小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

蛇鷲さんの返信一覧。最新の投稿順3ページ目

元記事:プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信の返信

>当方まず最初から終わりまでのだいたいの流れをワード1pにまとめ(ひょっとしてこれが皆様の考える『プロット』に当たるのでしょうか?)、

他の方はどうなのか分かりませんが、私の考えているプロットはそうですね。ただし、

>いまだ重要な部分があやふやなままだと分かりました。

たとえ1枚のプロットであっても「重要な部分」は盛り込まないといけません。

ストーリーには幹と枝葉があります。すべての枝葉を書き込んだら当然1枚には収まりませんから、取捨選択が必要になります。そのストーリーにとって絶対に外せない枝葉は何か。そこを考えるんです。
幹と外せない枝葉。これだけに絞り込めば、単行本1冊くらいのストーリーなら1枚に収まると思いますよ。もし収まらなかったら、作者は重要だと考えているけれど実はそれほど重要ではない要素がまざってしまっている可能性があります。

で、外せない重要な要素とは何かですが。

例えば主人公が魔王を倒す話を書くとして。
前提として決めなければいけない事は色々有るでしょうが、一つには主人公が最初から魔王を倒せるほど強かったのか、弱い主人公が何らかの過程で力をつけて魔王を倒せるようになる話なのかという選択があります。それによってストーリーはかなり違ってきますよね?
弱くはないまでも魔王を倒せるほどには強くない主人公を選択するなら、魔王を倒せるようになる理由が必要になります。これも色々考えられるでしょうが、

1)試練や修行によって強くなる。
2)もともと魔王を倒せる素質を持っていたが、物語の序盤ではそれが発揮できない理由があった。
3)戦う力は弱いままだけれど、巧妙な作戦によって魔王を倒す。
4)仲間の助力を得る。
5)その他、

こんなところでしょうか。
このあたりまではストーリーの幹の一部です。ここから膨らませる要素が枝葉になってきますが、1~5によって必要な枝葉は違ってきますよね?
2であれば、素質、それを発揮できない理由、発揮できるようになるきっかけ。この3つは必須です。
3・4ならそういうものは必要ありませんが、これだけだと主人公の活躍が薄くて情けなく見えてしまう恐れがありそうです。なので、そこを補う何かが必要になります。

そういうところを補って考えていけば物語の基本的な骨組みは見えてくると思います。でも、これだけだとまだ具体的にストーリーを転がしていくことはできないんですね。例えば、平和な日常の中にいた主人公が魔王退治に動き始めるきっかけとなるイベントを考える必要があります。

想像ですが、スレ主様の作られてきたプロットはおそらく全体としてはそれほど曖昧なわけではなく、かなり詳細に作り込まれているのではないかと思います。
ただ、物語の基本となる幹から枝葉を広げていく思考のどこかでポイントの押さえ方に甘さがあり、実際に書いてみるとこれではストーリーがうまく動かないという見落としが生じているという感じなのではないでしょうか?

   *   *   *

プロット作りの具体的な参考書として、

沼田やすひろ『超簡単! 売れるストーリー&キャラクターの作り方』

をあげておきます。
この本では13フェーズという考えが提案されています。ハリウッド式三幕構成の発展形として考案されたもので、タイトルに超簡単とうたっていますが内容はかなり詳細で簡単ではありません。
以下のような基本形が提示されています。

第1幕 対立
0)背景
1)日常
2)事件
3)決意

第2幕 葛藤
4)苦境
5)助け
6)成長・工夫
7)転換 (三幕構成ではここをミッドポイントと呼び、物語で最重要の折り返し地点としています。「真ん中でブン投げろ!」というやつです)
8)試練
9)破滅
10)契機

第3幕 変化
11)対決
12)排除
13)満足

ストーリーの流れがテンプレート化されているのがお分りと思いますが、これでは少し細かく規定しすぎと思われる方もいるかもしれません。
実際問題として、これをそのまま鵜呑みにする必要はないでしょう。闇雲に当てはめるのではなく、物語をどう盛り上げるか、それを読者にどう自然に感じさせるかというコツが様々な角度から解説されている本なので、それらの意味を考えて参考にすればよいのだと思います。

