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元記事:ハーレムもので「衆道」の導入はアリか

ハーレムものをそれまで半ば食わず嫌いしていたのですが、少々気が変わって執筆・制作に挑戦してみたいと思っております。

この話の特色として考えていた要素として、一つはハーレムメンバーをメタ的には使い捨てにする(一部を除き後半にかけてフェードアウトさせるという意味)という前提でとんでもない数にしている事、そしてもう一つは主人公は男(同性)にも何人か手を出す予定だという事です。
ストーリー上は所謂「男の娘」の加入から初めて、後半にかけて筋肉質な人物とも…と段階的に慣らしていこうという心づもりです。

動機としては、神の生まれ変わりたる主人公の超然とした在り方を表現したいみたいな意図があります。
範馬勇次郎が最近「毛深いオッさん…どころか全人類が性対象たりうる」という設定が出てきた事にヒントを得ており、自分自身「女しか興味ないのはなんか凡人臭い」と思ったからです。

後はまあ…「ウケ狙い」という側面は否めないかもしれません、衆道の導入しかりなのですが、この話の主人公は「(神側の人格が出た時のみとはいえ)人前でフルチンになっても平気、どろこか自分から脱ぐ」等読者の自己投影を無視して濃ゆい味付けをしすぎたきらいはあります。
ゼウスやスサノオのような「良くも悪くも癖の強い神様」というイメージだったのもありますが、正直やり過ぎかなという懸念もあります。

一応、サンプルとしていろいろ読んだ上で考えた事ではあるのですが、またズレた事をしていないかという懸念はあります。
「ハーレムもの」としては如何なものなのでしょうか。

上記の回答(ハーレムもので「衆道」の導入はアリかの返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

お考えの構想は非常にリスクが高いと思います。以下、少し説明してみます。

1.詳しくない要素はバラバラに並べ立てがち

まず「半ば食わず嫌いしていたのですが、少々気が変わって」というのが、ご謙遜はあるかと思いますが、半ば本当と受け取れます(もしそうでなく、半端なく詳しいのでしたら、以下は無意味ですのでスルーしてください)。

ハーレムもの(に限りませんが)に読者としてとても精通した作者が考える構想なら、試してみてもいい構想でしょう。自分(作者)が魅せられ、ウリになると感じたポイントを多数盛り込んでみる。それならウリのポイントをうまくつなげ合わせて物語として一貫性を持たせることは可能です(簡単ではないですが)。

しかし半ば食わず嫌いであまり読んだり見たりはしていらっしゃらない。ハーレムもののいろんな作品で人気となるポイントは字面的にはリストアップできても、実感として「何がどう魅力的か」までは掘り下げられていないはずです。

2.無駄に並べ立てただけの要素は捨てるしかなくなる

おそらくそのため、多数の要素を並べ立ててしまってないでしょうか。冒頭からのツカミを入れるべく、とにかく目を引く要素を序盤から連発しておきたい。そうなると、お考えの構想のうち「(多数の)ハーレムメンバーを(略)一部を除き後半にかけてフェードアウトさせる」ともなります。しかし、いろんな作品で人気がありそうなキャラを並べ立てるだけだから、話が進むとキャラの使い道が分からなくなる。そうなると、結末に向けて話を絞り込む後半になると退場させるしかなくなる。

3.有名作・人気キャラから結果だけ借りてくるリスク

さらに男性主人公に対して、女性ヒロイン・サブヒロインだけでは並べ立てる要素として不足と感じるため、男性ヒロイン=衆道も取り入れたい。お話からは話に盛り込む要素としての物語的な必要性は感じられません。

その傍証としては、有名で極めて特徴的なキャラ「範馬勇次郎」をあげておいでなわけです。確かにバイセクシャルとして究極な面を持っている、非常に目を引くキャラです。出てくるだけで強い印象があり、相当に無茶言っても説得力がある。

しかし、です。その範馬勇次郎って、物語初登場時にいきなり「毛深いオッさん…どころか全人類が性対象たりうる」と言えたでしょうか。もし言ったとして、強い印象や、それに必要な納得性はあったでしょうか。まず間違いなく無理です。別の印象(例えば「変なおっさん」)は生じるかもしれませんが、スレ主さんが「グラップラー刃牙」を読んで実際に感じた印象とは異なるはずです。

4.面白さは過程が大事で結果だけ貰うことは不可能

範馬勇次郎をモチーフにすること自体は問題ありません。しかし、今の範馬勇次郎の印象を模そうとするなら、刃牙の作者(板垣恵介さん)が範馬勇次郎を描くのに今までかけた手間暇が、スレ主さんの主人公にも同じくらい必要だと覚悟すべきです。言い換えると、範馬勇次郎はつまみ食いで何とかなるキャラではないということです。

