小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

ふ じ た にさんの返信一覧。最新の投稿順7ページ目

元記事:投稿作品の削除を検討しています

 ドラコンです。

 愚痴らせてください。このサイトの「鍛錬投稿室」に小説を投稿し、「ノベル道場」で感想を募りました。なお、作品名、投稿先アドレスは、宣伝ではないのであえて書きません。
 
 ただ、この作品を削除しようかと考えています。
 
 読んでいただきたい方には読んでいただけたこともあり、「もう用済み」な感じがあります。
 
「ノベル道場」をはじめ、このサイトの掲示板の「返信お知らせメール」が機能していないので、「いつ感想が付くか」を気にするのも疲れました。

 特にかかわりのない素人の400字詰め原稿用紙200枚越えの作品をまともに読んで、感想まで書いてくれる奇特な方は、そうは居ませんよね。

 また、小説を書いたのも「良かったのかな?」との感じもします。思いのほか、時間が掛かり、ほかのことができなくなりました。

 構想を小出しにして、「創作相談掲示板」に出していたころが、いちばん楽しかったですね。お付き合いくださった皆さん、本当にありがとうございます。

上記の回答(投稿作品の削除を検討していますの返信)

投稿者 ふ じ た に : 1 投稿日時:

私は鍛錬投稿室に投稿した作品は、後になって全部削除してますよ。
主に管理の手間の問題ですね。
メインは別サイトにあり、そこでほとんどの作品を掲載してます。

個人の都合を優先されていいと思うので、特に気にする必要はないのでは?って思います。
あらかじめ予告してあると、「読んでいたのに消えちゃった!」っていう苦情は来ないと思いますし。

> 特にかかわりのない素人の400字詰め原稿用紙200枚越えの作品をまともに読んで、感想まで書いてくれる奇特な方は、そうは居ませんよね。

確かにそうですよね。
自分の過去作を読み返したら自分でブラバした作品があったんです。でもその作品を読んだという読者の方がいらっしゃたので、すごくびっくりするとともに、とてもありがたかったですね。

> 構想を小出しにして、「創作相談掲示板」に出していたころが、いちばん楽しかったですね。

私の家族は小説は書かないけど創作の設定に興味がある人なんですが、アイディアを出すのが好きなので、私とよくネタについて話したりすることがあります。楽しいですよねー。分かります。

また何か機会があれば、こちらこそよろしくお願いします。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 投稿作品の削除を検討しています

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元記事:分量を増やすアドバイス欲しいです。の返信の返信

見て下さってありがとうございます。
主人公は少女の方です。

上記の回答(分量を増やすアドバイス欲しいです。の返信の返信の返信)

投稿者 ふ じ た に : 4 人気回答! 投稿日時:

返信ありがとうございます。
主人公は少女なんですね!

投稿された小説には場面が三つありますが、最初二つの場面で兄弟に話が集中していたので、この兄弟がメインの人物かと思いました。
でも最後の場面で少女視点になり、兄弟が消えていったので、主人公は誰だろうと、読んでいて戸惑ったんですよね。

現状では多くの説明不足がありましたが、兄弟の出番が少女を売ってすぐに終わるなら、詳しく説明を書く必要はないと思うんですよね。
なので、兄弟がモブキャラなら、最初から主人公視点で書かれたほうがいいと思いました。
少女が気を失っているので、少女視点で書きにくいから、モブ役視点で書かれたのかもしれませんが、主人公が少女だと分かりやすくするために少女視点で市場で売られたところから書く方法もあると思いました。

ちなみに不足している説明ですが、主に視覚情報ですね。
具体的な状況が文章から伝わってこなくて、どんな情景を思い浮かべればいいのか分からなかったです。

書き直したときに、それらの説明を増やすと、文字数もいっぱい増えると思いました。
5W1Hって聞いたことありませんか?
この情報をなるべく早く読者に伝えるようにすると、場面転換したときも、すぐに読み手は状況を理解できると思います。

あくまで個人の意見ですので、合わなければ流してくださいね。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 分量を増やすアドバイス欲しいです。

