小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:異世界ファンタジーの数値化された能力について

 最近の異世界ファンタジー物は大抵の場合、ゲームの世界が舞台というわけでもないのに主人公の持つ能力をレベルやスキル、ステータス等、ゲームシステムのように数値化する傾向にあるように思いますが、これはなぜでしょうか?
 ゲームであればストーリーの中でシステムに言及するのはメタ表現としてタブー視され、世界観に沿った表現に変更が加えられるのが普通だと思います。NPCがシステムに言及するときはプレイヤーに対する説明であって主人公に対する説明ではないはずです。NPC同士でポケモンの種族値がどうのといった会話は本来ありえません。
 ライトノベルにおいて、特にゲーム世界が舞台ではない作品で登場人物の能力や強弱をゲームシステム的な数値によってあらわすことに関する世界観・設定上の理由、作中での説明で一般的なものは何でしょうか?

 個人的にはスキルやステータスといった数値のみで強弱を示すものはあまり好みではありません。例えば、「200のダメージを与えた」だけではそれが致命傷なのかただのかすり傷程度なのかが判然としません。数値で強さを表すには比較対象や基準値が必要だと思いますが、それならば直接、常人なら死ぬであろう一撃を耐えた等と描写すればいいのではないでしょうか? わざわざ数値に置き換える必要は無い気がします。

 ゲーム的な異世界について、数値化された能力について皆さんはどう思いますか?

上記の回答(異世界ファンタジーの数値化された能力についての返信)

投稿者 アンデッド : 3 人気回答! 投稿日時:

単純に同人的な感覚に基づくものかと。
あれいざやろうと考えたら存外面倒臭いですよ。僕はゲームも好きですが、小説でそれを視野に入れた時に労力の苦痛を感じました。
小説を書こうとしたなら小説らしく表現した方が結構楽です。
それをわざわざゲームっぽくやってるのはその表現が好きだからだろうし、好き故に同時にその人には楽でもあるんでしょう。
そもそも小説を書いてる感覚ではないんだと思います。ゲームしてる時のプレイ感覚に基づいてやってる。
僕は大昔子供時代に自分でなんちゃってボードゲームみたいなのやなんちゃってゲームブックみたいなのを一人で作った頃がありました。いわゆる一人遊びなんですが、あれと同じなんだと思います。
遅れてきた一人遊びが小説に乗せられてるので、やはり同人的な感覚で受け入れられて共有されてるんでしょうね。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界ファンタジーの数値化された能力について

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元記事:物語の余韻について

先日、評価シートが届きまして、そこに『地の文や台詞に余韻が感じられない。余韻を感じられるようにすればもっと物語に深みが出る』と書かれていました。
この余韻というのはどういうものでしょうか? いえ、なんとなくならわかるのですが、それが果たして正しいのかどうか気になりまして。この疑問に答えを出すべく質問をさせていただいた次第です。

上記の回答(物語の余韻についての返信)

投稿者 アンデッド : 2 投稿日時:

余韻は言い換えると引き際で更に言い換えると切り方です。
コツは全部語らない事だとも思ってます。それを如何に文章で演出して表現するか。
自身の経験的には小説の最大の醍醐味だと思ってます。鳥肌が立ったり感情が揺さぶられたりしますからね。
多分言っても解らないかもしれないので、一番実感として得られるのは自分の好きな小説だとか色んな小説の最後の一文をチェックしてみて下さい。
あらゆる巧みな小説家達の最後の一球、総決算の余韻の為に如何にどんな球を全力投球してるか解るかと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 物語の余韻について

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元記事:読者は対価の約束されていない努力が嫌い!主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束し、期待感を煽るべき?

1・なろう系ラノベの読者は対価の約束されていない努力が嫌い!

