小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

武内さんの返信一覧。得点の高い順1ページ目

元記事:書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信

>「自分の場合は○○が原因で同じ状況になった」といった思い当たることがあれば教えてほしいです。
モノの良し悪しがわかるようになったため、しかしそれを改善する技術や才能に乏しかったため。
というのが原因として考えられたかなと。
ようするに、多くの物語を作り読んできたために「面白いかどうか」は判断できるけど、「どうすれば面白くなるか」ってのがわからない。
だから作ってるときは楽しいけど、一度冷静になってしまうと冷静に評価してしまうので面白味を感じられないし、それをどうしたら面白くなるのかもわからないから投げ出してしまう。

そういう状況に覚えがあると感じられたのなら、考え方を変えてみると良いです。
「そのプロットが面白いかどうか」ではなくて、「そのプロットの面白いところはどこか」と、評価するのではなくプロットの面白いところを探しましょう。
それが真実面白いモノでなくても良いです。
面白い場所を探すことが出来ればあとはソコを盛り上げれば面白くなるんで、ぶっちゃけ何でもいいです。
そう考えりゃ、基本的にどんなプロットでも面白いですよ。

いやいや、でも冷静に見るとやっぱ面白くないんだ、と思うでしょうか。
そりゃ、「面白い場所」の見せ方に間違いがある構成をしたプロットだからです。
「面白い場所」つまりプロットで「押し出したい場所」ですね、これを十分にプッシュできれば、少なくともそれなりには面白いハズなんですよ。
面白くないのは、「面白い場所」をプッシュできてない、つまり「面白い場所を書けてない・表現できてない」からです。
なので、面白くないと感じるなら
1.面白い場所、押し出したい場所を明確にする。
2.それが十分に押し出せているかどうか、目立つ構成にできているかどうか。
というのをチェックしてみると良いでしょう。

設定などを作ってるときには、こうした作品イメージは漠然としたイメージでしかないことが多く、例えば「辛い過去を抱えた主人公が悪魔を倒していく」というイメージで作ると、その「雰囲気」が面白いと感じてプロットを作るわけだけど、「雰囲気というイメージ」は言語化できていないので実際プロットには「雰囲気」が表現できていない。
「辛い過去の設定」「悪魔を倒していく展開」と、その状況の説明はされてるけど、「そういう雰囲気」は相変わらずイメージにあるだけでプロット上に表現できていないでしょう。
だから「出来たプロットを読むと面白くない」と感じるわけです。
面白いと思ってたモノを書けてないプロットなんだから当たり前なわけですね。
なので、面白い場所は明確に(雰囲気は罠)。それを押し出せているかどうか。というチェックが大事なわけです。

それが出来た上でなお面白くないプロットというのも確かにあります。
でもその原因は明らかです。
書くべき事をしっかり書けていて面白い場所のプッシュも出来てるプロットが面白くないのは、単純にテーマが悪い。またはテーマに対しアプローチが悪い。ようするに想定する読者層(作者自身を含む)に対して、合わない、というだけ。

>書いてる途中で「なんかつまらない」と強い感情に駆られたとき、どのようにその状況を解消していますか?
プロットや書きたい内容を端的に一行の文章にしたものを「ネタ」と考えているのですが、このネタの時点で面白くない・面白味がない場合は、面白い要素を足すか早い段階で諦めます。
要素を足すと面倒な事になる場合も多いので、さっさと切り捨てることが多いと思います。
そうではなく、ネタには自信があるけどプロットが面白くない場合は前述した通り、その面白さを表現できていないだけなんで、何度もプロット案を出して原因を探り、納得いくまで作り直します。
テーマが悪くてもアプローチの仕方が良ければ面白くなるので、ネタに自信がある場合諦める事はほとんどないですね。