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元記事:分量を増やすアドバイス欲しいです。

場面転換法などもアドバイス下さい。
参考文
「ふぅ、何とか逃げ出せやしたねお頭ぁ」
つい今しがた、仲間を食われた弟が言う。
「ああ、あんなバケモンが出るんじゃぁ、暫くは別の#ダンジョン_ピラミッド__#で仕事すっしかねーなぁ」
「全くでさぁー」
「ったく、2人も食われちゃ大赤字だしよ...」
また暫く稼ぎが減っちまうぜ、とぼやく兄。
「まぁまぁお頭、財宝もその分山分けでやんしょう」
「へっへっへ、あたぼうよ!」
男は今後の事は棚に置き、その日暮らしの思考に切り替える。
「よっ!流石お頭太っぱ...?うおぉおお!?」
「ん、どしたい兄弟」
「お頭。空から女の子が!」
「?頭がイかれたかきょうだ...!マジじゃねーか。転がり落ちて来やがった....」
ほんの10歩程先の砂に転がり落ちた少女に寄っていく弟。
「んー、奴隷みたいっすね」
「大方冒険者連中の魔力タンクかなんかだろ」
「そっすね。どっから落ちてきたんやしょ?生きてはいるみてーでさ」
「空いたまんまの盗掘口とかかねぇー。主従紋は生きてそうか?」
「お、こいつぁいいや!主人は死んでるみてぇでさぁ」
「おー、いーじゃねーか。お宝とついでに売っぱらっちまおう」
「がってんでさぁ!へへっ、にしてもこの娘も運がいいや」
「?、どう言うことだ?」
「さっき死んじまったヨーゼフが生きてたら、このガキもあいつの短小の餌食でさぁ」
「がっはっはっは!ちげぇねーや!」
「紳士な俺たちに拾われて、幸せもんでさぁ」
「良いみっけもんだぁ、よーし市へ行くぞぉ!」
「うぇーい!」
そうして冷たい夜はふけていった。

ーーーーーーーーー

ファマルス王#墳墓__ダンジョン__#の南東20km程。
そこに1つ、オアシスを囲む様に小さな市場が形成されて居た。

「「ふふふふーん、ふーふふーん♪」」
「ふふふー♪」「ふふふふーん♪」

酒焼けした野太い鼻歌、チリチリと焼け付く朝日に照らされる2つの影が、市場へと歩を進めていた。

荒めの縄でぐるりと一巻き、
先頭を行くラクダの横に吊るされた少女の体がまた揺れた。
「ん...」
「お、目が覚めたかい嬢ちゃん。昨日は災難だったなぁ」
後続から、少女の様子に気がついた男が声をかける。
「....」
「あれれ、共通語はわかるかい嬢ちゃん?」
「....はい」
「はは、警戒してんのか?ま、おじさん達はソコソコの悪党だけどな!別に取って食やしないから安心してくれや」
「兄貴の言う通りでさぁ、紳士な盗賊だぜぃ」
パチリと目を閉じる髭面を見上げ。少女は頬を膨らませる。
「うっぷ...、う゛ぇぇ○ぇぇぇぇぇぇぇ....」
少女と髭面を乗せる先頭のラクダは、‘メェー’と、面白く無さそうに一声鳴いた。
「っとっと、悪りぃな嬢ちゃん、そりゃまそんな宙ぶらりんじゃそうなっちまうよなぁ!がっはっは」
#愛駝__ラクダ__#の乱れた手綱を握り直し、髭面が笑った。
「へへへ、兄貴も人がわりーや。もうすぐ着くから堪忍だぜ嬢ちゃん」
そうして2人のおっさんはまた自由気ままな鼻歌を醸し出した。

#
軽い身体検査の後。
「さ、これで主従登録は完了だよ」
「おう、ありがとな姉ちゃん」
「がっはっは、嬢ちゃん綺麗な顔してるお陰で、俺たちゃ小金持ちだぜー!」
「じゃーな嬢ちゃん、近場の娼館にでも売れりゃ。数年後にはお相手してくれや」
「.....」
「「じゃ!」」
そう言って颯爽と去っていくおっさん達の背中を、少女は呆然と眺めるのだった。

上記の回答(分量を増やすアドバイス欲しいです。の返信)

投稿者 ふ じ た に : 8 人気回答! 投稿日時:

回答の前に質問です。
主人公は兄弟ですか? 少女ですか?

