小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

カイトさんの返信一覧。得点の低い順1ページ目

元記事:異世界ファンタジーにおける言語についての返信

 俺の趣味の話をしますが。『読者に想像の余地を残す』ってことはとても大事なことだと思うのです。作品そのものや世界設定を細かく練るのは大事なことですが、それを全部描き切らずに、『気付くかな、気付かないかな?』ぐらいに暗示するのが個人的には好ましい。

 で、その上でなんだけどね。例えば世界観のモデルをイギリスにするのであれば、英語にこだわる必要は実はない。特に15~16世紀はアイルランドを植民地にしたり、そっから文化の影響を受けたりと言ったこともある時代だったので、古ケルト語・信仰・妖精崇拝なんかをネタにしても良いし、或いは大航海時代とそのころの結婚外交をモチーフに『イギリス人なのにスペイン名』みたいなことがあっても良いかも知れない。
 まあ、極論を言えば『作者の好きにすれば」なんだけど、設定を凝りたいならまずは歴史から。『名前』の大半には実は由来があったりするので、そこに注目すると良いかもです。ベーカーさんとか、分かりやすいよね。地名も結構、命名者の名前そのまんまだったりするし。

 個人的に、イギリスで帽子とくれば『黒の円筒形』で『熊の毛皮』。或いは『赤いドーム状』で『醜悪な妖精』。『ナスのような帽子』の『蝶羽根の精霊』。そして最後に『青いシルクハット』を被った『魔女狩りのマシュー・ホプキンズ』。
 魔女狩りのイメージがどうなのかは知りませんが、イギリスネタで青い帽子となると、マシューが筆頭に上がりますね。
 解釈を広げるなら、『聖パトリックの青』『青地にハープ』『海=エメラルド=アイルランド人の誇り』なんてのもネタに出来ますが、うまくやらないと通じる人はあまりいないかと。

 設定については、好きなだけ作ればいいと思いますよ。
 参考になれば幸いです。

上記の回答(異世界ファンタジーにおける言語についての返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

大野知人さん
はじめまして、ご回答ありがとうございます。

設定を凝るならまず歴史から。これ、名言ですね。その通りだと思います。
その点自分はまだまだなので、本当は言語云々以前の問題だったようです。
今回舞台のモデルをイギリスにしたのは、当時の国の体制や文化を参考にしたからで、特に英語にこだわっているわけではありません。ただ、登場人物の名前は耳慣れてる方がとっつきやすいかなと思っています。でも、歴史を考える上でその辺も変わって行くかもしれませんね。
それから、いろんなものからの連想で名前を決めるというのも自分になかった発想なので、参考にさせていただきます。
ありがとうございます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界ファンタジーにおける言語について

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元記事:異世界ファンタジーにおける言語についての返信

僕は現代のものばかり書くので、異世界ファンタジーはよく分かりませんが、ジャンルに縛られず、言語(作者の造語)を使う時は、読者の方の想像力に頼れる言葉を使うことが多いです。

たとえば知らないスポーツの話をする場合、何かの競技を見ていたキャラクター
「オイナ……か?」
と突然呟いたら読者の頭に、何か風景が湧くでしょうか。(オイナはルーマニアのスポーツです

これがもし、
「ハワイアンボール……か?」
だったら読者は、「暑い気候の、ボールを使う競技なんだろうか?」と想像してくれるかもしれません。(ハワイアンボールは今、適当に考えました
興味を持ってもらえたら、
「ハワイアンボールは一見、サッカーみたいなスポーツだけど、三分ごとに右手、左手、右足、左足を使えなくなるルールなんだよ」
と作者独自のルール(造語に対するこだわり、伏線)を付け足す、みたいな。

僕個人としてはその独自のルールを通じて、何かのメッセージが伝われば、あまり作り込むことはないですね。(スレ主さんの仰る、「物語を進行すること」かと
こだわると、時間がどんどんなくなりますしねー。(笑

