『存在しない観念』の表現方法。の返信の返信の返信
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まあ、ええ。
厨二っぽい表現をすれば、『神の不在証明』ってやつです。白いカラスでもいいけど。
結局のところ、『かつて存在した○○の痕跡を見つける』というのを中~終盤に持って来つつ、序盤の段階から『だが、~は○○などと言うことは知らなかった』と、まるで主人公が浅学なだけで常識的には知られている風に伏線を張っておく。っていうのが順当にも思えます。
ただ、他にいいアイデアが無いかな、と思って書いたスレなのでぜひぜひ色々な意見が聞きたかったところです。
順当な書き方って、分かりやすいのは良いんですが、読者に衝撃を与えづらいんですよね。
あまくささん、ご意見ありがとうございました。
『存在しない観念』の表現方法。の返信の返信の返信
投稿者 あまくさ 投稿日時: : 0
昔読んだ黒鉄ヒロシさんの漫画。
遙か未来の考古学者の会話です。「ホネカク」とかなんとか名付けられた謎の考古遺物が論争になっているんですね。(名称はちょっと違ったかもしれない)
で、いろいろな説が語られるんだけど、主人公は「何か違うんだ……」とつぶやきます。
そこへ主人公の恩師にあたる老教授がやってきて、「~君、よろこんでくれ。私のホネカク占い具説が学会の主流になりそうだぞ」
主人公、思わず、
「違う!」
と叫んでしまい、老教授に「何が違うんだね?」と憤慨されてしまいます。
そして、最後の1コマ。たった1コマです。
主人公の自室の机に、麻雀の牌が1個置かれています。それを前にして、チートイツとかメンタンピンとかいう謎の言葉をかすかに脳裏によぎらせつつ、「わからない! これは、いったい何なんだ?」と苦しむ主人公。そんなオチでした。
この感じを小説でできないかと思って、やってみたことがあるんですよ。
で、いろいろ方法はあることはあるんですが、絵で一瞬に伝えることができる漫画にはインパクでかなわないんですね。文章だとどうしてもワンクッション入ってしまう。
ただ、やってできないことはないと確認できました。
とまれ小説であっても、途中まで暗中模索だったのが急にパッと視界が開け、情景が読者の脳裏に浮かぶというシーンがどこかにほしいです。
そういう感覚を与えてくれる小説は実際にあるし、それを実現するのは文章力ではなくプロットによる演出力だと思っています。
カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 『存在しない観念』の表現方法。