小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

かにさんさんの返信一覧。得点の低い順1ページ目

元記事:現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さい

 連投すみません。オミクロンです。前回の質問でご指摘いただいた部分は鋭意見直し中です。

 さて、今回は前回よりもう少し踏み込んで、全体のストーリーと主人公の大まかな言動についてまとめました。少々長くなりますが、それに関する批評をお願いいたします。

ジャンル:異世界転移、精神成長もの、チート要素あり

【起】
 日本で高校2年生だった主人公は、落ちこぼれの烙印を押されていた。本人が怠惰なわけではなく、どれほど努力を重ねても結果が大きく実らないというものだった。更に本人の性格が努力至上型だったため、いつの間にか諦念に塗れて塞ぎ込んでいた。そこで突如として異世界に召喚される。

 同級生も十数名召喚されていた。才能が可視化され、身体能力と技能が数値化された世界においてさえ、その世界独自の忌み嫌われる【規格】を保持していたせいで牢獄行きになる。完全に諦め命を捨てようとした瞬間に、もう一人の罪人(元天才錬金術師)から禁忌の技術を手に入れる。

 それは【規格】を持つ者のみが、他者から才能と技能を奪えるものだった。しかし致命的な欠陥があり、双方の同意を得なければ奪えないという残酷なものだった。それでも主人公は自由になるという夢をかなえるため、異世界で出来た二人の師を同意のもとにその手で殺め、異世界の旅を始める。

【承】
 旅の過程で主人公と仲間たちは複数の国を巡っていく。仲間と共にダンジョンに挑み、時には異世界(地球)の技術をフル活用して大儲けする。また、その強さと行動力を称えられ高位の冒険者に認定される。(要は異世界転移モノのなろう小説みたいな内容です)

【転】
しかし、二人目の師を殺めた時点で手放そうと決めたはずの技術は、不幸な事故によって有効に活用されいていく。(技術の行使は作中5回)危機感と恐怖を抱いた主人公は、技術を封印しようとする。だが、高位冒険者になったことを滞在中の国に利用され、いつの間にか片思いしていたヒロインの一人をその技術によって手をかける。

 失意のどん底に陥りながらも、それでも夢を諦められない主人公は2周目(物理的な意味)の旅に出かける。(シナリオ上世界そのものが狭い設定です)その最中で陰謀に巻き込まれそうになった同級生と幼馴染を救ったり、仇のある国(主人公らを召喚した国)への戦争準備に協力したりする。

 2周目の終点間際で、幼馴染がやむにやまれず件のヒロインに致命傷を負わせた事実に気が付き、自身のほんの些細な機転で回避できたことを知り発狂する。自身に完全に失望した主人公は、かつてと同じように塞ぎ込み始める。

【結】
 その危機を救ったのは死んだヒロインであった。ヒロインは主人公を罪悪感の鎖から解き放ち、主人公は再起する。

 それまでに行ってきた仇の国への工作の結果、その世界では初となる人類同士の世界大戦が勃発する。(他の国も仇の国と戦う理由はあります)そこで再起した主人公は英雄的活躍をする。仇の国は周囲を他の国の連合軍によって包囲され、滅亡する。

 その滅亡と同時に黒幕が登場し、今度は全人類対黒幕の戦争が勃発する。(黒幕に関しては序盤から布石や伏線を張っています)黒幕と主人公の一騎打ちの果てに、主人公は望んでいた自由とは何だったのかを理解し、黒幕に完全勝利する。

 二つの迷いを完全に克服した主人公は、望んだ「自由」を手に蘇生したヒロインと共に生きていく。(蘇生に関することも布石を置いてあります)

【承知している問題点】
シナリオ上必要な仲間のサブキャラの犠牲が5人いる事。しかもその殺害描写をしっかりと書いていること。また間隔が短い為、使い捨てにしていること。

物語の構成上【転】の部分でもう1周世界を回るため、必然的に長く(全体の3分の1ほどに)なり、どうしても重苦しくなること。

【主人公に関して】
 主人公の性格として、基本は自己中心的だが、悪意をもって行動することは滅多にない。周囲の事情を鑑みることが出来る。頼まれたら中々断れない。それでいて決断が甘いときがある。人情に入れ込みやすい為、出会った敵以外の人間を見捨てることが出来ない。