上記の回答(異世界ファンタジーにおける言語についての返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

サイドさん
お久しぶりです。ご回答ありがとうございます。

造語は内容を想像しやすいものを、というのはごもっともな意見です。言葉の説明に終始して物語が進まなければ意味がないですし。読む方もストレスが少ないですよね。
ただ一方で、「この物語は誰も見たことのない世界が舞台ですよ」を主張したいと思うと、現実世界のものを連想させたくないという気持ちも働いてしまうんですよねぇ。
中村明日美子さんの『王国物語』では、「ウマ」と言いながら全く現代の「馬」とは違う容姿のものが登場して、でも名前が名前だからその世界における役割は容易に想像できる…というのが絵をもってとても自然に表現されているのですが、文字だけだとそれは難しいですし…
でもいっそのこと、現代の共通理解が当たり前に生かされる異世界ファンタジー、という設定もありですね。

貴重なご意見ありがとうございます。参考にさせていただきます。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界ファンタジーにおける言語について

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元記事:小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。

 はい、タイトルで『また大野か』と思った皆さん大正解。大野です。
 数日前、こちらで相談した『現代を舞台にして、魔術師(などなど)相手に詐欺師が頭脳戦する話』のプロローグを勘案してきたので、ちょっとばかりご相談。
 なお、今回は(メンドクセーので)別スレの『プロローグ相談』に移動する形でなく、このスレッドで話す形でお願いします。

 さて、本題。現物を見てもらう前に、俺の作品構想をば。
 まず今回の目標は『読者を騙す』こと。と言っても皆さんには概ね言っちゃうんで拍子抜けになると思いますが、諸々ご意見くださると幸いです。

 全体のプロットとしては『第一の事件→第二の事件→第三の事件前編→第三の事件中に死にかけた主人公の回想→第三の事件後編』という形のシンプルな『短編連作』を想定しています。ただし、『全ての事件において共通する探偵以外の登場人物が第三の事件の黒幕』と言う形をとって、『主人公が人知れず事件の妨害を行っていた』ような雰囲気を出したい。
 
 さて、すごく大雑把な所を書いたところで、プロローグの登場人物&プロットです。括弧でくくった情報は、解決パートまでは伏せられる内容になります。後もう一つ、この世界における『魔術師・その他オカルト』は『嘘を吐く』ことが出来ません。作中にもちゃんと書きます。

 瓜坂誠司:魔術探偵を自称する無能力者(無能力者であることは、読者のみ知っている/詐欺師)。第一の事件の語り部。探偵としてのスペックもそれなりに高く、相手によって演技をして自分の顔を使い分ける。

矢加部月菜:事務所の居候兼バイト(幻影系能力者/本当は化け狸だが、第一の事件時点では超能力者と勘違いされる)。普通の人間として生きてきたので、精神的・肉体的にかなり貧弱。ただ、根はまっすぐでしっかりしている。

 ヤマモト:探偵の親友を自称する狂言回し(正体は某大物妖怪/ヤマモトは『瓜坂が付けた仇名』)。世界中を渡り歩いては、何かしらの厄介事を探偵に押し付ける。そのため、瓜坂が『素』で接し、文句を言う数少ない人物。数か月前月菜を拾い、探偵に押し付けた。ライネス・エルメロイとか、峰不二子(次元にとって)に近いキャラ。

 ルイス :今回の依頼人。苗字は『スリップジグ』(愛蘭語/伏線要素)。ロンドンの魔術師で、『日式魔術を研究する!』と飛び出した姉が日本で死んだため、解決を依頼した。基本的に人道とか気にしないタチだが、『裏切者と共同研究なんてできない』とのこと。(全編通したラスボスであり、ちょくちょく『嘘でないけど』な発言をする)

 マリー :ルイスの姉(真の依頼人/とある事情から『自分の死の偽装』と後始末を依頼した)。魔術師には珍しく、道徳観念に理解があり家族愛もある少女(そこを利用され、全編通して共犯者にされる)。(前述の依頼も妹のとある計画のためにやった)。表向きの依頼理由は『魔術師をやめるため』であり、嘘ではない。

  被告人s:ルイスを含む、スリップジグ家の数名。マリーが家督を継ぐ・いろいろな遺産を受け取る人物であったため、またマリーの研究が特殊だったために横取りをしようとしたなど、全員に動機がある。彼ら一人一人に『私は殺してません』と言わせても、『死に掛けを放っておいた/未必の故意』は『(直接)殺した』と言い切れないため、イタチごっこになってしまう。そのため、主人公は『どのようにして死んだか』の観点で犯人を捜す。

