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よしはむさんの返信一覧。得点の高い順3ページ目

元記事:『黄金バット』のような主人公を作りたい

2016/05/13 クリエさんの質問

黄金バットを知らない方が多いかと思いますが…?

私は昔のアニメの『黄金バット』のようなキャラを主人公としたライトノベルを書きたいと思っているのですが、黄金バットが大好きな私でもなぜ彼があれほど魅力あるキャラとして皆に愛されているかが分からないのです。

黄金バットのアニメを見た方なら分かると思いますが、黄金バットはライトノベルのタブーを犯しまくっているような造形やキャラです。見たことのない方のために書けば……
・顔が骸骨というおどろおどろしい造形
・最初から最後までまったく苦戦しないという、敵がかわいそうに感じられるほどの強さ
・サイタマのような無敵系ヒーローとも違い何らかの欠点もない
・最初から完成されていて常に絶対的でわかりやすい正義

たいていのライトノベルの本には「主人公には欠点を設けろ」とか「何らかの成長要素を入れろ」と書かれてありますが黄金バットはそのことごとくを無視しています。そして何故か人気があり、話自体も非常に面白くできています。(少なくとも面白くないと言ってる意見はほとんどないです)

一体なぜ黄金バットのようなキャラクターが皆に人気が得られているのでしょうか?
そのようなキャラクターをライトノベルで主人公にするのは無謀なのでしょうか。というより、ライトノベルでそのようなキャラを出した成功例はあるのでしょうか?

上記の回答(『黄金バット』のような主人公を作りたいの返信)

投稿者 よしはむ : 1 投稿日時:

2016/05/13 リック・ドMさんの意見

 黄金バットは、もともとは悪役として創作された黒バット(黒衣の骸骨面、不死身とされる)を、最終回で倒すためのゲストキャラとして設定されたものですね。黒バットと似たデザインで、金色で正義を表そうとしたようです。強さは似ていて、気持ちは反対、といったところでしょうか。

 それが当時は子どもに大受けしたので、急遽、黄金バットシリーズを始めたんだとか。1930年代だそうです。この当時だと、骸骨であることに違和感を持つ人は少なかったのではないかと思います。「骸骨面は強い」という印象があったでしょうから。

 今、話題にされているのは1960年代の実写版映画やアニメ版ではないかと思います。実写映画版の黄金バットは一応は台詞を喋るようですが、アニメ版になるともう「アハハハハハ」の高笑いしかしないそうで。

 黄金バットの目の前でヒロインに敵の毒牙が迫っても「アハハハハハ」、強敵が大斧を黄金バットの喉元まで押し込んで絶体絶命でも「アハハハハハ」。ほとんど対話不能で、主人公たちがピンチに陥ると「アハハハハハ」で必ず現われて、「アハハハハハ」と笑い続けたまま敵をあらかた殴り倒し、「アハハハハハ」で飛び去ると。毎回、そういう話だったようです。(※←イメージです、実際とは異なります)

 ほぼ同時期に現われたヒーローがウルトラマンです。ウルトラマンもほとんど「シュワッチ」のみで誰とも対話はせず(初回と最終回に少し喋ってはいる)、ラストにのみ現われて、さっさと怪獣を倒して飛び去って行く。黄金バットと似ています。

 どちらも一話完結的で、事件が起きて解決まで、たった30分で描かれます。シリーズを通してのストーリー的な展開はありません。

 アニメなら何でも凄かった、怪獣の特撮なら何でも凄かった、といった時代です。そして、事件を解決(?)するヒーローですが主人公ではありません。問題全部をぶち壊すという、ほとんど天災に近い存在、デウスエクスマキナ的ともいえると思います。ストーリー、設定などはよく言えばシンプル、悪く言えば大雑把、強引です。

 現代で受けるようなものではないと思います。もちろん、放映当時に子どもだった人(主に男性ですが)が、「当時は、黄金バットやウルトラマンを面白がって観ていたなあ」とノスタルジックに回顧することはあると思います。でも、現代で通用するとは思っていないでしょう(記憶が風化かつ美化されているようなケースは除く)。

 もし黄金バットが今でも通用するほど面白いのなら、時代背景を考慮する程度でストーリーを大きく改変せずにリメイクして受けるはずです。でも誰もやらない。ウルトラマンだと、まだ再放映が後々まであり、ウルトラマンの後継も作られ続けていますが、黄金バットはそれがない。

 黄金バットのキャラが今でも魅力的なら、ストーリーを改めたリメイクや後継は出てくるはずですが、実際にはない。
(もしかすると、仮面ライダーが出たために黄金バットがリメイクされない、仮面ライダーが黄金バットの事実上の後継ともいえる、ということかもれません。思い付き程度で、ちょっと自信はありませんが。)

 でも、やはり「正義の空飛ぶキンキラ骸骨男が問答無用で暴れまくる」わけですから、予備知識無しに今見たとしても、いや前もって知らないからこそ、「ぶっ飛んでるなあ」という感想は出てくると思います。見た目の奇想天外さは、他の追随を容易には許さない感じです。

 それなら、今でも通用する面白さの基準ですね。「ぶっ飛んでる」と言われるようなアイデアはなかなか出ません。(期せずして)今見ても「ぶっ飛んでる」を出せただけでも敬意に値する、といえるかもしれません。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 『黄金バット』のような主人公を作りたい

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元記事:『黄金バット』のような主人公を作りたいの返信

2016/05/13 クリエさんの返信

ご回答ありがとうございます。

いえ、わたしが疑問に思ったのは、ニコニコ動画でアニメが放送されたときにほとんどが「時代とか関係なくマジで面白い」という意見で、実際掲示板がものすごく盛り上がり、否定意見もほとんどなく、話も時代抜きで大傑作だと言える話(45話とか最終話とか)がいくつもあったのが意外だなあと思ったことです。

特に45話なんて結構な数の深夜アニメを差し置いてランキングに出ましたし。

実際ニコニコ動画であれほど盛り上がった昔のアニメは黄金バットだけでした。再生数、コメント数も同年代のものと比べると何倍も違います。
なのでなぜ、最強で無敵でおまけで絶対的なヒーローがあれほど今でも受けたのかなあ、と思って質問させていただきました。
なので、「時代のせい」とするのは違うなあと思います。

上記の回答(黄金バットの45話は超神回?)