2・なろう系ラノベのファンタジー世界とは、すなわちゲームの世界である。

3・主人公が能力的に成長していくのは快感である。この際に必要な努力とは、ゲームのレベルアップである。努力と感じさせない遊び感覚の努力。または、主人公(読者)が日常的に行っていたことが、異世界では異常に評価されるような設定が望ましい。

4・1を受けて必要なのは、主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束することである。

以上が、私のなろう系ラノベの考察です。
また、これらのテンプレートの肝とは、読者の承認欲求を満たすことです。
(成功が約束される、イコール承認欲求が満たされる)

今回、主に考察したいのは、4についてです。
例を上げてみます。

『異世界支配のスキルテイカー ~ゼロから始める奴隷ハーレム~』 (2015/6/2刊行)

こちらは小説家になろうから書籍化された作品で、30万部以上売れたヒット作です。
この作品では、文庫本の裏側あらすじに

これは1人の少年が後に異世界で≪支配者≫と呼ばれるまでの物語である。

と書かれています。
また、p18という冒頭段階で、

後のトライワイドで《魔王》と呼ばれ、後世に恐れられる一人の男が誕生した瞬間であった。

と、主人公のことを指して述べています。
つまり、主人公が作品世界で最強の支配者となり、絶対の成功をおさめることを約束しているのです。

『宝くじが当たったのでレベル1から聖剣を買ってみる』(2018/2/28刊行)

こちらもなろうからの書籍化作品です。
主人公は異世界でギルドに就職しようとするもステータスが低く、固有スキルである「なんでも装備可能」も就職先から評価されなかったため、ギルドから不採用の通知をもらいまくります。

しかし、宝くじに当たったことから、伝説の聖剣を武器屋で購入します。本来、能力値がオールAでないと装備できない代物でしたが、「なんでも装備可能」のスキルを持っていたため、レベル1なのに聖剣を装備できてしまいます。
ここから、彼の人生の逆転劇が始まるというものです。

p31には、以下のような文章があります。

詳細は分からないが、それでも店主は知っていた。
あの聖剣を持つものが、将来、英雄と呼ばれる存在になることを。
あの少年がやがてその聖剣に相応しい能力を得ることを。

以上、つまり冒頭の早い段階で、主人公の成功を約束しています。

また、実は、少年ジャンプも最近は、主人公が成功することを初めに約束するようになってきています。
以下のカッコはなろうテンプレとの共通点です。『宝くじが当たったのでレベル1から聖剣を買ってみる』のあらすじの構造と比べてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』(少年ジャンプ2014年32号より連載開始)の構造

誰しもが特殊な超能力を持って生まれるのが当たり前の世界で、主人公は何の能力も持たない無個性な存在として生まれました。
(負け組、弱い存在、虐げられる存在)

しかし、人々を助ける最強のヒーローであるオールマイトに憧れ、彼のようになりたいと、不遇な立場に有りながら努力を続けてきた。

主人公は、オールマイトから、自分を犠牲にしても他人を助ける高潔な精神とひたむきな努力を評価され、オールマイトの後継者に選ばれる。そして、最強の能力を継承する。
(幸運。チート能力で無双)

主人公は、最強のヒーローから最強のスキルを譲ってもらい、しかも彼から、君は私の跡を継ぐ人間だ! と言われます。

これは成功の確約に他なりません。
成功することが約束されているからこそ、主人公は努力できるし、読者もついてこれるのです。

以上のことから、主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束することは、非常に有効なテンプレートだと考察しますが、いかがでしょうか?
異論、反論などを含めて、ご意見を頂戴したく存じます。

上記の回答(読者は対価の約束されていない努力が嫌い!主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束し、期待感を煽るべき?の返信)

投稿者 アンデッド : 1 投稿日時:

なろうがゲーム原案であっても決定的に異なる点はチートを貰うという点です。
ゲームはちまちまとレベルを上げる作業が必要で、なろうはチートでそれがない又は大幅省略できる点。
対してヒロアカはもらったチート能力に対して徹底的努力をして磨く、というのがなろうと決定的に異なります。
ヒロアカはジャンプの友情努力勝利の王道とも言われてますからね。チートの要素があっても別物です。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 読者は対価の約束されていない努力が嫌い!主人公が成功することを冒頭の早い段階で約束し、期待感を煽るべき?