 第一の事件・プロット。
①商店街の手伝いから帰った瓜坂の元に、ヤマモトから電話が掛かって来る。数日中に依頼人が来る、と言う彼のセリフに瓜坂は『また厄介事か』とため息を吐くと、月菜に茶葉を買いに行かせるのだった。
②その翌日。やって来た依頼人相手に、相手の正体を推理してある程度の信用を掴む瓜坂(ヤマモトの事前情報で知っている内容)。いくつかの事情を確認したのち、現場に赴くこととなる。
③事件現場に着いた探偵s。彼らが目にしたのは和風な板張りの上に広がる魔法陣とその上に広がる血だまり(致死量以上)、そして部屋を守る結界。結界を通してもらった瓜坂は『証拠隠滅を防ぐため』と関係者を追い出す。
④探偵と助手の会話シーン。倫理的にどうのとかいう助手をあしらいつつも、時に向き合い、しばし雑談する。やがて瓜坂は『見つけた』と言って(懐から出した)証拠品を持ち上げ、ルイスたちを読んでくる。
⑤(表向きの)解決パート。事件はいたってシンプルな事故死と瓜坂は断定(嘘)。マリーが『日本式-西洋式』の術陣の属性変換をミスった等として地面に広がる魔法陣についてご高説を垂れる。『本当に他殺じゃないのか?』と詰め寄るルイスに証拠品(偽)を出し、『そんなものは見つからなかった』という関係者には『日本式の風水を応用した結界で隠していたようですが、壊れてしまった』(嘘)と言い張る。ルイスが納得したことによって(ルイスは真相を知っている/瓜坂は左記の内容を知らない)、他の関係者たちも黙り、事件解決となる。
⑥解決編(真)事件から数日、平日の昼間にマリーが事務所を訪ねてくる。瓜坂に料金を支払い、しばらく談話するマリーであったが、職員の欠勤によって早めに帰って来ていた矢加部に詰め寄られ、瓜坂は真相を説明することとなる。『人を騙すのは悪いことだ』と言う矢加部に対し、『じゃあ、今回の一件で損をした人間は誰だ?』と瓜坂は問いかけ、『騙すことによる人助け/騙してでも悪人を裁くという意思』を瓜坂は語る。

以下。現行制作版プロローグ。
御意見、お待ちしております。
https://kakuyomu.jp/shared_drafts/84evzzQ5otmweKU6qcNVI2WXVhv7n5ji

上記の回答(小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。の返信)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

こんにちは。プロローグ読ませていただきました。「これから何かが始まるぞ!」という雰囲気がムンムンの、プロローグらしいプロローグだったと思います。
謎や伏線があちこちに散りばめられ、それが今後明かされていく、読み解いていくのが楽しみになりました。

ただ、所々で「ん?」と引っかかるところがありまして。自分の理解力不足かと二、三回読み直しましたがやっぱりよくわからなかったので、指摘させていただきます。
・他の方も指摘されていますが、『〜〜マドモアゼル?』という問いかけ。直前にロンドン云々と言っているので、ちょっと不自然かと。
・主人公たちは日本語で会話しているのですよね? 『流暢な〜英語を学んでいたのでは?』という言葉から、ルイスが英語を披露したことが見受けられますが、それならそのシーンを少しでも描写したほうがいいかも。読者に見えないシーンで推理をされても、読んでいる側からは置いてけぼり感があります。
・ルイスはどこから瓜坂のもとに依頼に来たのか。冒頭の電話から、イギリスからやって来たのかと思っていましたが、その後『実は昨日、私の姉が〜』と語っているので、「昨日の今日で海外渡航までする?」という違和感。では、ルイスはもともと日本に住んでいたのかとも思いましたが、直前に『日本文化の実情にやや疎い』という指摘がされているので、こちらも違和感。小さなことですが、喉に刺さった小骨のように気になりました。(後述にあった『妖精の裏道』を使ったんでしょうか)
・瓜坂の『魔術師』への嫌悪感に、ちょっとついていけない。『えぇ、実は昨日〜』から始まるルイスの言葉は、「家族が失踪したから探して欲しい」という意味でしかないので、瓜坂が顔を顰めるほどの嫌悪感を表すのには違和感を感じました。もちろん、作中で「魔術師は人道に悖る輩」という位置付けがあってのことでしょうが、読む側としてはそれについてまだまったく実感がないので、共感も理解もしづらい。それなら、初対面の時点で瓜坂が「魔術師=いけ好かない奴ら」という態度をあらわにしていたほうが自然かなと思いました。
・最後に。これはキャラクターのイメージを決定づけるプロローグにおいては不可欠なことかとは思ったのですが、「初対面の依頼人に対して瓜坂さんフランクすぎない?」という点。滅多に依頼のない探偵業とはいえ客商売、「はいはーい」で出迎えるのには違和感を感じました。零細事務所であるからこその、「客の取りこぼしはできない」根性があってもいいかなと。でもこれは、読む側の(つまり私自身の)感性もあるので、あまりお気になさらず。

