元記事:追記です
「ラブコメ(成長しなくてもよいジャンル)だけど成長している」もので……「瀬戸の花嫁」を挙げてみようかな?ちなみに他の読者に聞いたら、「いや、あれラブコメちゃうと思う……」と言われたこともありますが。
あれは明確にヒロイン守るために強くなるって決めているし、最初から全然ヘタレに見えなかったし(ただそれまで浮いた話に縁がなかっただけで)、他に混ぜ込んでる要素が凄かったってのもありますが。
サイドさんが書くつもりだった成長予定の話と、事件解決の話がどのくらい離れてしまっているのかちょっと気になりますが、特に「自分に自信がない状態」と「カースト最下位状態」の認識の違いが気になりますね。前者は自分が向き合えば解決できる、後者は周囲に認知されてはじめて解決される。
前者をクリアしていると、後者も徐々にクリアされていく、という状況もあると思います。女性向けですが「今日からマ王!」の主人公もそんな感じだったかも。男主人公だったし、悩みのレベル帯が近いかもしれないので、もしかしたら参考になるかも、と思い挙げておきます。
上記の回答(追記ですの返信)
スレ主 サイド : 0 投稿日時:
ヘキサさん、こんにちは。サイドです。
返信いただき、ありがとうございます。
>そもそも、スクールカーストの基準って何?
>この「ものさし」がわからないと何とも言えません。
僕の中では、開放的な性格、文武両道、多趣味な人物が、陽にいる人と陰にいる人を分ける基準です。
これは僕自身の学生経験から来たもので、疑問も持たずに使っていたんですが、定義があいまいなままだったようで……。(汗
>学生時代の教官が「素材の開発ってのは、『新しい素材』を見つけることではなく『新しい評価基準』を見つけることなんだよ」と言っていました。
なかなかに深い言葉ですね。
今あるもの、かつてあったもの、これから必要となるものを測る「新しいものさし」を見つけるということでしょうか。
何にせよ、夏休みは十二時間勉強しろ! で課題だけを出すかつての僕の先生に言ってやりたいところ。(笑
>ロード・オブ・ザ・リング
長い映画で見るのが大変でしたが、主人公のフロドよりサムやゴラムが好きでした。
自分はどうにもサブキャラが好きなようです。
>以前に挙げた「陽キャラヒロインが陰キャラ主人公を激ラブ状態」というのは、陽キャラが「他の人が気づいていない陰キャラの良さを私だけが知っているのよー!!」という状態。
確かに、主人公を心配したり好意を持っているキャラは「私だけが知っている」状態です。
それを胸に秘めるか、前向きになるよう積極的に働きかけるかの違いはあるものの、下記されていた「その頑張り、結果を認めた」状態へ向かうのは当然だと思います。
その構造を安易にカースト最下位で示したのが、後々迷った原因ですね。
>なので、「周囲の評価」に左右されがちなので、相手側の魅力がちょっと落ちがちなんですよね。それまで陰キャラのこと好きじゃなかったのかと思うと。
露骨に主人公を嫌うキャラって、読者様にとってストレスではないかと思い、「相手側」は「悪い噂」のみで、モブがちょっと顔を出す程度の作りになっています。
ただ、相手側の魅力が落ちるというのは大事な点ですよね。
どうしてもやりきれない感覚が残りますし……。
>そして「学校という閉鎖された空間が好き」という発言でちょっとと思ってしまったんですが、その「周囲の評価」を決める「大人の目線」がない。
>ちょっと厳しい意見かもしれませんが、それだけで学園ものをやっていると行き詰まる可能性があります。
当初は主人公の両親などが出て来て、ヒロイン達へ「主人公は進学に対してどう思っているのか? 学校でうまくやれていないのは知っているが、仲良くしてくれないか?」と、聞いたりしていました。
当初、主人公に大学進学の意思はないものの、事件を解決し、それを経て大学進学も考えるというサブプロットもあったんですが、単純に尺不足で切りました。
「大人の目線」がない学園ものが行き詰まるというご意見には賛成です。
漫画、アニメ、ゲーム、どのジャンルにおいても世代の違うキャラが出て来ないと、何を目指すのかとか、師匠的な存在とか、成長に対する意識が低くなると思います。
今度は尺をちゃんと管理しつつ、大人も出したいと思います。
>現在の学習指導方針が昔と大幅に変わっていることに、いろいろと感慨を持って接しています。「あんなもん意味なかったんじゃない?」という項目は削れ、「これ本当に社会に出てから必要だよね」というものが増えている。
それは是非知りたいです。
行っていた高校の本屋が潰れてしまい、入手できなくなったので、気になるんですよね。
「これ本当に社会に出てから必要だよね」は私、気になります。
>閉鎖された空間から卒業した後の、外の世界を意識した思考ができていなければ、物語を続けていけばいくほど苦しむことになるんじゃないでしょうか。
強いて外の世界との接触を挙げるなら、ヒロイン達はバスケとテニスで全国トッププレイヤーであり、昨年覇者の先輩の選手とガチ試合をしたりします。
その中で外の世界の、自分より格上の存在へ立ち向かうビジョンを得たりして、強烈に誰かを意識する意味を考えたりしたりもします。
……うん、でもこれを外の世界と言うにはちょっと無理ががが。
>「瀬戸の花嫁」
あれはいい作品でしたね~。
永澄さんはどんどん人間離れしていきますし、ギャグの切れっぷりが半端じゃなかったです。
最後は確か、銃弾を喰らっても歯で受け止めて、無事だった気が……。
個人的には政さん、ルナパパ、まわりが好きでした。
>あれは明確にヒロイン守るために強くなるって決めているし、最初から全然ヘタレに見えなかった
政さん! ファーストキスの人!
>前者は自分が向き合えば解決できる、後者は周囲に認知されてはじめて解決される。
「自分に自信がない状態」のカーストトップグループの人はいますし、「カースト最下位状態」で快活な人もいますよね。
その辺りはたくさんのご指摘をいただいて、認識不足を反省しているところです。
>女性向けですが「今日からマ王!」の主人公もそんな感じだったかも。
>男主人公だったし、悩みのレベル帯が近いかもしれないので、もしかしたら参考になるかも、と思い挙げておきます。
Wikiで調べてみました。
完結済みとのことですし、読んでみたいと思います。
重ねて、たくさんのご指摘ありがとうございました!
カテゴリー : ストーリー スレッド: 陰キャの成長は陽キャとなることなのか?
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