投稿者 よしはむ : 1 投稿日時:

あまくささんの意見 2016/05/14

その45話というのを、今、視聴してきました。

ペギーというサイコパス美少女が登場する話でしょうか?

?????

あれが面白いというのは、やはり時代補正がかなり入っているとしか私には思えませんでしたが(すみません、感じ方は人それぞれではあるのですが)、いかがでしょうか?

カテゴリー : キャラクター スレッド: 『黄金バット』のような主人公を作りたい

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元記事:『黄金バット』のような主人公を作りたい

2016/05/13 クリエさんの質問

黄金バットを知らない方が多いかと思いますが…?

私は昔のアニメの『黄金バット』のようなキャラを主人公としたライトノベルを書きたいと思っているのですが、黄金バットが大好きな私でもなぜ彼があれほど魅力あるキャラとして皆に愛されているかが分からないのです。

黄金バットのアニメを見た方なら分かると思いますが、黄金バットはライトノベルのタブーを犯しまくっているような造形やキャラです。見たことのない方のために書けば……
・顔が骸骨というおどろおどろしい造形
・最初から最後までまったく苦戦しないという、敵がかわいそうに感じられるほどの強さ
・サイタマのような無敵系ヒーローとも違い何らかの欠点もない
・最初から完成されていて常に絶対的でわかりやすい正義

たいていのライトノベルの本には「主人公には欠点を設けろ」とか「何らかの成長要素を入れろ」と書かれてありますが黄金バットはそのことごとくを無視しています。そして何故か人気があり、話自体も非常に面白くできています。(少なくとも面白くないと言ってる意見はほとんどないです)

一体なぜ黄金バットのようなキャラクターが皆に人気が得られているのでしょうか?
そのようなキャラクターをライトノベルで主人公にするのは無謀なのでしょうか。というより、ライトノベルでそのようなキャラを出した成功例はあるのでしょうか?

上記の回答(アニメ『黄金バット』のレビューと物語の構造分析)

投稿者 よしはむ : 1 投稿日時:

2016/05/15 あざらしさんの意見

こんにちは、あざらしと申します。
ご紹介されていた45話。面白い物語には目がないので観てきました。
視聴した感想を先に申し上げますと、今日的な感覚として『手放しで面白いか?』と問われると困りますが、観るべき所は十二分にあると感じました。
これですね、おそらくは物語パターンの源流のひとつとして観た方が良いと思います。

詳しく感想を書く前に。
2話ほど観ただけなので誤認によって齟齬を生むかもしれません。ですので現状の私の認識を。
登場人物。
【ヤマトネ博士:人間サイド三人組の長(視聴話からは明確な目的は不明)】
【男の子:現状所感担当。博士の息子?】
【女の子:ピンチ盛り上げ担当。ヒロイン兼黄金バット呼び出し役】
【黄金バット:ワハハの人】
【ナゾー:敵ボス】

>「主人公には欠点を設けろ」とか「何らかの成長要素を入れろ」と書かれてありますが黄金バットはそのことごとくを無視しています

これについては無視しているとは感じませんでした。
端的にいうと『主人公を誰としてみるか?』で変わってくると思います。

黄金バットが実質やってることは【ワハハと笑う】【敵を倒す】このふたつだけです。物語の変化には基本的に関わってません。
ぶっちゃけた話し児童向けデウスエクスマキナでしょう。

要するにタイトルこそ黄金バットですが、主となる年齢層、物語の進行に重要な役目を果たす人物、もっとザクッといえば観衆の代弁者、観衆が投影する対象、これらは男の子もしくは女の子でしょう。

男の子と女の子ですが、
【欠点:正義感で行動するが、そこはただの子供。状況に変化は起こせない】
ピンチになって観衆がハラハラドキドキするのは、人間組3人に対してです。そういう役目ですから正確には欠点ですらありません。
成長については、観た話しだけでは不明ですが、仮に簡単な成長要素を入れたとしても違和感は感じないと思います。

加えて実質的な主人公として成立しているのが、女の子の存在です。
黄金バットは自分からやってくるのではなく、女の子が「コウモリさん、たすけて」と、呟いて初めてやってきますよね。(少なくとも私が観た話しでは)
本当に物語に不可欠な存在です。
男の子が助けを呼ばないというのは、時代背景を考えると求められる理想の少年象としては納得です。昔の作品にしては女の子が目立たないながらも重要な役目を果たしますが、これは元々の紙芝居の営業形態が関係するのかも知れません。

助けを呼ぶと強い味方が現れるだとか、実質の主人公以外が強いパターンというのは、他にも『鉄人28号』『マグマ大使』がそうです。
もうちょっと新しくすると『Fate/stay night』の主人公とサーバントの関係も近いパターンですね。(原作がゲームですのでルートによって主人公が無双になりますが、基本ベースは半端な空回り戦闘員。で、ありながら主人公がいて初めてサーバントの存在が成り立つ)

容姿に関しては、これはおそらく時代的にも【バットマン】の存在が大きいと思います。
容姿がヒーローっぽくないというのも、捻りを加えた物語が結構ありますので、そちらを参考にされた方が良いと思います。

極端に捻りまくった作品から、お勧め作を
【ダークマン】
https://www.youtube.com/watch?v=L58rdhCfDIU

ちなみに時代を考えても尚メチャクチャ荒いVFXシーンが所々ありますが、これもサムライミ監督の計算として観た方が楽しめるはずです。(映画内で遊ぶ監督です。ラストシーンにすらネタを入れてますので)