例えばこの本には、序盤に主人公が乗り越えるべき課題を提示し、前半に不完全な解決、終盤に真の解決を示すとよいというようなことが書かれているんですね。これは覚えておいて損はないテクニックだと思います。(この不完全な解決から真の解決へ向かう転換点が、前述のミッドポイントです)

なお五十嵐さんの100枚プロットに話を戻すと、初心者が最初から13フェーズのようなものに頼ることを避け、自分自身の実践によって体得した方がいいという考えなのかもしれません。

上記の回答(プロットの膨らませ方、組み立て方についての返信の返信の返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 1 投稿日時:

返信ありがとうございます。
遅まきながらおすすめいただいた沼田氏の著作を読んでみました。

正直なところ、13フェイズ構成は納得できなかったです。
理由は大まかに二つ
1、当方が好きな作品でこの構成が当てはまるものがほぼない
2、例示される作品がほとんど知らない、ないし面白いと思わないものばかり
また、所々こじつけがましいように感じる部分があるのも気になります。
後リマインダーの部分は何度読んでもさっぱりでした。
ただ、キャラを役割によって主人公や対抗者など8種類に分類し、それぞれの相互作用からストーリーを動かすというのは大いに参考にしたいと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: プロットの膨らませ方、組み立て方について

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元記事:メタ発言の是非について

新春の候失礼します。
当方ニコニコ動画の方で投稿している動画でメタ発言を多用し好評を得ているせいか、小説の制作でもキャラが自然とメタ発言を始めます。
入れたほうが面白いし読者への説明時でも使えば楽にもなると自分では思うのですが、まずいでしょうか?
また設定を工夫すれば受け入れられる可能性はありますか

上記の回答(メタ発言の是非についての返信)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

皆様返信ありがとうございます。
メタ発言がとりわけ多くなりそうなのが架空戦記?で、しかも現実との差異がある場面で読者のツッコミを封じるような感じ(例えば『これって実際にはこうじゃないよね』『ここではこれでいくんです』というような)なので、個人的には面白いけどどうなんだろうと考えています。
面白ければよしならば、もっと雰囲気が明るい作品ではどんどん使っていきたいと思います

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: メタ発言の是非について

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元記事:主人公の実力はまずどのあたりで見せればよいかの返信

実力の概念(がいねん)が分からん太郎です。\( 'ω')/

実力って・・・・・腕力とか超能力(ぶつり)ですよね?物理と相対くらいしかないやん。

ライダーでいうと、ショッカーとか怪人が人間より凶悪に強い描写を先に入れる必要。
冒頭OR中盤までに【怪人の強さを描写しきらないといけない】になります。

延々見せつけられたショッカーの強さを超えるヒーローの実力★みたいな?

ショッカーがヤッターマンのドロンジョ一味レベルで、コミカルへなちょこな敵に、爆殺ライダーキックやってもさぁ・・・・・

とりあえず、実力を示すだけのトラブル描写できんのん?ページどんだけ必要?
==================================
物理なら
道を土砂&大岩がふさいで通れない。
それを主人公がワンパンで全ての土砂をふっ飛ばし大岩を粉にする。とかなら理解はできます。(ジョジョとかでよくやる謎の能力の「結果」だけ見せるやつ)
==========================
あと個人的にはにわとりさんの例はお勧めしかねる(笑)

「女の子」「プリキュア(魔法少女)」という先入観や期待値から【きっとすごいにちがいない(確信)】なのであって、

「男の子」「魔法や超能力」だと【魔法科高校の劣等生】通称『さすおに』になります。

出し惜しみ系は、好きは人は好きだけどアンチも多いねん。「劣等じゃねーじゃねーかよ」「しら~・・・」みたいな。
期待してけろ期待してけろ系は少女マンガ(いがいとエグイ内容も多い)と後味悪い系ミステリー向き、爽快アクションものには推奨しかねる。