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 分量を増やすアドバイス欲しいです。

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元記事:主人公の登場率

文男です。

この度、SFバトル群像劇ものの小説を書き上げまして。そしてその作品をメフィスト賞もしくは幻冬舎の新人賞に応募しようと思っております。(ライトノベルではなくてすみません)

https://www.koubo.co.jp/reading/rensai/article/wakasaki/wakasaki_2205_01.html

そこで、色々調べてみたところ上記のリンクに至りまして。その記事には、
「冒頭から誰が主人公なのか読者に知らしめること」と書いてありました。

勿論、私が書いた作品は主人公を主軸とした物語となっておりますが、群像劇であるがゆえに他の人物のエピソードとかも描かれており、そしてあろうことか、冒頭の数ページは主人公ではなく、主人公の幼馴染が名も無い岬から身投げするシーンで始まっています。その後のシーンで主人公が「そうか、あいつが岬で消息を絶ったのか……」と後悔するという流れになります。

この冒頭のシーンは後に繋がる伏線として張っているので、必要と言えば必要ですが、そうなるとリンクの記事に書いてある「冒頭から主人公を登場させる」というルールに反してしまうので今頭を抱えている状態です。

やはり群像劇だろうがそうでなかろうが、冒頭から終盤まで主人公を登場させるのは新人賞に限らず鉄則なのでしょうか?

上記の回答(主人公の登場率の返信)

投稿者 ふ じ た に : 1 投稿日時:

下読みさんが納得できる視点変更なら問題ないのでは?って思いました。
要は、視点変更が効果的な場合ですね。
物語全体で何で読者を楽しませたいのか。そのために必要な視点変更ならば、問題ないのでは?って思いました。

逆にこれは視点変更しなくても主人公視点で情報を伝えることが可能では?って思われちゃうと、技量不足のように感じられる恐れがあるかなって思いました。
主人公視点で固定して情報を読み手に伝えるのもテクニックみたいなんですよね。技量不足で書きにくいから主要人物ではない脇役視点で書いちゃう場合もあるみたいなので。

例えばですが、主人公の幼馴染の身投げシーンですが、後になって幼馴染の遺書が見つかって主人公が何か重要な情報を知り得るのも可能なら、冒頭の身投げシーンがなくても物語が成立するので、視点変更がなくても大丈夫なのでは?って思いました。
また、主人公の幼馴染の死の謎を最後まで追うような物語なら、「これはどんな物語なのか(話の趣旨)」を冒頭で伝える役目を果たしているので、冒頭に身投げシーンがあっても問題ないかなって思いました。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公の登場率

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元記事:弱い主人公でストーリーを引っ張っていくにはどんな方法がありますか?

アドバイスを聞かせてください。
ポテンシャルは秘めているものの、それが開花するまでは弱い主人公の作品を書いています。
その設定の作品を読者にストーリーを読み進めさせるにはどんなやり方があるでしょうか?

上記の回答(弱い主人公でストーリーを引っ張っていくにはどんな方法がありますか?の返信)

投稿者 ふ じ た に : 1 投稿日時:

パッと思いついたのは、序盤で強い味方キャラに主人公の素質を認めさせる方法です。
その強い味方キャラの最強演出はセットで必要になりますけど、その人に主人公を認めさせたら、最初主人公のレベルが低くても、主人公の素質でピンチを脱するような展開も無理なくできる気がします。

最初弱かった主人公を素質を使って何回か問題解決することにより、徐々に成長させていきます。

物語の最終章くらいで、その主人公を認めてくれた強い味方キャラが敵によってピンチに陥る(又は死亡)するので、主人公の活躍によりその敵を倒せば、強い味方キャラを主人公が超えた感じになって、主人公の成長を読み手は感じられるかなって思います。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 弱い主人公でストーリーを引っ張っていくにはどんな方法がありますか?