>そのようなキャラクターライトノベルで主人公にするのは無謀なのでしょうか。

いや、着眼点が面白いと思いますよ。
創造物においては無謀だとか無理というのは、ほとんどは単なる視点の問題です。食える素材がある(有名作の前例がある)というのは調理の仕方次第ということを意味します。
今回もほとんどココに感動を覚えて書き込みさせてもらうことにしました。
本当に着眼点は素晴らしいと思うのです。
源流から学び取る物を嗅ぎとる嗅覚は絶対に損をしません。なんの世界でも支流から学ぶと似てしまうのが普通です。貴種流離譚が良い例ですが、源流から1を読み、現代のセンスと個性で10に作り替えると既視感というほどの物はそうそう生まれません。

近作ラノベの傾向で『元々から強い(特殊能力含み)』
かなり前からの傾向で『特訓しない』『努力しない』
こういった事がありますよね。
同時にパターン化が激しいと、私のような単なる読書人にとっては多少うんざりするのも事実です。

とはいえ、これも見せ方です。
例えば、人物背景含めて強さを自然に見せるいうと『アクセル・ワールド』がありますよね。
物語の舞台世界で強ければ良い、という部分にスポットが上手にあたっていると思います。

『着眼点が面白い』と書かせて頂いたのはここで、アイデアのスタート地点としては極めて良好なものを発掘されたのではないでしょうか。

ここから先はクリエさんのように物語を紡ぐ方に期待しますが、また違った方法で『無双主人公』を自然に登場させることができるのではないかと思います。

最後になりますが、ヒーロー物にちなんで変化球のお勧め作品をラノベ・漫画・映画から一作づつ。(ネタバレ避けてボカシます)

【高畑京一郎著:Hyper Hybrid Organization】
ざっくりとした説明なら視点を変えた仮面ライダーものです。でない新刊が玉に瑕。

【安永航一郎著:県立地球防衛軍】
流石にギャグのノリが古いけど、荒削りながらテンポの良さは特筆。あらすじはタイトル通り。漫画ではこのパターンも何作かありますが、あまりラノベにはないノリということで。(一応ラノベでも『秘密結社でいこう!』という作品もあります)

【Kick-Ass】
https://www.youtube.com/watch?v=mcKIMqRF5Gc

予告編で興味がでたら観てハズレなし。予告で眉をしかめたならば観ない方がよい映画。続編もまぁまぁですが一本目が最高です。強くない主人公の好例。

ではでは執筆頑張ってください。
応援致します。

PS。
ふと思い立ってスタッフ一覧をググって見ました。
納得。
お名前を意識したことはなかったのですが、演出の中に石黒昇氏という方がいらっしゃいました。
この方の来歴を見るとアニメ史にくっきりと足跡を残していらっしゃるレベルの方です。
アニメについては私は友人から『面白い!』と勧められたもの(&半ば無理矢理「見ろ!」と押しつけられたDVD)に手を出すぐらいなんですが、それでも知っている作品がズラズラ並んでいます。

個人的に観たといえる中で一番古いのは【佐武と市捕物控】
DVDパッケージで観ましたが、50年近く前の白黒アニメなので映像は荒いですが内容は充分に視聴に耐えるものでした。
(こちらは原作も面白いのでお勧めです。さすが大御所の石ノ森章太郎氏の漫画だけあってKindleで普通に買えます)

カテゴリー : キャラクター スレッド: 『黄金バット』のような主人公を作りたい

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元記事:ラノベで大人主人公がいけないは、本当か?

迷える狼さんの投稿

 今回の意見は、「主人公の設定について」です。

 ラノベを中心としたメディアというのは、読者層からして主人公の年齢もそれに近くないと、色々と問題があるというのが一般的ですが、「バイオハザード」に代表されるパニックホラーの場合、逆に主人公が未成年だと、色々とまずい事があると思います。
 
 とりあえず、例を挙げてみたいと思います。なお、ジャンルは問いません。

 主な「バイオハザード シリーズ」より。

「クリス=レッドフィールド」
「ジル=ヴァレンタイン」
「レベッカ=チェンバース」
「クレア=レッドフィールド」
「レオン=S=ケネディ」

 クリスは、ジルと同じ初代バイオの主人公で、25歳です。警察官(ラクーンポリスの特殊部隊STARS所属)ですが、空軍の経験もあります。

 ジルは、クリス同様に初代の主人公の1人で、23歳。クリスの同僚で同じSTARSに所属する警察官ですが、特殊部隊グリーンベレーの経験もあります。

 レベッカはクリスとジルの同僚で新米の18歳ですが、すでに大学の学士課程を優秀な成績で卒業しています。なお、18歳の彼女がいきなりSTARS所属になったのは、直接スカウトされた事によって、途中の行程(警察学校への入学や訓練期間など)を全てすっ飛ばしたからです。

 レオンは2の主人公で、21歳。クリスらと違って普通の新米警察官です。

 クレアはクリスの妹ですが、19歳の「ただの女子大生」です。ここは重要ですので、覚えておいて下さい。

「ディノクライシス&2」

「レジーナ」ある政府組織の構成員で23歳。
「ディラン=モートン」陸軍特殊部隊所属で26歳。

「サイレント ヒル」(コナミ)

 主人公の「ハリー=メイソン」は32歳の執筆家で、戦闘経験などは皆無の一般人。

 他にも「アイアム レジェンド」「プレデター」「28時間後」「28日後」など、ゾンビやモンスター、未知のクリーチャーなどによるパニックホラー系は多いですが、これらほとんどに共通しているのは、

「主人公は、分別のついた大人である。」

 と言う事です。

 私が不本意ながらも、時々やり玉に挙げているのは「学園黙示録」ですが、そうせざるを得ない理由が山の様にあるからです。比較しながら話をしたいと思います。

 主に日本を舞台にした話で、未成年が主人公になれない理由ですが、まず1つ目。

「未成年は免許を持っていない。乗り物の運転技術が無い」

 基本的に18歳未満は普通免許が無い為に自動車に乗れませんし、運転技術もありません。バイク程度は乗れるキャラも居ますが、自動車の運転は出来無い事が多いです。
 学園黙示録でも、基本的にバスなどの自動車は教師などの大人が運転しています(なぜか、途中から主人公達も運転していますが……)。