 矛盾しているようですが、自らの欲求を叶えると同時に他者の利益も考えるwin-winを重視する人間といった感じです。

 長くなってしまいましたが、ご意見のほどよろしくお願いします。

上記の回答(現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さいの返信)

投稿者 かにさん : 0 投稿日時:

こんにちは。プロットを拝読いたしましたので、感想を書きます。

このシナリオの一番大きな問題は、「主人公の『心の成長』のプロセスが曖昧なところ」だと感じました。プロットを読む限り、主人子は「今までの価値観と新しい価値観の間で葛藤している」というより、ただ苦しんでるだけのイメージなんですよね。成り行きで上手くいったり苦労したりしている主人公が偶然救われるような印象です。私としては、やはり「主人公の主体的行動/主体的決断の結果、主人公が変化を果たす」というシナリオがよいのではないかと思います。未記載の部分にその辺りの因果関係の構想があるのかもしれませんが、書かれていないためないものとして考えてしまいます。

もう一点気になるところは、同級生も一緒に異世界転移している点。
同級生が数十人召喚されていたということは、現実世界の人間関係を異世界に持ち込むことなので、本作の世界観は『異世界転移=リセット』の構図ではないと主張することになります。この構図が読者に対してどのような価値を提供するのか、よく分かりませんでした。ポジティブで社交性の高い主人公なら、その友人達との関係や協力を用いて、異世界の問題をクリアしていくのだと想像できるのですが。自尊心低めな主人公だと、むしろ劣等感を刺激する存在になりかねないので、むしろ読者にストレスを与えってしまうのではないかと想像します。こう、新しい場所に来たのに自分よりすごい同級生がいたらなんのためのフィクションなんだーと感じる感じでしょうか。

おそらく主人公の変化のための犠牲者として使用するのだと思うのですが、これは異世界で仲間になった人間でもよいのではないかと思います。ちなみに私なら全員可愛い女の子を使います。「落ち込む主人公→ヒロインとの出会い→ヒロインとの仲を深める→主人公の成長→ヒロインを殺す→落ち込む主人公→……」のループを繰り返して、主人公の成長を描いていくのも面白いかなと。

ついでに細かい点ですが、

>他者から才能と技能を奪えるものだった。しかし致命的な欠陥があり、双方の同意を得なければ奪えない

同意があったら『奪う』にならないような?

辞書で見る限り、『奪う』とは「他人の所有するものを無理に取り上げて自分のものにする。」「(相手の意志にさからって)取り上げる。特に、盗む。」なので。まあ、書きたいことはなんとなく分かるので、問題はないのかなと思います。

逆に下記問題点はそこまで大きな問題ではないような気がします。

>シナリオ上必要な仲間のサブキャラの犠牲が5人いる事。しかもその殺害描写をしっかりと書いていること。また間隔が短い為、使い捨てにしていること。

犠牲があることより、その犠牲に意味が感じられるかどうかが重要だと思います。

>物語の構成上【転】の部分でもう1周世界を回るため、必然的に長く(全体の3分の1ほどに)なり、どうしても重苦しくなること。

その「もう1周」がストーリー上必ず必要なものであるという説得をいかにうまくするかが大事だと思います。2週目は1週目のときとの対比として使えるので、上手くすればむしろ面白くなるような?

