追放系の3つのコツ
- 1、主人公は自分に非がないにも関わらず、理不尽な理由で追放される(無能と罵られるなど)
- 2、隠れていた能力が開花して、主人公は成り上がる。バカみたいな強スキル。主人公を評価する高い地位の人間が現れる
- 3、主人公を追放した人間や組織は没落する。彼らは主人公を追放したことを後悔する
書籍化される作品を見ていると、
1、主人公は自分に非がないにも関わらず、理不尽な理由で追放される
これがかなり重要だと思います。
あとは、しっかり自分を追放した奴にざまぁするストーリーラインを作ることですね。
なんとなく冒頭で追放されて、ざまぁが弱いとダメだと思います。
主人公は自分に非がないにも関わらず、理不尽な理由で追放される
これをすると復讐の大義名分が立つため、ウケが良いです。
なにか主人公に問題があった場合、お前が悪いんじゃね? というツッコミが入ってしまうため、よろしくないです。
例えば、仲間のお金を盗んで追放だと、主人公にまったく共感できませんよね。
清い人間が悪いヤツに復讐するのが良いのです。
追放系の人気作を分析すると、男性向けの場合、無能だからという理由で、パーティや家から追い出されているケースが多いです。
例えば、外れスキル。
おそらく、男性にとって能力がないと評価されるのは、プライドを著しく傷つけられることなので、共感されやすいのだと思います。
その後、才能が開花して、ざまぁとなります。
例えば、「盾の勇者の成り上がり」
攻撃力を持たない勇者だと他の勇者から見下され、財産を没収されて追放。
「回復術士のやり直し」
他人に依存しなければならない攻撃力を持たない勇者だから、パーティの仲間から虐待される。
と、その世界で評価される力を持っていないという理由で、主人公がプライドを傷つけられる。
その後、ざまぁという流れです。
ストレスを与えたらすぐに快感を与える
小説家になろうで総合ランキング一位を取った作品を分析すると、1話で主人公を家族が無能とののしって追放。
2話で王女が主人公を大好きになってくれて、さらにすごいチート能力に目覚めて無双します。
これによって、1話のストレスを解消、逆転させています。
なろうでは、ストレスを与えたら、すぐにこれを解消させるような展開を用意し、快感を与えるのがコツです。
長々とストレス展開が続くような話は嫌われます。