 2つ目は、

「銃器の扱いが出来無い」

 これも、日本なら至極当たり前の話です。引き金を引けば誰でも撃てると思っていたら、大間違いです。
 正しい手順を踏まないと、不発や暴発など事故の危険性があります(仮に、「安全装置はどこ?」と聞かれても、普通は答えられないと思います。それが当たり前です)。

 学園黙示録では、仲間である「平野 コータ」が、夏休み中の短期留学で、元特殊部隊の軍人に師事していたと言う事で、拳銃やライフルを平気でぶっ放したり、工具を改造してハンドメイドガンにするなど、かなりのゴリ押しをしています(しかも、途中から主人公達も平気で銃器を扱う様になっています)。

 次に、

「物語上で必要な専門知識が無い」

 事です。例えば、

「何かの薬品が必要だが、それを作り出す方法を知らない。」

 だったり、

「道路をふさいでる機械の操作方法を知らない」

 などです。

 そして4つ目ですが、これが最も重要です。

「理性的な判断や行動が出来る事」

 です。
 なぜなら、主人公を大人にしないと、何事にも未成熟な未成年の場合、自ら危険に飛び込んであっさり死んでしまい、そこでストーリーが終わってしまう危険があるからです。

 それを防ぐ為には、いわゆる「主人公補正」「デウス・エクス・マキナ」などの神の手(と言う名のご都合主義)を使うしか無く、一瞬で白けさせてその作品の価値を貶めてしまいかねません。

 学園黙示録でも、それらの手法はふんだんに使われており、いくら「奴ら」に囲まれたり、時には自分から奴らの群れに飛び込んでも、案外平気だったりします。

 簡単に言うと、

「大人じゃないと、出来て当たり前の事が出来無かったり、知ってて当たり前の事を知らなかったり、冷静な判断が出来無い為に、生き残る事が出来無いから」

 です。

 ただし、ゲームの場合、実際にキャラクターを操作して行動するのはプレイヤーですので、その気になれば、

「5歳の幼稚園児にピストルを持たせてゾンビを銃殺」

 なんて事も可能です(日本の警察官が貸与される「ニューナンブ」でしたら、子供でも持てるでしょう。小型ですが「デリンジャー」は反動が大きい為、子供では扱えません)。

 なお、「バイオハザード2」において、警官であるレオンの制止を振り切って、クレアとサブキャラである「シェリー(8歳)」が好き勝手に行動する為、レオンが振り回されています。

 さて、バイオ2のクレアは女子大生であり、特に何の訓練や経験もありませんが、兄のクリスから手ほどきを受けているという設定があります(しかし、いくら手ほどきをされたからって、ロケットランチャーやミニガンまで使えるのだろうか)。

 一番良く解らないのは、「コードベロニカ」で登場したサブキャラの「スティーブ」ですが、銃器の扱いはもちろん、監獄島から脱出するのに輸送機を操縦したり、南極では雪上車を運転したりしています。しかも、年齢は17歳となっており、クレアよりも年下です(一体どこで覚えたと言うのか……)。

 なお、彼の場合もキーアイテムである「ゴールドルガー」を持ち出すなど、クレアを振り回しています。

 さて、ここまで来て「結局何が言いたいのか?」と思われるでしょうが、私が言いたいのは、

「大人が主人公では、本当にいけないのか?」

と言う事です。

 最近では「GATE」という作品もありますし、「銀河英雄伝説」など、「戦い」や「戦争」が中心の物語では、主人公が未熟な子供や少年少女だと、まず生き残る事が出来ません。

「どこか隅っこでガクブルしていれば、勝手に助けが来る」

 なんていう、甘い状況はやって来ないのです。

「主人公の成長が大事な要素である」事は認めますが、未熟なキャラクターが主人公では、成長する前に死亡してしまい、話が終わってしまいます。

 また、主人公が大人だと、ヒロインも年齢が高くなると言いますが、銀河英雄伝説の場合、没時33歳の「ヤン」に対して「フレデリカ」が、結構な年下(7歳違い)です。
 もっとも、この作品は登場キャラクター自体が大人であるので、あまり参考にはならないかも知れません(一応、「ユリアン」と「カリン」の例もありますが……)。

 また、前述したGATEの場合、ヒロインは主人公よりかなりの年下(あるいは、そう見える)です。

 つまりは、

「主人公の年齢に見合った内容の作品や、主人公が大人(や青年)じゃなければならない作品を書けば、それで良くは無いですか?」

 という意見です。

 長文すいませんでした。あと、間違いなどあれば遠慮無くご指摘いただきたいと思います。

2016/05/22(Sun)

上記の回答(ライトノベルはピーターパンの夢をみるか?)

投稿者 よしはむ : 0 投稿日時:

あまくささんの投稿

こんにちは。ご意見拝見しました。

前半はキャラクターの年令設定とリアリティについて。後半は、ライトノベルにおける成人主人公の是非についての問題提起ですね。前半と後半のご意見にはもちろん関連性はありますが、まずは切り離して考えた方がいいように思うので、一つ一つ考えを述べてみます。

1)キャラクターの年令設定とリアリティ。

まず、エンタメ・ストーリーにおいてのリアリティとカタルシスの優先順位について、考えてみたいと思います。

エンタメの場合、読者なり視聴者なりの「願望の充足」が重要になるんじゃないかと思うんですね。「願望の充足」は「現実にはできないようなことの実現」と換言できますから、中高生の読者の多いエンタメ作品であれば、「普通、高校生にこんなことできねえよ」と言われるような言動を盛り込むことは、むしろ推奨されるのではないでしょうか? すなわち、