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元記事:小説の主人公を病弱にしてもいいのか

今、 趣味で小説を書いているのですが、 自分( 作者 ) が病気ではないのに、 主人公を心臓病という設定にしてもいいのかと悩んでいます。 もしかしたら、 実際に心臓病を抱えている方が自分の作品を読んで 「 この作者は、 私、 僕、 がどれだけ苦しんでいるのか分かってない 」 って、 思うかも知れないと考え、 現在手が止まってしまっています。 そうした実際の方々に失礼が無いように作品をボツにするべきか、 それとも、 先天性の心臓病について、 もっと資料を集め、 読んで、 少しでも知識を持った状態で書いた方がいいのでしょうか。 よくよく考えれば簡単な問題ですが、 凄く悩んで困っています。 よろしければ、 皆様のご意見を聞かせて下さい。 以上、 長々と失礼しました。

上記の回答(小説の主人公を病弱にしてもいいのかの返信)

投稿者 あまくさ : 1

スレ主様が、現実に苦しんでいる方達の心情に想いをはせていらっしゃることは素晴らしいと思います。
その上で、ご質問のような作品を書いてもよいかどうかということについては、創作を志す人間の立場としてお答えするなら「書いてもよい」ということになります。

これは言ってしまえば、創作の問題ではありません。書き手の人間性の問題です。

>そうした実際の方々に失礼が無いように

そのような方々に失礼になるのが気になるのなら、失礼にならないように書けばよいだけです。
また、失礼になるのが気にならないのなら、書きようによっては社会を敵に回しかねないことを覚悟のうえで書いてみるのも書き手の自由です。少なくとも当事者でも実際にそのようなハンデキャップを持っているわけでもない他人がとやかくいうことではありません。

>そうした実際の方々に失礼が無いように作品をボツにするべきか、 それとも、 先天性の心臓病について、 もっと資料を集め、 読んで、 少しでも知識を持った状態で書いた方がいいのでしょうか。

この質問は二択になっていません。
まず書くか書かないかがシンプルな二択で、書くと決めたのならよく調べた方がよいでしょう。それは、どんなモチーフでも同じことです。

ぶっちゃけ「心臓病をもつ薄幸の主人公」なんてマンガなどで使い古された話でもあるので、いい加減に書いてしまった方が問題にならないというのが実態ではあるかもしれません。
しかしスレ主様はそこを真剣に悩む感受性をお持ちの方なので、現実の闘病の実態をよく調べてみたうえで、ご自分が取り組むテーマとしてふさわしいのかどうか改めて考えてみるのもいいかと思います。

カテゴリー : キャラクター スレッド: 小説の主人公を病弱にしてもいいのか

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投稿日時:

元記事:会話文の作法について

1:(元の文章)
「凄いなぁ、(キャラ名)は。実はね、悪いとは思ったんだけど実験させてもらったんだ」

2:(指摘者が改めた文章)
「実はね。俺の〇〇には特別な力があるみたいなんだ。女性を幸せにするためのね。申し訳ないと思ったけど、(キャラ名)で試させてもらって、それが本当だと分かったんだ。」

 自分の小説ではないので礼に失する質問かもしれませんが、上記の会話文(1)を「小説的にご法度っぽい書き方」と評している人がおりました。
 また、その方は(1)(元の文章)を改めた作例として(2)(指摘者が改めた文章)を上げていました。

 私には、元の会話文の何処が作法に反する〝ご法度〟なのか全く理解できません。
 それどころか、改めた会話文の方が括弧の前に句点を置くなど作法に反する気がします。

 内容をよく読んでも、物語として、矛盾がある訳でも不自然な点がある訳でもありません。
 ですから、自分の知らない〝小説のご法度〟があるのかと頭を悩ますばかりです。

 浅学の身を恥じるばかりですが、皆様の教えをいただきたく存じます。

 前後の文を読まないと理解が出来ないと仰られるかもしれませんが、分かる範囲で教えていただければ幸いです。
 特に会話文の作法などご教授いただければと思います。

上記の回答(会話文の作法についての返信)

