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一人称での戦闘シーンの書き方について (No: 1)

スレ主 さんまDX 投稿日時:

具体性がなく漠然とした質問で申し訳ないのですが…
戦闘シーンは一般的に三人称で書くのが良いとされていると思います。
しかし今書いてるラノベで戦闘シーンが出てくるのですが、一人称という視点統一をしているので可能であれば三人称を使いたくないです。
ということで知りたいのは以下の点です。
・一人称と三人称での戦闘シーンでは、描写という観点で書き方にどのような違いが生じるのか
・一人称で書く場合の注意点
・私が書いている作品の中に登場してくる武器は槍や剣、斧、銃器ですが、どういうシーンなら場が盛り上がるか
(魔法は存在しない世界です)
・最悪三人称にする予定ですが、視点の移動についてラノベ新人賞ではどこまでが許容範囲と思われるか(当方、戦闘シーンは数回で、その時のみに三人称にする予定です)

少し質問量が多いですが、答えて頂けると助かります

カテゴリー: 文章・描写

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一人称での戦闘シーンの書き方についての返信 (No: 2)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

>戦闘シーンは一般的に三人称で書くのが良いとされていると思います。

はい。一般的にそう言われているのをよく見かけますし、私も他の方の関連する相談に対して、そんな意味のことを述べたことがあります。

ただ、この件に関しては私的には確信がない部分もあります。一人称の制約で複雑な動きは書きにくいということはありますが、戦闘の様相によっては一人称と相性がよい場合もあるんじゃないかとも。

>・一人称と三人称での戦闘シーンでは、描写という観点で書き方にどのような違いが生じるのか

一人称に不向きなのは、多人数の戦闘と、複雑でスピーディな動作。
人数については、視点キャラが相対している敵しか直接的には書けませんから。多人数のチームワークなどを重視する描写は、書けないことはありませんが工夫が必要になると思います。

一人称に向いているのは、まず一対一の戦い。加えてそれがストーリー上重要な戦いで、心理的な伏線などが絡む場合かなと。その種の機微は、三人称より一人称の方が書きやすいことが多いです。

>・一人称で書く場合の注意点

>・私が書いている作品の中に登場してくる武器は槍や剣、斧、銃器ですが、どういうシーンなら場が盛り上がるか

上記の理由で、可能なら心理的な駆け引を盛り込むとよいかもしれません。
例えば視点キャラが対戦相手にずっと苦手意識を抱いていたとします。しかし、敵が有利と思い込んでいた要素に弱点も隠されていて(伏線が必要)、対戦中に気づいて咄嗟にそこを突く、という流れが考えられますよね? こういうのは地の文にキャラの心理が書き込める一人称か、三人称一視点が向いています。

また、一人称の特徴は、視点キャラの体験としてエピソードを描写しやすいことです。なので、戦闘シーンでも、場の空気感や対戦相手に対するキャラの感情などに重点をおいて書くとよいかもしれません。

(下手な)実例。

俺は剣を低くかまえ、呼吸をしずめて奴の動きを注視した。
奴はまだ動かない。
いつになく慎重にじっと俺を見据えてくるが、すさまじい威圧に皮膚がひりつくようだった。
おそれるな。
心のうちで叱咤して、なお奴を見つめるうちに、すっと神経がすんで微風の流れ、背後で木の葉の落ちる音まで聞こえた。
すると恐れが遠のいていった。いま、俺は戦いの場にいる。助けてくれるものは、俺自身しかいない。
やがて、奴が動いた。
すり足で、徐々に間合いをつめてくる。
呼吸を合わせる。
奴の剣先がゆっくりと上下している。
俺は知っている。それが奴の手なんだ。剣の動きでリズムをつくり、一瞬そのリズムを変えるんだ。変えて、相手のタイミングを崩す。
崩した刹那、すさまじい攻撃が来る。
俺は知っている。それで以前、手ひどい目に合わされたからだ。
奴の剣が止まった瞬間、俺は奴の懐に大きく踏み込んだ。間合いに飛び込んだのだ。恐れはもうない。体が自然に動いた。
奴はぎょっとした表情をみせ、右にかわそうとした。
俺は長剣を捨て、短刀を抜いてすれ違いざま奴の横腹に突き立てた。

こんな感じかな(汗

上で説明したことを、目一杯詰め込んでみました。

>・最悪三人称にする予定ですが、視点の移動についてラノベ新人賞ではどこまでが許容範囲と思われるか(当方、戦闘シーンは数回で、その時のみに三人称にする予定です)

