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リトルさんの返信一覧。最新の投稿順4ページ目

元記事:展開速度 W/S (ワード/シーン)

 W/Sとは、その名の通り一つのシーンに含まれる文字数を表します。
 この値が大きいほど展開速度は遅く、小さいほど展開速度は速いということを表します。
 S(シーン)と書きましたが、この部分には小説の構造を表すものなら何でも置き換えられて、例えば、プロットやページなどが適応できると思います。

 このような視点からの分析は既に行われていることなのでしょうか?

上記の回答(展開速度 W/S (ワード/シーン)の返信)

スレ主 リトル : 0 投稿日時:

 ご返信ありがとうございます。

 確かにダラダラさせないという目的ではBS2も参考になりますね。

 W/Sの強みは、文字数の部分を読速度で時間に変換できることだと思います。
 仮に読速度を500W/mとして、500W/Sのシーンを読むと1分かかります。
 つまり、m/S(分/シーン)とかs/S(秒/シーン)といったように、シーン当たりの時間を知ることができます。
 W/Sの強みはここだと思います。
 s/Sはアニメや映画など、動画と互換性があると思います。もちろん小説と動画では1秒1秒で表現できる情報量に差があるでしょうから、実際にどのくらい通用するかはわかりませんが。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 展開速度 W/S (ワード/シーン)

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元記事:とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信

私が変なこと言ったせいでだんだん主旨からズレてしまってきてるけども、
感覚的なものを説明しようとしたためにややっこしいこと言ってしまったけど、そういう小難しい理屈じゃないかなと思う。
というか、いまさら大前提を置くけども、これあくまで 私が言ってるだけ のことだからね。

読者は過程を知ることはできないというより、読者はそもそも知る必要がないから、読者視点だとそこを認識すらしない。
前のレスではあくまで説明のために「前提」とか「結果」とかって言葉を使ったけど、
そもそも「悲しいシーン・楽しいシーン」を作るには一種のロジックっていうかテンプレみたいなものがあって、そこに当てはめて形を整えたりすりゃ書けるし、えーっと、つまり、
これもほんと説明のためだけの例えだけど、
「作者の感情・やりたいと思う事」 → 「それを形にするための数式」 → 「読者がそれを読んで感じるモノ」
みたいな図式が作品に対するざっくりした作者と読者の関係のようなもの。
で、このスレッドの本旨である「感情グラフ」は「形にするための数式」の一つだと思う。だからそこを考えること自体は間違ってないし良いことだと思う。
でも、読者はそもそも「作品を読む」が最初にあるから、読者視点の場合この図式の指向が逆になってる。
すると、前述したけど 読者はそもそも過程を知る必要がない から、
つまり、読者は過程を知るのではなく、結果から直接作者の作品を「読み取る」わけで、
「読者が作品を読んで感じる」 → 「作品を読み取る・共感する」 → 「作者がやりたいと思ってる事を知る」
ってなる。
その中で「作者はこの展開にしたいから、このキャラはこういう性格なんだ」なんて仕組みを読者は知る必要はないでしょ?

で、この読者視点の「分析」だと結果ありきだから、例えば「ゴブリンスレイヤーの主人公は熟練者だけど英雄と比べて弱く描かれている。この弱さがカッコよさの秘訣だ」とか考えたりする。
主人公は特別強いわけではないけどカッコよく活躍するからね。
そういう主人公を作りたいと思ったアマチュアは、読者視点だと「自分が感じ取ったもの」が頭にあるから「弱いけど活躍するヒーロー」を作ったりする。
けど、作者視点だとこれはまったく違って、
「ゴブリンスレイヤー」の主人公は「ゴブリンに親しい人を目の前で殺されて復讐に生きてて、ゴブリンを殲滅するためならなんでもやる」という設定になってる。
おそらく「ゴブリン殲滅」が書きたいことで「親しい人を目の前で~」ってのは理由付けだろう。
そして、そこが魅力でそこが作品の面白味になる重要なパーツって設計をしてる。
だから「ゴブリンに対する執着」というワードがとても大事で、「ゴブリンを殺すためならどんな事でも執念深く追い詰める」ということを表現するために「強いヒーロー」より「弱いヒーロー」のほうが「執念」を書けるので主人公に特別な能力を与えることはなく、熟練者という程度が適切。という答えになる。
つまり、「自分が感じたもの」ではなく「そのシーンの目的」など物語ないし作者の考えを想定して考える。
だから、読者視点の分析だと「弱いけど活躍するヒーロー」は書けるけど、作者視点でないと「何かに対する執念で弱くとも挑んでいくカッコよさ」は書けない。
ゴブスレ主人公の魅力は「弱さ」や「強さ」ではなく「執念」なので、極論、無双キャラでも同じヒーロー像は作れる。

でも、「弱いけど活躍するヒーローがかっこいい」という結果と、その分析結果は別に間違いってわけじゃないと思う。
あくまで「弱いけど活躍するヒーロー」はうまくすれば書けると思うから。
けど「ゴブリンスレイヤー」の主人公の魅力は分析しきれていない。それは作者視点が足りてないから。
ちなみに、これは「ゴブリンスレイヤーの作者の視点」って意味じゃなくて、「自分が書き手である(創作する立場の人間)という視点」ね。

