐらいは見逃してもらえるだろうとか、そういった打算が効果を上げることもあるでしょう。あるいは研究を重ねれば、ノーベル賞だって取れるかもしれません。
が、作者自身が「こいつには救われる価値があるんだろうか?」と悩んだり、「ちょっと印象が悪いから捨て猫でも拾わせるか……」と日和ったりすれば、読者からの不合理極まりない採点に翻弄されること請け合いです。

ということで、キャラクターに対する読者からの評判なんてものは端から気にせず、むしろ作者自身の不合理をぶつけてやるぐらいの心意気で、好きなキャラクターを好きなように書いたほうが良いんじゃないか、というのが個人的な総括です。

ひと言で言うなら、「気にしてもしゃーない」ということです。
私見としては、だいたいそんな感じです。

大野様がこの問題に関してどのようなスタンスをお持ちなのかはわかりませんが、枯れ木も山のにぎわい式の安直さでコメントさせていただきました。
(実を言うと、いま執筆中の作品のテーマと少し被っていて、タイムリーだったというのもあります。そんなもんチラシの裏に書いとけ、という話ですが)

駄文失礼いたしました。
それでは。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 救済されてもいい悪役の在り方。

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元記事:作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

 お世話になっております。大野です。

 今月半ばくらいまで魔法探偵モノのラノベを書いていて、今その推敲中なんですが……。
 『設定を複雑化しすぎて、解説に尺を取りすぎている』『読者が知らない情報が多いまま作品が展開するから、読者が推理・騙される余地が少ない』という問題に行きつきました。まあ、作る前からこうなる気はしていたんですが。

 という訳で、設定を削ったり、ギミックを減らしたり、あらかじめ解説を入れる事で『読者が知っている情報』を増やしたりしようと思ってます。

 その一環として、『主人公が助手ポジにいるヒロインに「用語集」みたいなものを渡し、シーンの変わり目などでヒロインが用語集を読んで自分の中で設定を補完する』みたいな書き方をしたいのです。
 知ってる人にとっては「犬とハサミは使いよう」における「夏野霧姫の用語帳」をやりたい、と言った方が分かりやすいでしょうか。
 また、『主人公が書いた』という設定も併せて、チョイチョイ小ネタを挟もうかとも考えています。 

 書き方として言うと「基本一人称の文章」で進む作中のシーンの切れ目で記号などを使って区別して
『 〇◆◆〇
 用語集
 オカルト:物語や伝承の中に存在する生き物や超常現象は、実は概ねすべて存在する。じゃあなぜ一般に知られていないのかと言えば、総数が少ない事と、ヤの付く自由業の如くある程度の口封じが行われているからである
 梅干しの蜂蜜漬け:ご飯にはぶっちゃけ合わないと思うが、夏場のお茶菓子としては最高。特に麦茶が合う
 三丁目の神社:秋や夏はお祭りなどで賑わう神社。あまり知られていないが、ここの神主はれっきとした陰陽師である。……神道と陰陽道は微妙に違うものなのだが、神仏混交の影響だろうか』

 みたいな感じ。
 『何も知らないヒロイン』って言うのも大事なんですが、『ヒロインが質問する→主人公が応える』っていうワンパターンもどうかと思うので、『主人公にもらった用語集を読んだヒロインが己ずから察する』みたいなシーンを入れたいと思った次第。

 我ながら面倒オタなのは承知していますが、『妥協できない設定』が結構多く、『間に挟まる設定を抜くと、辻褄が合わない』ようなギミックも多いため、何とか解説シーンを省く手段を模索しております。

 用語集の良しあしと、『設定解説を減らす方法』この二つについて、皆さんのご意見を伺いたいです。

上記の回答(作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。の返信)

投稿者 柊木なお : 0 投稿日時:

お世話になっております。
先日は作品を読ませていただきありがとうございました。

「犬とハサミは使いよう」は何となくタイトルを聞いたことがあるぐらいなのですが、ご相談の内容を読んだ感じだと、単にメモの形で設定を提示するというよりは、主人公がヒロインに課題を与えるみたいな展開が新たに加わる感じでしょうか。
個人的には作品の雰囲気にも合っていて上手いなと思いました。
キャラクターの補完にもなりそうですし、ヒロインの活躍の幅も広がって、ストーリー自体に動きが出そうな予感がします。

