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元記事:自分の小説を面白くしたいの返信

お二方の共通して指摘されたのは「わかりやすい文章を書く」という基礎を身に着けることが大事。ということでした。
これ以外にも、それぞれの視点で欠点を指摘して頂いた部分やアドバイスを元に再考し、掲示板を読み返しながら自身の作品を再構成してみようと思います。
重ね重ねありがとうございました。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信の返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 投稿日時:

 サタンさんも仰るようにもうこのスレッドを見ておられないかもしれません。しかし、私からも、もう少し申し上げるべきことが出てきましたので、2点ほど補足してみたいと思います。

1.2人会話劇を書く力は相当ある

 もう少し読み進めてみまして、先の感想は決めつけて言い過ぎた面があると気が付きました。まず、その点をお詫びします。具体的には以下のようなことです。

 例えば、「白無垢、来訪」で、主人公と白無垢だけになったシーンでは、読んでいてさほど混乱しません。結構、すっとイメージが湧きます。地の文での主人公の思考駄々洩れは変わっていないのに、です。それ以前の部分の分かりにくさがなんだったんだろうと思えるほどです。

 何が差か考えてみますと、シーンに関わるキャラ数があります。おそらく、3人以上のキャラで進行させると、キャラの言動・行動が制御しきれなくなるのではないかと思います。たとえキャラの出し方が電話だけであっても、ですね。

 3人以上の場合は、プロローグ「帰還」では、例えばサブキャラ同士(サブヒロイン同士?)の会話劇部分では、どれが誰の台詞や行動なのかなどで、分かりにくいものがありました。

 当面は、2人会話劇を中心にシーンを組み立てるようにしてはどうでしょうか。サタンさんが仰ることをリフレーズするようですが、書く量に応じて慣れてきて、慣れてくると使いこなせるようになります。

 今でも2人会話劇はなかなかやれている感じです。もう少し慣れてくると、書いていて楽なのに、読者からはよく分かると言われるようになるはずです。そうしたら、サブキャラ2人の会話劇を主人公視点で書いてみる。それも習熟したら、3人同時に絡む会話劇へ進む。

 なお、2人と3人はたった1人の違いですが、キャラ同士の絡み方の複雑さは段違いになります。キャラA・Bの2人だとキャラの絡ませ方は1種類です。A-Bですね。

 キャラA・B・Cの3人になると、A-B、A-C、B-C、A-[B,C]、B-[A,C]、C-[A,B]と、少なくとも6種類に増えます。
(4人、5人と増えていくと、あり得るパターン数はさらに急増する。幾何学的にいえば、多角形の各頂点からの辺や対角線の選び方の合計みたいなもの。)

 3人同時に絡むシーンを作る際、2人から1人増えただけなのに、複雑さ(の可能性)が一気に増えることは注意しておくべきだと思います。

2.守破離で考えると今のスタイルで量をこなすべきかも

 何の話を始めたんだ、みたいな感じですが、守破離は芸事や武道の上達過程でよく言われることで、文章技術の向上にも当てはまると思っています。ご存じかもしれませんが、守破離とは以下のような能力開発過程のことです。文章技術に特化して簡潔に説明してみます。

・守:1つのスタイルで習熟して基礎力を養う。決して他のスタイルによそ見しない(よそ見すると混乱して上達が止まる)。
・破:守で得た基礎力を使って、いろんなスタイルからそれぞれの特長を盗む。
・離:破で総合的に力がついたら、自分だけのオリジナルスタイルで書いていく。

 今は「守」を行うべきだと思われます。文章スタイルでいえば、サタンさんは「今のスタイルで次々と新しい作品を書こう」での上達をお勧めのようです。私からは「一つの作品を推敲を重ねてうまく仕上げよう」と申し上げています。

 全く異なるアプローチです。これは、例えば読書で「乱読と精読、どちらもやったほうがいいよね」といったこととは全く違います。むしろ逆で「混ぜるな、危険」です。今のスタイルと推敲しやすいスタイル、どちらもやってみよう、は危険です。

 サタンさんが仰るように、技術力がまだ発展途上で、スタイルの違いを明確に見極めきれない恐れがあるからです。そうなると、上達どころか混乱してくる恐れがあります。すると、どちらも中途半端のままになってしまう。

 仮に「今のスタイル」「推敲しやすいスタイル」の二択だとして、どちらか一つを選んで、選ばなかったほうは少なくとも当面は捨てる必要があります(当然ですが、練習法の選択肢が相いれない三つ以上の場合も、ただ一つに絞る)。選ぶ基準は「書いていて楽、あるいは気分がいいほう」です。よくある上達のコツ「苦手分野を克服せよ」は、この件に関しては不要です。楽しむために書こうとしているのに、嫌なものに取り組むとめげますから。

 通常の段落形式を使ったご質問文及び返信文だと、読みにくさはありません。その点も考慮して、推敲しやすいスタイルをお勧めしてみた面があります。しかし、もともとの執筆開始の動機は、Web小説を読んで、同じように書いてみたくなったわけであり、文面からもポジティブに拘りたい気持ちが伝わってきます。

 モチベで考えるなら、サタンさんのご意見「このままどんどん書こう」を採用されるべきかもしれません。なんといっても、モチベ≒書きたい≒書いていて楽しい、は大事です。当面は趣味でもあるわけですから、書くことが楽しいのが正義でもある。また、コツ「継続は力なり」はこの件でも真理です。継続を支えてくれるのはモチベですよね。

―――――――――――――――
 さらに補足。

 実は「短文&改行」にも推敲しやすい面があったりします。テキストエディタやワープロソフト特有のことですが、「行≒文の入れ替えが簡単にできる」ということです。

 先に申し上げた情報提示の順番については、これが如実に効きます。カット&ペーストでできてしまうからですね。段落で字下げ&改行の従来スタイルだと、これがちょっと面倒くさい。