じゃあ、その作者視点(書き手の視点)とは何かって言ったら、これは単純で、
「作者(書き手)が何をしたいのか」がまず頭にあるってこと。
作品分析する際には、「その作者は何をしたくてこの設定にしたか・この展開にしたか」を前提に置かないと。読者視点の場合は「この展開を読んで自分がどう思ったか・感じたか」が前提にあるから。
そういったものを無しに「Aを書くためにはこういう工程を踏めばいいんだ」と分析したところで、それは既存作の「ガワ」だけを分析したにすぎず、「なぜ・中身・目的」そういったものが抜けている。
そのため具体性がなく、具体性が持てないと再現性もないので、それはおそらく、失礼なこと言うけど、おそらく 理解したところで書けない・表現できない と思う。

私の言はまるで「読者視点は良くない」とでも言いたげだけど、別にそうでもなくて、考えることは思考の足しになるし、「模倣」で書くなら読者視点でガワを真似てったほうがよりよいクォリティで形になると思う。
下手に分析せずに真似て学んだほうが良いこともある。
「この展開を読んで自分が感じたこと」を強調して書けばオリジナルよりも一歩進んだ形に書けるし、読者視点の理解が良くないわけではない。
作者視点が足りてないよという指摘だったので。

というのも、スレ主さんは「小説の構造において、この四つの状態を繰り返し配置することで、」と、「繰り返し配置する」というワードから短いシーン単位での構造を想定していたものと思われる。
けど、そもそも「そのシーンの目的は?」ってことを考えると、その比率は千差万別で「どういう目的があってこういう比率にしている」と答えられる分析ではないと思ったため。
「メリハリのある感情変化」というのが目的のように受け取れる文面だけど、これは結局のところ「読者を飽きさせないためには」という事に集約されると思う。そのための「メリハリある感情変化」なのでは?
すると、感情グラフそのものの分析や映画監督の言の流用は良いと思うけど、そこだけ切り取った分析は、それだけでは不足ではないかと思う。
そもそも「こういうテーマの物語を書くうえで、こんなシーンがあり、こういう印象を与えたくて」とかなり限定されたときに、「感情グラフ的にこうしたほうがいいかな」と判断の助けになるような考えだと思うかな。
なのでそういう「前提のテーマや目的」が知らされてない状態で第三者が「感情グラフは正しいね」とは言えんと思うし、たぶん、その感情グラフはシーン設計が正しいかどうかを判断するツール(なので解説には向いてる)で、シーンを作るための道具ではないと思う。

上記の回答(とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 納得しました。
 相談することで思考がクリアになりました。ありがとうございました。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: とある映画監督の感情グラフについて

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元記事:とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信

>「作者として作り上げるもの」と「読者だから感じる事」はそんなに違うものなのでしょうか。
結構感覚的なものもあるから、説明が難しい。
舞台の裏から見える景色と表から見える景色は違うよね、と抽象的なこと言ってもピンとは来ないと思う。
観客席の表から裏の構造を分析するのと、裏側から表の反応を分析するのは意味が違うと思う。この違いが大きい。
読者視点だと、当たり前だけど「完成してる作品」が前提になるけど、作者視点だと「これから作る作品」で、読者視点では結果論が多分に含まれる。
まあ、「結果その形になればよい」わけだから結果論でもいいんだけど、だったら最も効率的な学習法は「分析」ではなく「模倣」です。
うーん……そうは言っても「その結果になる過程を分析してるんだ」と思われてしまいそうだけども、ええっと……例えば「作者は敵キャラを嫌なヤツとして書いた」のだけど「結果的に人気が出てしまって続くシリーズでも登場させることになった」なんて場合は、私個人としては「その敵キャラが人気である理由を分析する意味はない」と思う。
そこにも異論があろうけど、というのも、「作者が本気で嫌なヤツとして書いた」という前提があるから、なんらかの展開で人気に火が付く現象が起こったのであって、「人気が出そうな敵キャラ」として書いてたら絶対コケてたと思うため。結果は大事だけど、前提をしっかり把握しなきゃ分析に意味はないと思う。
「敵キャラに人気が出た」というのは結果論であって、「作者は本気で嫌なヤツを書いた」って前提を無視してはいけないんじゃないかなぁ。
つまり、裏から表の反応を気にするのと表から裏の分析をするのは違うと思うし、その分析で得られた答えが正しいものだったとしても、それを実行したところで結果は違ってしまうと思う。
ただ、思考の足しにはなると思う。

