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面白い「煽り」とは (No: 1)

スレ主 バッキー 投稿日時:

拙作の名物悪役にしようとしているキャラクターは、端的に言うなら「ふざけた性格」で「一欠片の良心も持ち合わせていない」人物であります。
そして彼は敵対している主人公達は勿論、一応は味方の関係にある(用が済めば切り捨てる予定)相手に対しても、相手の信念を皮肉ったり、尊敬する人をクソミソに貶したりして怒らせるのを楽しむ傾向にあります。

個人的に悩んでいるのはこのキャラの「煽り」です。
このキャラの言動全般に言える事でありますが、内容事態は侮辱や犯行予告などゲスなものばかりです。

それらは面白く仕上がらないと読者から「不愉快な癖に出ずっぱりなキャラ」と思われかねません、自分としてらこのキャラがラスボス最有力候補だけに寧ろ登場が歓迎されるようなキャラに仕上がらないとまずいのです。

この手のブラックユーモアのコツはなんでしょうか。

カテゴリー: キャラクター

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面白い「煽り」とはの返信 (No: 2)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 1の返信

投稿日時:

>「ふざけた性格」で「一欠片の良心も持ち合わせていない」人物

これだけ聞くと「小者」「道化」感が強く、ラスボス感があんまりしないんですが……?

>敵対している主人公達は勿論、一応は味方の関係にある(用が済めば切り捨てる予定)相手に対しても、相手の信念を皮肉ったり、尊敬する人をクソミソに貶したりして怒らせるのを楽しむ傾向にあります。

なんか、特撮とかでよくある「仲の悪い悪の組織幹部たち」のひとりもしくは全員が思い浮かびましたが、トップというイメージに繋がりません。

何かの組織のトップだとしたら、敵であってもある程度の統率力、カリスマ性みたいなものが必要な気がするんですが……、まあ、トップでなければいいんじゃないかな、的な。

>「不愉快な癖に出ずっぱりなキャラ」と思われかねません、自分としてらこのキャラがラスボス最有力候補だけに寧ろ登場が歓迎されるようなキャラに仕上がらないとまずいのです。
>この手のブラックユーモアのコツはなんでしょうか。

うーん……組織のトップではなく、傍観者的に介入してきて邪魔する一匹狼系なら「まーたウザいのが来た」くらいで歓迎されそうなんですが。
もしくは、最初は一幹部で元ボスを陥れて成り上がる、くらいやればそれなりにラスボス役は務まりそう、という気がするんですが。

味方に対しても「相手の信念を皮肉ったり、尊敬する人をクソミソに貶したりして怒らせるのを楽しむ」の時点でこいつがトップに立っている状態というのが長続きしないと思うので、最後のほうで成り上がる、ならどうでしょうか。

面白い「煽り」とはの返信 (No: 3)

スレ主 バッキー : 0 No: 1の返信

投稿日時:

返信ありがとうございます

ただこのキャラに付いて伝えていなかった事ですが、彼自身は終盤まで何らかの組織のトップや大物の悪党として振る舞うことはせず、敵勢力になまじカリスマ性と力はあるお飾りのトップ(その章のメインの悪役)を立て自分はその道化役という役回りでいる予定です

面白い「煽り」とはの返信の返信 (No: 4)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 3の返信

投稿日時:

>彼自身は終盤まで何らかの組織のトップや大物の悪党として振る舞うことはせず、敵勢力になまじカリスマ性と力はあるお飾りのトップ(その章のメインの悪役)を立て自分はその道化役という役回りでいる予定です

それなら想定の範囲でいけると思いますが、実力的にはどうなんでしょうね。むしろ最弱にしたほうが盛り上がるかも、とか思っちゃいますが。
その調子で順調にヘイトを稼いで最後にどう散らせるかは、その時考えてもいいかもしれませんね。

追記です (No: 7)

投稿者 ヘキサ : 0 No: 4の返信

投稿日時:

なんか、どうも最初のスレ主さんの提示した性格・言動を遵守しすぎてしまってうまい答えが導き出せなかったんだけれど

・貶めるキャラクターに対する罵り方に、一貫したポリシーが感じられる

たとえば力のない奴に対して「これだから弱い奴は!」とか「強い」「弱い」「力」というワードを頻繁に出すと、「ああ、そこにこだわりのあるキャラなんだな」と感じられる。
他者を信じて何かを行おうとするキャラに対して「そんな信用できないもの!」とか「情」「信頼」系に過剰反応するようだと、やっぱり「ああ、そこがこだわりポイントなんだな」とわかる。

そして最終決戦あたりで、そのポリシーに至るまでの経過を垣間見れたりすると、なんとなくそのキャラに対して愛着が湧く……かもしれない。
でも「一片の良心も持ち合わせていない」って最初に提示されちゃったので、そういうタイプのキャラを思い浮かべられなかったな。

「なんとなく読者に好感を持ってもらいたい」よりは「一貫した主義主張が感じられる」のほうがいいと思うんだけれど。ようは「キャラがぶれていない」ほうが大事だと思う。

面白い「煽り」とはの返信 (No: 5)

投稿者 サタン : 2 No: 1の返信

投稿日時:

あくまで個人的な回答だけれど、「ゲスい悪役。でも好感を持たれるようにしたい」というのは端的に言ってどっちつかずなキャライメージで、良くないと思う。
ゲスならゲスに振り切って、読者の不快感さえ煽るキャラにしてしまったほうが良い気がする。
そのうえで問題になるのは「好感度」の話。
でもこれは分けて考えれば単純なことで、ようは「好感が持てるようなエピソード」を作りゃいいだけです。

古典にして典型な好例では「不良が雨の日に捨て猫を拾う」というエピソードですね。
このエピソードは、不良はそれまで「捨て猫を拾うような良いヤツではない」という不良の不良らしさをアピールしているからこそ、「あれ、実は良いヤツ?」ってな印象を与えます。
間違えてはならないのは、「捨て猫を拾うような優しい一面がある不良」としては描かれていないという事。
「そんなことしそうにない不良」が「捨て猫を拾う」から、そのギャップが好印象に映る。
そしてそれら両方のエピソードを読んだ読者は総合的に「優しい一面のある不良」という印象を得るわけで、最初から「優しい一面のある不良」という演出で書いてはいない。

スレ主さんのお悩みは「不快にならないような、良い煽り方はなんだろう?」というものですが、私からの回答は「それは不快で良い。むしろ突き抜けたゲスを書く。そのうえで、そんなゲスに似合わない『捨て猫を拾う』ような好感エピソードを作るべし」です。

やや難度が高くなるけど、この「ゲス」と「好感」を同時に行うこともできます。
例えば、卑怯なやりかたでヒロインを拉致して主人公をおびき出す。悪役はヒロインに対しても煽りまくるけど、部下の1人がヒロインに手を付けようとしたら悪役に見つかりボコボコにされて、悪役は態度こそ悪いけどそれを抜きにすると実に紳士的にヒロインに接していたことがわかる。
みたいな。
「ゲスな悪役の目的は主人公だけ」みたいな行動原理が作れていて、かつこの例で言うとヒロインのようなゲスい悪役の優しさを代弁できるキャラがいると、こういうのはやりやすいね。
でも、やっぱゲスなキャラなのに好感度を気にしてるような態度になるので、その行動理由を明確に説明できる設定や展開がないと、やはりどっちつかずの変なキャラになってしまうので、難度は高めだと思います。

「不良が捨て猫を拾う」で説明した通り、「ゲス」な人物が「良いこと」をしちゃいけない理由はないので、ゲスな悪役にとっては気まぐれな行動という展開にしても「好感の持てるエピソード」は両立できます。
ただ、同時にやると難度が高いと思うので、別個で考えて、「ゲス」はゲスに振り切ったほうが良いと思うし、「好感エピソード」はワンポイントで意外な一面として書けば良いと思う。