>自分で自分の揚げ足取りを永遠に繰り返している気持ちです。
>なにがあって自分でこんなに自分を貶めているのか、よくわかりません…
たぶん、完璧なものを作ろうとしてる気持ちがあるんじゃないでしょうか。
どうせ作るなら良いものを作りたいというのは当然の事ですが、それが過ぎれば自分の作品のアラばかりが見えてしまって何をしてもダメ出ししか出てこないでしょう。
ようは、ハードルを高く設定してるんじゃないかなと思います。
例えば、「勇者が魔王を倒す話」というステレオタイプなネタを書いてみて下さいな。短編でもいいしプロットでもいいんで。
じゃあ、まずこのネタの「面白い場所」はどこでしょう? 私はオーソドックスに「勇者が魔王を倒す話なんだから、悪者を倒していく勇者の姿が面白い場所だ」と考えます。もちろん答えは人によって違うでしょう。
そしたら、「勇者が悪者を倒す姿」をアピールしてけば良い話で、少なくともそれだけで「勇者が魔王を倒す話」としては楽しめる本になります。つまり面白い方です。
カレーを作るとき、真っ当に料理をして、ちゃんとカレーの味がすれば、そりゃ美味しく食えるでしょ?
作者としての感性や好みは置いといて、面白い場所が明確で、それを押し出せていれば、面白く読めます。
それを、どこそこの名店で食べたシーフードカレーと比べたら、そりゃ見劣りするでしょうよ。
でも、そのカレーは名店とは違う味わいがあるんだし、自分のカレーのハードルは名店のシーフードカレーではないのですよ。
「ちゃんとカレーの味がすること」というのが適切なハードル。

上記の回答(書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信の返信)

スレ主 武内 : 7 人気回答! 投稿日時:

「押し出したい場所」

とても参考になりました!
自分の「ここを見てほしい!」という場所を煮詰めて、創作してみます!
ありがとうございます!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまう

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元記事:書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信

いわゆる【賢者タイム】やね!!!!
満足するまでシコったら一転、おかずにすら嫌悪を覚えて捨てちゃうとかいうやつ。

満足する前に寸止めしながら、セルフ焦らしをしましょう(笑)

わたしは全ての創作活動を自慰的行為だと認識しています。
====================
とりあえず一回全部ないようを忘れましょう。
小説執筆時にやりたくなる気分転換を意図的に行い忘れてしましましょう。

・・・・忘れてから設定を読み返した時、そこには自分のドストライク小説の構想があることに気付くのです。

だって、自分の面白いと思った要素全部乗せだぜ?自分の嗜好ダイレクトなオートクチュール小説に、誰より自分こそがファンになること請け合いです。

=================
なので、投げ出した昔の構想を引っ張り出し、清書しなさい。

あまりにメモ類が漠然としすぎて無理だったら、以降のメモは分かりやすく書く努力をしなさいな。(私はこれです(-_-;))

もし清書できなかったら・・・・・・【清書の仕方がド下手くそ】な事こそが問題です。その場合【仕上げ力(りょく)】を鍛えなければならなくなるわけだ。

スピリチュアルより筋肉だ。小説執筆の筋肉とAV男優が鍛えるというガマン筋?をきたえよう

上記の回答(書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信の返信)

スレ主 武内 : 2 投稿日時:

>>自慰行為

すごいわかりますw
我慢もトレーニングの一つなので、やってみます。
自慰行為もやり抜けば力になりますよね!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまう

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元記事:書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信

>>書いてる途中で「なんかつまらない」と強い感情に駆られたとき、どのようにその状況を解消していますか?

私の場合、自分なりの勝利条件(これが読者を惹きつける小説でしょという)を何年も考え続ける、という回答になりますが。具体的に勝利条件が何を意味するかはお教えできません。

編集者さんの座談会や選考に参加した作家の話だったり、一行コメントを読むと小説を書く気持ちが失せますね、超難しいと思ってしまいます。書いていて「なんかつまらない」と感じることはありますよ、例えばそれはこんな時です。
作者にしか分からない形でしか成長できていないので、前作と似たような作品やプロットになっている、おそらく今のままだと爆死。そういうのって最後まで書かなくても分かります、自分自身が一番よく分かっていて爆死です。
でもどう改善すればいいか分からない。

この期間はとても苦しいのですが、ここでどれだけ辛抱できるかでその人の限界が決まると私は考えています。
趣味でやるだけなら、特定のジャンルだけを何百冊も読みこんで、中学英語と高校英語の違いのような、なんとくなく感覚に頼りながらそれっぽく書いていけばいいのではと思ってしまいますが……。
まぁどうするかというより、どう考えるかだと思います。