スレ主さんだけでなく、かく言う自分も含めまして、「あの作品のこれが面白いから取り入れよう」ってよく考えてしまいます。実際にやっちゃったりもする。書いた自分は元ネタを熟知してますから「よし、あの作品のこれになってるぞ」と思う。ですが、読者はそんなこと感じません。変なもんが出てきた、くらいにしか思ってくれない。面白いもの/こと/キャラが、いかにして面白く感じるようになったのか、そのプロセスがないからですね。

言い換えますと、面白かった結果だけ言うのは読者の感想です。作者として必要なのは、面白く感じるまでの過程を見せることです。その過程がうまく再現/創作できれば、面白いという結果は何も描かずとも自然に生じてくれます。

5.自分に分かることを掘り下げるべき

ですので、スレ主さんのお示しの構想は危険です。どうも面白いと思った、あるいは面白いと言われている結果だけ利用しようとしているように感じられます。しかし、おそらくスレ主さんには、それらが面白く感じるようになる過程は描けない。なぜなら「半ば食わず嫌いしていた」とのことですから。楽しんですらいらっしゃらない。面白くなる過程を描くどころか、その過程自体をご存じなく、実感もしていらっしゃらない。

それでは無理です。面白くするポイント、つまりウリを逆に1つに絞り込んだほうがいいのではないかと思います。それが衆道でもいいでしょう。テンプレなモブ美女/美少女とメインヒロイン1名、そのメインヒロインの対抗馬のサブヒロイン1名みたいなテンプレでもいいでしょう。しかし衆道と美女集団を混ぜるべきではありません。

6.ただし演出は詳しくないことも使って多彩にしていい

念のためですが、以上は物語の骨格に関わることについてです。テンプレな美女集団ハーレムにコメディリリーフとして衆道ネタも出てくる、みたいな演出レベルについては、いろいろ出しても問題はありません(正確に申せば、問題ないように作ることは可能)。

カテゴリー : キャラクター スレッド: ハーレムもので「衆道」の導入はアリか

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元記事:魔女キャラの伏線について

執筆しようと思っている小説内に、ヒロインが魔女だった(主人公が魔女にトラウマを持っており、途中で隠し切れなくなりヒロインから告白される)事の伏線を張りたいのですが何かわかりやすい日常の中の魔女特有の行動や忌避している物など、代表的なものを挙げてもらえると嬉しいです。

上記の回答(魔女キャラの伏線についての返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

魔女って現代創作に絞っても多種多様過ぎて、「これがあれば魔女っぽい」みたいなものは極めて作りにくいと思います。読者は各人各様の魔女のイメージを持っている、くらいに考えないと危ういと思います(オカルト一般、おおむね同じ)。

伏線で匂わす程度の不思議な現象を描写しても、それは魔法だからなのか、手品だからなのか判然としません(そのため本人が魔法と告白しても、読者が嘘の可能性を感じる可能性もある)。あるいはミステリの手法(密室殺人トリック等)との区別をつけづらい。

しかし、スレ主さんに作品構想があり、登場する魔女ヒロインももうキャラ設定はちゃんとできているということですね。つまり御作世界で「魔女とはこういうもの」ということははっきりしている。

それでしたら、まず御作での魔女がどういう存在か、まず描写してしまうのが得策ではないかと思います。魔女にできること、できないこと、普通の人間と異なる点を明示的に打ち出してしまう。そして魔女ヒロインが、それらのうち「これがあれば魔女」「これが絶対できないのが魔女」という点を隠そうとする。その隠す行為を伏線とできるはずです(他にもあるでしょうけど、わざとらしくなるものが使いやすい)。

その伏線ですけど、魔女だから魔法(とか悪魔等々)、とは限りません。「この作品での魔女はこういうものである」と先んじて打ち出しておけばいいのですから、例えば「魔女は3時間おきに水を飲まないと死ぬ」と設定したって問題ありません。そうなると魔女ヒロインが主人公と行動を共にしているとき、何かと口実を設けて水を飲む機会を作ろうとするはずです。

あるいは、去年にアニメ化された「見える子ちゃん」の「見える子ちゃんは霊が見えるが、それを必死で隠している」という設定と、その使い方が参考になるかもしれません。主人公の「見える子ちゃん」は霊が見えるため、見えない一般人と行動や言動に差が出ます(見える子ちゃんが一般人が霊に接触するのを避けさせようとする等)。

そこは見える子ちゃんが視点主人公のため、視聴者/読者には行動の理由が分かるわけですが、他の登場人物には見える子ちゃんの行動が不審だったり、別の理由でそうしたと勘違いしたりします。他の登場人物を読者に置き換え、見える子ちゃんを魔女ヒロインに置き換えると、その行動を伏線にできます。