いろいろ細かなことを書いてしまいましたが、スルーしていただいてもいいですし、作品作りの一助となれば幸いです。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。

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元記事:小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。の返信の返信

 御意見ありがとうございます。

 『マドモアゼル』は他の方にも書きましたが、胡散臭さの象徴です。冒頭の瓜坂が突っ込みキャラだったので、『営業モード』に入って、胡散臭さが増したという。ただ、気になる方多いようなので、別の書き方してみようかな。まあでも、これ自体『瓜坂が魔術師に好印象を持っていない』描写なんですけどね。

 すみません、『流暢な~英語』は普通に誤字です。『日本語を学んでいた』ですね。修正します。

 ヤマモトは、ルイス姉が日本に渡航して数日たってから電話をかけてきています。『今日・明日の内に向かうと思うよ?』と言う台詞を言っている通り、ギリギリ直前になってから瓜本に連絡して、主人公が逃げられないようにしたわけです。冒頭部の『レッドキャップかワイルドハントに~』っていうのは、厄介事から逃げられないのを悟った瓜本の断末魔ですね。
 ちなみにこっから先は解決編の要素ですが、『ヤマモトが電話した当日にルイス姉が尋ねてきていた』『ルイス姉の依頼でヤマモトは彼女の死を偽装。翌日、妹のルイスが事件解決を依頼しに来た』と言うのが真相です。また、『日本の実情に疎い』と言うのも伏線に当たり、『オタク的に自分に都合のいい部分しか理解していなかった』ルイス&姉が日本の陰陽術や妖怪に手を出そうとして、彼らの持つ『固有かつ意味不明の謎ルール』よって失敗するのも展開のうちに入っています。

 瓜坂の魔術師への嫌悪感はかなり出していたつもりだったんですが。ヤマモトからの電話の時点での『関わりたくない』発言とか。英国人相手にフランス語使うとことか。良い紅茶買ってきたうえで緑茶を出すセンスとか。それでも仕事なので引き受けるんですがね。

 瓜坂のフランク、っていうか胡散臭さもほぼ完全に『魔術師相手にしたくねーなー』っていう気分の表れです。他の相手だったら、もう少し紳士寄りの演技をします。ちなみに、地は突っ込みキャラです。

 御意見ありがとうございました。正直言うと、『そこに違和感感じてほしい』っていうのに、ほぼすべて突っ込んでくれたので、まあ細かい調整はするにしても『読みやすい位置に伏線を置けたな』と言う感じがします。

上記の回答(小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。の返信の返信の返信)

投稿者 カイト : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
むむ、見事に作者の術中にハマっていたということですかね。お見事です。

でも、それだけだとちょっと詳しいので、反論をば。
・魔術師への嫌悪感についてですが、正直なところ冒頭の電話のシーンでは感じられませんでした。「魔術師」という単語は一度しか出てきませんし、そこに過剰反応した様子もなかったので。悪友が持ってくる面倒な依頼に対するうんざり感と、「オカルトに関する探偵業をしてるけど、なんらかの理由があって積極的にそれを売り出していない」というふうにしか捉えていませんでした。
・『良い紅茶を買ってきておいて緑茶を出すセンス=魔術師を嫌っている』とありますが、瓜坂は『良い茶葉買ってきて』としか言っていないので、そのあと日本茶(しかも『ちょっと良い緑茶』)出したら、誰でも玉露かなんかを買いに行かせたと思うんじゃないでしょうか。作者の中では当たり前の事項が、読者には正しく伝わっていないような気がしました。