一般的な話として検討すると、説明で飽きてしまう一番の要因は「長さ」な気もします。この点に関していえば、情報を小出しにして、複数の場面に散らすのがシンプルな解決になりそうです。
たとえば、場所や小物を描写する際にちょっとした説明を付け加えるのは、広義のファンタジーやSFでは常套手段だと思います。もちろんやりすぎれば気が散る要因になることに変わりはありませんが。

根本的な解決としては先の回答者様がおっしゃる通り、いかにしてストーリーの中に織り込んでいくかだと思いますが、これはなかなか難しいですよね。とくにミステリーだと事件が主役みたいなところがあるので、プロットが固まった後から「必要な情報をどう伝えるか」を考えるのはなおさら大変だと思います。
(私もついこの間までファンタジー設定のミステリーに取り組んでいたのですが、けっきょく説明に手一杯で無味無感想なプロットになってしまい、初稿で挫折しました。そもそもオチを決めずに書き始めるほうが好きな人間なので、思考的に向いていないのかもしれません)

ちょっと投げやりかもしれませんが、説明の仕方について考えるのはほどほどにして、とにかくキャラクターを前面に出すというのも方向性としてはありかなという気がします。単純な話、キャラクターの魅力が増せば増すほど、話している内容にも興味を持ってもらえると思うので。

だいたいそんな感じでしょうか。
まとまりがなくて申し訳ありませんが、少しでも参考になれば幸いです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 作中に『メモ』が挟まれる展開。アリか、ナシか。

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元記事:あらすじの相談の返信

いんじゃない?

とりあえず個々の夢を軛(くびき)で繋いで編まれた大地【レーヴ】への説明が分かりやすく書かれつつロマンがあるし、漠然と素敵そうで軛(くびき)という拘束具を示す言葉でもってディストピア感も暗示している。

スト―リー自体はSF要素あり―のロード・ムービーっぽくなりそう。
難を言うと映像依存型っぽいので、文字起こしが大変そう。ガンバ。

あと投稿なんかの折に、変態毒者がついてSFマウント取ってきたり俺のアイデアを盗用したな死ね!!が出そうだから自衛しよう

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

読むせん様

お世話になっております。
シリーズとしては、理想郷としての仮想世界をめぐる物語だと思っています。
なのでおっしゃる通り、裏を返せばある種のディストピアものではあるのですが、開幕ということもあるので、第一部に関しては明るさと賑やかさを意識して、一癖も二癖もある登場人物のかけ合いと、仮想現実ならではのアクションを中心としたコミック調で書いてみようかなと。
映像依存型というのもその通りで、優先度の高い課題として心に留めたいと思います。
それこそ『インセプション』のスケール感を文字で表現しろなんて言われたら頭を抱えるしかないですが、一方で「文字でしか表せない映像」もあると思うので、なんとか良い切り口を探してみます。
ご忠告もありがとうございました。
ネタ出しがひと段落したら、早速書き始めようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信

 大野です。
 ええと、この返信は例の長編を読ませてもらってから書いているんですが……。
 
 取り合えず、現時点で風呂敷を広げすぎ。というより、『それ本編に関係あるかな?』っていう設定が多いように見えます。
 恐らくこのまま作ると、設定説明と世界観を受け入れるためのショートストーリーで尺が埋まってしまい、『結局本筋何だったんだ!?』となりそうなので……。
 
 不躾ながら、設定に少しメスを入れさせていただきます。
 また、一部の用語を俺が整理しやすいように少し変えます。()で元の言葉を書いておきますね。
 えい!

