ルパンとルパン3世
元記事を読む
『惚れたヒロインのために頑張る主人公』は今日び受けないでしょうか?(元記事)
大野です。
ついこの間までやっていた原稿が仕上がり、それの推敲を進めつつも、『次なに書こうかな』なんて考えていた所で、最近はやりのラブコメとやらに手を出してみようかと思ったんですけど……。
今の流行を見ていると『いちゃラブもの』や『ハーレムもの』、『両片思い・ヒロインの片思いで、主人公が鈍感』みたいな奴が多く、積極的な、もっと言えば『ヒロインを振り向かせるために頑張る主人公』って言うのを見かけない気がします。
また、ヒロインに対する『好き』の内容も、『自分を好きになってくれたから』とか『美人だから』みたいな所に絞られているか、ヒロインがアプローチしてきた結果気付かされるものであり、『好意の感情』が細かに描かれていない・消極的であるように感じます。
まあ、要は『なんか気に食わねぇぜ! 流行に逆らってやる!』って感じの事なんですが、それはそれとしても『読む側がどう思うか』を考えることは大事です。
まとめます。
『主人公が先にヒロインに惚れ、ヒロインを振り向かせるために頑張る』小説は、今の時代にどう評価される(と思う)か、とその理由を皆さんなりの意見で答えて頂ければ幸いです。
ルパンとルパン3世
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
他の方への返信から失礼して。
>主人公が異様にハイスペックな上、割と早い段階でデレが入り、ヒロインのポンコツを愛でつつ、いちゃラブしながら関係を進める作品なので、
そういうことなら、もしかしたら参考になるかなと思った作品。
モーリス・ルブラン『八点鐘』
『緑の目の令嬢』
元祖アルセーヌ・ルパン・シリーズで、主人公がめちゃくちゃカッコイイです。なにしろルパンですからヒロインの30倍はハイスペックなんですが、それでいて美女の心を奪うために命がけで活躍します。ヒロインの方は少しずつ信頼感を深めていくといった流れです。
ちなみに宮崎駿の『カリオストロの城』は『緑の目の令嬢』へのオマージュです。3世の方もハイスペックなのに、女性を追いかけるタイプですね。追いかけたり、守ったり、体をはって気取ったり、心をつかみかけて身を引いたり、ふられたり。粋な三枚目っぷりが、格好良すぎってほど格好いいんですね。
考えていらっしゃる構想って、2~30年古いというより、世紀単位で古いんじゃないですか? 真の騎士道物語って感じがします。それって、むしろ新しいのかもしれません。
寺山修司も、過去と未来の距離は同じだって言ってましたよ。
カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 『惚れたヒロインのために頑張る主人公』は今日び受けないでしょうか?