うーん、なんか書いてて自分の読解力不足なだけなのかな、という気もしましたが、一読者の意見として、一応お納めします。
自分自身で気をつけていることですが、頭の中のことを説明するのって、多分自分が思う以上に言葉を選んで費やす必要があると思うんです。何もかも説明する必要はないし、「くどい」と思われないかどうかの境目は難しいところなんですけど。でも、伝えたいことが伝わらないのはもったいないなぁと。『マドモアゼル』みたいに。

執筆頑張ってください。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 小説のプロローグ相談。もう面倒くさいから『出張版』ではないです。

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元記事:生き別れの親子を証明するアイテムについての返信

こんにちは
結論からいうと。血筋・才能、証言・アイテム(小道具)、名前などがよく使われます。
ゲーム漫画アニメ映画と小説は違います。
今さら言う必要もないことですが小説は文章だけで表現します。
私達が住んでいる現実世界では何かしらの証拠があれば人を納得させることができますが、文章の世界ではそれらは情報の一つでしかありません。

情報の他に何が必要かといえば、読者が納得したかどうかです。
読者は視点人物である主人公から情報の精度を判断しています。
作者が信憑性の高い情報をだしたとしても、主人公が否定すれば、その情報は間違いかもしれないと読者は思い込み。つまり、主人公が情報を信じていくプロセス(ストーリー)を通して、読者も納得していくものです。

ぐうの音も出ないほどの何かというのは、複数のアイテムを使いながら、それらのストーリーを一点に集中させるそれが説得力になります。
例えば)
父の後継者候補がすでに3人いて主人公は4人目に選ばれる。
主人公含め周りの証言や証明に必要なアイテム(小道具)は全員揃っていて、じゃあ血統・才能を比べひとりに決めるための試験に参加することになる。
何も知らなかった主人公は、数々の嫌がらせや困難を乗り越えていくうちに、自分自身や父や周りと真摯に向き合うようになっていく。
という、よくあるストーリーがあった場合。

ストーリーにはドラマがついていて読者はリアリティを感じます。リアリティを感じられるものがどんなものよりも強力な証拠です。リアリティを感じられないものはただ設定をだしているだけで、そこに何かしらのストーリー性がなければ読者は納得できません。(※どうしてそうなるかは前半で説明したので省略します)
複数のアイテムを一点に集中させていくことで突き抜けていきます。そこまで物語を昇華できれば、そこから先は読んだ人の好き嫌い、好みの問題になります。

追記です。
あなたのおかげで私も小説を別の側面から考える機会に出会えました。
そのおかげで自分の力を引き出すことができました。私もとても感謝しています。

プロット板で書いたことは私なりのコンセプトの使い方になります。
例えば薔薇をテーマにしてしまうと、薔薇を育てる園芸職人の一生とか、園芸職人養成学校に入ってとかになってしまいます。釈迦に説法かもしれませんが、テーマとコンセプトは必ずセットで使いましょう。
テーマを家族とするとそれを具体的に何で表現するかが、コンセプトです。
コンセプトは薔薇でテーマは家族にするなら。
薔薇を扱いながら家族のことを伝える、になります。

頑張る必要はありません、楽しんで。
これを続けていればどんどん成長できるという自分なりのやり方を見つけて、とにかく楽しんでください。
色々書きましたが、使えそうなところだけを参考にするのがいいです。自分にあわないと思ったものはすべて忘れてください。
あなたが何を選ぼうと私は怒ったり悲しんだりすることはありません。
楽しんで気持ちよく書いていって、どんどん成長していってください。

上記の回答(生き別れの親子を証明するアイテムについての返信の返信)

スレ主 カイト : 0 投稿日時:

こんにちは。
たくさんのご意見ありがとうございます。まとめて返信とする無礼をお許しください。

返信をまとめるのは、単に多くの方にコメントをいただいたからだけではなく、自分の質問の不明瞭、説明不足な点を一気に解消させてもらえたら、と思ってのことです。設定の後出しのようで申し訳ないのですが…
ちなみに、時代設定は17世紀あたりのヨーロッパがモデルの異世界ですが、魔法はありません。
(以下、父親をA、娘をBとします)

まず、何名かの方のご明察の通り、父Aと娘Bの親子関係を証明する必要が生じたのは、お家騒動が原因です。
Aは宮廷庭師という設定なのですが、高齢のため職を辞そうとしても、適当な後継者がいません。息子たちは早くに亡くなり、傍系のCとDが後釜を狙っています。Cは実力はあるものの若年で、庭師としての実績と貫禄のあるDに比べると不利な状況です。そこで、生き別れになっていた娘Bの存在を知ったCは、Aの直系である彼女と結婚して後継者争いの優位に立とうとします。
こういった背景があるため、BがたしかにAの娘であると親族たちに証明する必要があるのです。

次に、AとBの関係についてです。
Aはその昔、旅先で知り合った親子ほど年の離れた娘と恋に落ち、その結果Bが生まれました。ところが、(当人たちは真剣でも)結局は行きずりの恋の上不倫関係なので、妊娠がわかる前に二人は別れてしまいます。
Bの母親はAに負担をかけたくないと、娘が生まれたことは知らせませんでした。そのため、AはBの存在を長らく知らないままだったのですが、老いを目の前にして人生の精算をしたいとかつての恋人の居場所を辿った結果、初めてBの存在を知った、という流れです。
知っている方はお察しと思いますが、「ジョジョの奇妙な冒険」における、ジョセフと仗助の関係そのままですね。
Aは当然Bとその母親に会いに行こうとしたのですが、その矢先に発作か何かで倒れてしまい、身動きが取れないうちに認知症が進み、黄昏の人となってしまいます。
娘探しは家族に内緒で行なっていたので誰も知らないのですが、唯一Cだけが偶然にそのことを知り、Bを利用しようと動き始める、というわけです。

ちなみに、物語自体はBとCの成長と恋模様を描いたものになる予定です。

うまく説明できたかちょっと不安ですが、こういった背景があっての先の質問でした。みなさんのお答え、大変参考になります。
以下、簡単にですが。

・神崎さん
残念ながら、作品舞台が17世紀ヨーロッパをモデルとしているので写真という案は使えませんが、カメオというのは良いですね。父親の家系の紋章のカメオを首から下げてお守りとしている、など使えそうです。
ありがとうございます。

・サタンさん
自分も、ワンピースのそのシーンでは涙腺が緩んだ派ですのでよくわかります。難しいですが、やりがいがありますね。
しかし、感動の再会で親子同士が納得しても、そのシーンで周囲の親族まで一緒に絆される…というのは、やっぱり違和感がありますよね。それはそれとして、また別の証明が必要になりそうです。
ありがとうございます。

・手塚満さん
詳しくありがとうございます。御察しの通り、血液型なども確定されていない時代設定です。説明不足ですみません。
やっぱり、水戸黄門の印籠のような都合のいい方法はないですよね。はっきり言っていただけてスッキリしました。
ちなみに、Bの母親はAと別れた後は修道院に入り、今に至るまでAを思い続けているという設定なので、貞操に関しては信用に足るかなと思います。

・大野知人さん
コメントありがとうございます。
Bを認めたくない親族の妨害、やっぱりがっつり書くべきですよね。正直、陰謀とか頭脳戦は苦手なもので、Bの実力を上げた上で血筋の正当性も示し、「ぐぬぬ、悔しいが仕方がない」みたいな展開にしたかったのですが、それじゃ面白みに欠けますね、やっぱり。
妨害キャラ、頑張って考えてみます。

・なんて書こうか?さん
貴作の例を挙げていただきありがとうございます。
AとBは目の色が一緒、というのは考えていたのですが、もう少し踏み込んで一族固有の身体的特徴、というのはいいですね。参考にさせていただきます。