面白い「煽り」とはの返信 (No: 6)

投稿者 でんでんむし : 0 No: 1の返信

投稿日時:

設定を見ると道化を演じれるような知能を持つキャラなので、異常にIQが高いという設定にすると魅力的に見えるのかもしれません。

個人的には「品の良さ」と「頭の良さ」は別であると考えています。常にふざけていて、良心も全くないのですが、実は緻密に計算しているキャラ……みたいな。下品で弱そうだけど、実はすごく賢いキャラ。下品=弱いというのを逆手に取ったある意味での昼行燈的なキャラのイメージです。

もっと欲張るなら完璧なキャラにしてもいいかもしれません。「最強の能力を持ち、最高の知能を持っているが、唯一の欠点がふざけた性格であることと、良心の欠落」みたいな設定だったら魅力的に見えると思います。 ただ、主人公の魅力を食ってしまう危険性もあるかもしれません。

あと、そんなキャラを主人公にする傾向がちょっと流行っているような気もします。個人的な予想ですが……。

悪辣で、面倒くさがりで、めちゃくちゃ強い (No: 8)

投稿者 あまくさ : 2 No: 1の返信

投稿日時:

なるほど。
性格の悪い悪役ってわけですね(笑

と言うと「性格の良い悪役っているのかよ」とかつっこまれそうですが、いや、これがね。
一杯いるんですよ、性格の良い悪役って。
ラスボス級の大物悪役に「人格者」の一面を持たせるのが好きな人って、作者にも読者にもけっこういますよ。それはそれでかっこいいキャラだとは思いますが、徹底して性格の悪い根っからの悪党ってのもいていいんじゃないかと。

>それらは面白く仕上がらないと読者から「不愉快な癖に出ずっぱりなキャラ」と思われかねません、自分としてらこのキャラがラスボス最有力候補だけに寧ろ登場が歓迎されるようなキャラに仕上がらないとまずいのです。

それは大丈夫。
悪だろうが何だろうが本当に徹底していれば、その突き抜けっぷりが十分魅力になります。
だいたい善人とか正義とかっていうキャラは、行動に制約が生じてしまうんですね。なので悪役の方がよほど生き生きと動かせます。自由奔放ってやつです。

>自分としてらこのキャラがラスボス最有力候補だけに寧ろ登場が歓迎されるようなキャラに仕上がらないとまずいのです。

あ、それはね。
強ければ大丈夫だと思いますよ。

仮に悪役Xとしますね。
他の方とのやりとりも拝見しましたが、悪役Xは終盤までラスボスとして振舞わないんですね。つまり黒幕、影の実力者です。
ところが性格が思いっきり悪くて、敵はおろか仲間にも嫌がらせするのが生きがいみたいなヤツ。その嫌がらせにもさほどの理由はなく、1日に3度くらいは誰かを苦しめないと物足りなくて寝つきが悪いっていう超ドS性格(笑

そんなヤツだから当然人望はまったくないわけですが、そもそも人望なんて必要としません。仲間にも嫌われてるけど、圧倒的に強いから嫌われても痛くも痒くもないんです。
とにかく桁外れに強い。あまりに強いから本当は仲間も部下も必要としないんだけど、真の実力を隠して黒幕にまわっているのは、面倒くさいから。
実は悪事でも何でも自分一人で全部やってしまった方が簡単なのですが、面倒くさがりだからあんまり自分で動きたくないんですね。