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元記事:異世界テンプレは創作論と矛盾しているのでは?

 俗になろう系と呼ばれる異世界転生/転移ファンタジー作品について、これらの作品で用いられるテンプレートが一般的な創作論との間に矛盾や乖離を生じているのではないのかと疑問が浮かんだのですが、それが自分の理解が足りていないだけなのかどうか判断がつかないので皆様の意見を伺いたく思った次第です。

 個人的に疑問に思った点は、
:いわゆるチート転生ものにおいて、ブレイク・スナイダーが【魔法のランプ】もので盲信二段重ねと呼ぶタブーを犯しているのではないのか?(1.異世界へ転移 2.その世界で異質/異常な能力を獲得 さらには「魔法なしでやることを学ぶ」という重大な要素にも反している)
:主人公のコンフリクト(葛藤、対立)が薄いか全く無く、それによってアーク(人格/精神面)の変化に乏しい(成長要素が能力面に偏っているか、最初から成長の余地がなく、いつまでも変わらない)
:「行って帰る」の「帰る」に値する部分が欠落しているのではないか?(転移したまま元の世界に戻らない/戻ろうとしない)

 また、自分が参考にした創作指南書は
・「SAVE THE CATの法則」(ブレイク・スナイダー)
・「工学的/物理学的ストーリー制作入門」(ラリー・ブルックス)
・「ストーリーメーカー」(大塚 英志)
他、となります。

 これらの創作論について間違った理解の仕方をしているようであればご指摘お願いします。

上記の回答(異世界テンプレは創作論と矛盾しているのでは?の返信)

投稿者 アンデッド : 1 投稿日時:

テンプレとは言われてますがその実、特殊なメソッドで成り立ってるなという印象は拭えないです。
一般的な創作論は多分大方世界中に通用します。
けどなろうのメソッドは日本の更にピンポイントをターゲットにしてる。
何に似てるかと言えばケータイ小説ですし、既存の商業にあった物ではなくて同人にあった物が浮上した印象なんですよね。

カテゴリー : 創作論・評論 スレッド: 異世界テンプレは創作論と矛盾しているのでは?

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元記事:【雑談的質問】初めて長編を書いたときどうなりましたか?

【雑談的質問】
初めて長編を書いてる初心者なのですが
・10万文字から20万文字弱の長編を書こうとしてプロットだけで4万文字になって、ボリューム合ってるのか不安で仕方ない
 ┗思いついたシーンや掛け合いもメモついでに書いているのでそのせいもありそう
・自分の書いたプロットで泣いた
 ┗キャラに感情移入し過ぎて職場で思い出し泣き?して必死に顔を隠した
って状態になりました

前述の通り長編を書くのは初めてなので、ふと疑問に思ったのですが、皆さんが初めて長編を書いたときってどんな感じになりましたか?
すいません、単純に私の好奇心というか興味です。
【雑談的質問】ってことで、どうか気楽に皆さんの「あるある」「ねーよ」を投下してくださったら幸いです。

上記の回答(【雑談的質問】初めて長編を書いたときどうなりましたか?の返信)

投稿者 アンデッド : 1 投稿日時:

現在初長編を書いてる者です。
僕はプロットは用意しない派で15万字で収まるように書いてます。
現在は約11万6000字ですがペース的には丁度良いんじゃないかなという感覚ですね。

感動するかどうかは、今回初めて自分の作品で感動しました。
今後書く予定の場面を想像しても、既に書いてある文章を読んでも感動しますね。
それから自作にフィットした音楽を聴いてる時に、書く予定の場面が浮かんできて泣いてしまった事もあります。
これは自分でも驚きました。

カテゴリー : その他 スレッド: 【雑談的質問】初めて長編を書いたときどうなりましたか?