 さらに、「文ごとに番号を振って、各文の役割とつながりを考えて文章を分析してみる」という、面倒くさいながらも極めて強力な推敲手法も、「短文&改行」スタイルではやりやすい。従来スタイルだと、いったん文ごとに改行を入れないといけませんから面倒くさい。

 普通のやり方の推敲では従来スタイルがやりやすくはありますが、今の短文&改行≒Web小説スタイルも、やりようはあるということになります。

 なお、「短文&改行」スタイルにも明確な段落があります。既にお使いですが、地の文の空行です。段落としてはちょっとどうかなという空行もありますので、「地の文の空行は意味内容の切れ目」と意識して、空行を使いこなしてみてはどうかと思います。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:現実の言葉と異世界の言葉について

まず前提といて、自分の作品は転生異世界ではなく、純粋の異世界の魔法の世界の作品です。
これを前提に、前から疑問に思ってたことがあります。
それは現実と異世界の同じものを別の言葉にするべきかということです。

たとえば、リゼロの作品は現実世界でいうところのリンゴをリンガに変えています。

しかし、このすばという作品は現実世界にあるキャベツをそのまま言葉を変えずに使っています。

ロクでなしの作品もトマトやパンやチーズといった言葉をそのまま使っています。

これを踏まえて思うのですけど、
異世界に出す食べ物はいちいち言葉を変えずに現実世界にある通りの言葉を使えばいいのでしょうか?

伝わりづらかったらすみません。

皆さん、もし良かったらアドバイスをお願いします。

ちなみに、機械とかも現実世界の言葉のままで使っても大丈夫ですかね?

たとえば、自動販売機とかテレビとか漫画とか小説とかです。

それらも、もし良かったら皆さん、アドバイスをお願いします。

上記の回答(現実の言葉と異世界の言葉についての返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 投稿日時:

 少し補足したほうがよさそうなことがあると気が付きました。「リンガ」です。これがなぜ「リンゴ」と認識しやすく、覚えやすくもあるのか。

 それは、固有名詞、特に人名についての注意点の裏返しだからです。キャラの名前は、「読みでの最初の1文字を被らせるな」というコツがあります。例えば、兄が「明」(あきら)、妹が「亜希子」(あきこ)ではいけないわけです。漢字は被ってませんが、読みが最初の1文字どころか、2文字被っています。これを兄「太郎」(たろう)、妹「貴子」(たかこ)に変えても、まだ戦闘の1文字が被っています。

 なんで被りを気にするのが先頭からなのか。読む順だからですね。漢字といえど、黙読するときには、脳内で音≒仮名での認識が行われます。読みの通りに1字ずつ、脳内で認識することになります。ですので、たとえ漢字で書かれていても「明」と「亜希子」だと脳内で、

「あ」(明か? 亜希子か?)→「あき」(明なの? 亜希子なの?)→「あきこ」(ああ、亜希子か)

という迷いと判断が(無意識的に)行われます。どのキャラなのか、イメージの確定が遅れるわけで、判断と記憶について支障となります。だから、キャラ名の読みの最初の1文字だけは変えておけ、というわけですね。
(ヨーロッパ語風だとカタカナなのでもっとダイレクトに効いてきたり、読みが違うが同じ漢字、ないしは字体類似の漢字も視覚効果も避けるとかあるけど割愛。)

 翻って「リンゴ」と「リンガ」はどうか。最初の2文字は同じで、最後の3文字目だけ変えてある。しかも同じガ行です。ローマ字表記すれば(子音+母音)、RING-OとRING-Aです。RINGまで同じになっている。違いは最後の字の母音O・Aだけ。

 これだと、説明されなくても「リンガ」から「リンゴ」が連想されます。そして連想通り、リンゴによく似た果物となっている。これなら、すっと頭に入りますよね。もしも最初の1文字を変える、例えば「ニンゴ」と言い換えていたら、「リンゴ」が連想される度合いが下がり、覚えにくくなっていたと思います。
(N-INGOとR-INGOで、先頭とはいえ差は子音1つなのに、なぜかそうなる。下手するとニンゴ→ニンジンと連想するかも。)

 つまり、「リンゴ」を「リンガ」と言い換えたのは、実に用意周到な、上手いやり方なんです。固有名詞の変更1つでも、上級者は(意図的か無意識かは分かりませんが)、決して恣意的で分かりにくくなる変更をせず、逆に分かりやすくするコツを使いこなしているわけです。

 一方通行さんも、「リンガ」が印象に残ったからこそ、例として最初にお出しになったのではないでしょうか。上手い手ですから真似て使えばいいと思います。コツはシンプルで「読みの最初の数文字を被らせる。できれば最後の1字だけ変える。母音だけ変えるとベター」だけです。

(念のため。何事も例外はあります。例えば「バナナ」。リンガについての上記コツを適用して「バナノ」、よりはナナという連続の特徴を活かし、「ワナナ」のほうがいいかもですね。固有名詞の読みの何が最大の特徴かを考えるわけです。特に目立った特徴がなければ、上記のコツでいいでしょう。)

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 現実の言葉と異世界の言葉について

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元記事:現実の言葉と異世界の言葉について

まず前提といて、自分の作品は転生異世界ではなく、純粋の異世界の魔法の世界の作品です。
これを前提に、前から疑問に思ってたことがあります。
それは現実と異世界の同じものを別の言葉にするべきかということです。

たとえば、リゼロの作品は現実世界でいうところのリンゴをリンガに変えています。

しかし、このすばという作品は現実世界にあるキャベツをそのまま言葉を変えずに使っています。

ロクでなしの作品もトマトやパンやチーズといった言葉をそのまま使っています。

これを踏まえて思うのですけど、
異世界に出す食べ物はいちいち言葉を変えずに現実世界にある通りの言葉を使えばいいのでしょうか?

