面白い小説とつまらない小説の違いの返信
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面白い小説とつまらない小説の違い(元記事)
質問です。
皆さんがそれぞれ読んでいて「面白いなー」と思う小説と「つまらないなー」と思う小説とではどんな違いがあると思いますか?
そういう「つまらない小説」には何が欠けていたり、足りていないと思いますか?
教えてください。よろしくお願いいたします。
面白い小説とつまらない小説の違いの返信
投稿者 サタン 投稿日時: : 2
完全に好みの問題じゃないのかな。
あくまで物語として成立してる同等の作品を比べたらの話だけども。
ただ、それだと「面白いと思う人は面白いよね」ということになるから、作品Aと作品Bの評価は半々になるのが自然だけど、当然のことそうはならない。
それは、当たり前だけど大衆の「好み」に偏りがあるためで、更に自分が書いてるジャンルによっても好みの偏りがあるため。
だから持論ではあるけど、より大衆の好みに寄ってる作品のほうが評価が高くなる。
例えば、「次から次へと展開して読者を飽きさせないものが面白い。逆になかなか展開せず淡々としてるものは飽きるし面白くない」と評価したとして、でもそれはラノベみたいなエンタメ小説での評価なわけで、文学小説の枠で見ると一つ一つの要素を丁寧に深く書くわけだからどうしてもゆっくりした展開になる。
また、内容が難しくて結局なにが言いたいのかわからないベストセラーの作品だってある。これもラノベの評価に乗せてみると「わかりやすさが正義」なわけで、比較できない。
だから、小説全体で物語として成立してる同等の作品を比べた場合、好み、としか言いようがないと思う。
でもまあ、スレ主さんが聞きたいことはそんなんじゃなくて、言ってしまえば「自分の作品に足りないのは何か」という漠然とした思いを切っ掛けに「小説」として聞いてるんだと思う。
なので「アマチュア作品で」というとこで答えると、とはいえ個人的な回答を出ないけども、
ぶっちゃけ、「読ませようとしてない」作品は読む気が起きないし、そういう作品はかなり多いと思う。
例えば冒頭を何となく書き出して雰囲気しか書いてなかったり、「これから何かが始まる」感を出そうとしてない、物語を始めようとしてない、雰囲気だけでぐだぐだ何か書いてあるだけ。
なんというか、一方的に喋ってるだけで会話しようとしてない人、という感じ。
まあ小説なんて一方的なものだけど、一方的に喋っていても喋れる人は相手が理解出来てるかどうかを考えて、相手が興味持ってないかどうかを見定めて、話の仕方を変えたりするでしょ。
相手が興味を持とうが持つまいが、理解しようがしまいが、とにかくお構いなしに喋りまくる。そんな人との会話はつまらないよね。
アマチュアの時点でここまでは求めるレベルが高すぎるとは思うけども、「読ませようとしてない」つまり、「喋りたいだけ」で「聞いてもらおう」としていないって作品はすごく多い。
その作品が面白いかどうかはともかく、読ませようとしている作品であれば最後まで読める。
最後まで読めれば少なくとも面白いモノはある作品なので、そのうえで評価が芳しくない場合は「面白いところ」を押し出せてないのが原因。
そんなわけで、アマチュア作者の技量や作品の優劣を問わずに無差別級で「面白い作品」と「面白くない作品」で差は何か、あくまで個人的な回答をまとめると、
「面白いものはあるか(作者自身で把握してるかどうか)」
「面白いものを押し出せてるかどうか、それは十分か」
「そもそもその作品の面白さを見つけるまで 読ませてくれるか どうか」
みたいな感じかな。
まあ身も蓋もないこと言えば、ここまで出来る人ならそもそもアマチュアレベルではないんだが。
この上で更に「狙い通りのものが書ける(第三者の注文に応えられる)」が出来りゃ、普通に食っていけるしね。
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