以上です。参考になれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 現在書いている物語の概要と主人公についての批評を下さい

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元記事:主人公の設定と表現の過激さについて

こんにちは、サイドです。
普段は掌編や長編の投稿でお世話になっている者です。

少し長くなってしまうのですが、お聞きしたい事としては、作品内においての主人公の設定についてです。
長編を書こうと思い、色々考えていたのですが、設定について分からない点が出て来たので書き込みをさせて頂きました。

主人公と物語の設定としては、「高校生の主人公は法律兼探偵事務所でバイトをしており、そこへ訪れた依頼者のトラブルを解決する」としています。
疑問に感じたのは、「現実社会では法律、探偵事務所で高校生のアルバイトを雇う事はほぼ有り得ないのに設定として使うのはアウトではないか?」と言うものです。
実際に法律事務所で働いている友人から意見を聞いた所、「個人情報の管理上、その重要性が分からない未成年を雇う事は考えられない」との事でした。

これらを踏まえ、法律、探偵等に関係なく、現実では未成年を雇う事のない職業(警察・反社会的勢力など)に主人公が関わるのはダメなのでは? と思いました。
法令順守と言う点でもラノベ・ライト文芸として、また、新人賞などにおいて最初から弾かれてしまう対象となってしまうのでしょうか?
今まで触れて来た作品での主人公・悪役達は特にそう言った制約は無く、自由な設定で動いているものが多かったので問題は無い様に思うのですが……。(中学生がバーテンダーをやっていたりとか……)

また、敵側にいる人間は暴力やお金に訴えて来るパターンもありますが、悪役とは言え無茶をやらせ過ぎたらアウトなのか、と言う点も気になっています。
どのジャンルにおいても以前と比べたら、表現の過激さ(暴力・性的表現や差別など)は話題になっていると思うので、皆さんの助言・ご意見など頂けたら幸いです。

上記の回答(主人公の設定と表現の過激さについての返信)

投稿者 かにさん : 0 投稿日時:

この手の話は、最初から「そういう世界です」と読者に提示しておけば問題ないと思います。要は著者と読者の間に合意が形成できるかどうかです。「現実世界を厳密に継承できているかどうか」よりも、あくまで「著者が最初に提示した世界観が一貫して守られるかどうか」の方が重要だと思われます。「最初に読者と合意した世界観」を著者側の都合で勝手に崩すことが問題なのです。

上記の話は参考サイトがあり、こちらの方が詳しく書かれているため御覧になるとよいかもしれません。
http://p-o-v.sakura.ne.jp/lecture/siten-36.htm
上記サイトの視点36~38あたりが参考になるかと。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 主人公の設定と表現の過激さについて

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元記事:学生でやることは?

今私は学生です。はい。今のうちにやっておくべきこと、大人になって小説を書くにあたり困ったことはありませんか?

上記の回答(学生でやることは?の返信)

投稿者 かにさん : 0 投稿日時:

学生であるのなら、勉強しておくべきです。
高校までの基礎知識に欠落があると、執筆でしばしば困ることがあります。

私の場合、倫理以外の社会科目が苦手で、特に地理の知識が欠落していたために、世界観を創ったり舞台を描く際に上手くイメージが広がらず困りました。
そのため、地理、歴史、政治経済の参考書を数冊購入して勉強しなおしました。

とりわけ国数英理社は背景知識も含めてきちんと理解すれば、執筆に充分すぎるくらい役立ちます。国語は言わずもがな必要ですし、仕事における判断・決断・反省には論理的思考を使うので、それが鍛えられる数学も大切です。

英語も文献に当たる際に必要になったりします。ライトノベルでそんな知識が必要になるかは微妙なところがありますが、日本の知識だけでなく洋書や論文などから知識を得ることができるようになるのは、結構アドバンテージになるかと思います。

また、勉強によって副次的に得られる学歴は、小説家になれなかったときのセーフティネットとして働きます。いい大学に入っておけば就職などで有利に働きます。この先の未来は分かりませんが、まだ現状は学歴で働ける場所が決まる側面が強いと思います。

世の中が実力社会になってくると、当然格差も広がっていきます。この格差は教養の格差が表現されたものだと私は思っています。福沢諭吉の学問のすすめでは、それを以下のように説いています。

『天は人の上に人を造らず人の下に人を造らずと云へり。(~中略~)。されども今廣く此人間世界を見渡すに、かしこき人あり、おろかなる人あり、貧しきもあり、富めるもあり、貴人もあり、下人もありて、其有樣雲と坭(どろ)との相違あるに似たるは何ぞや。(~中略~)。實語敎に、人學ばざれば智なし、智なき者は愚人なりとあり。されば賢人と愚人との別は學ぶと學ばざるとに由て出來るものなり。(~中略~)前にも云へる通り、人は生れながらにして貴賤貧富の別なし。唯學問を勤て物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無學なる者は貧人となり下人となるなり。』