今でもたまに聞くのがネーミングに関する問題で、
「平凡だけど主人公っぽいネーミングをしたい」とか「悪役の親玉っぽいネーミングが思いつかない」って悩む人がいるんだけど、「平凡な名前」を主人公たらしめているのはストーリーであって、「平凡な名前」が主人公っぽく活躍するから主人公のイメージが付いていく。結果「平凡だけど主人公っぽい名前」に思える。
決して「平凡だけど主人公っぽいネーミング」をするためのコツがあるわけではない。そんな結果論の分析は無駄。って感じ。
「敵キャラが人気」っていう結果からは、「作者は本気で嫌なキャラを書いた」という前提にはたどり着かない。
もちろん、私はそういう答えに行き着いたというだけで、その分析で得るものはあると思うし、あくまで私にとっては無駄ってだけの話ね。

>こういう研究があったら知りたいです。
研究というか、探せばどっかに論文とかありそうだけど、もっと簡単な話で、
例えば身近な大切な人が死んでしまったら悲しいよね。おそらく9割9分の人は「悲しい」って感じるでしょう。
そういう一般常識として間違えない範囲を限定していけばミスは少ないと思う。
親がネグレクトで虐待を受けてる女の子が、それでも母親に振り向いてもらうため健気に誕生日プレゼントを作って、ところが母親はそのプレゼントを生ごみと一緒に捨てていた。
そんな場面を書いたなら、読者は女の子を不憫に思うし母親に怒りを感じるはず。
そういう当たり前の反応を引き出せる展開を「思いつける」のが大事だと思うよ。

> この比率がどちらかに偏る場合、例えば1対3とか、10対9とかですが、この比率の読者層や趣味趣向ごとの最適値が知りたいです。
そりゃ本ごと違うよ。
例えば、私はわかりやすく「学園のアイドルに助けてもらう」って書いたけど、じゃあ、そのエピソードの落ちで「学園のアイドルはイジメっ子と付き合ってて、主人公を罠にハメていただけだった」ってなったら、どうよ。
たぶん、「抑圧」としてはこっちのほうがより面白い展開だと思うよ。私は鬱展開が苦手なのでこういうの嫌いだけど。
「苦しい」が10割で救いがない話もあるし、映画ダンサーインザダークとかバッドエンドものは「苦しい」の比率が高いんじゃないかな。
でも「そこが面白い(見どころ)」っていう作品作りなわけじゃん?
で、そういう作品作りの方向性は文字通り作品ごと違うのだから、「比率」という考え自体を否定はしないけど、それはスレ主さんのみに通用する比率であって、すると、それはスレ主さんが自ら手探りで作っていくものだよ。

傾向を知りたいのかもしれないけど、こういうのはあくまで私見の域を出ないから、私の回答も「私の回答」でしかないよ。
まずは何にしても「作品テーマ」や「何を書きたいのか」や「どこを見てほしいのか」っていう作品の中心に置くものが重要になる。
例えば「虐げられてる奴隷たちが革命を起こして自由を得る話」なんてのを想定したなら、「革命」というクライマックスが起こるまでは「抑圧」を書くことになる。
書きたいテーマが「抑圧」の側にあるのなら、6:4 ~ 10:0くらいの割合じゃないでしょうか。
一方で、例えばハリーポッターみたいな「虐げられてる少年が別の環境で才能を開花させる」という、「抑圧」を話の前提に置く場合もある。
読むせんさんが挙げられてるけどいわゆる「ざまぁ系」がこれですよね。
この場合、「虐げられてる」という抑圧の前提は「主人公の行動理由」とかでしかないし、作品テーマはその前提から生まれる「主人公の冒険」だから、抑圧自体は「主人公の現状紹介」に内包されていて、ほとんどそこだけなので、比率としては1:9 か 3:7じゃないでしょうか。

ちなみに私がこの比率に感じた理由は、
書きたいテーマが「抑圧」側にある場合は全編通して抑圧されてる様子を書く10:0の話になるか、三幕構成のミッドポイントまで抑圧を書いて話の落としどころを提示した以降にオチへと転ずるから、物語の半分を少し過ぎたあたりから変わる6:4の2パターンを想定したため。
「抑圧」が話の前提になる場合は、前述したとおり「主人公の現状紹介」に内包される1:9になるか、物語が本格的に始まるターニングポイントまでの3:7ではないかなと考えたため。

年齢層で言うと、バッドエンドものは難度高いし読者も選ぶし対象年齢高めになるから「抑圧」の割合が6から10に上がるごとに年齢層も高くなるんじゃないかな。
抑圧の中にも希望を出しておいて中盤以降に盛り上がるんであれば、背伸びした10代前半も楽しめるかな。
「抑圧」が前提になる場合は、ハリポタって児童書の例もあるように、前提にするだけならアクセントになるのみだから特に考える必要はないけど、なろう のザマァ系とか復讐ものになると「抑圧」の前提を雰囲気だけでなくちゃんと理解しないと話が追えないからそこそこ対象年齢は上がると思う。
あくまで私見だけどこんな感じかなぁ。

上記の回答(とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 作者は過程を作り、読者は結果を見る。
 読者は過程を知ることはできない。つまり、結果から過程を知ることはできない。だからこそ、読者視点と作者視点は違う。
 読者視点からの分析で得られた答えが正しかったとしても、作者側も完璧ではないので、それによって読者の動向を完璧に制御することはできない。ということですか?
______
 それから、比率の考察ですが、ありがとうございます。参考になります。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: とある映画監督の感情グラフについて