繰り返しですが、八割がたの読者に「魔女とはこういう具体的な特徴を持つ存在」という認識がない点は要注意です。大雑把に「魔女は不思議なことができる」くらいの認識は共有していても、「こういう具体的な特徴は魔女」と思って設定、描写するのはリスクが高いと思うべきです。作者が伏線描写に先んじて「この作品の魔女はこういうもの」と作中で打ち出しておく必要があります。

そこは主人公と魔女の会話で「魔女ならばこう」と軽く触れてもいいし、(視点主人公でないとテクニック的に難しい点がありますが)魔女ヒロインが主人公に知られずに魔法を行使して、密かに主人公を救っていた、と描写してもいい。会話で「魔女ならばこう」と明かす場合でも、それが魔女の作中設定通りに正しくある必要はなく、誤解されている面とすることもできます(そうなると魔女ヒロインは反発したりする可能性が出てきて、ムキになる点が伏線となったりする)。

どうやるにせよ、読者に「この作品の魔女はこういう存在である」という共通認識さえ作っておけば、やりようはどうとでもなります。その逆(一般的な魔女はこうのはずという前提での描写)は難しいでしょう。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 魔女キャラの伏線について

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元記事:クスリと笑える会話はどうしたら書けるようになるのか

ライトノベルはただ物語を淡々と書けばいいものではなく、キャラクター同士の掛け合い、何気ない会話が無いと生きているように思えません。
私は会話文は苦手です。人を笑わせることはもっと苦手です。
何をどう学んだら笑える会話文を書けるようになるでしょうか。
どなたか教えてください。お願いします。

上記の回答(クスリと笑える会話はどうしたら書けるようになるのかの返信)

投稿者 手塚満 : 1 投稿日時:

世の中、お笑い芸人は数多といますが、なかなか笑ってもらえないのが実情です。しかし、こうスベッたという苦い経験を話すと想定外に笑ってもらえたりしまして、どうすれば笑いが取れるかは難しいのが分かります。

とりあえず「笑える会話文」すなわち、「自然な会話文」かつ「笑える(クスリ~ワッハッハ」は捨ててはどうでしょうか。笑えるベースとして、自然な会話文は必須です。

文章作品で自然に感じる会話は、口頭の会話では不自然だったりします。例えば「普通の会話でそんないちいち相手の名前言わないよ」「なんでそんな奇妙な口調なんだ」とか。文章作品の会話(台詞)は、コミックの吹き出しとは違ったものがあるように感じますし、アニメ、実写作品での会話も同様(文章作品原作だと忠実に台詞を再現して不自然になることも)。

文章作品を作りたいなら、まずは文章作品を読むことが必須でしょう。気に入った台詞、会話を書き出すとかすれば効果はあがります(一字一句、正確に読むことになるし、記憶に残りやすい)。

「笑えるは後回し」みたいなことを申してひっくり返すようですが、お笑いにも学べるものがあります。会話だから漫才、とはなりません。漫才は2人以上で行い、会話(や動作)の複数同時進行(パラレル)が可能ですので、文章に即さないものがあります(コミックなら適している)。

漫才だと例えば、

・時間進行0→1→2→3→4→5→…
 A「こないだうちのカミさんが昼飯抜きやって言うから、ってじゃかましいわ!」
 B「(少し耳を傾けつつ)ああ、あの気ぃ強うてボロカス言う奴?」

みたいにできますが、これを文章で一気に表す方法はありません(文章作品の会話が現実と異なりやい原因の1つ)。コミックなら1コマに吹き出しを2つ作れば可能です。

文章では、読者は単語ごとにイメージしていくしかありません(作者は逆で、全体イメージから発想する)。名詞で表されるモノをイメージし、それが動詞で表される行動をするとイメージする。文章に沿って、読んだ単語一つひとつを順にイメージして、最後に全体を統合することになります。

ですので、一人芸(シリアル)である落語が参考になります。1人で複数の登場人物の会話をこなしますよね。あるいは話している1人が(演じてない)他人の反応に反応し返して、周囲の状況を表すとかもある。文章でやれる通りに近いものがあります。しかもお笑い芸です。古典落語なら書籍化された台本も販売されています。参考にしやすいし、してみる価値はあるでしょう。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: クスリと笑える会話はどうしたら書けるようになるのか