上記の回答(主人公の実力はまずどのあたりで見せればよいかの返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

返信ありがとうございます。
ライダーを例に挙げておいてなんですが、当方相手方の恐ろしさをまず見せるということをすっかり失念しておりました。とんでもなく方向が違うとはいえ、一応改造人間ものを書こうとしているのに…
たいていの作品でもまず相手の実力を見せてから主人公が、だと思い至ったのでその点踏まえて今一度プロットを練り直したいと思います。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公の実力はまずどのあたりで見せればよいか

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元記事:主人公の実力はまずどのあたりで見せればよいかの返信の返信の返信

え?マジライダーもの?なにそれ楽しみ。
てっきり超能力系かと思ってた・・・・ちゃんと特撮的な様式美のあるものだと、そこまで基本を重んじなくてもいい時もあります。

例えばゾンビや進撃の巨人、ウルトラマンの怪獣なんかは基本「脅威として明確」です。また「悪の怪人」という名乗りがあるだけでもいい。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 あとヒーローに助けられたことをきっかけに、敵の説明やヒーローの内情を紹介してくれることになる「ヒロイン」ポジが語り手や主人公ならば。あらゆる説明をどんどん後回しにしてもよくなります。
 たしか仮面ライダー響鬼がそういうスタイルで、仮面ライダーのストーリーがすごく分かりやすかった覚えがある。

改造の当事者、被害者が主人公&主人公だと、最初から一気に提示しなければ辛いですが、主人公が一応一般人からスタートすると、敵と味方の実力は後出しでいい。【東京喰種とかは作者自体が特撮マンガ畑の人っぽいから、ストーリーラインがモロ特撮王道】

上記の回答(主人公の実力はまずどのあたりで見せればよいかの返信の返信の返信の返信)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

期待していただけるところ申し訳ないのですが、主人公は一般人出身ながら悪の組織側です。おまけに現状開幕戦は内紛で、その後もいわゆる正義の味方は出番少な目というトンデモ構成です。
それでも特撮のお約束はなるべく守っていきたいとは考えています。というより主人公がそれを意識して行動するようにしようかと。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 主人公の実力はまずどのあたりで見せればよいか

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元記事:物書きへの適正について

当方自分は文章を書くのに向いてないと思っています。
理由はだいたい二つ
1) 何事にも無感動、無感想
作文を一行未満で完成とし、講義の感想?を書けといわれて30分以上居残りさせられるような人間です。無論読書感想文は鬼門、正直一人で書き上げた覚えがないです。
2) 対人能力の不足
当方中学卒業後はネット環境を含めても交友関係がほとんどありません。そもそも人の気持ちをうかがうこと・空気を読むことがまるでできず、弟の同級生が亡くなった際、その人が長期入院中だったと聞いて『どうせ誰も覚えていない』と発言するほどです。
他に、他人とはだいぶ違った思考をする点(例えば好きな人に値段をつけてといわれれば10円だか50円だかという安値をつけたり、怖いものと聞かれてペストと答えたり)も挙げられるでしょうか。
国語自体は答えればたいてい当たるほどには得意なのですが、こんな人間はアイデアをプロット投稿板に投げて他人頼みにするほうがいいんでしょうか?
それとも意地と執念だけを頼りに自分で書くことに挑戦した方がいいのでしょうか?

上記の回答(御礼)

スレ主 蛇鷲 : 0 投稿日時:

皆様温かいお言葉ありがとうございます。
どなたか一人くらい『よせよせ』とはっきり言ってくれるかと思っていたのですが、そのような意見が一つもなかったので踏ん切りがつきました。
たとえ他人がどんな気持ちでどう動くかまるでわからなくても、感性で判断するのに理性で理由づけできなくても、挙句人としてねじが三四本外れていても、とにかくゆっくりでも書きづつけて話をきちんと他人に伝わる形にしたいと思います。
最後に、当方のような人でなしの背中でも押してくれる皆様へ重ねて御礼申し上げます。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 物書きへの適正について

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元記事:『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらで相談させてください、第二弾。