・リアリティも無視はできないが、それよりもカタルシスが優先される。

ということです。

ただ、あまりにもリアリティを逸脱した展開を見せつけられると白けてしまう、ということはありますね。ですから、程度問題ということにはなります。
では、迷える狼さんがご意見の中であげていらっしゃる例について、考えてみます。

ざっくりまとめると、銃の扱い、車の運転、危機に際しての冷静な判断や行動などは、(日本の)未成年には無理であり、作中でそういう行動をとらせるのはリアリティがない。そういうお考えということでいいでしょうか?
このご意見に対する私の考えは、

・生まれ育った環境によってはすべて可能。

となります。
外国の紛争地域などでは、10才くらいの少年(日本なら中高生どころか小学生です!)が戦闘部隊の隊長として活動している実例もあるそうです。それは極端な例だと言われるかもしれませんが、日本の中高生でも銃の扱いや車の運転くらい教わればできる子はいくらでもいるでしょう。今の日本には子供にそういうことを教える環境がないだけの話です。しかし、中にはどこかでそういうことを教わった子供がいてもおかしくはないし、稀には大人顔負けというほどに習熟した子供がいる可能性もあると思うんですね。

もちろん「中には」「稀には」という事象を当たり前のように作中に登場させるのは誇張ではありますが、その程度の誇張はエンタメ作品では許容範囲なのではないかと個人的には思います。

2)ライトノベルにおける、成人主人公の是非。

これは、この掲示板でも過去に何度となく話題になってきた問題です。すでに結論は出ているとまでは言いませんが、煎じ詰めると、

・絶対にNGではない。

・しかし、対象読者の需要を考慮すると、有利ではない。

ということになってしまいます。

対象読者の問題も、そんなに単純ではありません。
ラノベの主要購買層は実は中高生ではない、という反論がときどき出るんですね。「じゃ、誰が主要なのよ?」と問うなら、「オタク」という不思議な分類にたぶん行きつきます。でも、オタク論ってけっこう奥が深いんですよね(笑)。オタクにも世代交代があって、今はオタク第3世代の時代だとか言う人もいますし。

私の見解としては、あまり自信のない持論ではありますが、

・オタク=ピーターパン説

みたいなことを考えています。「ピーターパン・シンドローム」という言葉がかなり以前に流行って、最近はあまり聞かなくなりましたが。簡単に言うと「大人になることを拒否する精神構造」みたいなことです。

少年マンガ・アニメ・ラノベにおいて未成年主人公が人気がある理由は、単に読者や視聴者の年令が近いというだけではないのではないかと。未成年(少年)主人公に、

・大人の打算や社会的なしがらみに毒されないピュアな言動の美しさ。

が求められている、という側面があるのではないでしょうか?
もちろん、かなり理想化されたイメージではあり、仕事や家族を支えることの難しさを知っている現実の多くの大人たちは「甘い」と切り捨てるでしょうが、中には「少年の夢への郷愁」を捨てられないまま年を重ねる人もいて、現在ではそういう人たちが「オタク」と呼ばれているのではないかと考えています。

いずれにしても。
少年マンガ・アニメ・ラノベの世界には、少年を主人公に据えたエンタメ物語というスタイルが大きく確立していることは間違いないように思います。このスタイルにとらわれない未知の可能性はあると思いますし、未知=未開拓ゆえに挑戦のしがいがあるとも言えますが、個人的には未開拓すぎてどう手をつけたらよいか見当がつかないというのが実感ではあります。

* 少年マンガ・アニメの世界での、成人主人公の成功例をいくつかあげることはできなくはないですけどね。ルパン三世。こち亀など。

2016/05/22(Sun)

カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベで大人主人公がいけないは、本当か?

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元記事:ラノベで大人主人公がいけないは、本当か?

迷える狼さんの投稿

 今回の意見は、「主人公の設定について」です。

 ラノベを中心としたメディアというのは、読者層からして主人公の年齢もそれに近くないと、色々と問題があるというのが一般的ですが、「バイオハザード」に代表されるパニックホラーの場合、逆に主人公が未成年だと、色々とまずい事があると思います。
 
 とりあえず、例を挙げてみたいと思います。なお、ジャンルは問いません。

 主な「バイオハザード シリーズ」より。

「クリス=レッドフィールド」
「ジル=ヴァレンタイン」
「レベッカ=チェンバース」
「クレア=レッドフィールド」
「レオン=S=ケネディ」

 クリスは、ジルと同じ初代バイオの主人公で、25歳です。警察官(ラクーンポリスの特殊部隊STARS所属)ですが、空軍の経験もあります。

 ジルは、クリス同様に初代の主人公の1人で、23歳。クリスの同僚で同じSTARSに所属する警察官ですが、特殊部隊グリーンベレーの経験もあります。

 レベッカはクリスとジルの同僚で新米の18歳ですが、すでに大学の学士課程を優秀な成績で卒業しています。なお、18歳の彼女がいきなりSTARS所属になったのは、直接スカウトされた事によって、途中の行程(警察学校への入学や訓練期間など)を全てすっ飛ばしたからです。

 レオンは2の主人公で、21歳。クリスらと違って普通の新米警察官です。

 クレアはクリスの妹ですが、19歳の「ただの女子大生」です。ここは重要ですので、覚えておいて下さい。

「ディノクライシス&2」

「レジーナ」ある政府組織の構成員で23歳。
「ディラン=モートン」陸軍特殊部隊所属で26歳。

「サイレント ヒル」(コナミ)

 主人公の「ハリー=メイソン」は32歳の執筆家で、戦闘経験などは皆無の一般人。

 他にも「アイアム レジェンド」「プレデター」「28時間後」「28日後」など、ゾンビやモンスター、未知のクリーチャーなどによるパニックホラー系は多いですが、これらほとんどに共通しているのは、