自分で汗をかかずに仲間や部下に働かせたいんだけど、ただ、そこで人望のなさがネックになります。

そこで。

>敵勢力になまじカリスマ性と力はあるお飾りのトップ(その章のメインの悪役)を立て自分はその道化役という役回りでいる

という作戦を立てたわけです。
悪役X自身は真の実力は隠しつつも、ソコソコくらいは強いところもチラ見させ、道化っぽくお飾りラスボスにオベンチャラとか言いながら腰ぎんちゃくを演じています。
そんな調子だから仲間からも部下からも嫌われたり軽蔑されたりしていますが、お飾りラスボスの虎の威をかりるフリをして仲間や部下をアゴで使えるから楽でしょうがないし、他人に卑劣な嫌がらせするにも絶好のポジション。性に合いすぎて、楽しくて仕方がないんです。

大した実力のないヤツがこういうポジションをとるといつか悲惨な目に合いますが、本当は自分は誰にも負けないと思っているから(思っているだけじゃなくて、実際に本気を出せば誰にも負けない)、何も怖くはないんです。
実は怖いものはないという絶対の自信が、道化を演じていてもたまに見え隠れするから、妙にふてぶてしい雰囲気も何となく漂わせています。

で。

物語の最後の最後に主人公のグループが力をつけて悪の組織やらニセモノのラスボスやらを追い詰めると、「しょうがねえなあ、俺が出るしかないか」とばかりに、真の強大な力を示して主人公たちの前に立ちはだかる。

……こんな感じでいかがでしょうか?

面白い「煽り」とはの返信 (No: 10)

スレ主 バッキー : 0 No: 1の返信

投稿日時:

皆様返信ありがとうございます。
皆様との相談から、このキャラは寧ろ徹底的に悪辣に振り切れた方が良いと考えました。

件のキャラクターの人物像としては、あまくさ氏の意見が最も私の考えているものに近いですね。
あとこのような周りくどい事をしている理由としては「ゲームマスターの目線で敵味方問わず自分に翻弄される人間を俯瞰して楽しんでいる」という側面もあります。

面白い「煽り」とはの返信 (No: 11)

投稿者 tourdion : 0 No: 1の返信

投稿日時:

スレ主さんの考えてる悪役像とは全然違うキャラだと思いますけど、BLEACHの藍染って他のキャラをさんざん煽り散らしててやってることもすごくゲスいのに、めちゃくちゃ人気ですよね

で、そこから考えてみたんですけど、キャラに対する批判として成立しうる煽りって結構ウケがいいと思います。
e.g.
自分に憧れて必死に頑張ってた女の子を刺して「憧れは理解から最も遠い感情だよ」

面白い「煽り」とはの返信 (No: 12)

投稿者 ドラ猫 : 0 No: 1の返信

投稿日時:

近いところでワイルドアームズ5の敵幹部カルティケヤが思いつきました。
弱い者いじめが大好きな狂戦士で自分より強いラスボスの命令しか聞かず、主人公側のメンバーの妻子を武器の実験のために殺害しています。その夫に対しては「妻子を俺に殺された男」と呼んで嘲笑っているという性質の悪さ。
すごいネタキャラってほどでもないですがファンからはそこそこネタ扱いされています。主に言動ですね。キ〇ガイなんですが印象に残るようなぶっ飛んだ台詞を何度か言っています(実はラスボスの方が発売前のPVでもっとぶっ飛んだ台詞を言ってるのでそっちの方がネタにされていますが)。
実力も高いので敵幹部たちの中では最強と評するファンもいます(劇中で最強扱いされている幹部は別にいますが、そいつよりもすごい奴と一部のファンに思われているということです)。
なので私はやはり言動の方を推してみます。どんな台詞だったのかは検索すればすぐに出てくると思うので、興味が湧きましたら見てみてくださいな。

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タイトル:面白い「煽り」とは 投稿者: バッキー

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個人的に悩んでいるのはこのキャラの「煽り」です。
このキャラの言動全般に言える事でありますが、内容事態は侮辱や犯行予告などゲスなものばかりです。

それらは面白く仕上がらないと読者から「不愉快な癖に出ずっぱりなキャラ」と思われかねません、自分としてらこのキャラがラスボス最有力候補だけに寧ろ登場が歓迎されるようなキャラに仕上がらないとまずいのです。

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