 重要そうな設定。
・VRゲーム<レーヴ>は従来のゲームとは全く異なり、『脳の眠っている機能』(無意識)を機械とつないで一種のインターネットとするシステムである。
・人間の脳を一種の情報端末として利用しようとする試みは、その扱いやすさ・自由度・そして応用性から瞬く間に人気となった。
・しかし、一部の物が逸った結果流通した未完成のシステムには、まだまだ未知のバグや、犯罪に使いうるだけの問題点が残されていた……。

 一部あらすじ・重要設定
・主人公クラウは、かつて政府から追放されたアングラ界隈(裏家業)の技術屋である。
・システムの未完成さにより、政府やレーヴ運営より、一部アングラ界隈の技術者たちの方が一部の事には詳しかった。
・クラウは所謂『表のルートでは流せない物品・データ』を扱う『運び屋』である。
・クラウには相棒が居る。名前はエル。いつもクロネコのフルフェイス(アバター)を被っている得体のしれない少女だ。だが、その隠蔽技術だけは信用できた。
・クラウが今回受けた依頼は『アリス』という名前の少女を明日の昼(二十四時間以内)に大陸の反対側まで運ぶこと。
・一度は断ったものの、なぜか自分の正体に詳しいアリス(依頼人の男)から、再び技術者としてレーヴの運営サイドに戻る道を提示される。
・だが、アリスには大きな秘密があった……

 と、まとめてみました。

 まず『大事な物』だけ書きます。
・クラウ、アリス、エル。
・基本的に、この物語はこの三人を中心にして動いていく。
・クラウが元運営サイドの技術者で、追放された過去がある事(トラウマ要素)
・エルが正体不明の少女であり、同時に仕事にプライドを持っている事(ミステリ要素)
・アリスが『レーヴ』に関わる重要な存在であり、かつ個人の人格を持っている事(交流要素)
・アリスが物語開始時点で何を知っているか。(もし、自爆テロ的なことをさせられそうになっている場合など、性格設定を変えた方が良いと思う)

 さて、既に俺が設定まとめを書いた時点で何となくお察しでしょうが、ちょっとだけ設定のイメージをいじりました。

 まず、依頼人が登場する必要は無いと思います。アリス自身を依頼人にして、『アリスに命令した誰かが居る』『その誰かはクラウの過去を知っている』とした方がサイバーミステリとしてカッコいい。
 それから、個人的な趣味ですが『アリスは自身の<発動>後、自分が消滅することを知っている』という設定にした方が良いと思う。その上で
 A:どうせ死ぬのだからワガママに振舞っている
 B:キャラ変して無機物系キャラに。この場合、エルを『悪戯っ気のあるお姉さん(正体不明)』とかにしても良いかも

 あと、レーヴの細かい仕組みに関する設定はバッサリ省きましょう。ぶっちゃけ、多分読者はそこまで興味ないです、その情報。
 俺が描いた程度の『人間の脳の使ってない部分を使ってるらしい』『脳に直接つながるからめっちゃ便利』『ただ、未知の技術だから科学者たちが警鐘鳴らしてる』『でも便利だからどーでもいいや』くらいで。

 反面、アリス自身が『自分がこれからする事』をどう考えているかとか、エルの正体とその過去、クラウが政府から追われた理由。辺りは細かく詰めた方が良いと思う。

 個人的には、アリスの背後にいる人間とエルがつながって居たり、『人間の無意識』を乗っ取るタイプの犯罪が出来たりすると面白いなぁ。

 オススメ参考資料としては、NHKのアニメ『電脳コイル』を上げておきます。小説版もあるで。

 最後に大事なことを一つ。
 物語って言うのは『人間の話』です。俺自身も中々上手に出来ませんが、『設定』よりも『キャラクターの過去や心情』を詰めてあげてください。

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

大野知人様

返信ありがとうございます。
わかりやすく整理していただき、また新たな視点をいただけて、大変助かります。

今回は、前作とはまったく別の文体にしようと考えています。
なにも大野様に阿っているわけではなく、先に他の方に返信させていただいたように「キャラクターの掛け合いとアクション」を中心にしたストーリーなので、文章もそれに見合ったものにするつもりです。
設定語りも歴史語りもしません。徹頭徹尾、読んでもらう人にあくびをさせないような「状況」だけで書き切ろうと思います。

アリスに関するアイデアにはなるほどと思いました。
遠慮なく使わせていただきます。

キャラクターの過去や心情、了解しました。
丁寧に詰めてから書き始めようと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:あらすじの相談の返信