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現在までに合計18件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全4ページ中の1ページ目。

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物語の考察のさせ方について

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こんにちわ耶蘇側といものです。 大雑把なプロットを書き終え初めての作品作りを始めました。しかし、プロットでは物語のイベントと登場人... 続きを読む >>

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元記事:アンケート:これは逆恨みか否か

貴方がタクシーを待っていると後ろに子連れの女性が並びました。そこで貴方は、母子に順番を譲ってあげることにしました。後日、女性と再会した貴方はこう怒鳴られました。

「あの後、タクシーが事故に遭って子供が死んだわ! あの時あんたが順番を譲ったせいよ! この人殺しっ!! 子供を返せっ!!」

上記の回答(アンケート:これは逆恨みか否かの返信)

投稿者 にわとり : 2

この母親がもし民事で裁判起こしたら慰謝料取れるかどうかを考えてみるとわかると思いますが、まあ単なる言いがかりですよね。
 ただこれが『逆恨み』なのかというとちょっと微妙。逆恨みって相手が善意でやったことを悪意にとって恨むとか、そういう状況をいう言葉じゃないですか。でも『あの時あんたが順番を譲ったせいよ!』っていう言い方だと故意じゃなくてあくまで過失として非難してるニュアンスに取れる。
 たとえば母親が「相手は子供を事故に合わせるために故意に順番を譲ったに違いない」と思い込むに足る理由があればもっと逆恨みっぽくなったのでは。たとえば『貴方』が占い師や予知能力者としてメディアで有名な人物だったら「タクシーが事故を起こす未来を予知したから順番を譲ったんじゃないか?」と疑う余地がありますよね。
 あるいは『貴方』がテロリストから命を狙われるような要人だった場合も、「事故は偶然ではなく、『貴方』の暗殺を企図したものだったのではないか?」とか考えちゃいますよね。この場合あなたは自分が乗ろうとしたタクシーが何らかの攻撃にあう可能性をあるていど予期できていたにもかかわらず、なんら忠告もせず母子を見殺しにしたことになるわけだ。
 そういう疑念があれば十分恨む理由にはなるでしょう。ただ、タクシーを譲られただけであれば"あの日あの時こうしていれば事故に遭わずに済んだかも"っていう膨大なたらればの一要素にしかならないと思う。もちろん、顔見たら当時のことを思い出してしまってやり場のない気持ちを抑えきれなかったとかは普通にありうる話だけど、それは恨みというより言いがかりとでも言ったほうが適切な気がする。

カテゴリー : ストーリー スレッド: アンケート:これは逆恨みか否か

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投稿日時:

元記事:物語には明確なラスボスが必要でしょうか?

いつもお世話になっております。
長編小説に挑戦中の、やとうです。

このところコロナウィルスで日々の暮らしが大きく変わりましたが、
皆さまはお元気にお過ごしでしょうか。

自宅で過ごすことが増えて、最近家の中も落ち着きだしたのでやっと落ち着いて創作が再開でき、
プロットの構成を見直したのですが、作中のラスボスの存在について、疑問を抱くようになりました。

今書いているものは、例えると〈ハリー・ポッター』のヴォルテモート卿のように、序盤から敵として存在感を示し、これを倒せばクリアというような明確な存在がいないのが現状です。
敵として登場させようと思っているキャラクターの中には、少々書き加えればそのポジションができそうな候補はいますが、いなくても成り立てそうな気もします。
ただ、存在すれば敵側の勢力が色々と作れそうな…とも迷います。
どちらにしても現状のプロット通りにいくと、敵対する存在がまだ薄いので話の流れに合わせた敵キャラクターは追加でいくつか必要だと感じています。
現状だと次々遭遇する中ボスクラスを中~短編ごとにポコポコ戦うような流れです。

