小説の書き方講座。感動の二大法則。読者が感動するための条件とは?

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・物語を通して登場人物の愛情の強さが伝わること ・キャラが自分の殻を破って精神的に成長すること

感動の二大法則

  • 物語を通して、登場人物の愛情の強さが伝わること
  • キャラが自分の殻を破って精神的に成長すること

これができていると、感動します。

そのために必要なのは生きた人間を描けていること。

テンプレキャラに人間味が加わっていると、感動を呼ぶ下地として最高です。

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キャラがブレるのはストーリーが破綻するよりも悪いこと

プロ作家や編集者が口をそろえて言うことです。
なぜなら

・行動原理にブレがあると生きた人間だと感じられない。作者の操り人形だと思われてしまう
・行動原理にブレがあると、キャラの信念や愛情の強さが伝わらない。

このキャラの言動は性格的におかしいだろ!? と思われると、没入感が阻害され、感動させられません。

例えば、戦うのが嫌いだと言っていたのに、自分の二つ名を誇らしげに語る戦士など。

お前は戦うのが嫌いじゃなかったのかい!? となります。

かっこいいからという理由で、キャラの個性を無視して、そのキャラに合わない言動をさせてはいけません。

言動に矛盾が感じられると、作者の操り人形だなと見破られてしまいます。

キャラを生きた人間だと錯覚させるには、一貫性が必要なのです。

そして、人間は信念を貫く一貫性を持ったキャラが大好きです。

大ヒット漫画『鬼滅の刃』が感動する理由

例えば、大ヒット漫画『鬼滅の刃』が感動するのは、主人公の竈門炭治郎が、鬼になった妹を人間に戻すために、命をかけた戦いをずっと続けるから。

行動原理にブレがなく、キャラの愛情の強さが伝わります。

強大な敵とのバトルは、愛情の強さを示すためのギミックとして作用しています。

竈門炭治郎が「妹を人間に戻すことができるのだろうか?」「鬼と戦いたくない」などと、変に悩んだりすると、行動原理にブレが発生し、愛情の強さが伝わりにくくなります。

なにが何でもやる! と決めて、少しずつ目的に近づいていくから、感動するわけですね。

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