小説の書き方講座。創作初心者が最も気をつけるべき3つの点

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小説の書き方講座。創作初心者が最も気をつけるべき3つの点

以下ができると、今までより圧倒的におもしろい小説が書けます。

  • 主人公以外に視点を移さないで書く
  • 設定を盛り込みすぎない。要素、キャラは極力削る。
  • 最初の一行から本題に入る。主人公の自己紹介に1万文字を使わない
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主人公以外に視点を移さないで書く

これは実は超絶難しいです。
説明のために他のキャラに視点を動かすと、物語を書くのが非常に楽になります。

しかし、これをやると主人公の物語という本筋から外れやすくなります。
また、内容を理解しにくくなり、わかりやすさが犠牲になります。

シナリオ脚本術では、主人公以外に視点を移さないで書くことを推奨している物があります。

ストーリーとは主人公の行動の軌跡だからです。
他の人物に視点が移ると、ここからから外れやすくなります。

視点移動は主人公をヨイショする、ざまぁする以外の目的では使わない方が良いです。

設定を盛り込みすぎない。要素、キャラは極力削る。

最近(2021年3月現在)のなろうハイファンタジーを読むと、わかりやすさがさらに重要になってきていると思います。

主人公のソロ冒険かヒロインとの2人旅が、ランキング上位作品には多いです。
これはキャラを絞って主人公の活躍に焦点を当てるための工夫ですね。

設定を盛り込みすぎず、スキル進化などのひとつのコンセプトに沿って物語を展開しています。

昔はハーレム要素というのがあったのですが、今はハーレムを序盤に入れるとマイナスになる危険があります。

余計な要素が入っていると、「外れスキルが進化していくワクワク感で楽しませる」というコンセプトの邪魔になるからです。

なろう系はコンセプトをひとつに決めて、そこに特化しているものがとにかく強いですね。

設定が多い、キャラが多いと、最近の読者は読んでくれない傾向が強くなっているように思えます。

たぶん、流し読みして理解できるくらいの情報密度でないと、即バックされてしまうのだと考えられます。
序盤はキャラを絞り、設定を盛り込みすぎないのが重要です。

実はこれは新人賞系ラノベでも重要です。
新人賞ラノベはオリジナリティが重要なのですが、落とし穴があります。

Aというオリジナル設定が出てきて、まだ飲み込みていないうちにBという設定が出てきて、さらにCという設定が出てくると、読者はついてこれなくなるのです。

読者は初めて触れる物をすぐに理解できません。

新人賞系でも設定の詰め込み過ぎは危険なのです。

最初の一行から本題に入る。主人公の自己紹介に1万文字を使わない

●失敗パターン
「私の恋愛小説はいかがでしょうか?」
「まだ恋愛していないので評価できないです」

というのがあります。
作者は主人公の背景を冒頭で説明したがる傾向があります。

しかし恋愛小説なのにヒロインと出会うまでに2万文字かかると、それは恋愛小説ではないです。

本題には一行でも早く入りましょう。

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