下読みが感じる地味でつまらない小説の特徴。これを魅力的にするテクニック。

セカンドさんの質問 2017/06/09

今まで私が皆さまから頂いた感想を読みかえしてみると「地味だった」という意見が目立ちます。

ジジさんが今まで下読みをされていて、地味だったと感じた作品にはどのような特徴がありますでしょうか?
後、地味な話を魅力ある話にするテクニックなどのご教授を頂けましたらと思います。

●下読みジジさんの回答

ジジさんが今まで下読みをされていて、地味だったと感じた作品にはどのような特徴がありますでしょうか?

当然のことながら、事件(山場)が小さい、キャラの動きが小さい、カタルシスが小さい等々、「読者的には動いてほしいものが小さい」が特徴になるのですが、これらを総合して考えるに「作者が思い込んでいる“最適解”」になるのかなと思います。

作者は作品中のキャラの言動や事件の流れが物語にどう影響しているかをすべて知っています。そしてこのエピソードはいらない、このシーンはあえて細かく掘り下げない等、余計と思しき部分を削り取って作品を浮き彫りにしていきます。

しかし、読者は作者ではありませんので、作者がはぶいた意図を読み取ることはできないわけです。そうなると本来そのエピソードやクライマックスが持っていたカタルシスは小さく萎み、結果地味になります。

――と、感じる応募作は非常に多いですし、読後感は「地味。普通におもしろくない」になります。

後、地味な話を魅力ある話にするテクニックなどのご教授を頂けましたらと思います。

見せ場になるシーンは、ご自身が思う“自然な感じ”の最低10倍かみ砕いて説明し、キャラを動かして泣いて笑わせて、大げさに展開させて思いきりオチをつけてください。

読者は作者が思う50倍、作者の意図を読み取ってはくれないものですので。