 大野です。お久しぶりです。
 以前から相談していたロボットモノの再構成版・プロローグの相談です。
 用語とかは結構似通ってるんですけど、設定は色々変えました。作品としては『ポストアポカリプス世界での日常』みたいな感じですかね。『明るくて未来を信じられる感じの「人類は衰退しました」』を目指したい作品です。

以下、企画概要。

・舞台は魔術文明が栄えた後、次第に『生活に必要ない技術』を封印して行ったあとに大規模な戦争で『技術全部』を開封した挙句、両軍が壊滅するまで戦争したファンタジー異世界。その戦争の中心地で荒野となった『空白地帯』のとある難民キャンプ。戦後十年ってところ。

・主人公は戦時中の基地跡を盗掘してきて、売り払う仕事の十五歳の少女。同業者が街に何人もいて、彼らが拾ってきた素材をリメイクすることで、難民キャンプは徐々に復興してきている。

・世界観/設定や主人公の拾ってくるモノの中に、色々な謎を詰め込むんだけど主人公たちが謎解きをするわけでもなく、大半は『匂わせる程度』。ストーリーの基本は盗掘屋同士の人間関係だったり、『町』の軍人たちの回想だったり、行き違いで戦闘になったことをきっかけにする事件の解決だったりを繰り返す、あくまで日常。大規模な事件は起こらない。

・やりたいこと『ロボットアクションしつつ、SFっぽい世界で重い過去を持つ者同士に明るい人間関係を築かせる』

こんな感じの企画です。
形式としては短編連作になるかなと思っています。
以下、プロローグ。

大きな戦争が終わった。十年ほど前の話である。
 かつて魔法文明によって三千年の栄耀栄華を誇った大陸統一国家、パルム帝国を二分する内戦――俗に『壊滅戦争』なんて呼ばれるそれは大陸の中央に大規模な空白地帯を生み出した挙句、両軍の実に七割以上という損害を出して終結した。
 十五年にもわたって行われたその戦争の中で、両軍はかつて封印したはずの『兵器』としての魔道技術を持ち出してまだ争い、殺し合った。
 その残骸は、今なお数多くが空白地帯の荒野に埋まっている。

「今日はこんな所かなーッと!」
 ガサゴソと、巨大ロボットーーGG(ギア・ゴゥラム)と呼ばれる戦時中の二十メートル級人型魔導兵器を操縦しながら少女が声をあげる。
 彼女の名前はライカ。十五を少し超えたばかりの少女だが、学校なんて贅沢な物もない上、この空白地帯(ワイルドランド)では少なくない孤児とあって、もはやすでに一人前の仕事人である。
「このあたりの基地跡も漁りつくしたしなァ……。そろそろ狩場を変えるか……」
 ぶつくさ言いながらも操縦桿を動かし、GGにひもで結わえ付けた荷台にそこらから拾った鉄くずを投げ込んでいく。
「ケーッ! GGの一台、銃の一丁もないでやんの。しけてやがる」
 ぶつくさ言うと、彼女は機体のスラスタを吹かし基地跡を飛び出す。
 とは言ったって、ここ三カ月近くに渡って彼女が盗掘に来ていたのだから、残り物が無くても仕方ない。
「いじゃ、今までお世話になりました、ッと」
 軽く会釈するようにGGの上体を曲げる。もともと小規模な基地だったらしいとは言え、春先からこっちひたすら掘り起こし続けてきたお陰で、基地の基礎や外壁のコンクリぐらいしか残り物はない。
 貯水タンクや、基地内の食堂まで盗掘したライカに探し漏らしはなかった。
「にしても、ここの基地は稼げたよなァ……」
 この規模の基地にしては、という条件付きであるが。比較的状態のいいGGが三機に、指揮官室に残されていた徽章などの貴金属類、更にはまだ使える整備用の道具など。
 色々なものが残されていたお陰で、この三カ月食いつないでこれたのだ。戦って散ったものが居るというなら哀悼の一つも示すが、それ以上に『飯のタネ』としての感謝がでか
い。
「しっかし、どこもかしこも惨澹としちゃって……。ま、生まれた時からだけど」
 戦争が激しくなったころに生まれ、物心つく頃には空白地帯の難民キャンプにいたライカにとってはこの光景こそ日常である。『惨澹とした』なんて言えるのは義理の親である酒場のおばちゃんに読んでもらった絵本のお陰だ。
 よく見ると、地面のあちこちに民家の跡や畑があったであろう微かな灌漑の溝・破片だけになった木材が散らばっている。すでにその跡すら消えかかっているところが、戦争の規模を物語っているとも言えよう。
「……ハァ。明日から、どうしよ」
 いくらか貯えがあるとはいえ、半年もあれば使い切る。その前に次の『狩場』を見つけねばなるまい。ため息をついたところで、生まれ故郷の『町』が見えてきてライカはアクセルをもう一段踏み込む。