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元記事:読者を世界観に没頭させたい

私はストーリーを考えるよりもハイファンタジーの舞台となる異世界の設定や世界観を考える方が好きで、「読者に自分の作った世界観や設定をアピールしたい」という意識が強くて、今はハンターハンターみたいな現代風異世界を考えているんですが、読者を世界観に没頭させるコツって何でしょうか?
ハンターハンターは「この作品ってなんで現代風の異世界を舞台にしてるんだ?現実の現代を舞台に架空の設定を足した、いわゆるローファンタジーの作品じゃダメなのか?」なんて言われませんよね?
一方で野村哲也さんがFF15について「ゲームを始める時、あまりに空想的な世界からだとなかなか感情移入できないんです。だからまず現実っぽい世界を用意して、そこから空想的な世界に入ってもらおうと。」と言った時は(このことへの反応集は『スクエニ野村 「ファンタジーっぽい世界だと感情移入できない」』って検索すれば出てくるはず)「一時でも現実を忘れたくてハイファンタジーものの作品に触れるのに、現実思い出すような世界観にすんなカス」と否定されたり、「何これ?現実が舞台なのかよ」とあくまで現実世界の現代に似てるだけの異世界が舞台なのに現実世界が舞台だと思われたりしてますが、なんでFF15はハンターハンターと同じく現代風異世界が舞台なのにこんな風に否定されてるんでしょうか?こうならないためには何を気を付けたらいいでしょうか?
よく「話が面白けりゃ世界観や設定なんかどうでもいい」とか言う人いますけど、私にとってはストーリーが評価されても世界観や設定が評価されなきゃ意味ないですよ。

上記の回答(読者を世界観に没頭させたいの返信)

投稿者 手塚満 : 2 投稿日時:

読者が世界観や設定に没頭するとしたら、その世界でキャラ、特に主人公がが生き生き動き、面白い騒動を起こすからに他なりません。

逆に言えば、世界(観)だけ提示しても無駄なのです。作品に人気が出ると設定集も出て、夢中になって読む人はいます。その逆はありません(世界観含む設定が提示されて、人気が出て作品が出る等)。以下、少し説明してみます。

1.キャラへの興味が先、作品世界への知識欲は後

面白く感じるのが先にあって、知識欲は後なんですよ。面白かったら知りたくなる。知ったから面白くなることはない。例えば、学校の授業で織田信長の事績を習ったとして、信長について知りたくなるか。普通は逆ですよね。ドラマなどで信長が描かれて、実際にはどんな人物だったのか知りたくなったりするわけです。そうなると戦国時代という時代背景にも興味が出てくる。

2.作ってる本人しか面白がらない罠(イケア効果)

しかし、我々志望者はつい設定にハマりがちです。作ってて面白いからです。イケア効果と呼ばれる原因があります。自分の作ったものには異様に高い価値を感じてしまう。他人がマイナスの価値をつけてるのに、作った本人はプロの作品より凄いと本気で思ってしまう、怖い現象です。

3.難しいことを無意識に避けてしまう罠

もう1つ、逃避ということがあります。舞台とか小道具とか、アイデア出すのは相対的に簡単なんですよ。キャラを面白く動かすほうがよっぽど難しい。ストーリー、ドラマ、シーン作りはなかなか思うようにできません。しかし小道具、大道具、舞台装置は楽に思いつけてしまう。ついつい、やればできることに熱中してしまいがちです。

創作以外でも頻繁に起きる現象です。テスト勉強をしないといけないときほど、普段やらない部屋の掃除が熱心にできてしまったりする。逆に年末の大掃除のときは、勉強が面白く感じてしまったりもする。「何をいつまでに、どこまでやらないとけないか」が分かることはしんどいもんです。逆に「適当にやればよくて、どこでやめてもいい」ことは楽です。どうしても楽なほうをやってしまいがちになるのは人情ではあります。

4.作者は読者の楽しみの便宜を図るためにいる

創作が自分一人の趣味なら、自分が楽しめることをやればいいです。設定を思いつけ、好きに煮詰められる楽しみは否定しません。しかしもし、人様に見せて喜んでもらいたいなら、しんどいほうを選ばねばなりません。キャラを面白く動かすことです。繰り返しになりますが、そっちが難しいんです。読者は楽に楽しみたい。ですので、作者にしんどいことを代わってやって欲しいわけです。

5.つまらなければ至る所を貶される

「ハンター×ハンター」と「FF15」については、面白いか否かでしょう。「ハンター×ハンター」は面白いとされています。各キャラについて、熱心に語る人も少なからずいますよね。一方、「FF15」は低評価する人が少なからずいます。実際、「FF15」は発売以降、値崩れが起きたほどです。

その差は世界観どうこうじゃないんです。ゲームとしてつまらない、キャラを操作しても面白い展開にならない。そういう話です。そこへ当時のディレクターの野村哲也氏が「個人的な話をすると」と前置きして「あまりに空想的な世界からだとなかなか感情移入できない」云々の発言が非難の的として掘り返されたに過ぎません。多少極言すれあば、八つ当たりです。