一人称ベースに三人称を挟み込むのは、三人称ベースに一人称を挟むより違和感が強いのでお勧めできません。
減点ポイントは違和感だけではなく、「この作者は一人称の戦闘シーンを書く技術がなかったから、安易に三人称で逃げた」と判断されかねません。

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信 (No: 5)

スレ主 さんまDX : 0 No: 2の返信

投稿日時:

詳しい説明ありがとうございます!
心理戦や頭脳戦が向いている…なるほど、確かにそうかもしれないですね
ならば私の作品では頭脳戦の一種に分類されると思うので、尚更一人称で書く必要がありそうなのですが、その戦闘する主体的な人物は主人公ではなくヒロイン(頭脳を最大限働かせるのもヒロイン)という設定?です。
あくまでも主人公はその戦闘を影から見ている感じです(最終的には協力するようになりますが。主人公の成長具合も作品の中に取り入れたいという趣向です)。
主人公が戦わないとなった場合、一人称ならば主人公視点で書く必要があるという前提のもとでは主人公が思ったことを書くことになると思うのですが(スポーツの実況みたいな感じ? 情景描写をしつつ「これはこういう事だろうか」的な)、それ以外にどういった書き方なら大丈夫でしょうか?
あるいは、主人公が直接的に戦わない一人称視点の他の書き方があれば教えて頂きたく思います
それとも私のような作品の場合、例外的に一人称は不向きなのでしょうか…

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信の返信 (No: 7)

投稿者 あまくさ : 0 No: 5の返信

投稿日時:

>その戦闘する主体的な人物は主人公ではなくヒロイン(頭脳を最大限働かせるのもヒロイン)という設定?です。
>あくまでも主人公はその戦闘を影から見ている感じです(最終的には協力するようになりますが。主人公の成長具合も作品の中に取り入れたいという趣向です)。
主人公が戦わないとなった場合、一人称ならば主人公視点で書く必要があるという前提のもとでは主人公が思ったことを書くことになると思うのですが(スポーツの実況みたいな感じ? 情景描写をしつつ「これはこういう事だろうか」的な)、それ以外にどういった書き方なら大丈夫でしょうか?

あ、そういうの書いたことがあります。

視点人物(主人公)が傍観者の場合は、一人称でも三人称に近い感じに書くことが可能です。視点の所在が離れて見ているキャラクターなのか、空中にあるキャラ不在のカメラなのかの違いですから。
一人称を活かすなら、傍観している人物の感情や印象を盛り込むことになるかと。主人公がヒロインを好きなら応援しながら見るだろうし、彼女がピンチになればはらはらしますよね? そういうのを入れるか入れないかが一人称と三人称の違いになりますが、一人称でも主観や感情を排して淡々と書くことも可能です。

先の書き込みでは即興の文例を書いてみましたが、調子に乗って以前書いた自作から抜粋してみます。まあ、大したシロモノではないですが、余興と思って。

(抜粋はじめ)

「貴様ら、一対一じゃあ歯が立たん。三人で行け」
 その声と共に、三人の男が走り出た。
 それを見て姫花は、はじめて腰を落とし戦闘ポーズをつくった。表情が嬉々として輝きはじめる。
「そう来なくっちゃあ。やっと面白くなってきたわ」
「調子にのるんじゃねえ!」
 三人がいっせいに襲いかかる。
 姫花は磐田との闘いと同じように、しばらくは反撃せずに彼らの攻撃をかわしつづけた。しかし、今度はバカにしたような小さな動きではなかった。その防御の動作は、しだいにリズミカルになっていった。一連の動きがまるでダンスを踊っているように優雅に見えた。
 そして。彼女の華麗な反撃がはじまった。
 敵の拳による突きをかわす。かわした動作がそのまま鋭いキックとなって、逆に襲いかかる。相手はその蹴りをよけきれず、かろうじて両腕でブロックする。受けたことは受けたが、その場にうずくまってしまう。ほぼ同時に別の一人が、背後から少女を襲った。彼女は後ろにも目がついているのか。わずかに体を沈めて背後からのびる腕に空を切らせ、素早くその手首をとって関節を極めると、他愛なく男の体が半回転して地に倒れた。そして、次の瞬間にはもう少女は凄まじい踏み込みで三人目の男に突進していた。
 男たちも強い。そして三人がかりだったため、さすがの姫花も彼らに決定的なダメージは与えられないらしい。だが形勢は明らかに彼女の優勢に見えた。姫花の目まぐるしい動きに三人は翻弄され、右往左往していた。
 それまでじっと彼らの闘いぶりを見ていた水無月が、この時組んでいた腕をといた。その表情が鬼のようにゆがんでいた。
「こしゃくなあ!!」
 そう叫んで、彼は闘いの場に突進した。
 水無月の動きは、他の四人とは段違いだった。鋭く、無駄がない。格闘技の心得がありそうだった。
「来たわね!」
 驚いたことに姫花は、三人との乱戦の中で水無月の動きを正確にキャッチしたらしい。そして彼女の声音は、まるで最愛の恋人に出会ったかのようだった。それほど嬉しげに、躍動していた。
 美少女が跳躍した。
「なに?!」
 並みの人間とは到底思えないジャンプ力だった。
 なんと、疾風のように襲いかかる水無月の頭上を跳び越えたのだ。
「み、見えてるぞ!」
「何がよ?!」
 姫花の回し蹴りが、水無月の側頭部を襲った。

