意外性とテンプレのどちらを取るかの返信
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意外性とテンプレのどちらを取るか(元記事)
拙作の一番最初のエピソードで検討している展開の、ラノベという媒体的な面での是非について悩んでいます。
この第一話においては「普通の男子高校生」の一人称視点から始まり、謎の転校生と、その前後彼の学校で起きている連続殺人、及びその犯人である怪人の目撃情報について触れます。
オチに関しましては、端的に言えばこの現主人公は所謂「信頼できない語り手」であり、犯人である怪人の正体は彼でした。
メタ的にも正体が発覚した後は、真の主役である件の転校生にあっさり退治され、視点もそれからは転校生の方になります。
どうでもいい話ですがこの旧主役の変貌する怪人は「蜘蛛みたい」と描写し、スパイダーマンと見せかけてショッカーの蜘蛛男という意味合いも込めた物です。
近々アニメ化される某漫画作品で見た手法を拙作にも取り入れてみたいという考えから採用した一方、一度読者に自分と同一視してもらった主役を突然突き放して退場させる事は、漫画でするのとは訳が違うのではないかと思った所です。
読者が離れてしまわないか心配です。
意外性とテンプレのどちらを取るかの返信
投稿者 蛇鷲 投稿日時: : 0
あのマンガとアクロイド殺しを合体させるのは単純に難易度がかなり高いと思います。
マンガの方と比べるなら、くるりと雰囲気が一転する主人公交代シーンは横から俯瞰する萬画媒体ならわかりやすいですが、小説、それも一人称ではやりづらいと思います。また萬画で高々7,80ページで退場するキャラなら多少共感はされども同一視はされないでしょうが、はなから同一視することを狙って一人称小説の語り手に据えたキャラで同じことをしたら、読者の受け取り方は全く異なるものになります。
正直あのマンガのやり口、展開は出来心で真似できるものだとは思えません。
余談ですが、怪人蜘蛛男の元ネタはスパイダーマンだという話があります。ショッカー怪人第二号の蝙蝠男共々アメコミに負けるものかという東映の意気込みの産物なんだとか。
カテゴリー : ストーリー スレッド: 意外性とテンプレのどちらを取るか