6.キャラの動きが面白ければ世界や設定は気にならない

「話が面白けりゃ世界観や設定なんかどうでもいい」と言う人は確かにいるでしょう。その人は、世界観や設定を強く打ち出さない作品が面白かったという経験をしたんでしょう。その人がどうこうというより、その作品を作った作者の狙いだと考えるべきでしょう。少なくとも創作者志望であれば、ですが。

7.世界観や設定が主人公を困らせるから面白い

しかし、世界観や設定を面白がる人もいるわけですよね。上述しましたが、そこは世界観や設定の工夫よりも、キャラがその世界で何をして、設定でどう動いたかが大事です。世界観や設定の最大の役割は「主人公の障害となること」です。

例えば「魔法がある世界」だとして、主人公が最強の魔法を駆使して最初から最後まで無敵、なんてたいてい退屈です。困難がないからですね。主人公が面白く動くためには、魔法があるから困るという状況が必要です。言い換えれば、世界観や設定は主人公を縛ってこそです。世界観や設定に困らされた主人公がいかに事態を打開するか、でカタルシスが生まれ、感動もされます。

8.主人公への好感度で世界観や設定にも魅力が感じられる

主人公の活躍に感動できると、主人公の行動にも愛着が出ます。行動を支えた世界観や設定も愛おしくなります。世界観がいいとか、この設定は感動したとかの感想も出るようになります。そうなってようやく、世界観や設定をもっと知りたくなったりもします。そういう現象はしかし、主人公の行動に感動したということに支えられているわけです。

9.作者は自分がやりたくないことにむしろ手をかけるべき

作者としては普通、主人公が大好きです。ですので、主人公を困らせる世界観や設定は作るのがしんどいことが多い。もし世界観や設定を作っている最中に楽しいとしたら、読者が楽しめないことを作っていると考えたほうがいいでしょう。

作者は作中の嫌いなキャラこそ手をかけろ、というコツがあります。主人公だけをいくら飾り立てても魅力を出すのは困難だからです。対比される嫌なキャラがいてこそ、主人公を光らせることができます。よくある例は、悪役抜きに正義のヒーローは存在しえない、というものでしょうか。

世界観や設定はいわば悪役です。作っていて嫌な感じがしないなら本物ではありません。読者に評価されることもないでしょう。ではその悪役に手をかける方法は何かと申せば、主人公が困り、なんとかしようとジタバタすることです。悪役も主人公との対比で際立つものだからです。

ですので、まずキャラクター、特に主人公をどう困らせるかを考えてください。それが主人公のドラマであり、ドラマに必要な設定や世界観は(主人公をより困らせるように)煮詰められていきます。

10.世界観や設定は作者も縛る嫌なもの

もう1つのしんどい側面は「世界観や設定を作ったら、作者はそれを絶対に裏切ってはいけない」ということがあります。例えば「この壁は絶対に突き崩せない」と作中で言ったら、絶対にその壁を壊してはいけない。ストーリーの都合上、どうしてもその壁の向こうに主人公を行かせたくて、「実はこうすれば壊れる」とかやっちゃいがちなんですけど、読者が深く失望します。

何を拠り所として作品を理解したらいいか、読者として分からなくなるからです。もう作者の語ることをただ聞くしかなくなり、自分(読者)の最大の楽しみである想像を広げることができなくなります。

世界観や設定が主人公を縛り、必然的に作者(主人公の動かし手)も縛るわけですから、世界観や設定作りは楽しいだけではなくなります。むしろ不安や苦痛の種です。下手に作ると、作者が物語を進められなくなるかもしれないからです。

11.読者は世界観や設定のお勉強は望まない

「話が面白けりゃ世界観や設定なんかどうでもいい」にはもう1つの側面があります。読者は楽しみたいだけなのは当然ですよね。作品理解に必要なことを覚えるのは、作品が楽しめるまでは辛いお勉強です。主人公の活躍が同じ興奮を与えてくれるなら、覚える必要のあることは少ないほうがいい。お勉強というマイナス要因は少ないほどいいのです。

ただし上述しましたが、作品が面白ければ別です。面白ければ知りたくなる。しかし作品が面白いと本当に感じるのは、物語が終結してからです。ですので知識欲の先取りはできません。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 読者を世界観に没頭させたい

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元記事:助けてください。

卒業制作提出を控えている大学四年生です。
卒業制作は来月の中旬に提出で短編集を書いているのですが、先生から「話の繋がりがない」「盛り上がりに欠ける」というコメントをいただき、書き直そうにもアイデアがまったく浮かばず、時間だけが過ぎて焦るばかりで、自分の作品全てや自分自身がゴミのように思えてきました。
短編集は「雨」をテーマにした話で、400字詰め原稿用紙に換算して40数ページくらい書けています。
今ではパソコンの画面を見るだけでも涙が出てくる状態です。すべて自分の技量不足が原因なので、甘えているのは重々承知しております。
厚かましいお願いですが、スランプから抜け出す方法や気持ちの立て直し方、創作に行き詰まった際皆様ならどうしているか、ご教示いただけたら幸いです。

