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ベーシックなストーリーだけでは、昨今の読者の感性には魅力が弱いと判断されるのか? (No: 1)

スレ主 こうなご 投稿日時:

皆さま初めまして。こうなごと申します。
私も子どもの頃はラノベを読んで過ごしたものですので、昨年あたりから趣味でラノベを書けるようになりたいなぁと思い立って、以来暇を見つけては書いています。
ただそうして自分で書いていたりして思うのは、私はあまりインパクトやネタを重視する質ではないな、という事です。
児童書→ラノベ→たまに漫画とゲームという変遷を辿ってきたためか、現状、登場人物達の内面>文化背景>世界設定という塩梅でストーリーに沿わせて物語を書いている形になっています。
まぁ当然ラノベですので美男美女だったり異能(魔法ですが)は織り込み済みのものとして書いているのですが、今一つ自分でも、これは商業作品と比べたら華がないなとぼんやり感じたりはしています。
私が仕事漬けの30代ですっかりフレッシュさが枯れた自覚もあるのですが、皆さまはテーマ、キャラ立て、設定、イベントなどを考える時、どのようにして考え出していますか?よろしければ各々のその秘訣をご教授下さい。

カテゴリー: その他

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人気回答!ベーシックなストーリーだけでは、昨今の読者の感性には魅力が弱いと判断されるのか?の返信 (No: 2)

投稿者 サタン : 4 No: 1の返信

投稿日時:

私見だけど、むしろベーシック(というか王道あるいはテンプレ)が求められてるものだと思いますよ。
別にチートだとか異世界だとか流行の要素だけを言ってるわけではなく、ベーシック、つまり基本や基礎となるものはまずシンプルですから、わかりやすいのです。そしてWed小説からライトな小説の読書の敷居が低くなって、おかげでわかりやすいものが好まれていると思います。
物語の骨格は、はっきり言ってアンパンマンやドラえもんのレベルで十分通用する。

ただ、商業作品となると、そもそも完全に作家一人でアイディア出して書いてるってわけではないので、つまり、担当編集者にリテイクもらって書き直すことなんてザラなわけで、またはゲームシナリオなど企画モノだとライターや企画屋のワンマンで無い限りはそれこそ会議にかけて内容が決まっていくので、個人が趣味でやってるWeb小説レベルのもとは、同じ小説でもモノ自体が違います。
レベルが違うって意味じゃなく、作品の方向性が違う。
また、新人賞においても新人賞はレーベルの看板を背負うような「これからの流行を担ってくれる人」を探すものですから、本屋で売ってそうなクォリティの作品は凡百ある一作になるので、一人で書いてはいるけど(出版前に手直しがあるけど)これもまた方向性が違ったりします。
なので、商業作品と比べて「何か違うな」という感覚は当然と言えば当然だろうと思います。

それで
>皆さまはテーマ、キャラ立て、設定、イベントなどを考える時、どのようにして考え出していますか?
こちらですが、一個づつ真剣に答えてったらものすごい長文になるので、さっくりと答えてみようと思います。

テーマは、まずは考えず物語を考えます。勇者が旅に出て魔王を倒す話、くらいに簡単な概要程度で。
そしたら、その「勇者が旅に出て魔王を倒す話」の何が面白いのかを考える。
勇者が次第に成長していくところが面白いのか、勇者が爽快に敵をなぎ倒していく姿が面白いのか、あるいは苦難の末に目標を達成する姿が面白いのか。
そこを決めたら、自然とテーマは決まりますよね。
その面白いことを表現するために適したテーマは何かってだけですから。