伝わりづらかったらすみません。

皆さん、もし良かったらアドバイスをお願いします。

ちなみに、機械とかも現実世界の言葉のままで使っても大丈夫ですかね?

たとえば、自動販売機とかテレビとか漫画とか小説とかです。

それらも、もし良かったら皆さん、アドバイスをお願いします。

上記の回答(現実の言葉と異世界の言葉についての返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 投稿日時:

 以下、長くなります。結論だけ先に申し上げてみますと、「一方通行さんとしての現時点では、ほとんど変えずに書いたほうがいい」となります。

 まず、「異世界」なのですから、全く異なる言語のはずですよね。リンゴがリンガどころの差異ではありません。

 現実世界でも、言語の発生と発展において、長らくほとんど接点のなかった英語と日本語では、単語の語義(物事の分類と考えてよい)からして、全く違います。例えば、日本語の「麦」は英語に訳す方法がありません。英語には小麦も大麦もライ麦等々をひっくるめて分類してはいないのです。(その他、動詞や形容詞等も同様だが割愛。)

 ですので、生物の発生と進化からして異なるはずの異世界の言語を、曲がりなりにも日本語で記述するのは、読者が読める、分かるようにするための便宜的な誤魔化しでしかないことを理解する必要があります。

 ですので、基本的には異世界の言語として、日本語を多少なりとも変えるとしたら、どの程度異世界の感じを出すかという風味付け程度です。変えるとしても、動詞、形容詞、副詞等は変えられないでしょう(逆に謎を提示するなどなら、あり得なくはないが、結局は例外的事項)。

 名詞だけですね。その名詞もいろいろです。ご質問に応じた整理を試みてみます。

――――――――――――――――――
1.抽象名詞
 概念や気持ちなどを表す名詞です。勇気、愛情などですね。抽象名詞は変えられないでしょう。仮に抽象名詞を造語するとしたら、描写が大変すぎます。概念は形も色もないからです。もしも、「勇気」を単に「ゲグガン」などと言い換えたとしたら、読者が苦労して読み解いたら「勇気」と同義と分かったら、徒労感しか生じないと思います。

2.普通名詞
 普通名詞はモノを分類する名詞ですが、特定のモノを指し示しません。植物、動物、さらに動物には、鳥、馬などがある、といった感じですね。想像上の生き物も含まれ、ドラゴン、吸血鬼等々があります。

 これも変えられないでしょう。古典的有名作「指輪物語」(ロード・オブ・ザ・リング)では、同作が事実上の初出である「ホビット」族がありますが、実はそれより前に子供向け作品「ホビット」でホビット族を出しており、詳しい説明をしています。その上で「指輪物語」にもホビットを登場させているのですが、やはり再度詳しい説明が第1章からあります(詳しすぎて、第1章から読み始めると挫折率が高いらしい)。

 物事の種類ごとの分類を指す名詞であるため、含まれる情報が膨大なのです。ですので、普通名詞を造語したり意味変更すると、作者も大変、読む読者も大変になります。中世ヨーロッパ風異世界ものでも、例えば武器類で「剣」「槍」「弓矢」等々は分類も名称も、そのまま使っているフィクションが大多数のはずです。

3.固有名詞
 ある特定の事物を指す名詞ですね。果物という普通名詞より詳しく分類して、例えば「リンゴ」という固有名詞があるわけです。分類のやり方次第ですから、「リンゴ」を普通名詞と見て、「紅玉」とか「津軽」を固有名詞と見ることもできます。

 異世界言語っぽさを出す、造語、表記変更を行うとしたら、この固有名詞だけで雰囲気を出すべきでしょう。変えないといけないものもあります。剣はいいとしても、グラディウスという剣を出してしまうと、「なんで異世界で古代ローマの剣?」みたいなことになります。

 例に出しておられる「リンゴ」が「リンガ」は、固有名詞扱いしての小変更ですね。「リンゴ」を例えば「ミカニエムモテラ」みたいに連想が利かないものにはせず、1字だけ変えて「リンガ」。それなら、読者も一度「リンガはリンゴみたいなものか」と理解すれば、1字違いだけに覚えやすい。異世界なんだなという印象も出せる。

 でも、あれもこれもとやってしまうと、個々の固有名詞は覚えやすくしたとしても、結局は量的に膨大になります。もし果物が物語上重要で、かつ多種類を出すとしたら、「リンゴ」「オレンジ」「バナナ」などの果物の固有名詞はそのまま変更せずに使うべきでしょう。

 大事なことなので繰り返しますが、固有名詞を変えれば変えるほど、読者の負担になります。しかし、何も変えないとしたら、異世界っぽさが出しにくくなります。どちらも、特に冒頭では大きく作用します(読者はまだ作品内容を全く把握していないため)。二律背反ですから、その匙加減は微妙で、「こうすればOK」といったものはないと思います。
――――――――――――――――――

 特に文章作品では、実は異世界っぽさを出すのは大変です。コミック(さらにアニメ、実写)ですと、見たことも聞いたこともないものですら、一目で形だけは分かる絵で示せます。文章作品では言葉で説明して、読者が脳内で映像イメージを起こすしかない。言葉という記号と説明だけで、読者が(脳内で)絵を描く。

 ですので、文章作品では見たことも聞いたこともないような異世界を描こうとするのはリスクが高いことになります。十中八九、わけが分からない描写になってしまうでしょう。異種族としては人間型の亜人(エルフ、ドワーフ等々)、翼竜や鳥類に似ていて、かつ伝説で知られるドラゴンなどが頻出なのは、絵のない文章を読んで容易にイメージを起こせるためであると思われます。