(抜粋ここまで)

ま、お恥ずかしいですけどね。

これ、実は三人称だったんですよ。でも、主人公はヒロインの戦いぶりを離れたところから見ているわけですから、一人称でもほぼこのまま通用するんじゃないかと思います。加えて「まるでダンスを踊っているように優雅に見えた」とか「彼女の華麗な反撃がはじまった」といった文章に、主人公のヒロインに対する憧れという「主観」を込めてみたつもりです。

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信の返信の返信 (No: 9)

スレ主 さんまDX : 0 No: 7の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます!
一人称に近い三人称で書けるということですね(主観も交えながら)…それは非常に使えそうです
文章も参考になりました!
最後になりますが、細かい描写(瞳の様子など)はさすがに書いたらダメですよね?(主人公の眼が非常に良い場合を除いて)

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信の返信の返信の返信 (No: 10)

投稿者 あまくさ : 0 No: 9の返信

投稿日時:

>一人称に近い三人称で書けるということですね(主観も交えながら)…それは非常に使えそうです

う~ん、というか……

例示した文章は三人称のつもりで書いたものですが、一人称でも少し距離をおいて対象を見ている設定なら、三人称とそんなに違わない感じに書けるということです。ボクとかオレとかいっさい書いていませんが、自分について言及している文章ではないのでそれでもおかしくないわけです。
一人称の中に露骨に三人称をまじえるのはほぼNGですが、じゃあ露骨な三人称表現って何? ということ。部分的には一人称なのか三人称なのか分からない文章ってけっこうあるんです。
極端な話、ボクとか彼とかいう主語を書かなければ人称は分からないわけなので。

ただし一人称には明確な制約が一つあります。
それは視点人物に見えないことは書けないということ。
ですから、主人公の背後とか、死角になって見えないとはっきりしている情景は(直接的には)書けません。
完全な死角でなくても、

>最後になりますが、細かい描写(瞳の様子など)はさすがに書いたらダメですよね?(主人公の眼が非常に良い場合を除いて)

細かすぎて視点人物に見えたら不自然というものも、一人称なら書いてはいけません。
一人称の中に露骨に三人称が入ってくるというのは、主にそういう状態です。逆に言えば、そういうことに注意すれば一人称としても三人称としても通用する文章はいくらでも書けます。

   *   *   *

そもそも言ってしまうなら。

小説の文章というのは架空の出来事を書いているものなので、こだわれば多少の不自然さは避けられないものなんですね。
例えば映画やドラマで、密室の中で二人だけで会話しているシーンを想像してみてください。二人しか居ないはずなのに、誰が見ているんだろうってなりません?
実際にはカメラを持ったスタッフが居るわけですが、それは居ないことになっていて、観客も小説を読む読者もそういうことを普通に受け入れています。

映画やアニメの描写、小説の文章は、そういう有り得ない要素を必ず含んでいるのですが、観客や読者は慣れているので疑問を持ちません。

そんなものなので、小説の文章は一人称とか三人称とか、視点がどうだとか言いますが、どのみち現実には有り得ない「小説世界を表現するために作られた独自の文章」なんです。

そこをしっかり理解すれば、多様な表現のコントロールができるようになります。

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信の返信の返信の返信の返信 (No: 11)

スレ主 さんまDX : 0 No: 10の返信

投稿日時:

なるほど…。確かによくよく考えてみれば、突き詰めれば突き詰めるほど(?)そういうことになってしまいますよね。
勉強になります
ありがとうございました!