キャラ立ては、もうこれ感覚だと思うので、やって慣れるか最初から持ってるセンスで書くかだと思う。
基本的には、キャラクターは「そのキャラクターらしさ」が表現できていればキャラが立つ。
「強いキャラ」はどのように強いのか、どれくらい強いのか。言葉で説明するのではなく「主人公が劣勢になるほどの敵を相手に、片手でいなして撃退する」とか、シーンで描写する。
性格面でも同じ。「優しいキャラ」はどのように優しいのか。そんな優しいキャラに「あること」をするとブチ切れるという側面を書いてみたり。
「らしさ」が書ければ、あとは側面っていう人間味を加えてやれば立体的なキャラクター表現が出来て、高いレベルでのキャラ立てが可能だろうと思います。

設定は、物語を考える。
ここで言う物語は概要だけでなくストーリーラインがわかる形で序盤から終盤のオチまでの流れを考える。
設定は考えないで、物語の流れだけを考える。
これが出来たら、あとは「その物語が成立する設定」を考えるだけ。
その次のステップとしては、そこで決めた設定を入れ替えてみて吟味する。
例えば、適当なファンタジーを思い浮かべてくださいな。その世界観の「魔法」を「科学技術」として、「異世界」を「近未来」と入れ替えたら、もうこれSFですよね。
逆にライトセイバーを聖剣や魔剣にして光線銃を魔法として、宇宙の舞台を深い森の中やどこかの城下町にしたら、もうファンタジーですよね。
このように設定ってのは入れ替えが簡単に出来るものがあるので、そこに何を入れたら面白いだろうか、と考えてみる。

イベントは、これは「物語を進める」ということを第一に考えて設定するもので、「イベント」単体では考えない。
強いて言うのであれば、物語が劇的に動く切っ掛けとなる要素、というのは考える。

こんなとこでしょうか。

ベーシックなストーリーだけでは、昨今の読者の感性には魅力が弱いと判断されるのか?の返信 (No: 3)

投稿者 あまくさ : 1 No: 1の返信

投稿日時:

ストーリーと演出は別物として、分けて考えた方がいいかもしれませんよ。

>登場人物達の内面>文化背景>世界設定という塩梅でストーリーに沿わせて物語を書いている

これはストーリー。

>商業作品と比べたら華がない

こちらは演出の問題かと。

例えば主人公の無二の親友と序盤で仲たがいし、その親友がクライマックスの重要な局面で再び味方になって主人公のピンチを救うという流れを構想したとします。
この場合、まずは二人の心理的な行き違いなどをよく考える必要があります。仲たがいした理由としては、情報不足による誤解ということにしてもいいし、もっと根本的な価値観の違いにからめる手もあるでしょう。
いずれにしても、なぜ一度ケンカし、どういう経緯を経て和解したのかを、読者が納得できるようにしっかり考える必要がありますよね?

これが、ストーリーを作るということ。

一方、終盤のどのタイミングで親友を登場させると最も効果的か?
そういうことを考えるのが、演出です。

アマチュアで上手い人の中には、ストーリーは緻密に作るのだけれど演出感覚が乏しい人と、演出は上手いのだけれどストーリー性に欠ける人がいるようです。前者は「華がない」という感じになりがち。後者は魅力的なシーンの連続ではじめは惹きつけられますが、読んでいくうちにご都合主義が目立って白けてしまいます。

ご相談の文面を拝見するかぎりでは、こうなごさんはどちらかと言うと前者のタイプなのかなと思いました。
ストーリーをキッチリ作ったのなら、基本、そこは変える必要はないと思うんですね。骨組みはそのままで、ただ見せ方を工夫すればいいのではないかと。
上記の例のように、重要なところで重要な人物が登場するタイミングをちょっと変えてみたり、場合によっては多少あざといくらいにカッコつけたセリフを言わせてみたり(これは、やりすぎると台無しですが)。

それから文章的なこと。
読者にしっかりと印象付けた方がいいというシーンをさらっと書きすぎて、「これじゃヘタすると読み飛ばされてしまうな」と思うような文章をわりと見かけますよ。人によっては重要なシーンほど書き急いでしまうのか、改行さえしないわずか1行ですませてしまい、結果的に前後の文章に埋没してしまっていることもあります。
そういうところは一つ二つ改行をふやすだけでも、けっこう効果的だったりします。
もう少し踏み込むなら、重要なシーンでは文章のリズムを意識的に変えてやる感覚ですね。ちょっとタメを作るみたいなことを意識するといいかもしれません。