・ふじたにかなめさん
プロット相談に続き、こちらでもコメントをありがとうございます。
Aの秘密を知っていることで、親族内でのBの存在価値が高まる、というのは目から鱗の発想でした。それがあれば、かなり有利にことが運びそうです。
実は、あの時見ていただいたプロットに大幅に手を加えています。いろいろ教えていただいて、自分なりに思うところありまして… 結果、登場人物の名前だけが一緒の、別の作品になりそうです。
またプロット相談にあげるつもりですので、よろしければご笑覧いただいけると嬉しいです。

・あまくささん
丁寧な例示をありがとうございます。とてもわかりやすいです。
一族とは関係ない公平な第三者を含むBの応援団が少しずつできてくる、というのはいいですね。Bには、慣れない上流階級のことから庭師のことまで、身につけなければならないことが山のようにあるのですが、それに真摯に取り組み、彼女自身の才能も開花することで味方ができていく、という流れにしたいなぁと思います。

・tさん
プロット相談に続き、こちらでもコメントをありがとうございます。
決定的な証拠より、読者の納得が大事。本当にそうですね。ストーリーの正誤性、滞りなく進めることばかり気にしがちでしたが、そこを忘れないように気をつけたいです。
後半の励まし、とても力になります。
あの時見ていただいたプロットが今大きく変わろうとしています。ですが、それは誰かに言われたからというより、言われたことに自分自身が納得し、今は描きたいものを書くよりテーマや起承転結を大事にした習作を作ろう、と思った結果です。
ご迷惑でなければまたご意見いただけたら嬉しいです。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 生き別れの親子を証明するアイテムについて

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元記事:旅と学園を両方描きたい場合

当方ファンタジーモノを描こうとしていて、デルトラクエストみたいな旅物語がやりたいけれども、学園モノやアイドルモノや日常モノのような定住する話もいい、というかその方がキャラを描きやすい気がするのですが、こういう時どうしていますか?もしくは両立した作品には何がありますか?

私が旅に求めることは、少人数のグループが「遠く」に行くことであり、またそれによって連帯感を強めることです。
一方で学園に求めるものは、沢山のキャラクターがお互いに近い位置に居ることで様々な組み合わせの会話の可能性があることです。

一応読んでは貰いたいので過去編やダブル主人公のようにはしたくなく、かといって前半学園、後半旅みたいに長期を見据えた話にするのも早計かと思い、投稿しました。よろしくお願いします。

上記の回答(旅と学園を両方描きたい場合の返信)

投稿者 さそり : 0

こんにちは。
ファンタジーで旅物語と学園ものを両立させたいとのことですが、ストーリーの構造が真逆ですから難しいですよね。

解決案としては「生徒を派遣するギルド型学校」でしょうか。
例えば、学校に入学すれば生徒でありながら国の各地で起こる魔物退治にも従事しなければならないとか。人助けもできるし、生徒も成長できるから一石二鳥、みたいな。
そうすれば学校での人間関係も書けるし、任務先へ向かう道中の人間関係も書けます。

想像ですが、難点は時間配分でしょうか。「学校と任務先の往復で三ヶ月もかかる」となったら、その間は授業受けれないし試験はどうするの、ってなるかも。
目的地近くまでの転移魔法があるとか、「ポケモンSV」のように「何歳からでも入学可能にする」「授業は自由に受けられる」とか、生徒には任務遂行に応じたランクがあって「卒業するには一定のランク保持と成績取得が必要」とか、設定でどうとでも誤魔化せそうですが。

あまりお力にはなれなかったかもしれませんが、アイデアの助けになれば幸いです。
執筆頑張って下さい。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 旅と学園を両方描きたい場合

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投稿日時:

元記事:物語の書き方

こうしたい!!という大まかなストーリーはあるんですが、そこまでどうやって書けばいいのかがわかりません!いつもどうやって書いているか、(ストーリーの流れなど)教えてくれませんか!?

上記の回答(物語の書き方の返信)

投稿者 読むせん : 5 人気回答!

