コンセプトが重要かな
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飯テロモノを書きたいのですが、『飯』そのものの描写をどこまでやっていいのか基準が分りません。(元記事)
お久しぶりです。大野です。
前から連載していた作品が、ある程度軌道に乗ってきて新作品のアイデアを練っていたのですが……。
練っていたところで、タイトル通りの疑問にぶち当たりました。
作品の完成予想図。
大学受験中に親が原因で鬱になった主人公が、妹(or従妹)の高校進学が少し遠くに進学するのをいいことに妹共々家を出て二人暮らしをすることになり、その先で家事をしたり、今まで言ったことのない店で外食してみたり、バイトしたり、高校時代に同じ部活だった仲間とふざけたりする。感じの作品です。
鬱の原因について親も納得しており、かつ親自身の性格である故に理解できても親にはどうしようもなかったこと。妹(or従妹)は妹で鬱になるほどではなくとも兄の苦労を理解していたこと。兄妹がシスコン・ブラコン気味であること。
この三点を抑えて置いたうえで、なんですが。
『精神的に疲れてる主人公』がうまい飯を食って元気を出すシーンで、料理の外見及び味そのものの描写について。どれくらいの文量が相応でしょうか?
個人的には文庫本サイズで考えて八行くらいかな、と思うんですが。どうでしょう?
コンセプトが重要かな
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
飯モノは簡単に書けるかどうかは分かりませんが、狙い方が重要なんじゃないかなと。
『異世界食堂』と『孤独のグルメ』を例に考えると、扱われている料理がすべて庶民的で読者がイメージしやすいという点がきわめて大きいように思います。
『異世界食堂』ならメンチカツとかオムライスとかエビフライとか。現代の日本を舞台にした作品だったら、よほど巧く書かないとそういう料理で読者の興味は引きにくいと思うのですが、異世界のキャラの視点を使うことによって新鮮に感じさせているのがミソなのではないでしょうか?
ある意味エンタメでは「ありふれているのに新鮮」というのは最強です。読者の共感を得やすいからです。
高級料理。高級ではなくても素材や料理法にこだわった「至高の料理」。そういうのは多くの読者にとってピンと来にくいですよね? 感心はしても共感は得にくいのではないかと。
* * *
そういうこととはまったく違う例として。
先の書き込みであげた『美味しんぼ』は凝りに凝った至高の料理派。しかしあれは飯テロで勝負しているのではなく、作者の問題意識も含めて料理をストーリーにからめるのが上手いのだと思います。そういう意味で、少なくともあれは誰にでも書けるという作品ではなく、むしろ難易度は高めなんじゃないかと。
カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 飯テロモノを書きたいのですが、『飯』そのものの描写をどこまでやっていいのか基準が分りません。