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元記事:とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信の返信

うーん……
この返信を頂いて感じたのは、スレ主さんは何らかの作品を読んで(ないし思い出して)4つの状態に照らし合わせて作品分析をしている、つまり、スレ主さんは「読者」の立場で作品分析をしている、ということです。
なぜ私がそこを気にしたかというと、

例えば、スレ主さんが大好きな作品を読んでみてください。それはもうあっという間とまでは言わんけど時間を忘れて読めると思う。
けど、じゃあ、学生なら歴史の教科書でも取り出して、1p目から読んでみてください。同じように時間を忘れて読めるでしょうか。まあ読めるとしたら歴史じゃなく数学の教科書でもいいや。
>「苦痛」の状態を読んでいると、時間の流れが遅くなった気がするんです。逆に、「興奮」の状態は時間の流れが速くなった気がします。
では、読むのに時間をかけてしまった教科書のほうは、「苦痛」の状態が書かれていたでしょうか。
物語と教科書じゃ違うだろって思うかもしれませんが、私が言いたいのは、「苦痛」が書かれているのではなく「苦痛」を感じているのは読者だってことなんです。
物語において「時間の流れが遅くなった気がする」と感じてるのは「読者」であって、「そこに書かれている内容」ではないんです。

つまり、「読者の立場から分析している」ということで、書き手であれば「書き手の立場から分析しなければならないのではないだろうか?」ということです。
「読者」だから感じることと、「作者」として作り上げるものをごっちゃにして分析してないかな、と思いました。

だから、ちょっと意地悪なことを言ってしまうと、
> バトル→緊張
> 負けそう→苦しい
> というように解釈できるので、「緊迫」です。
これら例題は、まあ、スレ主さんがそう思ってるだけ、と言えてしまいます。
もちろん創作は一人でするものですから、創作論を共有する必要はありませんし、別に「自分がそう思ってるだけ」で何も問題ないです。
ただ、「作者」と「読者」は別の人物なので、必ずしも同じように感じたりしません。ということは「緊迫と解釈できる」とは限らず、作者の独りよがりになってしまう可能性が捨てきれないと思います。

でも状況を限定すれば自ずと解釈も限定されていくので、スレ主さんがよく書くジャンルでスレ主さんの作風の中でのみ成立する論として、間違いだと指摘することはできないかなと感じます。
例えば最初に私が指摘した「ハートフルな日常ものだと通用しないよね」って言に対し、「いや俺それ書かないし」ってなればスレ主さんの中では別に何も問題ないですから。

>この差を、「読速度の上昇」と「読速度の低下」と解釈するというのはどうでしょうか。
読者が「苦痛(文字通りの意味じゃなく時間を感じるような精神状態になってるという意味)」と感じてるだけ、って書いたけど、
そう感じたシーンを思い浮かべてみると、おそらく、端的に言って「ゆっくりしてるシーン」と「激しく動きのあるシーン」の違いがあるんじゃないかと思う。
これは、よくあるというか無意識にというか、状況で自然とそうなるっていう小技で、
「ゆっくりしてるシーン」は単純に文字量が多いんですよ。キャラの心情とかを長めに書いたりするし。
「激しく動きのあるシーン」は、改行も多くスピード感を出すため短い文章の割合も多くなる。
そうするとページを捲る速さが違う、そのため読書速度が上がったように感じられるかもしれないし、実際テンション上がって早く読んでるかもしれないけど、本当に単純な話で1pあたりの文字量が違うってだけだと思う。

>これにより、例えば物語での「苦痛」の比率を減らしたり、「興奮」の比率を増やしたりして、「苦しさ:楽しさ」や「緊張:緩和」を調整するというのはどうでしょうか。
うーん……
結局、「苦しさ」あっての「楽しさ」なんだよね。
楽しさしかなさそうなコメディ作品にしても「緊張」と「緩和」が大事だし、シリアスな話のカタルシスにしても「抑圧」と「解放」の関係が大事になる。
作品の中で印象的で一番面白い場面を最大限に書こうとして、単純に「楽しさ」を増やして「苦しさ」を減らすってすると、たぶん面白くなくなる。
何故かっていうと、「楽しさ」の部分を面白いと感じるための前振りが「苦しさ」になるから、この「苦しさ」を十分に読者に伝えていないと面白くならないから。
では、その比率はどんなものか、どんな黄金比があるのかっていうと、
ぶっちゃけ作品によってテーマによって違う。
「苦しさ」と「楽しさ」が「9:1」で名作って言われてる作品もある。
というか、そこまで逆張りで極端に作れるから名作になるんだけど、うーん……