「主人公は、分別のついた大人である。」

 と言う事です。

 私が不本意ながらも、時々やり玉に挙げているのは「学園黙示録」ですが、そうせざるを得ない理由が山の様にあるからです。比較しながら話をしたいと思います。

 主に日本を舞台にした話で、未成年が主人公になれない理由ですが、まず1つ目。

「未成年は免許を持っていない。乗り物の運転技術が無い」

 基本的に18歳未満は普通免許が無い為に自動車に乗れませんし、運転技術もありません。バイク程度は乗れるキャラも居ますが、自動車の運転は出来無い事が多いです。
 学園黙示録でも、基本的にバスなどの自動車は教師などの大人が運転しています(なぜか、途中から主人公達も運転していますが……)。

 2つ目は、

「銃器の扱いが出来無い」

 これも、日本なら至極当たり前の話です。引き金を引けば誰でも撃てると思っていたら、大間違いです。
 正しい手順を踏まないと、不発や暴発など事故の危険性があります(仮に、「安全装置はどこ?」と聞かれても、普通は答えられないと思います。それが当たり前です)。

 学園黙示録では、仲間である「平野 コータ」が、夏休み中の短期留学で、元特殊部隊の軍人に師事していたと言う事で、拳銃やライフルを平気でぶっ放したり、工具を改造してハンドメイドガンにするなど、かなりのゴリ押しをしています(しかも、途中から主人公達も平気で銃器を扱う様になっています)。

 次に、

「物語上で必要な専門知識が無い」

 事です。例えば、

「何かの薬品が必要だが、それを作り出す方法を知らない。」

 だったり、

「道路をふさいでる機械の操作方法を知らない」

 などです。

 そして4つ目ですが、これが最も重要です。

「理性的な判断や行動が出来る事」

 です。
 なぜなら、主人公を大人にしないと、何事にも未成熟な未成年の場合、自ら危険に飛び込んであっさり死んでしまい、そこでストーリーが終わってしまう危険があるからです。

 それを防ぐ為には、いわゆる「主人公補正」「デウス・エクス・マキナ」などの神の手(と言う名のご都合主義)を使うしか無く、一瞬で白けさせてその作品の価値を貶めてしまいかねません。

 学園黙示録でも、それらの手法はふんだんに使われており、いくら「奴ら」に囲まれたり、時には自分から奴らの群れに飛び込んでも、案外平気だったりします。

 簡単に言うと、

「大人じゃないと、出来て当たり前の事が出来無かったり、知ってて当たり前の事を知らなかったり、冷静な判断が出来無い為に、生き残る事が出来無いから」

 です。

 ただし、ゲームの場合、実際にキャラクターを操作して行動するのはプレイヤーですので、その気になれば、

「5歳の幼稚園児にピストルを持たせてゾンビを銃殺」

 なんて事も可能です(日本の警察官が貸与される「ニューナンブ」でしたら、子供でも持てるでしょう。小型ですが「デリンジャー」は反動が大きい為、子供では扱えません)。

 なお、「バイオハザード2」において、警官であるレオンの制止を振り切って、クレアとサブキャラである「シェリー(8歳)」が好き勝手に行動する為、レオンが振り回されています。

 さて、バイオ2のクレアは女子大生であり、特に何の訓練や経験もありませんが、兄のクリスから手ほどきを受けているという設定があります(しかし、いくら手ほどきをされたからって、ロケットランチャーやミニガンまで使えるのだろうか)。

 一番良く解らないのは、「コードベロニカ」で登場したサブキャラの「スティーブ」ですが、銃器の扱いはもちろん、監獄島から脱出するのに輸送機を操縦したり、南極では雪上車を運転したりしています。しかも、年齢は17歳となっており、クレアよりも年下です(一体どこで覚えたと言うのか……)。

 なお、彼の場合もキーアイテムである「ゴールドルガー」を持ち出すなど、クレアを振り回しています。

 さて、ここまで来て「結局何が言いたいのか?」と思われるでしょうが、私が言いたいのは、

「大人が主人公では、本当にいけないのか?」

と言う事です。

 最近では「GATE」という作品もありますし、「銀河英雄伝説」など、「戦い」や「戦争」が中心の物語では、主人公が未熟な子供や少年少女だと、まず生き残る事が出来ません。

「どこか隅っこでガクブルしていれば、勝手に助けが来る」

 なんていう、甘い状況はやって来ないのです。

「主人公の成長が大事な要素である」事は認めますが、未熟なキャラクターが主人公では、成長する前に死亡してしまい、話が終わってしまいます。

 また、主人公が大人だと、ヒロインも年齢が高くなると言いますが、銀河英雄伝説の場合、没時33歳の「ヤン」に対して「フレデリカ」が、結構な年下(7歳違い)です。
 もっとも、この作品は登場キャラクター自体が大人であるので、あまり参考にはならないかも知れません(一応、「ユリアン」と「カリン」の例もありますが……)。

 また、前述したGATEの場合、ヒロインは主人公よりかなりの年下(あるいは、そう見える)です。

 つまりは、

「主人公の年齢に見合った内容の作品や、主人公が大人(や青年)じゃなければならない作品を書けば、それで良くは無いですか?」

 という意見です。

 長文すいませんでした。あと、間違いなどあれば遠慮無くご指摘いただきたいと思います。

2016/05/22(Sun)

上記の回答(ターゲット読者層が大人なら大人主人公でOK)

投稿者 よしはむ : 0 投稿日時:

tさんの投稿

バイオハザードはゲームです。海外展開を視野に入れるなら主人公は大人が望ましい、海外ではしぶいオッサンや筋肉ムキムキが主人公なのが普通です。海外は「この状況で子供が生き残れるはずがない」と説得力が求められます。

仮に少年少女が主人公だった場合は、ラノベではよくわからない謎パワーで多少曖昧にしてしも問題ありませんが、海外では本編でちらっとしか説明がなかったとしても、裏で違和感のないような設定が緻密に練られています。