大塚英志【物語の体操】を買って読む。
とくに最初に提示されとる「プロットカードを使っての100本分の粗筋作成」が、わりとええよ。

最初の課題「粗筋100本ノック」もどきをやるだけやって、商業作品の1~10作を、ストーリー作成手順と真逆に「粗筋に戻し」てまう。
ーーーーーーーーーーーー
自分が100本作った粗筋と商業作品の粗筋は、どんな違いがあるのか?
なんか意外なほど違いが無い場合、商業作品は、その粗筋をどう組み立てることで物語に仕上げているのか?

見るべき部分を意識して、商業作品をサンプルに、バラッバラに解体して認識すると、結構いけるで。
ーーーーーーーーーーーーー
あと自分、SNSヘビーユーザーちゃう?
SNSユーザーは、小説というよりは短歌や俳句みたいな超短文で言葉を構成(こうせい)する癖があるさかい、小説やと文字多すぎ&長すぎて読むのも書くのも息切れする節(ふし)あるねん。

ある程度、長文で自分の言いたい事を言う練習せんとあかんで。たぶんやけどね。

この掲示板、カスが荒らす前までは、そこそこ長文でのレスポンス書いたり伝えてみたりの練習に最適やってんけど、カスが荒らして以降、あんさんの質問にもまともに答えてくれる人が絶えて久しいねん。残念やね(-。-)y-゜゜゜

カテゴリー : ストーリー スレッド: 物語の書き方

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投稿日時:

元記事:【女性の方に質問】女主人公の乗るロボットはどんな物がいいですか?

タイトルの通りです。

女主人公の設定は、
17歳。長い金髪の美少女。
傭兵ギルドの仕事や、街の雑用をして日銭を稼いでいる。
明るく元気。
かつて傭兵のチームに居たが男達が言い寄ってくるのを突っぱね続けたため、代わりの女傭兵を迎えられて追放されている。
長らく街の近くで仕事をしていたが、ロボットが手に入るかも知れないという情報を得て仕事の幅が増えるかもしれないと手に入れようとする。
と言った感じです。

手に入れるロボットは搭乗型で10メートル超です。(所謂ガンダムサイズ)

ガンダムみたいなスマートな奴がいいとか
スーパーロボット的な頑丈な機体が安心するとか
剣でバリバリ接近戦をするのがいいとか
後ろから撃ってるのがいいとか
高性能なやつで無双したいとか
暴力的なのは嫌だから控えめな性能のやつがいいとか
いろいろな好みがあると思います。

女性で且つこういった話題に興味がある人は少ないかもしれませんがよろしくお願いします。

ちなみに女性に聞いたのは占いで「異性に聞きなさい」と出たからなので男性からの意見もお待ちしております。

上記の回答(【女性の方に質問】女主人公の乗るロボットはどんな物がいいですか?の返信)

投稿者 mr.バッド : 0

個人的に、どんな機体が良さそうかはやはり作者が最後まで親しみやすいものがいいと思います。なので、最終判断はそれを忘れずに。
敢えて機体の設定を提供するとしたら。
主人公パイロットが女性であれば、少し機体に愛嬌を持たせる為、AIとかを搭載している機体がいいのでは。基本の機体動作から通信、パイロットとの会話が出来る機械じみたい感じより、少し人間味があるAIがいいかもしれません。
または、手や肩に乗れる大きさのAI動物系小型ロボットが居て、そいつが機体のコックピットで合体して機体を操縦出来たりなどワンアクセント付けるのもいいかと。

あとは、機体スペックとしては、初期はボロボロで錆びついた骨組みが所々むき出しな古臭い感じがいいのでは。廃棄上で捨てられてたり、どこかの軍事基地や研究所で眠っていた、または大戦中に壊れて捨てられたと、設定に合わせて機体との出会いや機体状況を変えるのもいいかと。
そして、物語が進むことで機体パーツを購入や見つけたり、または元々その機体の武装やアーマーを手に入れ、それを装備していく感じ。
また、バージョンがいくつもあるのも設定として使いがいいでしょう。ずっと同じフォルムや武装だと飽きてきたりするので、陸援用の重武装や高機動白兵戦用装備、狙撃用武装、遠距離用装備、空中戦用の軽量かつ高速機動用のユニット、水中用のアクアユニットなど様々な武装やアーマーで切り替えれるバリエーションを考えたらどうですか。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 【女性の方に質問】女主人公の乗るロボットはどんな物がいいですか?

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