 一方通行さんが、今からお書きになるとして、ではどの程度なら行けそうか、を考えてみます。結論から申しますと、「ほとんど変えないほうがいい」になります。

 それは、どの程度変えていいかを単純にご質問だからです。有名作の断片的な事例しか参考にされておられない様子ですし、名詞の性質をあまりお考えでない様子で機械ならどうかをランダムな具体例でお尋ねです。

 おそらくですが、異世界らしくしようとあれこれ名詞を変えてしまうと、上述のような名詞の分類に応じた変更とならず、バラバラかつ恣意的な名詞変更になってしまう可能性大です。いろいろ変えるのであれば、名詞の根底にある物事の分類から、考え始める必要があるのです。

 もし、亜人やドラゴンが飛んでいる世界なら、充分に異世界となります。せいぜい、頻出のもの、例に出しておられるものでは「リンゴをリンガと言い換える」程度にとどめておくべきでしょう。それでも異世界らしい風味付けにはなります。

 ある異世界ラノベ作品(魔法と剣の異世界への転移もの)がラノベとは思われていないレーベルから出版され、それを読んだ、あるプロ作家が作中に「シャワー」を例に取り上げて批判したことがあります。一理あって、シャワーが存在していなさそうな文明レベルなのに、何の説明もなく、現実世界での当たり前のように「シャワー」が出ていました。

 プロ作家の批判はシャワーという一点だけではなさそうで、シャワーは単に分かりやすい例のつもりだったようです(ラノベも書く、他のプロ作家の一人も暗に異世界らしくないと感想を言ったりもしていた)。しかし、ツイッターでのことでしたので、膨大な批判も寄せられました。別に違和感はない、ラノベでは普通、といったことですね。

 自販機、テレビ、漫画などですと、同様に異世界感を失わせると思う読者は出ると思います。そういう感想を寄せる人もいるでしょう。

 でも気にせず、自販機が異世界作品に必要なら、そのまま自販機として出してしまうといいと思います。書き続けているうちに、もっと深く異世界感を出すノウハウが身に着いてきます。異世界とはどんなものかというイメージの明確化と、書くことによる言葉への理解の深化ですね。そういうノウハウの蓄積に応じて、現実世界との差異を大きくしていけばいいでしょう。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 現実の言葉と異世界の言葉について

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元記事:自分の小説を面白くしたいの返信の返信

ブルース・クリーンさん、批評ありがとうごいます。
小説家になろう」でHPの上位ランキングに乗っている小説を見て書いてみたいなと思た口です。
一人称の語り調もその方を参考にしており、その方も読点で改行しておりました。
書籍化もされ私の知る限り270万部を売り上げる作品だったと思います。
 なのでwebでは受け入られたスタイルなのなかと、自身の作品に取り入れました。
webで作品を発表する以上webでの文法の方がいいのかなと思っております。
 それに加え執筆課程でラノベの作法、文法上の作法。これらも間違ているとは思えず複数の作法を知ってく中で自身の執筆スタイルに揺れている状態が、今の自分なのかな。と。
 スマホでも「キャラ文芸」の発展形でキャラに漫画の吹き出しでセリフを喋らせることで物語を読み進めたり、Lineの形式のようにセリフで物語を読み進めるアプリなどもあり、みんな地の文をできることならよみたくないのかな? と私はそうも踏まえたうえで、あのような文体で書き進めたしだいです。
ブルース・クリーンさんやサタンさんのご指摘通りに読みにくかったり、理解する上で齟齬を与えてしまっては意味がありませんので、共通したご指摘を踏まえて考えていきたいところなのですがやはり迷走しています。
お二方はもちろん私についた編集者ではありません。
そのうえでお聞きしたいのですが、これからどのように書いていけばいいのでしょうか?

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信の返信の返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 投稿日時:

 また手厳しい言い方になってしまいますが、まだまだ文章技術に改善の余地がある段階で、成功した方(上級者)を形で真似ても無意味です。その前にやるべきことがあるのです。

 喩えとしてよく用いられるのがピカソの絵です。まるで幼稚園児のようだとも言われます(実はピカソの一時期の作風らしいですが、それは措いておいて)。だけれど、多くの人に高評価されるのは、写実的な絵を描ける実力を蓄えた上で、あえて崩していったからです。基礎ができている、だから応用ができた、ということですね。

 御作に戻りまして、まず前提として「書かれたものが分かりにくい」ということがあるわけです。その原因として、一つには無秩序な改行があると申し上げています。読んで分かるのなら、そのようなことは申し上げません。

 分かりやすく、うまく書けたとき、Web小説の特徴を取り入れて成形してもいいです。しかし、今の文章ですと何度も読み直しては書き直す必要があります。推敲という必須の作業ですね。

 改行を頻繁に、読点の位置でも改行してしまうと、推敲に手間取ってしまうのです。結果、推敲をあまりやらなくなる。せいぜい1行内の書き直しで済ませたくなる。

 それではいけません。今はまだ練習段階だと思ってください。練習に適した文章スタイルにしておく必要があります。

 ですので、いったんWeb小説ではないスタイル、すなわち普通の文庫本で書かれているようなスタイルで何度も書いてみて、何度も書き直してみることをお勧めします。模写に適した文章も多々あるはずです。古今の文豪、新聞のコラム、いろいろです。

 大事なことですのでくどいようですが、もう一度。文章で何か伝えるための基礎力を磨きましょう。そのための練習は練習しやすい文体を採用しましょう。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:自分の小説を面白くしたい

はじめまして、スガヤヒロと申します。
この度は自分が書いた小説の批評をお願いしたく相談させて頂きました。
「小説家になろう」https://ncode.syosetu.com/n6543ek/
なろう系異世界チート転移ものです。約15万文字の分量になります。「ライトノベル一冊の分」という目標のもと、初めて書きました。
自己評価
・竜頭蛇尾を欠き、場面転換時に大きく話の方向性を変えました。それで主人公のキャラがちょっと出たのですが、構成上、複数の視点で世界観を補完していくので主人公に感情移入しにくかった。
異世界と元の世界を行ききするとい設定上、日常に戻れるように主人個のメンタルがほとんど変質しないストーリーとライトノベル一冊分というペースでの展開がweb小説の文法い合わせられなかった。短く、分かりやすい文。はできてると思います。
あと、設定も甘い自覚があります。