投稿者 手塚満 : 1

結論から先に申し上げますと、台詞の適否を決めるのは前後の文脈です。台詞だけ取り出しても分からない。短すぎて分からないのではなく、短いから分からないわけです。

既存の良回答にもありますが、これだけで何か判断するのは難しく、興味深いご質問とは思ったものの、回答を逡巡しておりました。スレ主さんの補足などもあり、少し分かる気もしましたので、多少の説明を試みてみたいと思います。

1.添削後の2について
> 2:(指摘者が改めた文章)
> 「実はね。俺の〇〇には特別な力があるみたいなんだ。女性を幸せにするためのね。申し訳ないと思ったけど、(キャラ名)で試させてもらって、それが本当だと分かったんだ。」

順序が逆となりますが、こちらが小説の情報・設定を説明できているとしまして。この台詞主を話し手A、聞いているはずの(キャラ名)を聞き手Bとします。

この台詞から窺えるのは、

a. 話し手Aに女性を幸せにする異能がある
b. 聞き手BにAの異能が確かに作用した
c. 聞き手Bは何らかの説明を必要としている

ということですね。しかし、こういうのは説明台詞と呼ばれかねないものになります。この台詞だけで設定説明が成立してしまっているからです。

例えばAの異能が対象女性に多幸感をもたらすものだったとします。普通、主に地の文でAの異能発動とBの状態変化(態度、言動等)を描写するはずです。仮に台詞が必要とすれば、Bが不審に思っているのでAが説明する必要があった、などでしょうか。

ただ、地の文で長々説明するのを避けるため、状況が飲み込めていない人を登場させることはよくあります。あるシーンでどうしても設定説明が必要なんだけど、地の文に入れてみたらどうも説明のための説明に堕してしまう。そこであるキャラの不安、好奇心として自然に出そうな質問台詞を発して、状況をよく知るキャラが説明してあげる。

しかし多用は出来ない手です。繰り返し使ってしまうと不自然さが鼻につくようになってしまいますから。ですから、上記のような説明台詞を言いたくなったら、その台詞の前後を見直すべきなのです。

2.原文1について
> 1:(元の文章)
> 「凄いなぁ、(キャラ名)は。実はね、悪いとは思ったんだけど実験させてもらったんだ」

「2:(指摘者が改めた文章)」の内容が正しいとすると、この1はちょっと疑問が生じます。話し手Aは聞き手Bを凄いとしており、この台詞からは異能の持ち主が聞き手Bであると受け取れます(AはBの異能が本物か、試してみた)。

この台詞1が2と同じ状況だとすると、話し手Aが言ったのは、聞き手BがAの異能に反応できる点が凄い、といった受け取り方になります。そういう会話も普通にあるでしょう。例えば、異能が「素直な人なら喜ぶ」作用だったとすると、褒めてもおかしくはない。

ですので、この台詞1つだけ取り出されても、必ずしも2の添削後の台詞と齟齬があるかどうかは不明です。この前後をみないと、台詞の情報が適切かどうかは判断できません。2のように添削した人がいるということは、2に含まれる情報がこの台詞前後で不足していたからかもしれません。

ただ、この1の台詞は短めですよね。だから読みやすい。2の文章量は78字(最後の句点は除く、台詞時間12秒くらいか)、1だと39字(句点での間がないことを考慮して、5秒以内か)。

2のような台詞が発せられるということは、聞き手Bは自分自身の何らかの状況変化、ないしは異変めいたものを感じているはずです。10秒以上もAの意味不明な説明(異能の内容がまだBには明らかでないはず)を聞いているかどうか、疑問です。

Bが己が異変がAが原因だと思い、BからAに説明を求めたのでない限り、Aの「実はね。俺の〇〇には特別な力があるみたいなんだ」でBがAの話を遮りそうです(「そんなことより、私に~」みたいな)。それでも短めですから添削後の2よりは読むのが楽なはずです。