「なんかつまらない」と感じることができるのは、考えようによってはブレーキの力が強すぎるだけで、わずかな違いに気付くことができるセンスがあるともいえます。ネット小説を読んでいると、そこでアクセル踏んじゃう? ブレーキじゃないの? みたいな内容ってたくさんありますよね。
彼らは逆にブレーキが緩いので、ブレーキもアクセルも両方大事だなと学ばせてもらう。

でも、この作品がつまらないとか楽しいとか、そんなのは気にしても仕方がないことなので。どうでもいい。結果を意識すると不安になって書けなくなります。
だんだんと小説が苦痛になります。
だからそうではなくて、

鼻歌まじりに書きたくなるような。
自分が書いていて楽しいと思えるような環境作りから始めて、スイッチのオンとオフを切り替えるところから。具体的には、学生やサラリーマンが自習しにくるような喫茶店や図書館で作業するとか。息が詰まったら街を見下ろせる公園などにリフレッシュしにいくだったり。煮詰まったら散歩するとか。
いつもいつも小説が書きたいわけではありません。
べつに小説のことだけではなくて、日常の人間関係で疲れて……。

ここに行くとスイッチが入って小説が書きたくなるような場所を見つけるといいです。
「なんかつまらない」と思ったらどこがつまらないのか、落ち着いて考えることができる場所で、ノートとペンを広げて何時間でも自問自答してみます。
私はわりと、エジソンの”1万通りの、うまく行かない方法を見つけただけだ。”スタイルですね。「なんかつまらない」と思うセーブポイントを日々更新していく、これが結構楽しいのですが……。
そして疲れたら必ず休みをとりましょう。
毎日、小説をやるより、後々のことを考えれば、いま変な手癖がつかないことも大切です。
明日はもっと小説が書きたくなるような、ポジティブな努力が続いていくような行動や思考を前向きに、と私は考えていますね。

上記の回答(書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信の返信)

スレ主 武内 : 1 投稿日時:

ブレーキ!
確かにそうです、とても自分で強いブレーキをかけているように感じます。
色んな小説を読んで、自分の心理抵抗を減らしてみますね。
ありがとうございます!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまう

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元記事:書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信

つい先日、ン十年前の黒歴史入りしかけて途中で止まらせていた作品を仕上げまで持っていくことができたhexaです。

その作品は、他の方から原案を頂いたものだったのでストーリーやキャラにぶれがなかったこと、比較的短めだったので終わらせてみようと思えることができましたが、それでも「これつまんないとか、矛盾があるとか思われるかも。今更仕上げてどうすんだ」という自身のメンタルやテーマ寄りの問題の部分はありましたし「これを表現する語彙が探し当てられない、終わりをどう結べばいいのか迷う」などの技術面での迷いも両方ありました。

仕上げた感想としては、つまんないかもと思う気持ちを振り切って仕上げようと考えたこと、当時よりも適切な語彙や表現が見つけられることができて成長したなと思えたこと、などがとても自身の成長に繋がったという気がしています。

ただその一方で、それよりも昔に考えていながらまだストーリーが纏まっていないものも沢山あって、今やっとひとつ昔の作品を仕上げられたことで「他もそのうち仕上げられるかなー」とようやく期待が持てるようになった、というところです。

おおむねサタンさんが詳しく書いてらっしゃいますが「いろいろ足そう」の思考は危険、と私にも思えます。むしろ「これだけが書けていればいい」を見つけて短めに切り上げたほうがいいように思えます。その「これ」を一文で表せる(「ログライン」という用語で通っていることもあります)のはやっぱり大事だという気がしています。それ(ログライン)を持っていることが書いている最中の自信、心の拠り所となると思えることがわりとあるなと感じました。以上、何か参考になればと思います。

上記の回答(書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信の返信)

スレ主 武内 : 0 投稿日時:

ログラインという言葉、初めて知りました。
自分からすればやはり仕上げることのできる人は本当にすごいと思います。
めちゃくちゃためになりました、ありがとうございます!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまう

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元記事:書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信

>・「なんかつまらないな……」
>・「これ、全然おもしろくないな」
>・「こんなの書いて意味あるのか?」
>・「すごい薄っぺらいな」
>・「説教臭いし、テーマもよくわからない」