「小説家になろう」では数字という評価の可視化がなされます。
これが結果なのでしょう。
数字では測れないモノを知りたくて投稿させていただきました。
お時間を取らせてしまいますが、批評の程お願います。

上記の回答(自分の小説を面白くしたいの返信)

投稿者 【本人から削除依頼】 : 1 投稿日時:

 小説のほうへの作者さんご本人の明記、お手数をおかけしまして申し訳ありませんでした。

 小説への感想ですが、最後まで読み通すどころか、最初と最後を少し読んだだけで、しかもどうして辛らつな物言いになってしまいます。しかし、正直、誠実に申し上げてはおりますので、失礼の段は深くお詫びし、ご了解をお願いいたします。

 まず、文章面での読みにくさが問題となると思います。いかに面白い物語を構想できたとしても、表現方法=文章で読者が戸惑うと、面白さに行き着く前に読了を諦めてしまいかねません。

 プロローグですと、例えば以下のような書き方です。

>  俺を大御神と祭り上げてくるこの少女の名前はスイさんと言うのだが、
>  俺の些細な一言一句に一喜一憂するので気を使うのだ。

 読点(、)で改行し、次の行で字下げまでしてしまっています。ラノベでは短文&改行、左側(下側)が白いほうが読みやすい。短い文は分かりやすいし、1行の長さが短ければ目を走らせる距離が減って楽。確かにそういう面はありますが、このような無理矢理に改行と字下げを入れることではありません。これでは読みにくさを増してしまいます。

 続く部分もです。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。
>  ここ三日ほどこんな感じに頭を悩ます朝を迎えている。

 こちらは1行目が句点で終わっていますが、普通は読点にすべきでしょう。これも無理矢理に短文化したものでしかなく、読みやすさが損なわれてしまっています。

 ラノベは文章が上手くなくていいとよく言われます。それは読みにくいような下手さでもいいということではなく、文章に凝る必要はない、文章の上手さで唸らせる必要はない、といったことだと思います。読みやすく、一読して分かる文章である必要がありますし、そのためのコツを形だけ無理に整えても意味はありません。

 念のため、最後の章も読んでみましたが、冒頭とあまり変わらない感じです。もし今のスタイルで書き慣れてしまっているとしたら、意識的に分かりやすさを尊重して書くようにすることが必要となって来るように思います。

 1シーンでの描写も、情報を出す順序に難があるように感じられます。例えば出だしからのスイを描写する以下の1行。

>  青緑色の髪のオーガの少女が奏上してくる

 流行りではオーガといえど美少女ってあります。だけど、上記では「オーガの少女」としか分かりません。主人公にはよく見えているので読者も姿かたちを想像します。オーガですから、恐ろし気なモンスターを思い浮かべる可能性があります。

(なお、天子に言上する「奏上」を主人公が使っている点、皮肉っぽさがないため、大御神扱いに辟易しているらしい主人公と合わない。主人公が作者の執筆意図を知ってしまっている可能性がある。キャラが作者の意図を知っていると不自然になりがち。)

 少し後でスイについて、ようやく次の描写が出てきます。

>  美少女に起こされるのは大変ありがたいとはいえ。

 ここでようやく「美しい」がスイのイメージに付加されるわけです。「美少女」と示すのを遅らせる理由が分かりません。むしろ、(角のある)美少女としておいて、こんなに可愛くても実はオーガ、という描写順序ではないでしょうか。情報提示の順序を間違えているため、目を引きにくくなっています。

 読者は単語ごとにイメージを想起して、どういうことなのか想像していくしかありません。最初は白紙状態、そこへ文章から喚起されるイメージを描いて行くわけですね。そういう読者の目を引くポイントや、読者のイメージしやすさに対する配慮がうまく機能していない感じがします。

 1シーン内のことに留まりません。このプロローグ全体でも情報提示が読者に興味を持たれるような伝え方になっていません。感覚的にですが、8割くらいが分からないのです。

 例えば(誤字脱字を除いても)、

「ジャージ姿のオーガ少女って?」
「いるべき『あちら』って?」「言いづらい事情って?」(なお、言い『ず』らいは誤用)
「スイさんが一喜一憂する事情は?」
「先輩って誰?」
「日本語で話してるみたいだけど言葉の壁って?」
「白金髪の女性って誰? なぜ目をつぶって立ってるの?」
「黒い白無垢? 元オーガって、元って何?」
「採光(光を取り入れること、またはその技法)が差し込む?」(「換気が吹く」みたいな変な感じ)
(……この後もずっとこんな感じなので、ここいらで)

という感じで疑問ばかりが次々と湧いてきます。それらの疑問は全く解消されません。

 主人公と(亜人)女性キャラがいて、何か話したり、朝飯だったりするのは分かります。でも、それが目を引くわけではありません。目を引こうとしているものが多すぎます。目を引こうとしている、というのは、上記のように「それは何だろう?」とは思うものの、何なのかは記述していないものです。

 目を引いて読み進めたくさせる大事な要素は、確かに「それは何だろう?」という疑問です。冒頭でまだキャラが立つどころか、読者からすると初対面で赤の他人同然のキャラに興味を持たせるには、「何だろう?」は大事です。「全部分かっちゃった」ではキリはいいですが、先を知りたくなりませんよね。