いくつか疑問に思ったことを書きます。ただし、批判的な疑問ではなく、単純に「このあたりについては、どうお考えなのかな?」と思ったことという意味です。

1)レーヴという仮想空間の建て付けについて。

例えばSAOの仮想空間は、ソーシャルゲームの進化形として作られていましたよね。設計者により逸脱した目的に変質させられてしまったものの、システムの構造はあくまでゲームで、ユーザーはヘッドギアみたいなデバイスを装着して仮想空間を疑似体験する仕組みでした。ユーザーの肉体は現実世界にあり、例えば仮想空間内で「食事」を疑似体験することはできるけれど、それによって現実側の肉体の空腹が満たされるわけではありません。なので、通常の状態ならばユーザーは適当にログアウトし、現実世界で普通に食事します。
ところがSAOのストーリー(第1話)では設計者によりユーザーが長期間ログアウト不可能になってしまったため、現実側の体が放置されたら餓死してしまうことになります。そこで、やむなく病床で救命措置を施されていたと思います。

スレ主様の構想では、レーヴにダイブしたユーザーはどのような状態に置かれるのでしょうか?

2)仮想空間の「世界観」

フィクションに理屈を求めるのは野暮なのは承知の上で、無意識をネットワークで繋ぐことによって形成される「世界」というのがどんなものなのか、いまいちイメージしにくいです。現代なり、中世ヨーロッパなり(その他)を模したような世界なのか、もっと抽象的な感じの空間なのか? 設定説明を読むと、「砂漠の街」「荒野」「大陸」というような言葉が散見されますから少なくとも抽象的世界ではなく、何らかの現実世界を模した空と大地と自然環境、人々の営みなどがあるのだと思われます。しかし、人間の無意識をつないだだけでそういうヴィジョンが形成されるとは思えず、それにはシステム開発者による世界観設定に基づくプログラミングが不可欠なんじゃないかと。要するに開発者が「中世ヨーロッパ風(または、それ以外の舞台設定)にしよう」と考えて作らないと、そういうものにならないと思うんですよ。
そもそも人間の無意識が空間的なイメージを形成するものなのかどうかからして若干疑問を感じなくもないです。しかし、そこは物語の基本設定としてそういうものなのだとしても(夢は空間的イメージとして表象されることが多いですからね)、人によって中世ヨーロッパ風(ナーロッパ)が好きだったり、元禄時代の日本風が好きだったり、三国志っぽいのが好きだったりすると思うので、開発者の作為が介在しない場合、そういうのが混ざり合った感じになるのか、それとも?
という疑問です。

まあ、フィクションなのだからもっと感覚的に、無意識というのは夢に近いもので、夢を繋ぐことによってこんな感じな「第二の世界」ができる、という感じでも良いとは思いますが。しかし、それだと単なる「異世界」と変わらなくなってしまうので、SFっぽさをまとわせたいなら(文面からはそういう意図のように感じます)、それらしくギミックを工夫する配慮はあった方が良いのではないかと。

参考として、ちょっと面白いのは『オーバーロード』です。
あの世界は冒頭はフルダイブ型のソーシャルゲームということになっているのですが、開始早々すぐに「転移」が発生し、ゲーム世界なのか「ゲーム世界に酷似した本当の異世界」なのか判然としなくなります。アルベドなどのNPC達もプログラムされた存在ではなく意思を持ったキャラクターに変化したように描写されていて、どうも本当の異世界に近いようなイメージです。しかし一方、主人公は自分以外にも世界のどこかにプレイヤーがいるのではないかと考えて探しているし、彼の超チート能力は「課金アイテムにボーナスを注ぎ込んだことがあるから」などと説明されていたりもします。VRなのか真性異世界なのかはっきりさせないことによって表現の自由度を高めているのが興味深いですが、スレ主様の設定を拝見する限りでは、もう少しSFっぽい感じにしたいのかなと思えましたので。(ウィリアム・ギブスンなんてガチガチのサイバー・パンク系SF作家ですしね)

上記の回答(あらすじの相談の返信の返信)

スレ主 柊木なお : 0 投稿日時:

あまくさ様

お世話になっております。
ご回答ありがとうございます。

1)
現実世界とのリンクの仕方について、それ次第でシリーズ全体の意味合いもストーリーも全く別物になるので、ちょっと悩み中です。
とりあえず無難に、レーヴにいるあいだは本体は意識を失っている、という線で考えてはいます。
単純に「既存のコンピュータよりも人間の脳のほうがスペックが高いから、そちらを利用した方がより自由度や精度の高い仮想空間を作れるのだ」ぐらいの説明で、そこで無理をして差別化を図らなくても良いかなと。
設定的には、本体は現実の方で平常運転していて、レーヴでの思考や行動は「無意識の内に」並列処理されている、というのも面白そうではあるのですが、いろいろ説明することが増えますし、ストーリーも場面の構成も複雑化して、難易度が一気に跳ね上がりそうです。といっても、失敗したらゴミ箱に突っ込めばいいだけなので、挑戦してみても良いのですが。

2)
仮想空間の世界観について、こちらはもう少し固まっていて、レーヴはVRゲームのようなコンテンツというよりは、一種のプラットフォームとして考えています。クラウド的なものに近いかもしれません。自分の脳内で展開する領域については、各々がある程度自由に仮想空間を設計(プログラミング)できて、共通する基盤や仮想空間の雛形、他人の領域に出入りするための扉や通路を運営が管理している、みたいな。
なのでここでいう仮想空間というのは、人々が無意識のうちに形成したイメージ(夢)ではなく、あくまで人間の脳をコンピュータとして利用し、計画的に作り上げた仮想現実です。
開発者のコンセプトが「第二の世界」なので、多くの人はデフォルトの雛形を組み合わせた現実と変わらない質感の仮想空間を利用していますが、中には自分で一から設計した、混乱した夢のような抽象的な空間に住んでいる変人もいます。
レーヴにおける街というのは、多くの人々が自分の脳のリソースを任意で持ち寄って、共同設計の元に大きめの仮想空間を作り、扉や通路を介さずにコミュニケーションを取るための手段という感じです。

……というのを、作中では説明的にならないように、自然な絵として書けたら良いかなと。
SF的なガジェットや雰囲気はもちろん好きなのですが、実を言うと設定自体にそこまでこだわりはないです。
むしろ「細かいことはよく分かんないけど、キャラクターもアクションも楽しいからまあいいか」と思ってもらえるように努力する所存です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: あらすじの相談

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元記事:小説の主人公を病弱にしてもいいのか

今、 趣味で小説を書いているのですが、 自分( 作者 ) が病気ではないのに、 主人公を心臓病という設定にしてもいいのかと悩んでいます。 もしかしたら、 実際に心臓病を抱えている方が自分の作品を読んで 「 この作者は、 私、 僕、 がどれだけ苦しんでいるのか分かってない 」 って、 思うかも知れないと考え、 現在手が止まってしまっています。 そうした実際の方々に失礼が無いように作品をボツにするべきか、 それとも、 先天性の心臓病について、 もっと資料を集め、 読んで、 少しでも知識を持った状態で書いた方がいいのでしょうか。 よくよく考えれば簡単な問題ですが、 凄く悩んで困っています。 よろしければ、 皆様のご意見を聞かせて下さい。 以上、 長々と失礼しました。

上記の回答(小説の主人公を病弱にしてもいいのかの返信)

投稿者 読むせん : 2

冒頭に注意として書いておけばネタバレかもだけど地雷除けになるで。

だいぶ前に読んだ個人サイトのだと、ネタバラシ無しで「親友が若年性アルツハイマーで2年弱くらいで一気に悪化して死んじゃったのが悔しかったから作中で出しました」ってのは見た。

 当時はまだネット黎明期だったから、そんな情報もネット内に無い時だったし若年アルツ含め「細胞の回転が良い年齢の時」に、癌とかになってしまい高速転移して即末期ってルートがあるのを知らんかったから驚いたし、以降は気を付ける選択肢が増えたわ。

後書きに、作者が調べられる限りの詳細を書いてくれていて、

「だから違和感を感じたら、できるだけ病院にいって調べてください。そして後悔しない選択肢をえらんでください」
って感じで、そうとう批判が来たっぽいけど、どうしても伝えたかったんだなってなった。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 小説の主人公を病弱にしてもいいのか

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投稿日時:

元記事:会話文の作法について

1:(元の文章)
「凄いなぁ、(キャラ名)は。実はね、悪いとは思ったんだけど実験させてもらったんだ」

2:(指摘者が改めた文章)
「実はね。俺の〇〇には特別な力があるみたいなんだ。女性を幸せにするためのね。申し訳ないと思ったけど、(キャラ名)で試させてもらって、それが本当だと分かったんだ。」

 自分の小説ではないので礼に失する質問かもしれませんが、上記の会話文(1)を「小説的にご法度っぽい書き方」と評している人がおりました。
 また、その方は(1)(元の文章)を改めた作例として(2)(指摘者が改めた文章)を上げていました。

 私には、元の会話文の何処が作法に反する〝ご法度〟なのか全く理解できません。
 それどころか、改めた会話文の方が括弧の前に句点を置くなど作法に反する気がします。

 内容をよく読んでも、物語として、矛盾がある訳でも不自然な点がある訳でもありません。
 ですから、自分の知らない〝小説のご法度〟があるのかと頭を悩ますばかりです。

 浅学の身を恥じるばかりですが、皆様の教えをいただきたく存じます。

 前後の文を読まないと理解が出来ないと仰られるかもしれませんが、分かる範囲で教えていただければ幸いです。
 特に会話文の作法などご教授いただければと思います。

上記の回答(会話文の作法についての返信)

投稿者 読むせん : 1

あー・・・・1は小説のセリフじゃないっすね。マンガのセリフです。

マンガはセリフをできるだけ端的にする必要があるので、誰への「声かけ」か・・・・とかを略すんです。

絵のないマンガみたいなもんなので、マンガと戦ったら勝てなくなります。
====================
2は言いたいことは分かる。ただし特殊能力保持者は発言者になっちゃうね?

ちな私がやると

Z「実験は成功。やはり君は素晴らしい!!」
A「一体どういうことだ!?」
Z「実験は実験そのままさ、だがこれで君の能力が判明した」
Z「A、君は【自分の○○によって女性を幸福にする】能力があるんだ!!」
A「っ、まさか!?」
Z「ふふふ・・・・まぁ苦しんでいた彼女は、今や君のもたらした幸福の奴隷みたいなものだ。もう俺には必要ない駒だから、せいぜい利用してやれ」

とかかなー(笑)いや本編そんなんちゃうし!?とか突っ込まれそう(;´∀`)

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 会話文の作法について

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投稿日時:

元記事:プロローグの書き方について

初投稿です。失礼ありましたらすみません。

物語はじめに書くシーンが、プロローグとして正しいのか、もしくは第一話として扱った方が良いのか、意見を聞きたくて質問しました。

プロローグとして挿入しようとしているのは、「主人公は何か書きたいものがあって小説の書き方について調べ物をしている」シーンです。

しかし、この後の本編では小説とは全く関係のないストーリーが進みます。
そして後半になってようやく「本編に登場するキャラクターは本来迎えるべきだったシナリオを制作者の都合で変えられてしまった」といった事実が明らかになります。
その後、紆余曲折あって「主人公自身の手で本来の物語を書く」といった冒頭のシーンに繋がるようになっています。

プロローグとして正しいのか悩んでいる理由は、プロローグってなんだと思い調べてみたところ「物語の概要」や「舞台の説明」と知りました。
しかし、私が書こうとしているものはそのどちらにも属さないと考えたためです。

繰り返しになりますが、
このようなシーンはプロローグとして扱って良いのでしょうか。それとも第一話として扱った方が良いのでしょうか。

回答をよろしくお願いします。

上記の回答(プロローグの書き方についての返信)

投稿者 読むせん : 0

あー・・・・・
―――――――――――
プロローグ(読み)ぷろろーぐ(英語表記)prologue
翻訳|prologue

日本大百科全書(ニッポニカ)「プロローグ」の解説
プロローグ
ぷろろーぐ
prologue

「序詞」「序幕」「前口上」などと訳される。劇の開幕に先だって口上役が登場して、当時の政治や社会への批評を絡ませたりしながら劇の大筋を説明する場合と、短い一場面を設けて、これから始まる劇の内容を暗示する場合の二つの形がある。
ーーーーーーーーーーーー
なので、書きたい文字数で変わるんとちゃう?