上記の回答(助けてください。の返信)

投稿者 手塚満 : 0 投稿日時:

年末に深刻なご相談で気にしておりましたが、なかなか申し上げるべきことが見つからず。自分もバタバタしていたからかもしれません。頭を冷やして拝読し直してみまして、

> スランプから抜け出す方法や気持ちの立て直し方

と仰る点が気になりました。例えばということで仰っているならいいんですが、もしかしてそこが問題の核心だと考えて、どうにかしようとなさっているのなら、まずいかもしれません。

なぜなら、今月中旬に提出予定という差し迫った期限に対し、いつできるか予測できない対策を考えていることになりますから。スランプや気持ちの問題は、ご自身でも日程が組める問題ではないはずです。それは例えば「今年の目標」とでもしておいて、今の作品に何ができるか、技術的な問題に目を向けてはどうかと思います。

なお、御作について具体的なことをお尋ねしたりすることは避けようと思います。大学の卒業制作でありますから、卒論の一環と考える必要があります。例えばもし、御作を拝読して何か申し上げたりすれば、研究不正を疑われかねません(独力で成していない等)。従って、御作を知らずにあれこれ申し上げるという、ポイントを外しがちで、しかも曖昧な意見になりますが、ご容赦をお願いしたいと存じます。

1.御作の問題点:おそらく全体の構成

前置きはこれくらいにしまして、問題点を考えてみます。先生(指導教官?)からは、

A. 「話の繋がりがない」
B. 「盛り上がりに欠ける」

という指摘を受けているわけですね。これがセットの批評だとしますと、Aは短編集中の各話のことではなく、短編集全体を指していると思えます。となるとBは各話の起承転結とか出なく、短編集を通読しての、短編集を1つの作品と見ての盛り上がりなのかなと思います。

そうだと仮定して続けてみます(もし違ってたら以下は無意味なので、スルーしてくださるとありがたいです)。なろうなどの連載でよくあるんですが、各章は面白く書けていて、ある章から次の章を読みたくなるようにもなっている。けれど、ラストまで書き上げてから、1つの長編にまとめると、途端に平板な印象になる。そういうことがよく起きます。

2.パーツだけ改善してもうまくいかない

これは各章を(次への引き含めて)面白くするのに熱心なあまり、全体構成がおろそかになったためです。いわば、プラモでパーツはよくできてるんだけど、組み上げた全体は凡庸なデザインになっちゃってる、みたいな感じです。

御作は短編集ですから、当然、短編をいくつか連ねたもののはずですね。テーマは「雨」で各エピソードに共通性は持たせてある。ですが、「雨」は間口が広すぎて、全体に統一性を持ったまとまりを作るには、ちょっと弱いかもしれません。つまり、テーマ設定だけではオムニバスにならない。

3.全体の起承転結はあるか

例えば、その短編集が4つの短編から成るとして、4つで起承転結を構成しているかどうか。構成していれば、盛り上がりは作れます。起承転結って、盛り上がりを作るテクニックの1つですから。

そうできないとしたら、各話につながりがない可能性を考えるべきでしょう。なぜつながりがないか。これは、つながりはない、ということになるかもしれません。なにせテーマ「雨」で緩く統合はしているものの、独立した短編を集めたのでしょうから、当然です。

じゃあどうするか、という話ですよね。1つにはテーマをもっと絞り込む方法があります。例えば「雨の日の仲たがい」とか。しかし、もう各話は完成していて、テーマを具体化させようとすると、作り直しになるでしょう。

4.各話の「誰が、どこで、何をする話か」を手掛かりにする

期限を考えると、今ある短編各話を活かすしかありません。まず書き上げた各短編がどういう話か、再整理してはどうでしょうか。とりあえず各話について、「誰が、どこで、何をする話か」を書き出して再確認する。

そこがはっきりしますと、これもとりあえずですが、各話をどういう順番で並べた短編集にすべきか、ということも見えてくる可能性が高いです。これは意外に大事なことでして、オムニバス以外では音楽アルバムなんかでも経験したりします。

5.並べる順序を最適化する

複数のCDから好みの曲を取り出して、いわばマイベスト集を作るってよくあるわけですが、意外に感動しなかったりします。好みの曲ばかり集めたはずなのに、2割くらいしか好みの感じがしなかったり。これは主に並べ方によります。元のアルバムはアーティストが「この順番で聞くと、この曲に感動するはず」みたいな計算で作っていることが多いのです。

小説の短編集でも同じです。各話をどういう順序で読むと、全体で最大の感動が生じるか、作者は計算しなければいけません。並べ立てるのではなく、つなげることが必要なわけです。それには上述しましたが「誰が、どこで、何をする話なのか」という物語の基本が大事です。自分が書いたものでも再確認する価値はあります。