小説を書いている人のほぼ全員が、多かれ少なかれそういう悩みを感じながら書いていると思いますよ。イメージと実践は別物ですから。
書きたいものと書けるもののあいだには、深くて暗い川があるんです(笑

まあ、なぜそういう心理状態になるのかという考察は難しい話になるのでおくとして、乗り切る方法はたぶん一つです。

◎つまらなくても無理矢理でもいいから、最後まで書き上げる。

バカみたいなアドバイスに思えるかもしれませんが、私がそう考えるだけじゃなくて、かなり多くの方が異口同音に仰っていることですから、たぶんシンプルな心理なのだろうと。

苦しいのも色々な心理的抵抗があるのもこらえて最後まで書き上げてみると、それなりに分かることが一つや二つはあるものなんですね。

小説を書くというのはどういうことなのか、おぼろげながら少し分かった、という感覚。

これを理屈ではなく体験することが大きいんじゃないかと思います。
それを体験すると、自分のやっていることに少なくとも先はあるんだと信じられるようになるので、次からはだいぶ楽になります。

上記の回答(書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまうの返信の返信)

スレ主 武内 : 0 投稿日時:

書き上げないと味わえない感覚があるんですね。
やはりなんとかしてまずは書き上げてみようと思います!
ありがとうございます!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 書いてる途中で「つまらない……」と強く感じてしまう

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元記事:キャラクターへの自己投影について

先日友人とキャラクターについて話していた際、私のキャラがどうにもワンパターンの思考や行動がしないことを相談したところ、自己投影の部分が強いからということがわかりました。

私は難しい問題事からは目を背けて理由を付けて逃げたくなりますが、私の書くキャラクターも皆そんな感じです。何かしらの理由をつけてみんな逃げようとします。

私が書きたいのはこんなワンパターンな子じゃなくて、自分の要素しかない薄い人間じゃないのになぁとすこししょんぼりしてます。

これってどうすれば改善されるのでしょうか?

上記の回答(キャラクターへの自己投影についての返信)

投稿者 あまくさ : 2

同じような内容の質問を2回繰り返されていますが、前の質問の方が具体性がありました。なので、そちらも合わせて考えてみます。

ご自分の作ったキャラの個性が薄く感じられるけれど、他の方の作ったキャラと絡ませるとよく動くとのこと。
状況次第ではよく動くのならば、キャラそのものはわりとちゃんと作れているんじゃないかと。ただ、キャラの動かし方を知らないだけなのだろうと思います。

じゃあ、どうやって動かせばよいかですが、

>その人は「何かしらのイベントを起こしてその子がどんな風に動くかを見せないと無個性のままだよ」と、多分他の方からしたら至極当たり前のことを言います。
>でも私には、そのイベントの起こし方すら分かりません。

>その中ではうちのキャラクターはよく動きます。だって相手がいるから。

ほとんど答えを仰っているようなものですよ。
「イベントを起こす」と「相手がいる」はほぼ同義です。イベントというのは相手がいるから起こるんです。「一人相撲」という言葉がありますが、一人じゃ相撲は取れませんよね?

>その人の生み出すキャラたちはみんながみんな1人の人間で、

>その人は頭の中でよくキャラが勝手に動き出す、と言いますが、

思うにそのフォロワーさんのキャラも一人だけで動くわけではなく、他のキャラを絡ませるのが上手いのだと思います。キャラが頭の中で勝手に動くというのも、自然にリアクションという感覚でイメージしているからではないでしょうか?
思い当たる点はありませんか?

で、改善策ですが。
自己を投影したキャラは、そのままでもかまいません。そこに「こういう子はちょっとイヤだな」と思うようなキャラをぶつけてみるといいです。
スレ主様が普通に作るキャラは、スレ主様の理想だけでできているために動きにくいのだと思います。だからまず欠点か弱点を一つあてがってみてください。次に、その欠点を突いてくるキャラを作ります。

1)主人公の欠点を、悪意的に攻撃してくるキャラ。

2)本当は主人公に好意や愛情を持っているのだけれど、欠点を心配して善意から批判したり、わざと足元をすくうようなことをしてくるキャラ。

などなどパターンは色々考えられます。
また練習としてならば、その第二のキャラの一人称で書いてみるのも面白いかもしれませんよ。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラクターへの自己投影について

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投稿日時:

元記事:書き出しでの会話はアリ?ナシ?