===================================

なんか昔観て印象的やったのは『ブリスター!』って邦画で、しょっちゅう【the save your planet】ってセリフが出てきたやつ。

たぶん、この映画で言う【the save your planet】がプロローグやねん。

観てくれた方がええねんけど、面倒やろうからザックリうろ覚えネタバレするわ、興味でたらアマプラとかで観てみ?
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
①ヘルバンカーの話
地獄の罪業を回収することで世界平和をもたらすヒーロー【ヘルバンカー】の苦悩と活躍の話。

1,人間が悪事に手を出す瞬間を「魔が差す」というように、その世界には邪悪コインか魔インとかいう呪物があり、それを手にすると誰もが悪事に手を出してしまう。

2、たしか主人公は妻子持ちエリート・銀行マンやったねんけど、邪悪コインに呑まれたチンピラ達に妻子を殺され、自身も死に体(しにたい)になる。

3、で、男が快気後に【罪を憎んで人を憎まず】なヒーロー【ヘルバンカー】に進化。
 人々が持つ邪悪コインを強奪しては地獄貯金箱に全回収し、魔が差さない世界による世界平和を作ろうと頑張り始める。

4、ところが、邪悪コインを回収しても悪事をするやつは別に減りもせず、それどころか【ヘルバランサー】という敵対組織が現れて邪悪コインを人々にばら撒く始末。

5、【ヘルバランサー】たちは地獄から来た正義の味方だと言ってくる。
 邪悪コインは必要悪をもたらす物であって、それを勝手に人々から奪い取ってしまった【ヘルバンカー】のせいで世界の善悪のバランスが崩壊し、世界大戦すら誘発しそうになっているのだ!と【ヘルバンカー】の行動を断罪してくる。

ダークヒーロー【ヘルバンカー】は、むしろメチャ極悪なヴィランだったのだ。

6、【ヘルバンカー】は自分の行いによる罪業に、そして必要悪という世界調和のために妻子を奪われた事への反発心に苦悩する事になる。

・・・・・・・・・
7、ここらへんで作者が死ぬか、別の同時連載作品が当たったかで、作者が【ヘルバンカー】の執筆を止めてしまい、エタる(笑)
ーーーーーーーーーーーーーー

②主人公ユウジは、昔に絶版になったアメコミ作品【ヘルバンカー】の激重オタク。  
彼が【ヘルバンカー】の初期ロットフィギアが現存の噂を聞きつけ、現物を手に入れようと暴走する話。これが本編

なんかオタク共が暴走する姿がクッソ醜くて、観てらんなくなるほど痛い。でもオタ活の果ての破綻感がリアルで、バカ作品として良作だった気がする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
③1000年後の未来の話

1,異星なんかな?砂の惑星を、奇妙な男が旅する話
なんか過去の戦争で使われたトンデモ兵器のせいで地球が静止してしまっていて、世界はゆっくり崩壊中らしい。

2,奇妙な男はトンデモ兵器の再起動による世界の再起動を狙っていて、そのために必要な【鍵】を持って【聖地】へと向かっている

 
3,【鍵】の正体は1000年以上は前に作られたアンティーク玩具【ふぃぎあ】で。
 頭のオカシかったらしー科学者は悪ノリなのか何なのかは知らんけど、その【ふぃぎあ】に内蔵されたボイスボックスの音声を起動キーワードにしていた。

 アンティークゆえの雑音含めてのキーワードだから、声真似とかでは再起動できないみたい。

4、奇妙な男は世紀末覇者どもに襲われたり、ボイスボックス起動時に必要らしい乾電池探しに苦労したりとうとう聖地にたどりつき、鍵である【ふぃぎあ】っで機械を起動する

こうして世界はフィギアによって救われたのだー!!
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本編は②なんだけど、①③のエピソードがあちこちに挿入されていて、最後にバカ神ゲー風に終わる感じ。

全部に伏線要素があって、全部見ると連鎖するねん。

①③くらいの情報量が居るなら断章くらいになると思う

カテゴリー : ストーリー スレッド: プロローグの書き方について

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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