ベーシックなストーリーだけでは、昨今の読者の感性には魅力が弱いと判断されるのか?の返信の返信 (No: 6)

スレ主 こうなご : 0 No: 3の返信

投稿日時:

多分、あまくささんの言う演出という言葉が1番近い感覚だと思います。他の方のコメントに対しては自分の力量ではまだそうだともそうでないとも言い切れないので、代表してお礼をさせてもらいます。

ベーシックなストーリーだけでは、昨今の読者の感性には魅力が弱いと判断されるのか?の返信 (No: 4)

投稿者 ふ じ た に : 1 No: 1の返信

投稿日時:

私の場合ですが、
どのようにして主人公を活躍させるか考えて、それをメインで話を書いています。
活躍するためには、何か作中で問題を解決させると分かりやすく読み手に伝わりやすいと思います。イベントの前後で大きい変化も起きるので、起伏のある展開になりやすい気がします。
公募の場合だと、その活躍に既視感があると、評価されにくい気がします。
なので、主人公の性格を変わったものにしたり、設定に斬新さを持たせたり、設定の組み合わせを珍しいものにしたり、応募する場合は色々と工夫するようにしています。

あと、スレ主様のいう「華」って、どういうことだろうってピンとこなかったんですが、もしかしてウリのことでしょうか?
商業作品だと、「こういうので読み手を楽しませたい!」っていうウリが分かりやすいことが多い気がします。
それが好みな読者に届けやすくしないと、手にとってもらいにくいからだと思います。
スレ主様のいう「華」ってそんな感じのことでしょうか? 違ったらすいません。

あと、どうしてもアイディアって一人だと限界があるので、誰かに相談するのも手だと思いますよ。

何か参考になれば幸いです。
ではでは、失礼しました!

ベーシックなストーリーだけでは、昨今の読者の感性には魅力が弱いと判断されるのか?の返信 (No: 5)

投稿者 読むせん : 0 No: 1の返信

投稿日時:

あー・・・・
「ひとつのアイテム」「一つの現象」から発展させる事が多いです。

華は知らねっす。金取れるレベルの人と比較されても・・・・そういう比較対象って昨今の一発屋ラノベ作家と違うでしょう?

 作家検索したら、作家歴12年~20年とかのアニメ化こそされていないものの、ごりごり本出しまくって別名義作家名とかで描きまくっているタイプの人でしょう?下手すると「小野不由美」とかと比較してません?あの人ラノベ畑の人ですけど、3作くらいアニメにもなっているし、ぼこぼこ映画化していますよ?

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皆さま初めまして。こうなごと申します。
私も子どもの頃はラノベを読んで過ごしたものですので、昨年あたりから趣味でラノベを書けるようになりたいなぁと思い立って、以来暇を見つけては書いています。
ただそうして自分で書いていたりして思うのは、私はあまりインパクトやネタを重視する質ではないな、という事です。
児童書→ラノベ→たまに漫画とゲームという変遷を辿ってきたためか、現状、登場人物達の内面>文化背景>世界設定という塩梅でストーリーに沿わせて物語を書いている形になっています。
まぁ当然ラノベですので美男美女だったり異能(魔法ですが)は織り込み済みのものとして書いているのですが、今一つ自分でも、これは商業作品と比べたら華がないなとぼんやり感じたりはしています。
私が仕事漬けの30代ですっかりフレッシュさが枯れた自覚もあるのですが、皆さまはテーマ、キャラ立て、設定、イベントなどを考える時、どのようにして考え出していますか?よろしければ各々のその秘訣をご教授下さい。

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