 ですが、あれもこれも(下手すると1行ごとに)「何だろう?」では、逆に萎えます。「この話はさっぱり分からない」となって絶望してしまいます。8割は分かるようにしないといけないのです。おおよそ分かる、だけど気になる点(残り2割)がある、という状態ですね。「8割は分かったぞ。それなら後2割もクリアしてやる」と思わせるように書いてくれないと、読み進められません。

 それでも本編が始まるらしい「異世界への追憶」の第一節「田舎―引っ越し―」まで読み進めてみました。のっけから名前と年齢です。誰だよ、となりました。作者さんとしては、「プロローグの主人公だよ、一人称だし」と思えるかもしれません。でも読者は作者の心づもりは分かりません。だって書いてないから。

 それでも読み進めてみると、プロローグとは全く関係なさそうな状況が描かれています。
>  芝刈りに行くおじいさんも、川に洗濯にいくおばあさんもいない。

という、なぜそんなことを言い出すのか分からない一文が挟まっていたりもする。

>  ほとんど初対面の実家は成り上がりの豪農じゃ無理じゃね?

も「成り上がりの豪農」をどうイメージすべきなのかが分からない。その後も、主人公が一人で実家にいる理由が説明されていますが、唐突、かつバラバラに家族の状況だけ出しているため、かえって状況が読み取れなくなっている。

 他の家族がどうしているか、この節に必要でしょうか? それで主人公に目が行って、主人公の理解が深まったりするでしょうか? 個人的にはそうならないと思います。とはいえ、このシーンで他の家族がどうしているか、作者として想定することは必要です。問題は何をどこまで描写するか、つまり読者が話を理解するための適切な情報提示に難があるということです。

 地の文、すなわち主人公の思考も脈絡なく駄々洩れしている感じがします。一人称なんだから、主人公が思ったことを全て言語化すると自然、とお考えになっておられないでしょうか。そうではありません。地の文の主な役割は状況を示すことです。一人称でも、きちんと語り部の役割を果たさせるべきです。

 小説は学校の作文とは大いに異なります。学校の作文ですと、執筆者が何を見聞きして、どう思ったか、きちんと書けることが求められます。物事を正確に他人に伝える練習だからですね。

 しかし、今お書きになっているのは小説です。伝えるべきなのは「楽しさ、面白さ」です。正確であることは求められません。読者ごとに細部の想像が違っていても何ら問題ありません。一人の読者が読んでいて混乱しなければOKなのです。

 大事なことなので言葉を変えまして。読者がしたいのは、美味しいところだけのつまみ食いです。たらふく食わされたいわけではありません。特に美味しくもない(=面白くもない)ものでお腹いっぱいになりたくはないのです。

 サタンさんは、おそらく豊富なご経験から読み通してみることがおできのようです。私は一読者を脱することができない経験の浅い者であるため、お示しの作品を読み進めることはできませんでした。理由は上記の通りです(できれば気を取り直してもっと先まで読みたいとは思っていますが、必ず読むと言い切れる自信はありません、すみません)。

 それでも申し上げられることがあるとすれば、「一読して8割が分かって、目を引くツカミのイベントを出だしに置いてください」でしょうか。

 ストーリーを先取りしたらしいプロローグは不要と思います。主人公の内面語りも不要です。その代り、白無垢キャラメインでイベントを起こせば、目を引けそうな気がします。テンプレ的なものだと、例えば押しかけ女房パターン(現代版でいえば「美少女が空から落ちてきて、いきなり主人公に抱きつく」等)をもっと前面に出すとかでしょうか。

カテゴリー : 小説の批評依頼 スレッド: 自分の小説を面白くしたい

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元記事:キャラを好きになれない場合

自分や他人の創作したキャラを心から好きになることができません。

以前、同人活動をしていたのですが、一度勢いで本を出してからはそのうちまた出すと言いつつ、三年が経過した今も作る予定は決まっていません。

自分の周囲の人間は(好きになったジャンルの過激さゆえかもしれませんが)2時間くらいの映画を観て1万文字ほどの感想が書けたり、数千字に及ぶ小説を継続的に執筆してもまだ頭の中に描き足りないものがあったりと、愛や発想力については目を見張るものがあります。

対して自分はそれらを観ても友人のように「しんどい」だの「無理」だのといった変な感情が生まれてこないばかりか、他の人が観て涙を流すようなシーンでは特にピンと来ない有様です。友達の「解釈」を聞いて理解することはできても、それによってそうした感情が出てくる訳でもありません。

自分がキャラ絡みで作品を好きになる時というのは、単に絵柄が可愛い時だとか、シチュエーションが気に入った時であり、「そのキャラに固有の経験や言動」を読み取って感動したことは一度としてない気がします。
また、情緒不安定なのか誰も気にしないようなシーンで泣くことはあるし、映像や物語の技法を読み取れた時は得意になる時もありますが、それらは感動に内包されるものではあってもその種の感動のごく一部のものに過ぎないように思えます。

自分がこの種の感動を味わうことができないのは、何か心にタガやブレーキのようなものでもあるか、それとも根本的に自分にそうした感受性が欠落している/育っていない可能性があり、感受性を今からでも養えるものなら養いたいと思っています。

絵柄やシチュエーションだけではその本人を好きになる意味は薄いでしょうし、少なくとも長期的に創作をするモチベーションにはなりません。どれだけ自分の趣味嗜好を盛り込んだキャラクターを作っても、その数奇な人生やお洒落な雰囲気に心揺さぶられるような感性を持っていなければ、キャラ文芸の一番の強みを自ら捨てて縛りプレイをしているようなものだと思います。

自分の他にも同じようにキャラを熱狂的に好きになることのできない友人がいて、その人はライトノベルで仕事を貰っています。でもその人は小説を書くことそれ自体を好きになって続けています。自分のように「自分の求めるものが存在しないから自分で書くしかない」という理由で小説を書いている人とは人種が違う気がします。
物語そのものがとりたてて好きという訳でもなく、設定をその中で動かすモチベーションも長続きしないとなれば、創作をする限り自分の心は死んでいくばかりだとさえ思えます。