6.各話にほんの少しつながりを持たせる

それだけでも改善するはずですが、ベストの各話の並べ方がだいたい見当がついたら、各話にちょこっとつながりを持たせることを考えてもいいと思います。物語的な関連まで持たせなければならないということはありません。もっと軽く、例えば「この話の主人公がこうしているシーンで、前/次の話のヒロインがこうしているシーンをちょこっと被せる」とかで充分に効果があります。

例えば「この話では、主人公が走ってきた女性にぶつかって、スマホを落として壊してしまう」というシーンがあるとして、次の話では「主人公を追いかけたヒロインは、誰かとぶつかってしまったため、主人公を見失う」としたら、何となく各話につながりがあるような気がしてきます。

もちろん、それで物語としてつながりが出るわけではありません。単に他のエピソードのキャラが登場したにすぎません。しかし、何かつながってる気はする。フィクションでは「気がする」のが大事です。何かが分かるのが大事ではなく、分かった気がするのが大事。物語の大事な点は、気分、気持ちなんですから当然です。

7.着手すればアイデアも浮かんでくるもの

そういう、いわばしりとりレベルでいいので、つながりを持たせてみる。そこまでやれれば、さらに工夫は立つと思います。何か始めてみると、いろいろ考えが浮かんでくるものだからです。最もマズいのは、考え込んで何もしないことです。少なくとも短期勝負の場合には何の役にも立ちません。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 助けてください。

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元記事:主人公の人格に問題が出てきまして……。

……み、皆さん今日は。
一番合戦仁です。
いやあ、嬉しいんだか、悲しいんだか分りませんけども、主人公のレイヤのキャラクター性がつかめまして。。
もともとレイヤは、『昔の理想の自分がそのまま成長した場合の自分』の性格を投影して作ったキャラなのです。
こう、「キターーーーーーーーーーーーーー!!」と閃いたのは良かったんですが。
致命的なことに「アレっ?主人公って意外とクズっていうか、どっちかというと悪役っぽいんだけど……」と気づいてしまいました。
その性格というのが。

ヘラヘラと嗤いながら平気で人を傷つける正論を吐く利己的な偽善者で、ヒロインと自分をを護るためだったらどんな物、人、事でも、殺る、爆る、壊る、世界最強の偏愛主義者、という。
作者泣かせ、ヒロイン泣かせのどっちかっていうと魔王辺りがお似合いなキャラクターww
お恥ずかしながら、前半の性格は僕の性格そのものです。。
そんな僕が武術を究めて異世界転移したら、多分こうなりますw;w;
なんとも、主人公に向かなそうなヤバ気なキャラでして。。
最近は自分でも彼に感情移入出来なくなっています。
レイヤの気持ちが分らないのです。
感覚としては鏡の国に住んでいるもう一人の自分の気持ちが分らないみたいな。
それでも本気で彼を自然に動かそうとすれば、これ以外『無いな』と感じてしまいました。
正直言ってキャラクターが独り歩きならぬ、独り旅してしまってついていけませぬ;;
(しかも旅先で人を傷つけまくりそうで気が気でない)
正直、レイヤ視点で書いていてまったく楽しくない!
かといって切り替えればいいのかというとそれだけでは解決しないでしょう。
常々感じているのですが、レイヤがレイヤらしい行動を取れば取るほど作品の雰囲気が台無しになっていくのを感じます。
どんどん殺伐とした復讐劇じみてくるのです。
彼の幸せな末期や人生なんて今更もう、キャラクターと展開の兼ね合いの観点からして考えられない……。
でも、二人にはハッピーエンドを迎えてほしい……。
矛盾してますよね?(渇笑)
要は、キャラクターは物語のためにあるのに、物語がキャラクターに振り回されかけています。

どうすりゃいいんでしょう?
皆さんのご回答をお待ちしております。

上記の回答(主人公の人格に問題が出てきまして……。の返信)

投稿者 ワルプルギス : 2

「へへっ、長々と書いてるけどさぁ、結局ストーリーとキャラが合わないってだけだろ。つまり、ストーリーを変えるか、キャラを変えるか、両方変えるかの3つしか選択肢は無いんだよ」
『ヘラヘラと嗤いながら平気で人を傷つける正論を吐く』をイメージして書いてみましたが、中々難しいですね。ヘラヘラ感が特に。あんまり露骨にヘラヘラすると小物臭が出てしまうから、控えめのほうがいいかも。