日本の市場は世界からみても特殊です。
いわゆる萌えキャラを使った様々な商品でヒット作がでるのは、漫画、アニメ、ゲーム、フィギュアなど、日常的に萌えキャラを目にする機会のある日本人だからです。

ラノベの読者層が大人なら、大人主人公で書きます。
「どこか隅っこでガクブルしていれば、勝手に助けが来る」と考えて、物語から退場していくモブキャラは必ず書かなくてはいけません。力のない弱い存在はすべての作品に必ず登場してきます。

甘い考えて死んでしまうモブキャラが上手く書けるなら、そこからちょっと発展させて主人公にするか、モブキャラで終わらせるかは作者にとっては趣味であり、簡単な選択肢です。

新人賞で大人主人公は落ちやすい、これもありますし。受賞できるくらいの実力者なら、主人公の性別は男でも女でも、大人でも少年少女でも書けます。GATEに代表されるようななろう小説は、時代にあっていてよくできていました。

2016/05/22(Sun)

カテゴリー : キャラクター スレッド: ラノベで大人主人公がいけないは、本当か?

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元記事:ヒロインと早期に結ばれる作品

恋愛ものでなく、ファンタジーの冒険物を書いていますが、その話は主人公とヒロインが全100話位で6、7話で結ばれて以降ヒロインは冒険に加わるのですが、そういう早期に結ばれる話は読者の共感を得にくいですか。主人公は手の早い人でも押しの強い人でもなく、片思いだった幼なじみと5話位で10年ぶりに再会しますが、主人公は昔からヒロインの事を高嶺の花だと思って気持ちを言わなかった過去があり再会しても本心を言う勇気はやはり持てなかったんですが、夢を見た時寝言で「好き」と言ったのをヒロインが聞いてしまい本心を知り、実はヒロインの方も好意を持っていたため夢の寝言の事を言われて両思いになり以後ヒロインは冒険の旅に同行するのですが、恋愛物でなく冒険物で結ばれるのが早い話はどう思いますか。

上記の回答(ヒロインと早期に結ばれる作品の返信)

投稿者 しょしんしゃ : 2

こんにちは。
私は初心者なので、読者の立場から想ったことを申し上げます。

ヒロインとくっつくかどうかというのは、読者が焦らされてマゾ的に楽しむシーンです。その部分が詳細であればあるほど、くっついた時のカタルシスみたいなものや、その後のイチャコラに対して、「よかったね」というプラスの評価が働くのだと思います。

高嶺の花ならそういう描写だけでも、ある程度の長さが必要ではないでしょうか。読者を焦らして、くっつけばいいのにと応援させてほしいところです。

切迫した恋人候補どうしの駆け引きのシーンが早く終わるのは、読み手として惜しい気がします。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ヒロインと早期に結ばれる作品

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投稿日時:

元記事:長編小説に加筆する際の注意点について

こんにちは、サイドです。
今、投稿用に十万文字ていどの長編小説を書いています。
ひとまず七万文字くらいでメインの起承転結が書き終わり、あと二万から三万文字ていど足りない状況です。
書き足しが必要なんですが、どう加筆しようか悩んでいるので、スレを立てさせていただきました。

考えている方法としては、

1 新しいエピソードを、メインテーマに差しさわりのない範囲でサブイベントとして追加する
2 既に出来上がっているエピソード内での、キャラクターの掛け合い、心理描写などを追加する

の二つがあって、個人的には「1」の方がサブエピソードとして、キャラクターを自由に動かせて、書きやすそうと思っています。
思い付くネタはあるんですが、後からの追加なので唐突な印象が出そうという面で不安を感じています。

その反面、「2」は描写を増やすことで、テーマやキャラクター性を深掘りすることができるのかもしれないと思っています。
心配していることとしては、全体を通して読み直した時、風景や心理の描写にムラが出そうなことと、推敲を繰り返すことになるので単純に「1」より心理的に労力がかかりそうということ。
身も蓋もない話ですが、普段の仕事に疲れが残らない方法でやらないと、ダメだなと最近痛感しているので……。

今まで、書き過ぎてどう削ろうか悩んだことはあったんですが、書き足すというのはあまりなかったので、皆さんが加筆する際、注意している事、実際やってみて、「こうしておけばよかった」というような事があれば、教えていただけたら幸いです。

上記の回答(長編小説に加筆する際の注意点についての返信)

投稿者 サタン : 0

私は、やるなら1かなぁ。
2だと下手するとテンポが悪くなったりしちゃうから。
前は「エピソードのボリュームを盛る」っていう2をやったりしてたんだけども、これって単純にメインストーリーの進行を遅らせてるだけで、掛け合いを増やしたりキャラ表現を盛るのが目的になるなら「キャラ描写に特化したシーンを1個2個追加する」としたほうが効率的だと思った。
これだと1か2かで言えば1に当たる作業だから、やるなら1かなと。

テンポに影響ないくらいの水増し作業だとぶっちゃけ文字数あんま稼げないし、せいぜい数千文字くらいな気がする。
だから雑誌連載くらいの掌編サイズでこまめにページ数が決まってる場合ならやるけども、長編サイズになると、その水増し作業何箇所やんの?って感じになっちゃう。
あと何千文字かーあそことあそこイケるかなーでも序盤はあんま増やしたくないしなぁ、とか考えるのが面倒臭い。
なので、推敲で気になった場所はやって整える、くらいにしか今はやらないかな。

>「こうしておけばよかった」というような事があれば
創作仲間があんまいないとかって事で気軽に実行するにはこうしたサイトの利用が前提になってしまう場合もあるけども、
まず、その「7万文字」で完成した作品を誰かに読んでもらう。で、感想をもらう。
できれば物語についてではなくキャラ面についての感想が欲しいとかそんな感じで。
そしたらその感想を吟味して、読者目線で「足りない」と思われた場所を、残りの「3万文字」を使って埋めるという試み。

