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ラストのテクニックとして、明言しないで仄めかすという手法はありますけどね。しかしそれは最後にくどくど説明することによって読後感がつまらなくなってしまうことを避けるためにやることで、
1)明言はしないが、何が起こっているのかはしっかり伝える。
2)スパッと着地させ、余韻と切れ味を感じさせる。
この二つを達成しないと、単なるわかりにく駄作になってしまいます。
ロード・ダンセイニ作『二瓶のソース』という短編をご存じですか? 江戸川乱歩が「奇妙な味の小説」と評した古典的な名作です。
この作品には衝撃的な真相が用意されているのですが、ラストでそれを具体的には明言せず、展開と数行の会話だけで読者にはっきりと悟らせるように書かれています。その手際が見事な典型例なので、参考にされることをお勧めします。
なお、日本の作家では、阿刀田高がそういうのうまいですよ。
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スレ主 飴井凜 投稿日時: : 0
ありがとうございます!阿刀田高さんの作品を読んでみます!
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 考察力の平均とは…?