「人は生れながらにして貴賤貧富の別なし。唯學問を勤て物事をよく知る者は貴人となり富人となり、無學なる者は貧人となり下人となるなり」の通り、教養がないことがモロに不利に働くのが実社会です。学校の勉強に限らず、学べるものは学んでおいて損はない、というのが私の意見です。

後、労働基準法と裁判の方法は学んどきましょう(笑)
自分で学ばないと教えてもらえる機会がなかったりしますので。

■参考文献

學問のすゝめ
http://www.geocities.jp/sybrma/92gakumonnosusume.html

学問のすすめ(青空文庫)
https://www.aozora.gr.jp/cards/000296/files/47061_29420.html

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 学生でやることは?

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元記事:アイディアやテーマをストーリーにできない、結末を決めてもそれ以外の部分が作れない

自分の悩みは上記の通りです。
こんな世界のお話を書きたい、〇〇な主人公が〇〇な考えを持つように変わる、〇〇なアイディアはストーリーにしたい……ここまで考えて、いざ執筆してもつまらなかったり、ストーリーを進める上で何かが足りなくてつまらなくなってしまいます。

結末を考えてないから途中で執筆が止まるのだと思い、結末から考えてみましたがキャラがそのストーリーの結末に向かって動いているだけで、まるでキャラが自分がただ都合よく動かしている人形のようになってしまいます。

例として、とあるゲームの主人公を上げてみます。
そのゲームの主人公は幼少時に大事な姉と共に暮らしていたのですが、姉が突然いなくなったことにより、それがトラウマとなって他人に対して接したり心を開くのを恐れてしまいます
無口で無愛想なキャラとなり、大事な人がいなくなる恐怖から自己防衛のために、誰とも深く繋がりを持たないようになるのです。

しかし、最終的には仲間と共に過ごす心地良さを覚え、他人を信じ心を開くようになります。

この部分だけで見ると、主人公が成長する、または変わるストーリーであって、序盤と結末が分かっています。

だけど、自分がもしその序盤と結末が分かった上で、仮にこのキャラのストーリーを作れと言われても多分無理だと思います。
そのストーリーの過程を作ることができないのです。

アイディアを形作る、テーマをストーリーにするために私に足りないものはなんですか?
そして、序盤と結末の間のストーリーを作るためにはどのようにすればいいのですか?

長々悩みを言ってしまいましたが、ご指導お願い致します。

上記の回答(アイディアやテーマをストーリーにできない、結末を決めてもそれ以外の部分が作れないの返信)

投稿者 かにさん : 0 投稿日時:

ストーリーの過程――特に承の部分を作るには、第一に「その小説を作る目的」を明確にしておく必要性があります。目的によって『何を描くべきか』が変わるからです。

例えば、エンタメ小説では、「読者の欲求を満たすこと」を目的とするため、読者の好むシーンやシチュエーション(ラッキースケベや女の子にちやほやされるシーンなど)を繰り返し描き続ける構造を設計する必要があります。

テーマ小説では、「作者の思想やメッセージを読者に伝えること」を目的とするため、そのメッセージが説得力を持つようにストーリーを設計する必要があります。例えば「家族愛は大切だ」というメッセージを伝えたいなら、「普通では到底達成できないような障害を、家族の力で乗り越える」ストーリーを描けばよいことになります。

同じように、キャラクターの変化を描く小説の場合は、読者がキャラクターの変化に納得するためのストーリーを設計しなければなりません。そのためには「現実の人間はどのような事象に出会えば変わるのか?」を理解していなければなりません。「こういう出来事が起きて、こういう風に感じたら、この人は変われるよね」という『その人の変わる論理』を体感的にでも理解している必要があるのです。