>「苦しさ:楽しさ」や「緊張:緩和」を調整する
中略
>「1:1」にしたり「1:3」などにして
「苦しさ」「緊張」をどっちも「1」に、つまり最小限にしようとしてる、と読みとれる。
カタルシスを勉強しはじめた初心者とかは「抑圧」と「解放」の「抑圧」を深く書こうとするって事があるんだけど、
つまり「いじめられっ子」が「強くなってクラスメイトを見返す」みたいなシナリオで、「いじめられてる様子」をねっとり長々と書いたりしちゃうんよ。
これは大きな間違いで、読者はそもそも「主人公が虐められて精神的に追い詰められてる様子」を長々と読みたくないし、「クラスメイトを見返す」のが面白いと思う読者は、追い詰められる様子なんか読んでも面白くない。
では、スレ主さんのように「抑圧」を「1」にしてしまえばいい、と判断した場合は、
今度は「抑圧」つまり「虐められてるから相手を見返したとき読者はスカッとする」のに、その前提の「虐め」が薄すぎて「見返した」ときにスカッとしないというか、主人公やりすぎじゃねえの、って思われかねない。
前述したとおり、かえって面白くなくなる。
じゃあ、どうすべきなのかっていうと、
そもそも考え方が間違っていて、「抑圧」を「つまらなく書いている」から問題なんだよね。
「主人公が虐められてるシーン」を面白く書けばいいだけなんよ。
そんな事が可能なのかって思う人もいるかもしれんけど、例えば「虐められてる途中で学園のアイドルがやさしく助けてくれる」とか「学校の外では超凄い人に気に入られてるけど、虐めについては相談できない」とか、読者の年齢を考えて、読者が羨ましいと思える要素を「虐め」に絡めて展開させる。
そうすると「抑圧」ではあるけど「読みたくないもの」ではなくなる。
こういう「つまらないもの」を「面白く書く」って意識が足りないから、「抑圧」や「緊張」や「苦痛」なんかを「1」としてしまってるのではないかなと思った。

上記の回答(とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 >私が言いたいのは、「苦痛」が書かれているのではなく「苦痛」を感じているのは読者だってことなんです。
物語において「時間の流れが遅くなった気がする」と感じてるのは「読者」であって、「そこに書かれている内容」ではないんです。

つまり、「読者の立場から分析している」ということで、書き手であれば「書き手の立場から分析しなければならないのではないだろうか?」ということです。
「読者」だから感じることと、「作者」として作り上げるものをごっちゃにして分析してないかな、と思いました。

 「作者として作り上げるもの」と「読者だから感じる事」はそんなに違うものなのでしょうか。ごっちゃにして分析してもいいのではないのでしょうか。作者は「苦痛」という状態にさせようと仕向け、読者は「苦痛」になるということです。
 ただ、作者側の不備で読者を「苦痛」という状態にさせられないと、確かに作者の独りよがりになってしまうと思います。

___________
>だから、ちょっと意地悪なことを言ってしまうと、
 バトル→緊張
 負けそう→苦しい
 というように解釈できるので、「緊迫」です。
これら例題は、まあ、スレ主さんがそう思ってるだけ、と言えてしまいます。

 こういう研究があったら知りたいです。今のままだと私の想像でしかないですね。
________
 >読者が「苦痛(文字通りの意味じゃなく時間を感じるような精神状態になってるという意味)」と感じてるだけ、って書いたけど、
そう感じたシーンを思い浮かべてみると、おそらく、端的に言って「ゆっくりしてるシーン」と「激しく動きのあるシーン」の違いがあるんじゃないかと思う。

 これも私の「気がする」というだけで、作者により「ゆっくりしてるシーン」と「激しく動きのあるシーン」で文字数や改行を増減して「時間の流れが変わった」と読者が思うのなら、私が作者の手のひらの上で転がされていたというだけです。ただ、読者側からも、作者から文字数や改行を調整された上でなお、心理的な面による体感時間の変化はもしかしたらあるかもしれないと思います。苦しい時は時間の進みを遅く感じて、楽しい時は時間の進みを速く感じるみたいな感じです。そういう心理学の研究とかあったら教えてほしいです。
_______
 >そもそも考え方が間違っていて、「抑圧」を「つまらなく書いている」から問題なんだよね。
「主人公が虐められてるシーン」を面白く書けばいいだけなんよ。
そんな事が可能なのかって思う人もいるかもしれんけど、例えば「虐められてる途中で学園のアイドルがやさしく助けてくれる」とか「学校の外では超凄い人に気に入られてるけど、虐めについては相談できない」とか、読者の年齢を考えて、読者が羨ましいと思える要素を「虐め」に絡めて展開させる。
そうすると「抑圧」ではあるけど「読みたくないもの」ではなくなる

 まさにその通りで、「抑圧」をつまらなくさせないこと、「見返し」をやりすぎないこと、展開をつまらなくさせないことを主題とした「比率」という考えです。
 “苦しいシーンを面白く書く”ということですが、それを目指した「比率」という考え方です。
 例に挙がった「虐められてる途中で学園のアイドルがやさしく助けてくれる」と「学校の外では超凄い人に気に入られてるけど、虐めについては相談できない」ですが、苦しいシーンと楽しいシーンに分解して処理すれば、問題なく「比率」に落とし込めると思います。
 例えば、
 「虐められている」→苦しい
 「アイドルが助けてくれる」→楽しい
 「外ではすごい人に気に入られている」→楽しい
 「その人に虐めを相談できない」→苦しい
 となり、例えば苦しいシーンと楽しいシーンを1対1で描いた場合、