あとは、私ならその「7万文字」を最初から作り直すかな。
もちろん本当に作り直すわけじゃなくて、「7万文字」からプロットを書き起こしてみて、最初に作ったプロットと見比べてみるとか。
完成してるからこそ気付けることってあるんで、完成したからこそ練り直してみるって感じ。
失敗したって別にもとの「7万文字」で完成してるし気が楽。
モノは出来てるから、俯瞰で見て、ココに伏線おいといたほうがいいかなとか、じゃあその回収はココでやるのが適切だなとか。クライマックスを盛り上げるにはコレを印象づけたほうがいいからココとココにちょっとしたシーンを追加しようとか。
まあようは、「7万文字」を骨組みと考えて3万文字で肉付けしてく感じ。
いやこれ3万文字じゃ足らんか。私がコレやるときは雑に適当にスピード重視で書いたものに盛り付けてく感じなので、文字数というより時間に追われてるときにやる作業だったりする。
書ききれなくても完成だけはしてるから、って言い訳が出来るっていうね。主旨とズレてきてますね。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 長編小説に加筆する際の注意点について

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投稿日時:

元記事:神様や生死について特別な設定がある世界観は宗教的に大丈夫?

どうもはじめまして。
蒼い三毛猫です。
初めて投稿させていただきます。
自分の書きかけている作品は時代小説で、妖(あやかし)が人間と同じ次元に存在する世界です。
詳しく書くと長くなるので、ポイントを掻い摘まんで書かせていただきます。

・大昔、まず八百万の神が居た【実在する神様の登場】

・神様が此の世に静物と生物の2つの「もの」を作った【実在する神様と異なる点】

・静物に宿る精霊が静寂に堪えられず悪霊化し、生物を襲い、その肉体や魂を蝕むようになった【アミニズムを歪ませたようなオリジナル設定】

・神様が対策に烏天狗(妖怪)を此の世に派遣【実在する神様と異なる点】

・烏天狗は、魂を彼の世に導く使者という(魂のガイド的な)存在である。そして主人公が烏天狗♂(顔は擬人化寄り)【実際に言い伝えられてる烏天狗と異なる】

・人間の見解では悪霊+妖怪→妖(どっちも悪)

以上となります。
要は、八百万の神様とアミニズムを融合させて独自の設定を付加した結果、人間と妖の共存を強いられてしまったという感じの世界観です。

【】が大丈夫か気になっている箇所です。
実在する宗教等に関係したような作品は、避けた方が良いとは見聞きしたことがありますが、どこまでなら大丈夫なのか分からず、こちらに相談させていただきました。
果たしてこの世界観の設定は、言われなければバレない程度なのでしょうか?それとも書き換えた方が良いレベルなのでしょうか?
長文失礼しました。

上記の回答(神様や生死について特別な設定がある世界観は宗教的に大丈夫?の返信)

投稿者 サタン : 2

基本的には何も問題ありません。
宗教的にも、その宗教を侮辱するようでなければ、基本的に何を書いても問題ありません。
例えばイスラムの場合は偶像崇拝が禁止されてるので、創作に登場させること自体が侮辱に当たります。それ以外の宗教では、気にするほどの事ではないでしょう。
確かかなり前にキリスト教のどっかが牧師は銃を持たないと日本のアニメにキレたことがあるけど、キリスト教がそういう主張をしただけで問題になったわけではありません。
一方で、物語の悪役がコーラン読んでるというだけでイスラム教から大クレームがついて騒ぎになったこともある。
こういう宗教的な面での事は、相手を侮辱しないように作者各々が配慮するしかない。
なので、こう言っちゃなんだけど、誰かに聞くよりも自分で対象の知識を身につけたほうが良いでしょう。創作の資料にもなるんだし。
とはいえ。神道は基本的になんでもアリなので、まったく問題ないと思われます。
実在する神社が舞台で宮司が呪い殺されて祭殿が破壊されたって、笑って済まされる寛容っぷりですから。
実は母方の実家がド田舎の神主やってるのだけど、自慢げに「ウチが漫画に出たぜ!」と言われて読んでみたらホラー物だった。ありもしない御神体が用意されてて聞いたこともない伝説がついてて、しかも実話だと書いてあったよ。
罰当たりにも、叔父さんは祭殿で漫画と同じポーズで倒れて記念写真とってた。

また、宗教的にではなく読者的にという観点から言うと、史実や伝説に設定を追加して独自解釈するのはアリだけど、「解釈」ではなく全く別物にしてしまったりするとアウトになったりします。
何故かっていうと、これって作者が知識不足で間違ってるだけ(あるいはそう見えてしまう)なので、「ミス」に映るわけですね。
例えば……他所様の設定を晒すのは失礼だと思うんだけど、神道云々と聞いて、昔どこかでチラッと見たのをフト思い出したので。
とある設定の殴り書きに「神社の「社」は「杜」であり神聖なものなのだ」という設定があったんですが、これって字が似てるだけで由来も意味もまったく別の漢字なので、そういう解釈はできません。神聖な土地を「杜」と書く事もあるにはあるんですが、字が似てるために誤字から始まったものだったりします。
こういうのは要するに作者のミスにあたる設定になってしまうわけですね。
古代の神様は宇宙人だったとか、イザナミはアマテラスを産んでなかったとか、そういう解釈でどうとでも出来ることなら問題ないけど、カグツチは水の神様である、なんて書いてあるとコレはダメでしょう?
アマテラスは太陽の神だから暗所恐怖症とか、これも考えられないことはないけどおかしいよね。

なんでそんなことを書いたのかと言うと、
>要は、八百万の神様とアミニズムを融合させて独自の設定を付加した結果
「独自の設定」は問題ないんだけど、「八百万の神様」ってのは万物に神が宿ってるって考えなわけで、これを指して「アニミズム」と言うので、「八百万の神とアニミズム」ってのは融合もなにも両方ともほぼ同じものです。
こうした部分で上記した「杜」の例のような「読者的に」のほうで何かミスがありそうだ、と感じます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 神様や生死について特別な設定がある世界観は宗教的に大丈夫?

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