自分には感受性なるものをまだ得る余地があると考えたいです。どのようにすればそれを手に入れることができるでしょうか。

上記の回答(キャラを好きになれない場合の返信)

投稿者 通りすがり : 1

多くの人がネタバレを嫌がりますが、ネタバレを全く気にしない人も世の中には一定数います。もちろん嫌がらせでネタバレする人もいますが、素でネタバレする人もいます。これって脳の仕組み的な話で面白いと思うポイントが違うのが理由らしいです。
ネタバレを嫌う人は真相を知った時のカタルシスを楽しみますが、ネタバレ平気な人は全てが分かった上でストーリーや演出による伏線を確認して楽しむそうです。なので同じ映画を何度観ても苦にならないとのこと。
これはもう脳の仕組みが違うのでどうにもならないと思いますが、ふと想像してみるとネタバレ平気な人が細部にまで拘って作った映画の方が面白そうな気がします。

何が言いたいかと申しますと、人とは違う視点、違う感性は思わぬ可能性を秘めていると思うので、見方を変えればそれは武器なのではないでしょうか。
例えば今人気のミステリィと言う勿れなんかは違う視点、切り口で人気を博してると思います。もちろん主人公の言動を屁理屈と感じて面白くないと言う人もいますが。

みんなと一緒になりたいという相談に対しての回答としては無責任かと思いますが、違うままでもアリなんじゃないでしょうか。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: キャラを好きになれない場合

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元記事:感情的なシーンってどう書けばいいのでしょうか?

主人公やキャラクターたちの葛藤のシーンを上手く書ける方法はありますか?

私が書くときはいつも急に寒いような葛藤シーンになったり、上手く感情が表現できていなかったりします。

急に寒い葛藤シーンにならないためにはどうすればいいですか?

上記の回答(感情的なシーンってどう書けばいいのでしょうか?の返信)

投稿者 壱番合戦 仁 : 0

 原文を見せていただかないと何とも言えませんが、熱血なノリは避けるべきでしょう。人が本当に葛藤している時、「うぉぉぉぉ!どうすればいいんだー!!」みたいなことは言いませんよね?

 急に葛藤を描くとお寒い展開になってしまう原因としては、メロドラマ的な予定調和を無意識に書いてしまっているのかもしれません。コテコテのお約束通りでなくても、例えば登場人物の感情に合わせて雨が降ったり晴れたりするのはわざとらしいです。

 あるいは、登場人物が葛藤している内容そのものがちっぽけだったり、軽く乗り越えられてしまうほど簡単な問題だったりするのかもしれません。葛藤が薄っぺらいとお寒くなるのは必定です。

 >>主人公やキャラクターたちの葛藤のシーンを上手く書ける方法はありますか?

 ボカロ曲をたくさん聞いてください。それだけにとどまらず、多くの作品を読み込んで、多くの葛藤するキャラクターの在り方を胸に刻むのです。僕が知る最短の近道はそれです。ですが、とくにボカロは人間の葛藤を描いた曲が非常に多いです。人間の醜さもありのままに描いています。

 いくつかリンクを張っておきますね。

 ①命に嫌われている
 https://www.youtube.com › watch

 ・解説
 葛藤する主人公を前にしたサブキャラに言わせたくなる台詞が満載の曲です。
 直接引用することは難しいですが、どんな言葉選びをすればいいのかを学べるはずなので参考になると思います。

 ②アディショナルメモリー

 ・解説 宿主の願いを叶える『目が冴える』能力を行使する事で、その欲望に付け込み、暗躍する『冴える蛇』に取りつかれた父『研次朗』を止めるため、主人公『文乃』は自らの命と引き換えに永遠に時間がループする『カゲロウデイズ』へ行くべく、学校の屋上から飛び降り自殺する。

 この曲はその数秒間を描いた話。

 ポイントは、家族を残してきた後悔と不甲斐ない自分に対するやりきれなさの間で揺れるアヤノの葛藤です。
 アディショナルメモリーは、自殺する人の絶望と葛藤がきちんと描かれているので、お勧めします。

 https://www.youtube.com › watch

 ③ロスタイムメモリー
 
 https://www.youtube.com › watch

 ・解説
 アディショナルメモリーにてアヤノが自殺したことで、高校を中退してひきこもりになったアヤノの友人『シンタロー』は、『カゲロウデイズ』へ行ってしまったアヤノに再会すべく、同じ『カゲロウデイズ』に引きこもってしまう。
 そんな彼を見かねた『アヤノ』が下した決断と、『目に焼き付ける能力』の絶対記憶によって再度のループを経ても、アヤノとの約束を覚えていたシンタローの未来とは?

 シンタローの後悔を見事に描き切った(個人的な意見ですが)傑作です。それゆえに、彼の葛藤も実に生々しく描写されています。
 後悔にのたうち回り、激しく葛藤するシンタローの姿をご覧あれ。

 あとはちょっとしたコツですが、黙説法を使ってみてはいかがでしょうか? 何も言わずに、地の文や関係の薄い台詞で多くを語ることを『黙説法』といいます。ぜひ使ってみてください。

 親からの虐待を受けている女の子がいるとします。通常、キャラクターに何があったのかは、キャラクター本人の口から語られることが多いかと思いますが、ここではあえてそれをしません。

 『その女の子はお腹を抱えていて、こちらと目を合わそうとしない。ちらちらと背後の家路を気にしている。おでこが内出血していてどうも不自然だ。

 「そのアザ、誰かに殴られたの?」
 女の子はじっと黙って答えない。

 不審に思って「ちょっとごめんね」と断ってから、お腹をめくると————――――。その肌は、大きな打撲痕で埋め尽くされていた』

 前半部分で、すでに虐待されていることが察せられるように黙説法を使っています。適切に例示できたかは自信がありませんが、これを葛藤するキャラクターを描写する際に用いれば、もっとリアルな情動を描くことができるはずです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 感情的なシーンってどう書けばいいのでしょうか?