 1.「虐められているシーン」→苦しい
 2.「アイドルが助けてくれるシーン」→楽しい
 3.「実はそのアイドルに気に入られている」→楽しい
 4.「その人に虐めを相談できない」→苦しい
 となり、「楽しい対苦しい」が1:1になります。
 この比率がどちらかに偏る場合、例えば1対3とか、10対9とかですが、この比率の読者層や趣味趣向ごとの最適値が知りたいです。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: とある映画監督の感情グラフについて

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元記事:とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信

> 「不安」を書こうとするのではなく、「緩和」と「苦しい」を書けば、それが自然と「不安」になるということです。「不安」だけを意識するよりは、緊張度と気楽度を複合的に考えた方がやりやすいと思います。
あぁ、そういう考え方か。なるほど。
感情の変化というか、変化なんだけどどっちかっていうと感情表現の演出の話みたいな感じかな。
複合的と書かれているけど、逆に言うと、一個の感情を分割して表現するということでいいのかな。それはとても良い着眼点だと思います。
ただ、やはり「個人の理解として」あるいは「基本形として」で4つの要素に分けてパターン化するのは意味があると思うけど、実践で使うとなると、前述したとおり「それ出来るのか」「思いつけるのか」って事がハードルになることには変わらないので、あくまで「理解するうえでの構造化」って考えを持ったほうが良いと思います。
要するに、「不安を書けばいい」の「不安」が捉えにくいからと言って「緩和 と 苦しい を書けばいい」としても、だからそれ思いつけるのかよ、って同じところで躓いちゃうと思うので。

でもここで「感情を分割する・複合的に考える」という視点は素晴らしくて、「不安」という要素を別角度からとらえて書くことは、すなわち「不安を書く」のではなく「不安を描写してる」と言える。
ただ、うーん……
繰り返し、あくまで基本形として自分の理解としてパターン化するのは良いと思うけど、
感情を分割して複合的に表現するのであれば、単純に「そのキャラはどんなことに不安を感じるか?」という具体例を挙げていって、それを直接書いてしまったほうがいいと思うよ。
そうして挙げた具体例のうち、基本形のパターンと照らし合わせて微調整したり、より効果的と思える候補を決めたりする、そういう、あくまで「思考」のための一助であって、こういう構造化・分析は「書く」ための手助けにはならんと思う。
自分の選択・判断に理由を付けられる、その理由を基準に良し悪しが判断できる、それが自信につながって筆に迷いがなくなる。
そういうことはあると思うから無駄ではないと思うけども。

>「切っ掛け」を採用してみると、上記の表で一番落差がある「苦痛」と「興奮」の間に設置されるのでしょうか?
いや。「切っ掛け」の話はスレ主さんの考えには合わないものだったかもしれん。
スレ主さんは「感情の変化」はグラデーションのように徐々に変化していくものだと考えられてるから、そこが曖昧になってしまう、のかな。勝手な感想でしゃべってるけども。
でも、意外と感情ってスイッチのように唐突に切り替わるもんだと私は思う。
だから、私が「徐々に変化していく感情」を書く場合はスイッチを何個も用意して「徐々に」を表現してる。
そのスイッチのことを「切っ掛け」と書いた。
で。
「平常な状態(変化前)」から「切っ掛け」があって「不安に感じる状態(変化後)」と書けば、読者は「人物がどのタイミングで何を思って不安になったのか」が明確に理解できるようになるから、この過程が曖昧になることはない。
例えば、ファンタジーなんかで「領民に優しい領主とその家族」があって「あるとき強い盗賊団が襲ってきて領主は領民に裏切られ、領土と家族を失った」と展開し「領主は人間を憎む魔族として転生を果たし人間を滅ぼそうとする」ってエピソードを考えた場合。
これって一番印象的な場面は「領民に裏切られてすべてを失った」ってところで、これは「領主が魔族に転生する切っ掛けの出来事」でしょう?
今回は「憎しみ」っていう感情をエピソード表現してみたけど、そもそも感情の変化において最重要な箇所は「切っ掛け」だと私は思うのよ。
あくまで「変化の演出」においての話ね。
スレ主さんは「変化前」と「変化後」に意識が向いていて、その間の穴埋めをどうにかしたい、って感じに思えたから、
いやいや、穴埋めじゃなくて「そこ」が一番重要な「切っ掛け」だから意識したほうがいいですよ。っていう言葉でした。

なので、スレ主さんの考え方で「不安」を表現したとして、その考えとは別にしっかり「切っ掛け」を意識して注目させないといけないと思うので、
>「苦痛」と「興奮」の間に設置されるのでしょうか?
というスレ主さんの考えにそのまま組み込める話ではなかったかもしれないです。

上記の回答(とある映画監督の感情グラフについての返信の返信の返信の返信)

スレ主 リトル : 1 投稿日時:

 すみません。「不安」という言葉選びが微妙でした。緊張して苦しい状態ですから、「緊迫」の方が適当です。
 「緊張して苦しい状態」の表現なのですが、そこまで難しい事ではないと思います。例えば、「バトル中、負けそうになる」という状況では、
 バトル→緊張
 負けそう→苦しい
 というように解釈できるので、「緊迫」です。
 他にも、「ベッドで横になり、悩み事をする」という状況は、
 ベッドで横になる→緩和
 悩み事→苦しい
 緩和して苦しい状態→「苦痛」です。

 >スレ主さんは「感情の変化」はグラデーションのように徐々に変化していくものだと考えられてるから、そこが曖昧になってしまう、のかな。勝手な感想でしゃべってるけども。
でも、意外と感情ってスイッチのように唐突に切り替わるもんだと私は思う。
だから、私が「徐々に変化していく感情」を書く場合はスイッチを何個も用意して「徐々に」を表現してる。

 そういうことですか。変化にはきっかけが必要で、「どこにきっかけを置くか」という話をしても、そもそも変化ときっかけはセットな訳だから、その話にあまり意味は無いということですね。

 苦痛、緊迫、安心、興奮の4つの状態の適応先なのですが、読者が感じるものでも、主人公の変化でも、1話単位での変化でも何でもありだと思います。私は主に「1話単位」もしくは「1~数話」での変化を想定しています。これくらい細かくすると、長編とかだと収拾がつかなくなりそうなので、1~数話単位での変化をするなら中短編向きだと思います。

 話は変わるのですが、「苦痛」の状態を読んでいると、時間の流れが遅くなった気がするんです。逆に、「興奮」の状態は時間の流れが速くなった気がします。この差を、「読速度の上昇」と「読速度の低下」と解釈するというのはどうでしょうか。
 これにより、例えば物語での「苦痛」の比率を減らしたり、「興奮」の比率を増やしたりして、「苦しさ:楽しさ」や「緊張:緩和」を調整するというのはどうでしょうか。また、例えば、読速度から見た楽しさと苦しさの比率を、「1:1」にしたり「1:3」などにして没入感を高めるということもやってみたいです。
 この比率の最適値も知りたいです。読者層や趣味趣向によって大分差がありそうです。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: とある映画監督の感情グラフについて

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小説のあらすじに「超不定期更新」と書かれていると、未完になる可能性が高いので、読む気が失せてしまうと言われます。 逆に「毎日○時更... 続きを読む >>

副詞の位置

投稿者 通りすがり 回答数 : 4

投稿日時:

質問があります。 皆さんは副詞の位置をどう決めていますか? もちろんルールとして副詞の位置は決まっていますが 例えば A... 続きを読む >>

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元記事:目標の必要性と文末について

初めての書き込み失礼します
2点質問させていただきたく

目標の必要性について違う方のスレでも同じようなものがありましたが、私個人的に気になることがあったので質問させていただきます。

当方、某ラノベ新人賞に応募する作品を書いているのですが、どうしても主人公の目標というものが思い付きません。ここでは"目的"と"目標"は別扱いしてます。
それこそ"目的"は、それぞれのキャラクターの言動の動機として必要不可欠なものなので、プロットを書いていく時点でいっぱい思い付いてそれを基にしているのですが、"目標"というものが分かりません。
私の言う目標というものは、よくあるテンプレで言うなら「魔王を倒す」というような事です。スケールで言うなら「目的<<<目標」といった感じでしょうか。
私の小説の場合、現実世界にファンタジー要素を取り入れたものなので、魔王を倒すとかそんな大層な目標と言うものが現段階で存在しません。ジャンルとしては現代ファンタジーに分類されると思うのですが、そういった大掛かりなものよりも日常的な世界の中で主人公(人間が大嫌い)がヒロインたちと共に生活していく中で、人間の世界で大嫌いな人間に段々と心を許していくような、主人公の成長物語を描いたものです。当然カタルシスが得られるような結末です。
恋愛要素も無く(主人公が女性であるため、恋愛要素を入れても意味がない)、このような主人公の成長を描くようなラノベにおいて、先述のような”目標”というものはどういった類のものにしていけば良いでしょうか…?

2点目、文末について
文末がどうしても「~た」、「~する」、「~だ」、「~だろう」、「体言止め」のように偏ってしまい、ぎこちなく感じます。
しかし実際に売られているラノベを読んでみると、このような表現が非常に多くあるのですが、やはり私の書く小説とは格別のもののように感じてしまいます。なんだか私の書く文章が幼いような気もしてきます。
この幼さって、経験の差から生まれてくるものでしょうか?
少し話がズレますが、ラノベの新人賞に求められる文章力はどの程度のものなのでしょうか?
新人だから多少は大目に見てくれるでしょうが…

以上2点、拙い質問ではありますが、答えていただけると助かります

上記の回答(目標の必要性と文末についての返信)

投稿者 ごたんだ : 1

…作家として未熟な内は「目標」や「目的」も定めない方がいいです。

銭湯が落ちいり易い失敗として温度が高すぎる!!