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信 (No: 3)

投稿者 サタン : 0 No: 1の返信

投稿日時:

概ねあまくささんの回答に沿った答えで、一人称で書くなら心理戦・頭脳戦に重点を置くのが良い、戦闘シーンだけ三人称にする場合は新人賞で 実力がない と判断される、と思います。

でも個人的には
>戦闘シーンは一般的に三人称で書くのが良いとされていると思います。
これは どうかなぁ と感じる。
というのも、結局三人称でも場面場面で視点は誰かに合わせるので、三人称では「誰を中心に書いた戦闘シーンか」という事の「誰」に自由度があるだけだから一人称とあまり差はないと思う。
この「誰」つまり視点主を、三人称とはいえ戦闘中にコロコロ変えたらわかりにくいわけだし、あくまで「誰の戦闘か」というのは固定される。そして多くの場合それは主人公側の視点になりがちなので、最初から主人公固定の一人称とさして差はないのではないかなと。
一人称でも三人称でも手法の違いで書きたいことが書けないということは、あまり無い。あると感じるならそれは工夫が不足しているのと、自分の個性や癖が手法に合わないだけ。

ええと、例えば
 主人公は剣を振り下ろした。相手も剣でそれを受け止める。そこへ死角から暗殺者のナイフが主人公へと襲いかかった。だが、そのナイフを払ったのは相手だった。相手は対等な戦いを望んでいる。
と、超箇条書きだけど、こういう 主人公のこと 相手のこと 第三者の暗殺者のこと を視点を変えずに一気に書くのは三人称が向いてる。
でもこの例は、
 俺は剣を振り下ろす。迎える相手も剣で受け止めた。すると相手は態勢を変え、キン、と金属音が響く。ナイフだ。相手ではない、誰かが俺を狙ってナイフを放ち、それを相手が払ったのだ。少しの戸惑いを感じたが、相手の気持ちは十分に伝わってきた。
とか、同じ展開を書こうと思えば書けるし、別にこの両方の場合に特に差はないと思う。
一人称は視点主が知らないことは書けないから、書けるようにする工夫が必要で、それが出来るかどうかが作者の向き不向きと癖になると思う。

三人称で書く場合、言ってしまえば「他人に自分がどう見られてるか」を書ける。
同じことを一人称で書く場合、「自分が相手にどう見られたいか」を書ける。
言葉にしてしまえば客観性と主観性の違いだけど、人それぞれの個性としてそういう違いはあるしそれがそのまま文章の個性にも出るだろうと思う。

一人称だと、極端な話、自分(視点主)の中だけで完結しても画になるから、自分の中を中心に描写する心理戦なんかは向いてるってことになる。
だから実用的な例で言うと、
 虎の子の銃には弾丸が三発。機会を伺って三発以内に相手を仕留められるだろうか。撃てば相手に銃の存在を知られる。警戒するだろう。だからこそ、最初のこの一発が勝利の鍵になる。
とか、まあ心理戦の具体例を短く書き起こすのは難しいけど、ようは主人公が戦闘の作戦や相手の狙いや相手の弱点あるいは自分の勝利条件なんかを心の中で自問してその作戦の組み立ての流れを戦闘シーンに仕立てるって書き方ね。
参考例としては漫画ハンターハンターの戦闘シーンとか、漫画にしては説明文が多くて、あれは三人称で解説が入ってるけど、演出自体は内面の表現が多用されてて一人称的な演出だと思う。
一度ハンタの適当な戦闘シーンを一人称で書き起こしてみるといいんじゃないかな。死角から来る攻撃を視点主から死角を書けないから、それをどう一人称に変換するか工夫しながら。

一方で三人称だと、状況を俯瞰的に書けるから、でも三人称とはいえ視点は誰かに合わせているから、つまり「俯瞰的な周囲」から「視点主という自分」がどう見られてるか、どう見えるか、を書くことになる。
ということは、多角的に視点主を捉えるのが得意なので、「主人公の中で完結してればいい」とかじゃなく「ちゃんと説明したい」戦闘に三人称は向いてると思う。
だから、そうだな……
人物の強さだけをアピールしたい場面とかで雑魚か街のヤンキーをボコる的な場面だと相手はどうでもいい雑魚だから人物の強さだけ、その内面だけで完結する。他には正体不明の敵との戦闘とか、視点主の人物だけで完結する戦闘は一人称のが向いてる。
対してライバルとの戦いとか対等にしたい場合、「視点主が相手をどう見るか」と同じかそれ以上に「相手が視点主をどう見るか」を書きたい場合は三人称が向いてる。

