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好みの展開の話しよ―ぜ!の返信(元記事)
ルビの振り方。
カクヨムに投稿したことがないのでよく知りませんが、カクヨム記法とかいうルビ機能があったんじゃないですか?
WEB投稿の場合、システム側にそういう機能が実装されているかどうかだけの問題です。機能がない場合は振れと言われても振りようがないので、どうしても必要なら普通の( )で代用することもあるようですね。
>『これって人に読ませようと思って用意したものですよね?(以下、略)
いますよね、そういう人(笑
嫌味を言わないで、どうすればいいのか教えてくれる方が平和で効率的なのにな、とは思います。ググれカス主義も、まあ人それぞれの考え方だから許容はしますが、そういう人の特徴として、
「~は何故でしょうか?」とか、「~なら、申し訳ありません。しかし~」とか言いたがりますよね。そういう言い方だと余計にカチンとくるのを理解しているのかどうかは知りません。
好みの展開。
例えば、冷酷無比な悪役がいるとします。眉一つ動かさずに、平気で人を殺したりします。
このキャラを三人称または主人公視点で外面だけ描写し、しかも徹底して無表情なので彼の心情はまったく読めません。
その上で、終盤近く。間接的なエピソードなどで、彼にも心や想いがあることをそれとなく読者に伝えます。
で、クライマックスシーンでもやはり彼は無表情を貫くのですが、すでに背景を知っている読者には、その無表情が限りなく豊かな表情に見える。
こんな感じの演出が好きです。
こういうパターンの場合、最後になって彼の心情を明示的に書いてしまうのはNG。徹底して暗示に止めるのが理想です。それだけにプロット・伏線・演出の高い技術が必要になるので、いつか書きたいと思いつつ中々書けていません。(単にキャラが何を考えているのか分からんと言われたことはあります)
一つ発作的に思い出しました。
吉川英治『宮本武蔵』に、主人公が子供を斬るエピソードがあるんですね。そうせざるを得ない事情があったのですが、それを知らない人たちに非難されます。
主人公は無言。胸の内で他に方法があったかどうか思いかえし、自己検証し、
われ、ことにおいて後悔せず。
心の内のみでそう呟いて、去って行きます。
カッコ良かったので、ここまでくらいの真情吐露は許容。
蛇足ながら、宮本武蔵のそのシーン、原作は読んでなくて昭和の頃の中村錦之助が主演した映画版で観ました。原作にもあるらしいですが、そっちはどう書かれているか知りません。
この話、その後何度か映像化されたのを観ましたが、余計な演出が多すぎて「われ、ことにおいて後悔せず」に込めた武蔵の心情が胸に響かず、私的にはぜんぜんダメ判定になります。
昨今の風潮はわかりやすさが優先されるので、そういう脚本も客観的にはダメとも言えないのだろうとは思いますけどね。
語らずに伝えるということが、本当に的確に実現できたら理想だという考えは変わりません。
好みの展開の話しよ―ぜ!の返信の返信
スレ主 大野知人 投稿日時: : 0
お返事ありがとうございます。
個人的にはそこまで嫌味を言われたとも思ってないのですが、ちょっと『折角読んだなら批評して欲しいなぁ』って思う部分はありますよね。
冷酷な悪役とか、ちょい役の口下手キャラの内面が垣間見えるシーン、良いですねぇ。
吉川英治の宮本武蔵は読んでないですが、分かりやすく説明してくださったのでイメージはしやすいです。
まあ、映像化に関しては、文章と違う物を求められる部分も大きいですからね。しょうがない部分もあるでしょう。
お話聞けて楽しかったです。
ありがとうございました。
カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 好みの展開の話しよ―ぜ!