その温度まで持っていく、またはキャラが強すぎて規定の温度をオーバーしたりします。
その道導として伏線やらフラグやらフラクタルだかがあるのですが、ラノベは「キャラ小説」なのでキャラを思いっきり暴れさせることが重要なのです。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 目標の必要性と文末について

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投稿日時:

元記事:小説の執筆ペース

こんにちは。

当方小説を描いて、全力の集中力が持つのは大体2000字程度です。
内容と次の展開と読みやすさの3つを意識して、かなり丁寧にやるんですけど、けっこう禿げ上がりそうなストレスを感じます。
というのは、小説を書きたいというモチベーションはかなり高いのですけれど、望みのシーンまで上記の通りのクオリティ(内容と次の展開と読みやすさ)で走り切るのは無理で、話の半ばで息切れして休憩せざるをえなくなるのですが、まだやりたいことをぜんぜんできてないので不満が残ります。
それでもしかたないのでそのペースの繰り返しで進んでいくのですが…

当方はペース的にこんな具合なのですが、皆さんはどういった感じですか?
他の方のやり方など、聞いて参考にしてみたいので、教えてください!

上記の回答(小説の執筆ペースの返信)

投稿者 s.s : 0

一日一万字書く作家さんもおられるそうですが、私の調べた範囲ですと一日二千字は平均的な執筆スピードだと思います。
因みに私は三十分に五百字程度のスピードで書いております。大体二時間から一時間半で集中力が切れてしまうので、私のペースも粗方平均と言えるでしょう。
執筆とはマラソンみたいなものなので、計画を立て、一定のペースで走り続ければ、バテることはないでしょうし、完走した際の達成感は無類でしょう。
お役に立てたら幸いです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説の執筆ペース

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元記事:キャラクターの性格をどちらにするか迷う時はどうすればいいですか

主人公の性格を見栄っ張りにするかひょうきんにするかで悩んでいます。ジャンルは恋愛とファンタジーです。

一つ目の案は、一言で言えば中二病というもので、一部のWeb小説やかなり特殊な文体のライトノベルのような喋り方をする人です。
そうなった原因は複数ありますが、生来のものに加えて、一つには自分を強く見せたいという欲望があります。

二つ目の案は、例えるなら漫画『BLEACH』の井上織姫や、『さよなら絶望先生』の風浦可符香のような性格です。ミステリアスなところがあり、天然で、どこか毒を含んだ魅力があると思います。
そうなった原因は生来の気質によるものですが、それとは別に、実は過去に受けたトラウマを隠そうとして明るく振る舞っている部分があり、この二つの要素が混ざり合って本質が掴み辛くなっています。

それ以外の部分はほぼ同じになるかと思います。
長い間この二つの性格を統合する試みを続けていましたが、現時点でそれによって自分の好みの性格を作ることは不可能と判断し、相談することになりました。

今のところ、一つの物語にこれらの二人の主人公を何らかの形で同居させようとは考えてはおらず、現在は、同じ簡単なプロットを作成し、この二人のそれぞれを主人公とした別の物語を作る「オーディション」を行うことを考えています。

オーディションに落選した方の性格は、それに合う別の世界観を持った作品を作ることができれば、その主人公にする予定ですが、現時点では一つしか世界観を作れて居ません。
テーマと世界観を合致させる目的から、また読者を飽きさせない目的から、二人の主人公は全く異なる世界観の主人公である必要があると考えています。

諸般の事情からファンタジー要素をそうした作品に盛り込むことは難しいと判断したため、所謂現パロのようなものになるかと思いますが、このオーディションは適切な方法でしょうか。

適切でない場合は、別の適切な方法を教えてください。
適切である場合は、注意すべき点や、捗るやり方などを教えてください。
場合により異なるという場合は、各々の方法を適切とする作者・作風の類型のようなものを教えてください。

上記の回答(キャラクターの性格をどちらにするか迷う時はどうすればいいですかの返信)

投稿者 あまくさ : 0

主人公を選ぶためにそういう方法を使いたいならスレ主様の自由と言うほかありませんが、プロットの使い方としてはあまり効率的ではないような気がします。

エンタメ・ストーリーの場合、重要なのは一にも二にも主人公が何をするかだと思うんですね。ですからプロットは主人公の性格・行動と不可分だと考えます。
オーディションのために簡単なプロットを作成しても、そこに主人公を当てはめることによって途中からストーリーは大きく変わっていくのではないでしょうか? もし変わらないようだったら主人公の個性が物語にまったく影響していないことになり、それじゃまずいんじゃないかという気がします。

なので。
多少暴論かもしれませんが、主人公をどちらにするかはコインでも投げてさっさと決めてしまい、選んだ主人公を肉付けしながらプロットも作っていくのが本筋ではないかと。まあ、個人的な意見ですが、そう思ってしまいます。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターの性格をどちらにするか迷う時はどうすればいいですか

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

プロ作家、編集者にアドバイスしてもらえる!勉強会で腕を高めあえる!小説で飯を食べていきたい人のための創作コミュニティ。学生には交通費1000円を支給。

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