ただ、最初に書いたけど、向き不向きはあるにはあるけど、三人称で書いても視点主にグッと寄せた書き方をすれば一人称と変わらないし、一人称で書いてても工夫次第で三人称でやりたいことは書ける(状況によっては手間がかかるが)ので、
まあ、「三人称でも視点主にグッと寄せれば一人称と変わらない」という時点で手法の自由度は三人称のほうが勝ってるし、それをもって 戦闘シーンは三人称のほうが良い というのは、そうかもしれんけど、という感じ。

すでに質問の要所には回答したと思うけど、一応。
>・一人称と三人称での戦闘シーンでは、描写という観点で書き方にどのような違いが生じるのか
三人称ないし三人称的にイメージがあるのであれば、描写というか「一人称に適した演出」に変える必要がある場面が出てくると思う。
例えば、普通に戦ってるだけのシーンも視点主の思考にグッと寄せて上に書いたけど 戦術の組み立ての思考を戦闘シーンにする みたいな。

・一人称で書く場合の注意点
普通に一人称の主観性を失うような事はするべきじゃないかな。

・私が書いている作品の中に登場してくる武器は槍や剣、斧、銃器ですが、どういうシーンなら場が盛り上がるか(魔法は存在しない世界です)
盛り上がる場面の作り方は魔法があろうと無かろうとファンタジーだろうとSFだろうと同じ。
その中での一例で言うなら、やっぱ奥の手じゃないかな。相手が知らない自分の奥の手、自分が知らない相手の奥の手。それらがいきなり出てきても違和感がないよう上手く布石を置く。
例えば、「使えなかった必殺技を練習してピンチになったときやっと使えるようになった」っていう古典的な王道少年漫画的展開と、「トラウマで使えなくなったが、それを克服し味方のピンチに使えるようになった」って展開は、これ同じ展開だとわかりますよね。
「使えない理由」が「未熟だから」と「トラウマがあるから」で違うのと、使えるようになる過程が違うだけで、内容は同じ。
であれば、恋愛漫画でもジャンルが違う適当なのを読んで、そこで盛り上がる展開を戦闘に変換すりゃいいと思うよ。

・最悪三人称にする予定
止めた方がいい。
けど、三人称にする理由があるのであれば、それは問題ない。
例えば主人公は鷹の目で戦場を俯瞰的に見れるという設定があるとしたら、三人称というのは三人称に見えるだけで鷹の目を表現している描写だから、一人称でありながら三人称で書ける。
そういう工夫、アイディア、理由があるのなら問題ないと思う。

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信 (No: 4)

スレ主 さんまDX : 1 No: 3の返信

投稿日時:

詳しい説明ありがとうございます!
分かりやすくて助かりました。
一点確認よろしいでしょうか?

>例えば主人公は鷹の目で戦場を俯瞰的に見れるという設定があるとしたら、三人称というのは三人称に見えるだけで鷹の目を表現している描写だから、
仮にこのようにする場合、その人物が俯瞰的な視野を有していることを、当該戦闘シーンの前でストーリーとして触れておく必要はありますよね?

一人称での戦闘シーンの書き方についての返信の返信の返信 (No: 6)

投稿者 サタン : 0 No: 4の返信

投稿日時:

>仮にこのようにする場合、その人物が俯瞰的な視野を有していることを、当該戦闘シーンの前でストーリーとして触れておく必要はありますよね?
場合によりけりじゃないかな。
「三人称のように視点を操ること」それ自体が「鷹の目の能力を有してるという描写」だから、読んで説明なしに「これはこういう能力描写なんだな」と気づける書き方をしてればいいわけで。
ただ、なんでココに食いついたのかよくわからんので、念のため。
戦闘シーンだけ三人称にしたいから今から設定追加でこんな感じにしよう、と考えられてるのなら、それは止めた方がいいと思う。
そういう設定追加はソコでしか活躍しない設定だから、読む人によっては苦し紛れの設定だとバレバレになる。

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タイトル:一人称での戦闘シーンの書き方について 投稿者: さんまDX

具体性がなく漠然とした質問で申し訳ないのですが…
戦闘シーンは一般的に三人称で書くのが良いとされていると思います。
しかし今書いてるラノベで戦闘シーンが出てくるのですが、一人称という視点統一をしているので可能であれば三人称を使いたくないです。
ということで知りたいのは以下の点です。
・一人称と三人称での戦闘シーンでは、描写という観点で書き方にどのような違いが生じるのか
・一人称で書く場合の注意点
・私が書いている作品の中に登場してくる武器は槍や剣、斧、銃器ですが、どういうシーンなら場が盛り上がるか
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