とはいえ、キャラクターの変化を中心に据えた物語はとてもメジャーで、ハリウッドの三幕構成のような「型」の研究があるので、それを勉強すればよいかと思います。

参考に、以下に沼田やすひろ氏著の『超簡単!売れるストーリー&キャラクターの作り方』の手法を少しアレンジした自分のプロットを記載しておきます。 (金子満氏著の『シナリオライティングの黄金則 ー コンテンツを面白くする ー 』もおすすめです)

――――――
■コンセプト
「〇〇な主人公が〇〇な考えを持つように変わる」物語

■プロット
変化前:
「他人を信じると裏切られる」という考えを持った主人公が、
変化の始まるきっかけ:
「決して自分を裏切らない」少女と出会い、
葛藤:
少女と一緒に過ごす生活の中で、「いつか裏切るのではないか?」と疑う自分と「この子は自分を裏切らない?」と信じたい自分の間で葛藤しながらも、
変化を果たすきっかけ:
少女が過去に自分に助けられた経験があり(主人公は忘れている)、自分を助けるためなら命をも投げうつ覚悟があることを知ったこと、またその覚悟に値する少女の行動を目の当たりにしたことをきっかけに
変化後:
「信じても裏切らない人がいる」という考えを持つように変わる
ーーーーーーー

カテゴリー : ストーリー スレッド: アイディアやテーマをストーリーにできない、結末を決めてもそれ以外の部分が作れない

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元記事:描写の特殊なテクニック

小説を読んで地の文の描写や、イメージ描写でちょっと気になるものがあったので質問します。
ちょっと自分でもどう説明すればいいのか分からないのですが、「限られた地の文を用いて、読者がそこから背景や状況をイメージさせる」ものでした。
どういったものかと言うと例をあげるとすると、

①主人公は好きだった同じ会社に勤めている先輩女性に振られる。

②そのせいで主人公は何杯もビールを飲む。向かいの席で他人事のように笑っている同期の親友。

ここの②の部分ですが、主人公が直接居酒屋に行ったという表現は書かれていません。ただ、書いてあった表現、地の文は、
●もう何杯ビールを飲んだかわからない。
●向かいの席で話を聞いた同期が笑っている。
●失恋したことを知った主人公は同期に電話して呼び出した。
●愚痴を吐いている主人公を見て、隣の席で飲んでいるOLが笑っている。

……これくらいですが、自分はこれですぐに主人公は振られたから友達誘って居酒屋でやけ酒しているということが分かりました。
しかし、さっきも言った通り、居酒屋という単語、または居酒屋の類義語は一切使われておりませんでした。なのに、確実に主人公が居酒屋で飲んでいるということは理解出来る。

他の作品でも、学校や教室という表現も使われていないのに、主人公と親友達が学校の教室で会話していることがイメージできる、というものも見ました。

限られた地の文から状況や場所を把握する。
こういうテクニックはどう使えばいいのでしょう?
自分は、主人公がやけ酒している。向かいの席で話を聞いた同期が笑っている……の辺りで、すぐにその場所が居酒屋と分かったので、読者の先入観を利用しているということでしょうか?

上記の回答(描写の特殊なテクニックの返信)

投稿者 かにさん : 0 投稿日時:

>しかし、さっきも言った通り、居酒屋という単語、または居酒屋の類義語は一切使われておりませんでした。なのに、確実に主人公が居酒屋で飲んでいるということは理解出来る。(これはなぜか?)

『居酒屋』という知識を書き手と読み手の間で共有しているからです。

『私たちはいわゆる典型的(ステレオタイプ的)な状況の連続を記憶の中に保持しており、それに関係する語に遭遇したとき、常に背景にその「保持された枠組み」を喚起する。(~中略~)。語はその語の言語的「意味」だけではなく、その語にまつわる実に様々な社会的常識や知識(百科事典的知識という)をも喚起する。』
※引用:認知言語学の基礎/河上誓作編著/p39

上記を踏まえて、今回の場合は、読み手は『居酒屋』に関する社会的常識や知識を有しており、書き手がその社会的常識や知識を「それが居酒屋で行われたことである」と特定するのに十分な量提示したため、読み手は直接的に記述されていなくても『ここは居酒屋である』と類推できたのです。

