作家に必要な鈍感力!
漫画教室を開いている田中裕久さんによると、プロの漫画家になるには「鈍感力」が必要だそうです。
- プロと比べて凹まない
- 批判されて凹まない
- 失敗して凹まない
以上の3つが挫折しないために重要で、それには鈍感になるくらいがちょうど良いそうです。
せっかく小説家として書籍化デビューできたのに、叩かれたり、炎上したりしたことが原因で、筆を折ってしまう人が私の周りにも、何人かいました。
これは非常にもったいないと思います。
作品を世に出せば叩かれるものですが、そこで必要なのは、「鈍感」になることだと思います。
大物の小説家、クリエーターは失敗に対して鈍感である!
例えばウォルト・ディズニーは、高校と美術学校を退学した後、新聞社で漫画を描く仕事をしますが「想像力が欠けるキミには、漫画の才能はない!」とクビになります。
天下のディズニーが、想像力に欠けると否定されていたとは、驚きですね。
ディズニーはその後、兄とミッキーマウスで有名なディズニー社を立ち上げますが、これは自信満々というより鈍感だったのでしょう。
世界的大ベストセラーである小説『ハリー・ポッターと賢者の石』は、12社から出版を断られたそうです。
ふつうの人なら3社くらいから断られたら、自信をなくして心が折れそうなものですが、作者のj・k・ローリングさんは、失敗や拒絶に対して、鈍感だったのではないかと思います。
創作とはダーツに似ている!運の要素が絡むし実力にはムラがある
人間の実力にはムラがあるもので、漫画家の本宮ひろ志先生は、
「3本に1本、おもしろい作品が描ければ十分だ」と語っています。
創作とはダーツに似ていて、運の要素も絡みます。
実力があっても作品をヒットさせるのは難しく、実力が低くても、偶然、ヒットすることがあります。
鈍感であることの最大のメリットは自信を失わないこと
作家にとって最も大切なのは自信だ!と語るプロ作家さんは多いです。
しかし、自信は持てと言われて持てる物ではありません。
でも、意識的に鈍感になることなら、まだやりやすいです。
鈍感であることの最大のメリットは、自信を失わないこと、再挑戦のハードルが下がることです。
3本に1つ、おもしろい小説が書けるのなら、最初の2作品が失敗でも、そこで諦めてしまうのは非常にもったいないですよね。