新人賞などに応募するとき、最初に会話文を持ってくるのはダメ。
みたいな話を聞いた覚えがあるのですが、第一話およびプロローグを書く際に、いきなりキャラ同士の掛け合いから始めるのはどちらかとえばナシなのでしょうか?
また、ネット投稿なら会話文で始めるのはアリなのでしょうか?

上記の回答(書き出しでの会話はアリ?ナシ?の返信)

投稿者 サタン : 2

◯◯はダメと聞いた、というお悩みがチラホラあるけども、これらはだいたい何らかの前提条件があるものと思う。
そもそもがラノベとはいえ小説で、これは創作作品なのだから、究極的には「ダメ」というのは存在しない。
何やっても自由です。
でも、何らかの意図があり、それを伝えるために効率的な方法、非効率な方法、推奨されない手段、止めたほうがいいと考えられる事、そういうのは確かにある。
でも基本的に創作は自由なので、「ダメ」という事はそうそうない。

スレ主さんの想定してるシーンではないと思うけど、会話形式の冒頭で奇策を用いてる代表的な手法は二人称を使うこと。冒頭で二人称をしてる作品は絶対数から見て少数だけど、割とある印象。
スレ主さんが想定してるのは普通の会話シーンだと思うのだけど、何も問題ないと思う。
冒頭の一行目がセリフから始まる事だって、割と少なくないんじゃないかな。

なぜ「会話文から初めてはダメ」という話がされていたのか理由がわからないので、私見で推測しつつダメな理由を考えてみると、
第一に作者の技量が問われるね。
会話内容やキャラクターの動作によってキャラの描写や「これからはじまる物語がどんな内容なのか」を描写していかなきゃならないし、その場面の情景もまたキャラの言動でうまく浮かび上がらせないといけないから、結構キツい。
例えば、「朝、目が覚めたら遅刻ギリギリの時間で急いで家を出た」という場面を、普通に書けば簡単だけど、じゃあこれを「会話文で表現してみましょう」となったら難しいよね。
「母さん、起こしてくてって言ったじゃないか、遅刻ギリギリで急がないと電車に間に合わない!」
とか、状況を描写できずめっちゃ説明的な会話文になちがち。
とはいえ、もともと会話文は特にキャラ描写には向いてるのだけど、冒頭となると読者は何も知らないし作者としてもまだ何も書いてない状態なので「このキャラがどういうキャラなのか」を説明しなきゃならない。すると冒頭に会話文で設定やキャラの描写をやると説明的な状況・会話内容になりやすい。
なので、冒頭に会話文を持ってくる事自体は何も問題ないけど、問題を作らずスマートに書けるだけの技量が問われるのではないかな。
そんなんトライ・アンド・エラーだからダメって言う理由でもないと思うのが本心だけど。

Web小説でも同じかな。
冒頭だと、読者は「そのキャラの性格」を知らないし、作者としても読者は知らないと考えてるから端的に「説明」しようとしちゃう。
「彼は冷戦沈着で学校でも成績優秀。スポーツも武道をやっているので運動神経が良くいつも活躍している。」とか。
あるいはセリフで個性を出そうとしすぎて不自然なセリフになってしまったりとか。

でも、同時にメリットもあると思う。
AとBが会話をしていれば、当然のこと「会話内容」がそこにあるので、読者としては「何を追って読めばいいか」がすぐにわかる。
つまり「会話内容を追って二人の掛け合いを読めば良い」ので。
なので、よくある失敗しがちなパターンは「会話が意味ありげな感じで設定を知らない読者には理解できない内容」とかじゃないかな。
もう、序盤の時点で読者が作品の内容を追えてない、ついていけてない、って状態になっちゃうので。
でも、そこさえ押さえて、設定を詰め込んだり無理にアレコレ書こうとしなければ、「やわりやすさ・入りやすさ」では割とトップクラスな冒頭じゃないかな。
おそらく、神媒介のラノベよりもWeb連載のほうが向いてると思う。
というのも、昔から似たような形でキャラもののSSなどが2chを中心に書かれていたためですね。
ほぼ会話だけなので状況のバリエーションはあまり広がらないけど、活字に慣れてない人でも非常にとっつきやすく、シチュが限定されてるのでわかりやすい。
会話のみだからこそのわかりやすさで、地の文がある小説だと再現にしくいですが、読者層や読み物としてのジャンルでもWeb小説はSSに寄せられると思うので、Web向きじゃないかな、と思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 書き出しでの会話はアリ?ナシ?