注意すべきは、書き手の記そうとしている情報について読み手がその知識を有していない場合、当然類推することはできないため、意味の分からない文として映ってしまうことです。例えば、居酒屋のことを知らない小学生1年生などには、その文章を正しく理解することはできないと推測されます。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 描写の特殊なテクニック

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元記事:自主規制しすぎて台無しになってしまいました。。

連投失礼します。

皆さんこんにちは。
一番合戦仁こと、竹牟礼基です。

僕は、書きたかったテーマそのものを自主規制してしまったために、本来の物語の軌道から大きく外れたまま、自分の作品を書いてしまいました。

次の作品に生かすという方法もありますが、 僕はこの物語をきちんと本来のテーマで書き切りたいです。
ですが、こうなってしまうと一から書き直すしかないのでしょうか?

本人がどうしたいかという問題に委ねられるのであれば、僕は本来のテーマで同じメインキャラクターを登場させて一から書き直したいです。

実際、 テーマを捻じ曲げて無理矢理純粋異世界冒険ものに仕上げてしまったため、作品は根本的にガタガタです。

元々は、異世界転移ものの『皮をかぶった』 とある発達障害者の理想と希望と絶望を描いた冒険活劇ものにするつもりでした。

一応、一部だけ原稿を推敲しましたが、ここまで出来上がってしまっては、もうこれ以上できの良い物にはないものにならないでしょう。

手元にある原稿を推敲するとなると、文章全体を一度破壊さなくてはなりません。

よく初心者が陥りがちな「自分の作品が駄作に見えて完結する前に力尽きてしまう」と言うケースに類似してますが、僕の場合は前編とはいえ一本の長編としては完結しました。
なので最初から書き直した方がいいと思うのです。

心情的にも、恥ずかしくて穴があったら入りたいので一度出直したいという気持ちもあります。

ですので、一度書き直した方がいいのでしょうか?
それとも作品は後編を書いているうちに 改善することがあるのでしょうか?
だとしたら他に方法があるのかもしれません。
ご教示いただければ幸いです。

上記の回答(自主規制しすぎて台無しになってしまいました。。の返信)

投稿者 K izawa : 0

執筆中の作品に対して「何か違うな」と思うのは誰しも必ずあります。
さらに言えばどんな話を書いていてもおきます。
ジャップの無駄に気を使った、歯に衣着せた言い方は糞食らえだしわかりやすく事実だけ述べた方が理解しやすいかと思うので、少々覚悟して読んでください。

>書きたかったテーマそのものを自主規制してしまったために、本来の物語の軌道から大きく外れたまま、自分の作品を書いてしまいました。

テーマ、とは。お題やメッセージですね、主人公が目的や目標を達成する過程で伝えたい事。
主人公に限らず、登場人物の行動により浮かび上がる一つの「疑問」や「議論」だとも思っています。

そして、あなたはテーマテーマと言う割にはそのテーマの何を伝えたいかがハッキリと絞れていないのです。
当たり前です、相談の段階で「アスペルガー」としか言えてなかったのですから。

大切なのは「アスペルガー」をテーマとするなら「アスペルガー」の何を伝えたいか。何を読者に読み取ってほしいか、です。
純粋に特徴を伝えたいのか、擁護を訴えたいのか、さらには邪として描きたいのか。

あなたの今作を乱暴に纏めると、「アスペと虐げられてきた主人公が異世界で大きなことを成し遂げる」という内容かなと。

となると、ストレートかもしれませんが

「発達障害でも戦えるんだ、やりきることができるんだ! だから、同じ悩みを持っている皆も勇気を持って負けないで!」

というメッセージを伝えるには充分な内容です。
面白い、面白くない。は別として。

アナタはテーマを決めている気になっているだけです。

というか、多分自主規制したと言うのは「テーマ」じゃなくてただの「題材」じゃないでしょうか?
「題材」は、作品内で登場する「アイテム」や「キーワード」「特徴」「属性」等、設定関係の話になってきます。

テーマとは全然違います。

ガンダムなら
「戦争の中で揺れ動く人間達の心や絆」というテーマを「巨大ロボ」という題材で描いています。

アンパンマンなら
「愛と勇気」というテーマを「生きた菓子パン人間」という題材で描いています。

機関車トーマスなら
「人間だれしもに共通する教訓」を「役に立つ機関車」というテーマを通して「感情を持った人面機関車」という題材で描いています。

アニメなんか観ないのでこの辺の例えしか出ませんが、テーマと題材の違いは受け取ってもらえましたか?