3.会話文の作法?
しかし、この1の台詞ですら、話し手Aの「凄いなぁ、(キャラ名)は」まで言ったところで、聞き手Bが「何が? それよか私ね」と言って遮りそうです。そこでBも「実はね」と遮り、説明を続けることになりそうです。ですが、Bを焦らせる意図がないなら、「実験させてもらったんだ」を「俺の異能のせいなんだ」くらいにしてもいいでしょう。

「凄いなぁ、(キャラ名)は」
「え、何が? いや私、今」
「うん知ってる、悪いとは思ったんだけど俺の異能のせいなんだ」

こんな感じでしょうか。でもこれはダメな例です。元の1自体、問題があるのです。それは台詞で状況を説明してしまっている、ということです。ですので2はその点では、もっと問題がある。地の文ならいいという問題ではありません。

キャラを見せる小説では、キャラを動かして状況を見せるべきなんです。描写ですね。例えば、AがBに話しかける前に、AがBを見つめて念じる→浮かない顔だったBが急に嬉しそうになる→すぐに不思議そうな顔をする、という描写をしておく。するとAからBへの(最初の)台詞は「それ、俺の異能。ごめんね」くらいで済みます。

1にも2にも「実はね」があります。この言葉を書いたら、その続きは説明になります。「実はね」は要注意です。描写が足りていないから、そう書きたくなったのではないかと疑う必要があります。

もっとも、大事な場面では描写で語るということであって、端折りたいときは別です。1ないし2の台詞のシーンで、異能の開示・説明自体が重要でないなら、2のような台詞で済ますほうがいいこともあります。少し大事だとすると、前後の文脈にも説明・描写を分散して1の台詞ということもあります。

ですので、最初に申し上げたように文脈で考えるしかありません。会話文だけ取り出したら、適不適は判断できません。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 会話文の作法について

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投稿日時:

元記事:編集部からの評価シートの結果が受け止められない

プロ志望です。スランプにおちいったので前に進むためのアドバイスをいただきたいです。

文庫本一冊程度の長さの小説を10本完結させて、自分の今の実力が知りたくて初めて公募にチャレンジしました。執筆歴3年目です。
評価シートを初めて貰いました。

WEBの読者の方から若い子の繊細な心理描写が上手だと言われて、それが自分の個性でこれから先頑張ってのばしていこうと思っていたのですが、編集部からの指摘は以下でした。

・独りよがりで主人公の心理に共感できない。もっと読者のことを意識して書きましょう。
・導入部が長い、構成が悪いため主人公に感情移入できないまま話が進んでいる。
・アイディアは今風を意識してるので良いが、それをいかしきれていないのでもったいない。
・基本的な文章力はある。

たしかに構成は編集部が不要と書いていた部分を直してみたら、とても良くなりました。

けれど自分が1番頑張って書いて、1番いいと思っていたところが1番悪いと指摘されたことに傷ついてしまい、何を書いてもこの感情は独りよがりで読者に伝わらない話なのかと思ってしまい、怖くなって新しい話が書けなくなってしまいました。

悪いところは直さなければと思うのですが、自分でいいと思っているところが一番悪いと言われた場合はどうやったら立ち直れるでしょうか?

書きたいのに書く気力が戻ってきません。

上記の回答(編集部からの評価シートの結果が受け止められないの返信)

投稿者 ふ じ た に : 2

たまたま応募した作品が、設定等が上手くかみ合わなくて、キャラが魅力的に見えず、上手く書けなかっただけかもしれませんよ。
一つの作品がダメだったから、全部がダメってわけではないと思いますよ。

あと、どこが独りよがりなのか、よく分からないって場合は、他の方に読んでもらってみて、感想をさらに集めるといいかもしれません。

あくまで個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。
合わなければ流してくださいね。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 編集部からの評価シートの結果が受け止められない

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投稿日時:

ライトノベル作法研究所管理人うっぴー /運営スタッフ:小説家・瀬川コウ:大手出版社編集者Y - エンタメノベルラボ - DMM オンラインサロン

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