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魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響の返信の返信の返信

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魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響の返信の返信(元記事)

返信ありがとうございます。良くない質問の仕方でした。すみません。

改めて疑問に思っていることを書きます。
まず、前提となる設定ですが
①魔石は容易に魔力を取り出せる鉱物資源の一種
②魔力はエネルギーの一形態で、質の高い魔力は他の状態へ容易かつ高効率で変換できるが他の状態から戻すことができない。例えば、電気を得ることを考えた場合、現実では「石炭から熱を取り出し→熱を水蒸気の流れに変え→水蒸気の流れをタービンで回転運動に変え→回転運動をモーターで電気に変える」という工程が必要になるが、魔石では「魔石から魔力を抽出し→魔力を触媒で電気に変える」という事ができる
③魔石の出力は急激には増やせない。例えば、大規模な発電施設に匹敵する出力の魔石があったとしても、実際にその出力を得るには数週間かかる
④魔石は希少ではなく質を考慮しなければ石炭か鉄鉱石と同等の埋蔵量と採掘難度である
⑤人間の体に魔石から魔力を取り出し行使する機能はない
⑥一般的な人間は汎用的な魔法行使能力はあるが、魔力量は魔石に及ばす効率や出力は魔石を使った道具に及ばない。質も良くはない
⑦魔法という言葉は作中世界に特有な事象を現実世界に存在する事象と区別するために使用しただけであり、科学と対立する存在ではない。というより、事象である魔法と方法論である科学は対立しえないのでは?

以上の背景があったとしたら、蒸気機関(現実に存在するエネルギー変換装置の代表)は発達せず、熱力学や冶金、ギヤ、燃焼制御等々の発展も著しく遅れるのではないかと思いました。

そこで本題です。このような都合のいいエネルギー資源があったとしたら、何が発達して何が発達しないのか、人々の生活や政治、思想への影響などを知りたいです。

魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響の返信の返信の返信

投稿者 サタン 投稿日時: : 0

他の方へのレスだけど、横槍。
まずは②へのツッコミ。
こういうのは物は言いようで、電気だって結局は最後の「タービン回して電気に変える」というトコだけなので、自転車使った自己発電とか考えればわかるけど、ようはモーターを指で回せば電気が発生するので。
「どうタービンを回転させるか?」の方法が多岐にわたってるのが、逆に電気のメリットだったりもする。
とはいえ、これは「魔石はエネルギー抽出の行程が少ない」と言いたいだけだと思うので、解説に対するツッコミであって設定へのツッコミではありません。

結局のところ、電気のように扱えて石炭のように採掘できるエネルギーってことですね。
まず、そのエネルギーが扱えるようになる技術レベルがどこなのか、が問題かな。
既にある程度の科学が発展してるのであれば変わらないというか新エネルギーとして大きな技術革新が起こってファンタジーというよりSFになる。
中世やそれ以前なのであれば、確かに蒸気や石油石炭といった不便なエネルギー資源を使うよりも効率的ですから、それらは発展せず、文明とあまり交流を持たない部族などが使うくらいでしょう。

これは私個人が思ってるだけですが、
そういう便利な資源が豊富にある世界では、おそらく文明自体があまり発展しない。熱力学とか治金とかそういう概念すらない。
例えば、古代では天文学は農耕民族に必要な知識なのですごく発展してて、アステカでは脳外科手術をしてた痕跡があったりエジプトでは数学が発展していたりシュメールでは十進数どころか2進数や60進数を使ってた形跡があったりして、実はめっちゃ進んだ知識を持ってた。
これは「古代で核戦争があった」みたいなオーパーツ的なオカルトではなく。
けど、「宗教」っていう便利なものが台頭したおかげで神の名のもとにそれらは技術として発展しなかった。一度なくなって、あとになって再発見されたりした。
なぜ一度なくなったのかっていうと、それを残す手段が口伝のみだったため。ようは技術を残すための技術がなかった。

少し話は変わるんだけど、
古代は神権政治ってのが主流で、これはようは神様が民を導いてるっていう体の政治なんだけど、今の常識じゃ信じられんけども、戦争をして勝ったら神様のおかげなんよ。
王様がいくら身を粉にして采配しても、軍人がいくら頭ひねって勝つため守るために奔走しようと、勝ったら神様のおかげなんよ。
だから王様がキレて宗教から政治を切り離したりしたんだけど、そのまま神権政治を良しとしてたら政治も軍事も発展しないっしょ。神様に祈ることが豊作も戦も結果につながると思ってるんだから。
だから、魔石って便利なものがある世界では、文明は発展しないと思う。

熱力学とか治金とか、それ以前の知識が育たないから、魔石自体の技術も発展しないと思う。
そもそも魔道具ってもの自体が生まれないんじゃないのかな。技術を成立させるための技術がない、みたいな。「火が出る、水が出る、電気が出る、そんな便利石」ってだけで。
数千年単位の時間があれば発展するだろうと考えるかもしれんが、現代でも古代と変わらない生活してる部族は地球上いくらでもいるから、「発展しない」って例はいくらでもある。
そしてそれは、アマゾンとか水も食料も動物も豊富な恵まれたスタート地点に多い。

ちょっと突っ込もうと思ったらえらい長くなってしまったけど、これはあくまで私がそう思うだけで、「科学ではなく魔石が発展した文明ではどうなるか」ってテーマは良いと思う。
前レスを繰り返すけど、結局は 作者がどうしたいか であって、設定はそこに合わせていくのが一番いい。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 魔法世界の蒸気機関が発達しないことによる影響

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