「ただーいまー!」
 『町』に着くなり、彼女が愛機を飛ばして向かうのは彼女が北側から見て裏手の大広場。昔軍で働いていたという数名の査定担当が、拾ってきた鉄くずを買い取ってくれるところがあるのだ。
「おっちゃん! 今日も査定を頼めるかい!」
 自分用のスペースとして決められたところにGGと荷台を止めるとコックピットを開いて声を張る。
「おいおい、また盗みかい?」
 叫びを聞きつけて寄ってきた男をGGのマニピュレータで掬い上げて荷台の上に乗せるとトホホと表情を崩された。
 彼の名はトーマス。ライカが最も世話になっている、そして『町』一番の博識の査定屋にして、顔役の一人でもある。ちなみに年のころは三十とちょっと、『オッサン』と呼ばれるのが地味に辛かったりする。
「『盗み』って言い方は良くないぜ、おっちゃん。『盗掘』であっても『盗賊』じゃねぇ。それがアタシのポリシーだ!」
 山と積まれた鉄くずの傍で胸を張って少女は言うが。
「『盗掘』だって盗みだよ……」
 まったくその通りである。
「とはいえ、お前(まい)さんがたが居るからこの町は成り立っているんだけどね。どれ、荷台を見せてみな?」
 『町』なんて呼んじゃあいるが、ここもかつての難民キャンプの一つ。
 それが『町』と呼べる規模にまでなっているのは、屑鉄を回収・分別して分配し、建物を建てたり、生活に必要な道具に作り替えるシステムのお陰である。故にこそ、この町における『盗掘屋』は無くてはならない存在であった。
 ここが激戦区跡に近いということもあって、この街の復興は『空白地帯』全体でも屈指のモノであった。それでもまだまだ裕福には程遠いが。
「ありゃ、正真正銘の鉄くずばっかじゃないか! 魔道具の一つもありやしない!」
 査定、と言ってもかなりの量の鉄くずである。ライカにもわかるような金目のものは湧けて持ってくるにしろ、そうでなければ今回のようにまとめて持ってきて『魔道具を選別する魔道具』で探し出すのがいつものやり様であった。
「あのライカちゃんも不調かい?」
 割合勘が良いライカはこの町の盗掘屋の中でも屈指の稼ぎを誇っていたが、ここ数日は大したものを持ってこない。そのことに不信を感じてトーマスは尋ねる。
「いやいや、ここのところ世話になっていた『狩場』が引き揚げ時でね。屑鉄ごっそりかき集めてきただけだよ」
 それなら確かに納得がいく、頷いてからトーマスはもう一つ質問をつなげた。
「なるほど、ちなみに次のアテは?」
「アタシのことバカにしてんだろ、それを教えちゃ食っていけないよ」
 万が一にも手癖の悪い他の盗掘屋に聞きつけられれば、横取りされてしまうかもしれない。着けて来るヤツに多少分けてやるのは構わないが、まとめて持っていかれちゃ敵わないのである。
「言う割に、俺のことは信頼してくれてるみたいだけど?」
 今だって現に愛機と自分の取り分を全部預けているのだ。GG操縦がうまかったり、多少戦闘の心得こそあるがライカは少女でトーマスは元正規軍人。強引に奪い取ろうと思えばできるだろう。
「アタシだって、大概のヤツは信用しているさ。どっちみち今の時代、ズルして儲けたってたかが知れてるしな」
 世界全体が戦争によって疲弊して、貧乏なのだ。
 大金があっても使い道はなく、盗賊に狙われるだけ。それならば皆で協力した方がいいし、他が協力している中で一人だけズルをしたって、周りから袋叩きに合うだけだ。それがこの町の、何よりライカ自身の気風だった。
「微妙に男前な性格、相変わらずだねぇ……」
「『先取りされちゃあ敵わない』なんて言ってる時点で、アタシも十分女々しいよ」
 言った頃合いで、トーマスの査定が終わる。
「今日の料金渡すから、中心街までついてきて!」
 町の顔役、ということもあって中心街に大きな事務所を持つ彼は、そこで査定料金を渡すことにしている。歩く分手間だとしても、お金を盗まれないようにやむを得ないことなのだ。
「ちょいと待ってな。今コクピットにロック掛けていくから」
 言うと、コクピットの魔道式ロックを閉じ、上からさらに南京錠をガチャリとかける。
 魔道式ロック自体、数年前にトーマスがライカ専用に設定してくれたものなので他人には開けられないが、『念には念を』と言う奴である。
「とりあえず今晩は、掘り尽くし祝いに盛大に食うかな!」
 呑気なことを呟きつつ、ライカはトーマスを追って駆け出した。