のっけから無礼な書き出しをしてしまって申し訳ありませんが、意見の大筋は以上の通り、「キャラとストーリーのどっちかor両方変えるしかないのでは?」

ストーリーを変えるなら、アナーキズムあふれるピカレスク小説的なイメージでしょうか。そもそも自分と大切な人以外どうでもいいってのはダークヒーロー・アンチヒーロー系ではよくあるキャラですし。ハッピーエンドも無理ではありません。頭に「彼らなりの」が付きますが。

キャラクターを変えるなら、一旦主人公の設定をゼロまで戻して、素直にストーリーに従うように再構築。ある意味一番オーソドックス。
旧主人公のキャラは、十分濃いし思いいれもあるようですから、忘れずに取って置いて別作品で使うと良いでしょう。

両方変えるなら、少しずつ歩み寄らせる感じ。
最初は主人公の暴走をある程度許しておきますが、どこかで主人公にはある程度丸くなってもらい、ストーリーの本筋に復帰する。
丸くするには、それまでの方法では解決できない障害を与えればOK。
社会性皆無なのが主人公の弱点と言えますから、彼個人の力押しで解決できない問題にヒロインを巻き込んで痛い目見させれば、改心のきっかけとして十分。

どれを選ぶかはご自身の好みでどうぞ。
迷うなら、ストーリー変えとキャラ変えの両方をやって2作品書くのがよいかと。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 主人公の人格に問題が出てきまして……。

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元記事:実在する国や地域をモデルにするとき

こんにちは。
まだ具体的なプロットは出来ていませんが、アジア圏の文化が好きなので、中国やその周辺の国々の地理や文化をモデルにした架空の場所が舞台の小説のアイデアがあります。
科学的におかしい内容にはしたくないので、
「北に住む民族は背が高く、小麦をよく食べ、寒さを防ぐのに適した服を着ている」
「南に住む民族は小柄で、米をよく食べ、風通しの良い服を着ている」
といった、生物学的、気象学的な理由があって、現実にもモデルにした地域で見られる設定は残そうと思っています。
また
「南方に交易で栄えていて宝石のように美しい島々からなる国があり、主人公がそこで崇拝されている動物の骨をうっかり手にしてしまったために追われる身になる」
「西の山岳地帯に独自の文化を持つ王国があり、主人公の相棒が実はその国の王子だった」
など、具体的な国や地域をモデルにした設定も思いつきました。(ちなみに例に挙げた設定のモデルは、どちらも私が非常に憧れを持っている場所です)
しかし、あまり現実に近い設定にしてしまうと、書き方によって人種差別的に取られてしまったり(例えば、南方系の特徴があって社会的な地位が低い人物を登場させた場合など)、現実の政治的な問題を想起させてしまったりするのでは、という不安があります。
例えば『精霊の守り人』シリーズでは、やはりアジア的な世界観で、何となくこの辺りがモデルだろうかと分かりつつも現実とは違う設定になっていたと思いますが、やはりそうすべきでしょうか?

上記の回答(実在する国や地域をモデルにするときの返信)

投稿者 黒鐘 黒ぅ : 0

現実世界をモデルにするなら、注意点は現実世界をそのまま描写した場合とほぼ同じです。
現実世界を描写した場合の、「ここは触れちゃ駄目だよな」って部分が、現実世界をモデルにした世界観の「ここは触れちゃ駄目だよな」って部分。
そこさえ破ってなければ、「基本的には」大きな問題になりません。

とはいえ、現実世界とは繊細なので、予想外の事がタブーだったりするかも。
あくまで同じなのは、「注意点」だけ。
「現実世界と照らし合わせる」のはあくまで基準にしておいて、最終的には人に意見(現実世界の社会的問題点が生々しく描写されていないか等)を貰うのが一番だと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 実在する国や地域をモデルにするとき

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元記事:人間とAIの恋愛について

現在練っている小説のプロットで、主人公は高校生、ヒロインはAIで、二人がARゲームの中で知り合うんですよね。
それで徐々に惹かれていくんですけど、AIと人間の恋愛や人権についての意見があったら聞かせてください。
また、それについての面白い論文などがありましたら是非紹介してくれればと思います。よろしくお願いします。

上記の回答(人間とAIの恋愛についての返信)

投稿者 大野知人 : 0

こういう事言って気分を害されたら悪いけど、『ガンダムビルドダイバーズ』とかが似ているな、と思った。あっちはVRだけど。
その作品においても、ヒロインは運営が認識していないバグによってゲーム内に生まれたAIのキャラクターで、って感じで進んでいって。最終的にはリアルの方に人工知能搭載型のロボットボディを用意してもらってリアル世界に出てくるんだったかな?

ともあれ。個人的にはすごくいいネタだと思います。
論文とかはわかんないんですけど、AIの人権問題は日本の官僚制度がガバいために『ちょっと脅したら何とかなった』とか『特例が認められた』で進めてもいいと思います。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 人間とAIの恋愛について

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