共通の黒幕・ラスボスは可能な限り、作れるのならばあったほうがいい存在なのか。
なくても成立するならば、単発の敵だけでそのままやってみても良いのか。

学校も職場も非常事態でお忙しいところ恐縮ですが、皆さまの創作での気付きやご意見を伺えれば幸いです。
よろしくお願いします。

兵藤晴佳様、t様、御茶ノ宮悠理様、以前コメントをいただいていたのに、お返事がなく申し訳ありませんでした。家のごたごた~コロナウィルスで秋から長期にバタバタしていて、返信のタイミングを伸ばしたままで今日まで来てしまいました。
個別のお返事も考えたのですが、そちらにお返事するとほかの方の質問がサイトの表に出てこなくなってしまうためこちらで返信いたします。

兵藤晴佳様
『大君の都』は興味があったのですが、現在図書館がすべて閉館なので、時期を見て必ずゲットしに行きます。
t様
時間がたった後に一章を読み直してみても、この流れは変えられないと思いました。犠牲になった一章をその後にうまくつなげることを優先します。 

御茶ノ宮悠理様 
すこし創作から離れて戻ってくると、設定の至らない部分や違和感に改めて気づきます。設定の浅い見切り発車はうまく続かないと実感しました。

皆様、ありがとうございました。

上記の回答(物語には明確なラスボスが必要でしょうか?の返信)

投稿者 読むせん : 1

あれ?そっち系ですか。勘違いしていました(;´∀`)

てっきりラスボスはセディー・・・・カっ飛んだ武士とお仕置きババアなお目付け役というダブル反面教師に出会えず大人になってしまった【イフの城のセディー】みたいな人物との抗争になるんだとばかり・・・・。
======================
うーん・・・・ハリポタを引き合いにするならば、ハリーは【巌窟王】の天然な息子さんアルベールであり、主人公である復讐者エドモン・ダンテスのポジがスネイプ先生だと思う。
 
トム君ことヴォルデモート卿ってもっと漠然としたテーマみたいな存在でしかないとも思うわぁ~。
ーーーーーーーーーーーーーーー
そこにあるのは巌窟王の選択。アルベールを取るか復讐の完遂(トム)を取るか?・・・みたいな?

ある意味スネイプ先生はトムに出会わなければ、嫁を憎きスカシ野郎(ジェイムズ・ポッター)に奪われもせず、ハリーはハリー・スネイプとして生まれていたかもしれない存在ですから。

 そして全ての復讐の連鎖を投げうってでも「アルベールの未来」をえらんで死んだ。それをアルベール視点で語った物語が【ハリポタ】だと捉えちゃう・・・・・かな?

ヴォルデモートさんって別にそこまで重要じゃない。むしろこいつを重要そうに見せることで真実を見せないようにする「引っ掛け要素」なんだと思う。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語には明確なラスボスが必要でしょうか?

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投稿日時:

元記事:韓国文化を取り入れたい

※注意:今回はかなりデリケートな話題を扱います。これからの記述を見て不愉快に感じた方は衝動だけでレスを書かずにブラウザバックしてください。

どうもこんにちは。
前回のスレッドが久々に穏やかなものになったので、調子に乗って別の質問もさせてください。今度は世界観の話です。

色々あって異世界ファンタジーの架空種族の名称を韓国語由来にすることになりました。
なぜそうなったかというと、異世界ファンタジーの世界観に日本の鬼を出したくなったのですよね。
ただ種族名をどうするのかで悩みぬきました。オーガやデーモンみたいな外国語はその時点でイメージが離れるから無理として、単純に漢字で鬼と書くのも既存作には日本の鬼とはイメージの遠いキャラクターが少なからずいます。
それで妥協案として、アジアの言語を選んで西洋のモンスターではないことを示すことにしました。それで韓国語から語感の良いものを見つけ出すことができたのが、ことの始まりです。

で、この種族なのですが、先程も書いた通り日本の鬼がベースなので、日本文化をベースにして当初は構想を考えていました。
ただ後になってから急に「せっかく韓国語を由来にしたんだから、韓国系の名前も混在している民族にしよう」と思い当たり、それに伴って韓国文化を取り入れようと思ったのです。