上記の回答(『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらで相談させてください、第二弾。の返信)

投稿者 あまくさ : 2

文章も企画も、しっかりしているという意味では平均点は高いと思います。しかし、ラノベとしてはどうかということと、売りが有るかなどを考えると、物足りないかもしれないと感じました。
そこについては、読むせんさんのコメントの方が端的に分かりやすいですね。失礼して引用します。

>「あ、これは面白い奴!」というノリ

そうそう。そういうのをツカミと言うわけです。それは弱いかもしれません。

全体に地の文が説明っぽいです。
冒頭の背景説明は、あれはあれでどういう話なのか端的にわかるので、個人的には必ずしもダメではないような気もするのですが。しかし消極的に「必ずしもダメではない」ではなく、積極的に魅力を追求した方が公募などでは有利なんじゃないかなあ。

冒頭だけではなく、後の地の文も説明っぽいっです。例えば、

>巨大ロボットーーGG(ギア・ゴゥラム)と呼ばれる戦時中の二十メートル級人型魔導兵器

「と呼ばれる」と書いてしまうと、明らかに説明ですよね?
一人称ではなく三人称なのですが、そうであってもこういう小説の地の文には臨場感がほしいです。この世界の中の人間にとってはGGはGGであって、「と呼ばれる」なんていちいち思いも言いもしないはずです。じゃあ、誰が説明してるの?と考えると、作者が説明してるんじゃんとなってしまうんですね。読者としては、作者に説明されていると感じると興がそがれてしまうものです。

>パルム帝国を二分する内戦――俗に『壊滅戦争』なんて呼ばれるそれは

固めの文章の中にときどき「なんて」などのくだけた言葉をまぜていますが、ちょっと浮いている感じです。こういうのは上手くやれば読み味がなだらかになって効果的な場合もありますが、こなれていないと気になります。急にタメ口が飛び出したという感じ。地の文のタメ口も作者が読者に語りかけている印象を与えます。
ただ、いわゆる三人称一視点の場合は、地の文に視点人物の心の動きを織り込むのが上手い書き手もいるんですね。そのへんがすっと自然に読めるように書かれていれば、一人称風の三人称という高等技術になるわけですが難易度は高めかもしれません。御作は神視点寄りの三人称だと思うので、それにタメ口を入れるのは避けた方が無難かなと。

それと、読ませていただいた部分だけでは、「何か面白いことが起こりそうだ」という予感が弱いようです。状況そのものは面白そうなのですが、何か起こりそうという期待感はあまり感じられませんでした。

三幕構成の提唱者のシド・フィールドが、

◎キャラクターが銀行から出てくるシーンで、歩いて出てくるのか走って出てくるのかでまったく違うストーリーになる。

と書いています。銀行から駆け出して来るやつがいたら、それだけで何かやばいことが起こっている感じがしますよね?

