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アクションシーンにおける地の文と台詞の配分・長短について(アンケート)の返信の返信の返信の返信

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アクションシーンにおける地の文と台詞の配分・長短について(アンケート)の返信の返信の返信(元記事)

>自分だと長いか短いかわからず、困っている次第なのです。
そういうときは書きたい事を「主語+述語」の単文にしてみるといい。
まず
『主人公の心理的葛藤を代弁するほどよい劣勢と、主人公が答えを見つけることによる光明を代弁する逆転』
これは作者が込めたいものをギュッとまとめているけど、それが故に複数の要素が入った文章になってる。
『主人公の心理的葛藤を代弁するほどよい劣勢』と『主人公が答えを見つけることによる光明を代弁する逆転』に分ける。
両方とも状況を現してる文章だけど、前者は『心理的葛藤』を表現したい戦闘で、後者は『答えを見つけた光明』を表現したい戦闘だとわかる。
でも、そもそもこれは戦闘メインの話の中のエピソードではなくアクセントとしての戦闘シーンって話だから、これら『心理的葛藤』と『答えを見つけた光明』は戦闘でしか表現できないわけではないってのが前提にあると思う。
すると他の要素でこれらの描写をすればいいじゃないかってのは言うまでもないが、それ以前に、その戦闘シーンに至るまでの展開で『心理的葛藤』はもう描写出来てるんじゃないのか?という疑問もあります。
戦闘で初めて葛藤が生まれたわけでもあるまいと。そうなる前の段階で既に主人公には何らかの心理的葛藤があると描写されているのでは。
すると、戦闘シーンの前半『心理的葛藤を表現したい戦闘』は「これまでの展開のまとめ」なので、戦闘になるまでに葛藤の描写が済んでいれば短くまとめるほうがクドく無くてテンポがいいと思う。
あくまでアクセントとしての戦闘だから、文庫サイズに対して3000~5000文字くらいとかじゃないかな。
後半の『答えを見つけた光明を表現したい戦闘』は、答えを見つけるのは一瞬で、問題なのはその答えを選べるかという覚悟だと思うので、やはりそういったことも事前に戦闘前の展開で書かれていれば前半より短く1000~3000文字くらいで納まるんじゃないかと思う。
考え方としては、繰り返しこれは アクセントとしての戦闘 だから、問題提起は戦闘以外の要素で事前に済ませてあって戦闘自体はその答え合わせでしかない。
もちろん戦闘メインの物語だと問題提起も戦闘でするわけだからずっと長いシーンになるけども、メインが別で戦闘はアクセントってんなら、長くても1万字はいかないくらいじゃないかな。

でも一方で、例えばこの戦闘シーンが序盤にあるのだとしたら答え合わせをするほど書いていないわけだから、同じ内容の戦闘シーンを書くにしても少し長くなると思う。
例えば「主人公の覚悟」について描写できてない段階で『答えを見つけた光明を表現したい戦闘』を短い文字数で書いたなら、読者に「主人公の覚悟」が伝わってこないから描写不足で都合のいい展開に見えてしまうんじゃないかな。
その場合は「戦闘の中で覚悟が決まる」っていう展開を用意して 主人公が覚悟を決める という描写をするわけだから結果的に長くなる。
その際、スレッドの主旨にあたる「でも戦闘メインの話じゃないし、戦闘長くなるのはどうなんだろう」って思うのであれば、「覚悟を決める」描写は戦闘の外に出して前のシーンで描写できる展開を追加する。
ようは、表現が出来るだけの道具が揃っているか、揃ってれば戦闘シーンは単なる答え合わせなので短く済ませても問題ない。揃ってなければ戦闘中に描写するので結果的に長くなる。

で、その戦闘は長い方が良いのか短いほうが良いのかって話だけど、作者の好みや作風もあるから一概には言えないけど、個人的な好みで言うなら「答え合わせは短いほうがいい」と思うかな。
でも、例えば ヒロインが神霊に呪われてそれを解くために主人公は行動しいろいろ理解したうえでラストは神霊ヒロインと主人公の戦闘になるって感じの戦闘シーンは、メインとしては戦闘ものじゃないけど問題解決の手段が戦闘になるから「戦闘要素の特徴がキャラの押し」であるなら戦闘はキャラ立てにもなるから長めになると思うかな。化物語とかそんな感じじゃない?
同じようなあらすじを書けても、雨の日も神様と相撲を ってラノベでは最終的にヒロインと主人公が戦うわけだけど戦闘シーン自体は数ページくらいだった気がする。戦闘つっても主人公がヒロインと相撲するだけだけど。
同作者でも 虚構推理 の場合は推理と戦闘がごちゃまぜになってるけど、戦闘シーンは長く書いてると思う。
虚構推理こそ戦闘は答え合わせでしかないんだけど、その答えを知った上で虚構で塗りつぶすのが面白味でもあるから長くても楽しめた。
個人的な好みでは、アクセントとしての戦闘は短くていいと思う。戦闘が主旨じゃないし読みたいのは本題のほうだし。けど、ちゃんと本題と絡めて戦闘も楽しむ作品に仕上げてるのなら、戦闘が長く書かれていてもストレスにはならないし、短いと逆に消化不良だと感じる。
なので、こういう回答出されても困るだろうけど、「過不足なく」って感じのが好み。

>あくまで暗示程度というか、前後で明示的に物語が展開されるので、暗示内容は『さわり』程度で良いんですが、一方で絵面的な印象を伴うターニングポイントとして戦闘シーンを入れたいな、という思惑もありまして。
私の想定と合ってるかわからないけど、私ならそう言う場合、書きたい『さわり』までがっつり書いて、本格的な戦闘が始まるぞって場面で邪魔が入ってお開きになる展開にしちゃうかな。
ファンタジーの学園モノとかで、悪役側が本気を出そうとしたところで教師が止めに来るとか、ヒロインかサブキャラが割って入って悪役が興ざめだとか言って去ってくとか、そういう王道テンプレを応用して、書きたいとこだけ書いて不自然なくぶった切るって感じ。

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スレ主 大野知人 投稿日時: : 1

再度の書き込み、ありがとうございます。

確かに仰る通り、『戦闘でなくても表現できるもの』を一度分離してみて、問題提起や違和感を感じさせる描写なんかを切り離したり、逆に取り入れて尺を調整する、という形で見ればかなりゆとりをもって製作できる気がします。

短めなら3000字にプラス・マイナス2000字というのはかなり分かりやすい目安です。ありがとうございます。短さによる消化不良、というのも長すぎる冗長さもわかるので、盛り上がりどころの作り方が問題になると思いますが、そこは自分で頑張ってみます。

過不足なく、という回答は確かに一番困るんですが、仰りたい事もよくわかるので、励むほかないですねぇ。

戦闘を本格化させる前にお開きにする、というのはその後を白けさせずにまとめるのが難しいかも、と思って今まで触れないできたんですが、続きの物語がある前提で考えるなら確かにアリですね。

とても参考になる意見でした。ぜひフィードバックしたいと思います。
ありがとうございました。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: アクションシーンにおける地の文と台詞の配分・長短について(アンケート)

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