主人公以外のキャラの活躍を書くと大失敗します!
創作初心者が犯しがちが失敗として、主人公以外のキャラを書きたがるというのがあります。
主人公以外のキャラに焦点を当てると人気が出ないです。せめて30万字以上(3巻以上)書いてから、他のキャラの活躍を書きましょう。
ラノベ、特になろう小説は壮大な物語を書いた群像劇ではなく、主人公の活躍を描いた「俺すげぇー!」が本質です。
読者は主人公になりきって物語を楽しみます。「主人公=読者」なのです。
ラノベとは自分自身が物語世界で活躍して、周りの人々からスゴイ!スゴイ!と褒められて、感謝されるからこそ、おもしろいのです。
(これはラノベに限らず、世界で5億部売れた小説『ハリー・ポッター』もまったく同じ構造です。小説の王道的な型です)
むしろ、三国志のような群像劇の方が、エンタメ小説では異端なのですが、なぜか初心者の方は群像劇が大好きです。

これは「小説とは壮大な物語を書いた物」という誤解があるからだと思います。
主人公以外のキャラを書きたくなってしまう3つの原因
- 主人公を書くのに飽きる
- 主人公を書き続けるネタに詰まる
- 漫画では魅力的なライバルや仲間が登場し、主人公より目立つことがあるから
1と2を克服しようとして、主人公以外のキャラを話の中心に持ってきて、なんとか話を持たせよう、飽きを克服しようとして、話がぐちゃぐちゃになり、人気が出なくなって大失敗。
というパターンが多いように思われます。対策として、例え、苦しくても
主人公の活躍を書き続ける。
という、基本中の基本を守るのが一番です。
人気作品は、例え、他のキャラの活躍を書いたとしても、最初から最後まで、主人公が話の中心にいます。
3については、実は、どんな漫画も連載当初は主人公の活躍を書き続けています。
長期連載となり約10巻以上になってから、初めて他のキャラを中心としたエピソードが出てきます。
例えば、少年ジャンプの人気漫画『HUNTER×HUNTER』では、9巻から主人公の仲間クラピカを中心としたストーリーが展開されますが、それまでは、ずっと主人公ゴンの活躍を書いてきました。
まずは、徹底的に主人公の活躍を書くのが正解なのです。