「」というテーマやメッセージを伝えたくて「アスペルガー」という題材を選びました。

と整理してみてください。

ついでにアドバイスとして言うとすれば
精神的な障害を描くなら、第三者の人物に語り手をさせるか、三人称にして主人公の言動を軽く翻訳や解説しながら書いていった方がいいですよ。

その方が「何が普通の人と違うのか」が伝わると思うので。

理解されにくいから「普通の人と違う」扱いされている訳で、その「理解されにくい人の視点」だけで話が進むと、当然読者も理解してくれません。読み切ってもらえるだけでも奇跡です。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 自主規制しすぎて台無しになってしまいました。。

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投稿日時:

元記事:新しい世界が作られない不思議

どうも神崎菊と申します。
私は、小説を書く度に音楽を流して世界をつくり、ノートに書いております。ですが、その音楽がいつまでも同じものなので同じような雰囲気になってしまいます。出来れば皆様にお好みの設定を提案して頂きたいです。例を挙げると、「世界の全員が仮面を被っている世界で、主人公が優しくして仮面を外していくようなお話」のような事をお願いしています。皆様の力を貸してください。

上記の回答(新しい世界が作られない不思議の返信)

投稿者 読むせん : 0

んー?
仮面に命を移して永遠に生き続けるようになってしまった老女と、顔の肉を剥がれて老女の宿った仮面を顔に被せられ、そのまま癒着させられてしまった少年が一緒にサバイバルする話

皆がマナーとして仮面をかぶっている世界で、仮面を奪われ裸顔で生活せざるを得なくなった通称カオナシ達の人間ドラマ

仮面に依存した主人公がいろんな仮面を収集しつつ、ほんとうに望んだものに気付く話

仮面をかぶらないと呪われるモンスターと戦う仮面戦士たちの話

仮面が忌まわしい物として嫌われる世界で、あえて仮面を被ることを求める物語

とか?

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 新しい世界が作られない不思議

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元記事:主人公の過去描写のタイミング

主人公の過去を描写するタイミングについて質問があります。
主人公の目的や考え方に関わってくるので必須なのですが、物語の途中で入れることが難しそうです。
このような場合、最初に主人公の回想を入れるのはアリですか。
ご教示いただければ幸いです。
また、最初に入れるとしたら、何ページくらいに抑えるべきですか?

上記の回答(プロの寿命について)

投稿者 ごたんだ : 0

上に頭が白くなった相談がありますが、大体頭が白くなり始めたあたりで突然、過去話を語りたくなります。
それはレイディオでも同じ話しです。
24時間話せますか?

編集のついた漫画家脂肪はまず、超編をいくつか描かされます。
編集が気にいった、もしくは会食にかけられ、一つないし多い時は二つ三つ選ばれます。
漫画家脂肪はこの時点では、気付いていません。…自分が、過去編を描かされていることに!
決まった作品の一冊にまとめられるくらいのネームを描かされます。
二つあると、デウスエクスミラーで融合させます。
芳文社作品で過去編が一つ以上あるのはそのせいです。

プロット通りにストーリーを進めるには、かみにいさま涙のフラグ管理能力が作者側に求められます。
これがないと、ゲームどころか、作品として破綻する
これを利用して、作品内試験では邪魔が入ります。
リアリティが出るんですね。内政にも持っていけます。
作者が病気や長期休みを欲すると過去編に入ります。
ラスト前、転のあたりで過去編が入る、もしくは真ラブホテルフラグが入るのは作者が健康である証だと思って構わないと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 主人公の過去描写のタイミング

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