……ただ、韓国文化に関する資料を集める前に、一つ重大な不安がよぎりました。
現在日本では(特にインターネット内で)嫌韓意識がかなり強まっているのですよね。
実際に作品が出来上がった後コメント欄でそういう人達が差別的な発言をすれば、それは運営に通報すればいいだけだと思いますが、私はそもそもそういう事態が起きること事態を望んでいません。

ちなみに私の韓国に対する意識なのですが、確かに韓国が嫌いな人達が槍玉にあげる「排他的な外交政策を行う政治家」や「国際大会でスポーツマンシップに欠けるふるまいをする選手」などには好感を持っていません。
それでもそういう人達を非難するのに国籍で一括りにする必要はないと思っています。
だから先入観で毛嫌いせずに、韓国文化を世界観設定に取り入れたいと思い当たったわけです。

それでも日本文化と混在させるという設定は、嫌いな人達の反感を買うリスクを高めるものだと思うので不安はあります。
皆様はどう考えますか?

上記の回答(韓国文化を取り入れたいの返信)

投稿者 あまくさ : 1

結論から先に言うと、

1)あなた自身が韓国に対して偏見がないのなら、雰囲気を出すために名称を混在させるくらいは問題ないと思います。

2)もう少し踏み込んで韓国文化まで取り入れていくのであれば、両国関係がこじれている現状を考えると慎重な配慮は必要かもしれません。

となります。
文化まである程度本気で扱うとなると、どうしても作者の考えが見え隠れしてきますから。そこは、ちょっと気をつけた方がよいかもしれません。

まあ、個人的な意見と断って言うなら、2の場合でも作者自身に偏見がなければ問題ないと思いますけどね。しかし現状、偏見と誤解は日本側と韓国側の双方にあるので、配慮は両方に対してしなければならないので面倒と言えば面倒です。

   *   *   *

歴史を詳しく知っている人なら、韓国に対する偏見ってあまり持たないものですよ。この場合の歴史というのは近・現代史(明治時代以降)だけではなく、2000年あまり前からの歴史です。

弥生時代、古墳時代、奈良・平安時代、中世、江戸時代と、日本は中国・朝鮮と長く交流してきました。江戸時代までの朝鮮半島との関係は概ね良好で、時々険悪になった時期もあるという感じです。そして、東アジアには一貫して、中国という巨大な存在があったんですよ。

ここでアジア史を詳述する余裕はないので、誤解を恐れずにざっくり例えてみます。
江戸時代までの中国・朝鮮・日本は、中国=ジャイアン、朝鮮=スネ夫、日本=のび太。大雑把にはそういう関係性でした。
ところが19世紀・20世紀には中国=ジャイアンが衰えてしまい、19世紀にはヨーロッパ=ジャイアン、20世紀にはアメリカ=ジャイアンが台頭するんですね。

でね(笑

この時期には、なんと日本がスネ夫になってしまうんですよ。

19世紀:ヨーロッパ=ジャイアン、日本=スネ夫

20世紀:アメリカ=ジャイアン、日本=スネ夫

そして、旧ジャイアン国だった中国も、虎視眈々と復権を狙っています。で、韓国はずっとスネ夫だった国で、日本は昔はのび太だったのに急にスネ夫になってしまった国です。

日本VS韓国はスネ夫VSスネ夫。しかも、この二人のスネ夫は歴史的に浮沈の時期がずれています。韓国から見た日本は、「昔はのび太だったのに、欧米台頭の流れに乗っていつの間にかスネ夫になってしまったやつ」に見えるわけです。

こういう関係ですから、この両国関係はこじれるのも当然と思われます。なんせ、どっちもスネ夫ですから(笑

   *   *   *

国と国の関係、人間と人間の関係なんて、そんなものです。
険悪に争っていても、いきさつまで遡って調べていくと「こりゃあ、どっちが悪いという問題じゃないなあ」というところに大抵は行き着きます。
韓国が悪いとか日本が悪いとかいうことではなく、人間というのがそういう生き物なのだと思われます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 韓国文化を取り入れたい

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ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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