私からはこれくらいです。ご健闘を祈ります。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 『プロローグ相談』の人口が少ないのでこちらで相談させてください、第二弾。

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投稿日時:

元記事:新・タイトルの相談

タイトルの方を紙に書いて練るに練りました。
最低でも15個以上は思いつきましたがこの中でも選りすぐりのタイトルを相談させていただきたく思います。
概要をまとめたタイトルを作れということでしたがどうでしょうか?
概要の中には更にキャラクターの特性を入れろとのことでした…。

・おバカで陽キャの俺と同級生のS級美女との恋愛関係
・おバカで陽キャの俺と同級生のS級美女とのが兄妹になった

等上記の二つはどうでしょう。
内容としては明るい話で二パターンを思いついている次第です。
通常の同級生の恋愛、同級生が家族になる恋愛を思いついています。
また、ご指導のほどを宜しくお願い致します。

上記の回答(新・タイトルの相談の返信)

投稿者 あだちただし : 2

小説家になろうでやってみたら、パッとしないアクセス数でした。
おバカな俺と文武両道な彼女が兄妹になった、くらいだとなろうでは埋もれる作品ね一つみたいですね。
おバカくらいでは破壊力がないみたいです。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 新・タイトルの相談

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投稿日時:

元記事:好みの展開の話しよ―ぜ!

 大野です。今書いてる作品の推敲が思うように進まないので、バカ話死に来ました! イェイ!

 で、まあ議題。
 好みの展開について。です。それぞれ、思いの丈を語ってもらえると嬉しいです。
 最終決戦の会話回しでも、プロローグの構図でも良いし、自分が読んで好きな奴でも書きたい奴でも良いです。
 以上。

 じゃあ、俺の好みを聞けぇ!
 
『最終決戦前・中に一時的に戦線離脱したり、気絶した主人公がモノローグでテンション上げたり、もやってたものを自分の中で答えを見出して立ち上がる展開』が書きたい。 です!

 主にバトルもののイメージで言ってます、ラブコメとかで酷い目にあうヒロインを尻目に気絶してしまったりして、その中で答えを見つけた主人公がヒロインを(精神的に)助ける展開でも可。
 何が好きって、勢いに飲まれたり状況に惑わされたりする主人公が、一瞬現実から離れる事で覚悟を決める・解決策を導き出すっていうのが好きです。
 
 皆さんも、それぞれに『好みの展開』について語ってもらえると幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 こっからちょっと真面目な話。
 先日。
『これって人に読ませようと思って用意したものですよね?
であれば、ルビも()ではなくしっかり振るべきですし、読みやすくなるよう段落と段落の間をこまめに空けるとかそういう気遣いはしていただけると嬉しいですし、あとルビ振らないと読めないであろう漢字に()の読み仮名すら振られていないのは何故でしょうか。
あと、たまに段落の一番上に一文字分の空白が入れられていないところがありますね。それも何故でしょう。
ストーリーについて批評してくれよ、ということでしたら申し訳ありません。そこに入る以前の問題だと私は感じたので上述のようにコメントをしているだけですので。』
 
 という意見を貰いました。
 正直言って、ガチで俺の怠慢なので返す言葉もないんですが……。

 それはそれとして、お恥ずかしながら『ルビってどうやって振るの?』。具体的に言うとカクヨムなんですが、俺ルビの振り方が分かんないんですよ。かれこれ四年は作家志望やってるんですけどね。
 誰か親切な方、教えて下さい。

上記の回答(好みの展開の話しよ―ぜ!の返信)

投稿者 ごたんだ : 0

うん! 豚然狂会かな??
あの青臭い強者理論には、胸妬けがスッーとするわ!!

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: 好みの展開の話しよ―ぜ!

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