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元記事:ライトノベルでのターゲット層について

私は前職で長い間WEBの仕事に携わってきました。
SEOなども行い、ターゲット層の調査やキーワード調査などは本格的に行ってきており、お客様との打ち合わせでも企業提案やコンサルタントも行っていました。

このサイトでは、ターゲット層が10代であるという記述を見かけ、それが正しいのか疑問に思い、インターネット上での既存データを調べました。
理由として、基本的に収入のない年齢層をターゲット層だと誤認している企業様が非常に多いためです。

スマホでの通販利用者年齢分布では、10代は50代とほぼ同じで最低ライン、一番多いのは30代と20代、次いで40代。
データ参照 https://netshop.impress.co.jp/node/5950

amazonでの購入品目が1番多いのは書籍類なので、上記数値と同様の分布図と推定できる。
データ参照 https://research.nttcoms.com/database/data/002069/

結論からいうと、購入者層は20代~40代が圧倒的に多く、10代をターゲット層と指定しているのは再検討すべきであるといえる。

また、小説がラノベ化し、仮にアニメ化までしたとします。
そのときの放送枠は深夜帯であり、10代が見るいわゆるゴールデンタイムではない。
講談社の少年ジャンプ等のようにゴールデン枠で放送される枠ではない。

また、現在人気の小説家になろうでは、転生ものが圧倒的に人気である。
この傾向は、読者層が自身の未来に希望が持てなくなったからという裏返しの物であり、その体験は社会経験によるものが大きい。
自身の夢が何かをまだ見つけていない10代という年齢層の傾向とするには、過分な誤りが含まれている。

10代の読者もいるので、わかりやすい文章で書く、という点は理解できるが、ターゲット層を10代だけに絞り、20代以上の年齢層の意見を無視するといった姿勢は明確に謝りだと言える。

結論。ライトノベルでの主要ターゲット年齢層は20~30代である。

といえるかと思われますが、いかがでしょうか。

上記の回答(ライトノベルでのターゲット層についての返信)

投稿者 読むせん : 0

まあ間違ってはいないと思う。
要は何に金を出すかですよね?

現在を2018ねんと考えた場合、
バブル世代(だいたい58~68歳くらい)はブランド(狭義な意味で高級品や一流品などを示す方)経験に金を出す世代だと言われています。あれな話、小説でハーレム作るより現地妻つくっちゃう世代。

この世代だと菊池秀行『魔界都市〈新宿〉』とかはあったけどそんくらい
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
団塊ジュニア世代
40代中盤からアラフィフ

1970年代後半には機動戦士ガンダムが人気でたとかで、オタクのはしりが出始める
受験戦争といじめが激化したのもこの世代。
ツッパリや暴走族、あとノストラダムスの大予言(1973年に発行された)が騒がれたり、オカルトブームもあった模様。幻魔大戦やAKIRAなんかのアニメ化
「ロードス島戦記」「ガンダム」「ろくでなしブルース」

消費はケチ臭くなる一方、バイクやゲーム、スーパーカーや高価なフィギアなど、少年期に欲しかったもの金を惜しまず購入する層が出始めるかんじ?
ものに金を出す印象
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ここから急にゴッソリまとめられている【悟り世代】20~30代

男女の感性が本格的に逆転。ポケベルをきっかけに、スマホや携帯、パソコン等とともに育った世代なので、パケ代携帯代、通信費用と切っても切り離せない。そのため、基本めっちゃケチ。
パケ代のためにすべてを切り詰める一方、無料を謳うものに食いつきやすい。

男のケチが地面を掘るレベルになっているが、女は割と気前良く消費するため、腐女子取り込み、F1層とか女から金を取る気が強め。

この世代に漫画・アニメ・ゲームが本格的に起動したため、ここら辺になじみやすい。そしてあらゆるデジタル・メディアを体験してきた層が多いのでSFっぽいものに対するロマンが尽きない気がする。

テレビ、ネット動画、小説も音楽も積極的に見るし聞く気がする。【課金】としてデータとかに金を出し始めた層
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今の10代
消費は海外通販、旅行、ライブなどのチケットだそうです。

知り合いにいないからよく分かんない。
ただスマホしか知らん世代が一気に増えた気がする。音楽もプレーヤーがスマホ。動画もスマホ、筆記もスマホ。ナビもスマホ。ゲームもスマホ。

個人的にスマホでマルチ・タスクしたってバッテリー食うだけだし、複数を一気におこなうから全体の動作が遅くなり、便利になっているのか不便になっているのか、いまだによく分からん。

デジタル機器的にも、なんかイマイチ発展がない、なんか下手にガラケーだったころの方が奇抜だったり革新的だった印象。無難な発想だらけの停滞世代な気がする。

便利なネットにどっぷりだからこそ、意見のすり合わせや雑多な情報のすり合わせの機会が少なく、良くも悪くも極端な嗜好のまま突っ走るタイプの増加があるっぽい。

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最近読んでびっくりした話だと、「最近の子はマンガの読み方が分からない(どういう順でコマやセリフを追えばいいか分からない)」というもの。

マンガで読解力を磨いていないためか、小説の内容すら理解不能な感じ?

20~30だいにとって、あたま空っぽな内容で、やっと10代に理解できるんじゃないかな?

変な印象、進撃の巨人とか「世界の破壊願望」と、インスタなどによる世界レベルでの「承認欲求」を感じるかな?

読むより書く、聞くより聞いてほしい。・・・・・たぶん小説指南書とか爆嬉し出していると思う。

カテゴリー : その他 スレッド: ライトノベルでのターゲット層について

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