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元記事:妹を殺さざるを得ない時

国が内戦で難民になった、それでも追ってくる兵隊たちから逃れる為に、連れてきた嬰児の妹の泣き声を消す為に、主人公は彼女の口を塞ぎ、殺すことにした。
内戦終結後、妹そっくりの同級生の妹に出会う。
去来する思いはどんなものでしょうか?
後悔、懺悔、知りたいゆえのストーカー行為、恨みつらみ、もう二度と逢いたくない? 貴方は他人だもの、私達親子に係わらないで、どうしてそんなに責めるんだ(の)、どんな思いが湧き出るのでしょうか? 
もちろん人間性でも答えは違います。
難しく、複雑な、解に至る前でも何かしら、指に触れることばを下さい。

上記の回答(妹を殺さざるを得ない時の返信)

投稿者 ミヤゾノ ツバサ : 1

こんにちは。
私はパクトボーさんの意見とは反対の意見になってしまいますが……
いえ、パクトボーさんの意見を批判しているわけではないんです。
立場が違えば感じる事も異なってくるんです。

私には来月3歳になる息子がいます。

息子が生まれてから、幼い子供が虐待などで不幸な目にあったり、亡くなったりすると、息子と投影し、“胸が張り裂けそうになるほど” 悲しくなり、やり場の無い怒りも湧いてくるんです。
(「胸が張り裂ける」という感覚って、こういう感じなんだと初めて感じたぐらい)

それまではそのようなニュースを見ても、悲しみや怒りは感じても、どこか他人事のように思っていたんですが、ある意味当事者になると、沸き起こる感情も全く異なってくるんです。

これは現代でも実際にあることなんですが。
子供を亡くした母親が、子供を火葬するときに、子供の亡骸と一緒に(扉が閉まろうとする)火葬炉に飛び込もうとするのを、火葬場職員が必死に止めるという話もちらほらとあります。
また、数年前、木製のジャングルジムが炎上し、中に取り残された子供を助けるために、父親が飛び込んで全身やけどを追った事故もありましたね。

その母親や父親の気持ちも私は理解できます。

では、兄妹ではどうか? というと、私はアリだと思います。
例えば、「はだしのゲン」という、ヒロシマ原爆を描いた古い漫画では、主人公のゲンが生まれたばかりの友子という赤ん坊をとても可愛がります。
結果的に、友子は栄養失調で数ヶ月後に亡くなってしまいますが、ゲンはすごく悲しみましたし、ずーっとその事を心に抱えて生きていきます。

つまり、それまでの背景や主人公の性格をチキンと書ければ、問題ないと思います。

もし、主人公が赤ん坊の妹をもともと疎ましく思って殺したのならば、妹に似た人に会ったとき、恐怖を感じるでしょう。

とても大切に思っていたのならば、会ったとき懐かしさや哀しみを感じるでしょう。
後悔の念に駆られるかもしれませんが、少なくてもこの場合は恐怖は感じません。
ですが、殺す時にそれ相応の理由が必要になってきます。
(誰かに殺された、もしくは誰かに殺されるぐらいならば、自分の手で殺そう等)

そこをちゃんと書いて土台をしっかりすれば大丈夫だと思います。

ちなみに、赤ん坊の顔ですが、確かに生まれたばかりはどの赤ん坊も似たような顔で区別はつきません。
ですが、生後10ヶ月ぐらいになると人相はある程度決まってきます。

個人差にもよると思いますが、そのまま大人になっても、生後10ヶ月ごろの面影を残している人は中にはいます。
例えば鈴木福くんは生後10ヶ月頃から子役をやっていますが、赤ん坊の頃の福くんはそのまま小さくしただけで、人相は今とほとんど変わっていません。

ちなみに一般的に生後10ヶ月ぐらいの子供は、一人立ちがようやくできるぐらいです。
メインはハイハイです。

個人的な意見ですが、参考になれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 妹を殺さざるを得ない時

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