小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

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元記事:応援してくれて本当にありがとう!!

うらやましいです。
自分が自分のままでいられる場所にいられるなんて素晴らしいことですね。
僕の住む世界は、「あんたの得意なことはあんたが勝手に探せばいいんじゃないの?その件にしては関知しないし、私たちが支援するのは、【普通の健常者】並みでなくても良いからまっとうに働けるように、あんたを普通にすることだけ。それ以外は手伝わない」というスタンスの家族や支援機関に囲まれた矮小な世界です。
それに僕は余りにも多くの罪を背負い過ぎた。
家庭内の不仲が原因で精神的に追い詰められて、両親の財布から札束をパクったまま家出して一日ホームレス生活したり、キャンプ中にはしゃいで箸を振り回して間違って他人の目を突いちゃったり。大声で説教されたことで聴覚過敏が限界に達し、家で大暴れして精神病院に入院したり。数え上げれば枚挙に暇がありません。
悪気はほとんどなかったとはいえ、僕はその罪を今償っています。
また道徳的な罪を犯せば、どのみちホームレスかムショ行きです。
だから今のままの自分を愛して許すなんて甘ったれた事、だあれも許しちゃくれないし、望んでなんかいないんですよ。
いつだってそう。
皆が正しくて僕が間違っている。
それが僕の世界のルールです。
どうすればいいんでしょうね、いや、どうしたらよかったんですかね。

でも僕は知らずの内に勘違いをしていたみたいです。
リアルの人から言われたことを鵜吞みにしていました。
勘違いを解いてくれて本当にありがとうございます。
正しくは美しいものを美しいと感じることはできるけれど、リアルの対人関係での友情とか、愛情を読み取ることが苦手、と言った方がよかったでしょうか。

>>『心の底から』という条件なら、私もほぼしたことがありません。
心の底から思いやる事が出来る(と、自分で思っている)のは親友・恋人・親族、こういった相手だけです。

問題は親族が辛い目に遭って、それからいくら時間がたってもなあんにも感じないし、何をしてあげようとか今更思わないのです。
昔だったら思ったかもしれないけれど、今はそんなこと、微塵しか思いません。極端な話、まるで赤の他人同士です。

でもおっしゃるとおり、誰かに酷い目に遭わされた人、たとえばもし母が死んでしまった場合、「大丈夫、心配しないで。僕は立派に生きて見せるから」って言って笑って墓前に拝む方が、気持ちどうこうは別にして、絶対に本人も安心して逝けるはずですよね。
参考になりました。ありがとうございます。創作には関係ないかもしれませんが、できれば前半の質問にも応えてくれたらななんて甘えていいですか。
うざかったら無視して下さい。その方がかえって傷つきません。
それでは。

上記の回答(応援してくれて本当にありがとう!!の返信)

投稿者 あざらし : 1 投稿日時:

順をおって書いていきます。

>自分が自分のままでいられる場所にいられるなんて素晴らしいことですね。

点をあげると素晴らしい世界に見える、ということです。
生徒さんの生活の中心になりえても、全てにはなりません。それもたかだか4年という期間にすぎません。
そして学内をそうする理由は勉学の場であるから。勉強に専念してもらうための処置です。
ホントはね、そうではない。
もっと根源的な問題ですが、そういった大切なことを取り残したまま、勉学の場を提供するための苦肉の策でもあります。
私が彼ら彼女らをみてるのも、ほんの一部。
プライベートは関知しませんし、できません。相談を聞くのが精一杯。
生徒さんからすれば、真実が存在するのは学内という点ではなく生活全般における面であり、彼や彼女らへの本当の解決は面として自分らしいまま生活できることであるはずです。
が、そうはなっていません。

学内は率直に進歩的な考えだと思います。
必要に迫られ、ではありますが。
ただね、これは社会全体でもゆっくりと歩みを進めています。
見えないけし、10年スパンではあるが、ゆっくり進めている。
こっちは必要に迫られ、ではなく正しい道として。
この手の問題に関しての常ですが、おそらくアメリカの10年後が日本の姿です。
アメリカで変化が起きたきっかけは、それ以前になりますが有名人のカミングアウトでしょう。
多数の有名人が、知的障害を伴わない自閉症スペクトラム障害に関すること、以外にも注意欠陥障害・失読症・多動性障害こういった”生きづらさの経験”を告白しています。
結局ですね、多数派が少数派に関心を持つ、これが第一歩で、そこからゆっくりと歩みを進めていくしか、人の意識や価値観の転換には方法がないんだと思います。

>悪気はほとんどなかったとはいえ、僕はその罪を今償っています。
>また道徳的な罪を犯せば、どのみちホームレスかムショ行きです。

経過は特異だと思うが、実際問題としては誰にとっても一緒だ。
解ってますよね?
うん、解ってるはずだ。

>皆が正しくて僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

これは、ね。心にジンっと来た。
不謹慎だと自分でも思うけど、でも事実です。
これを『文字として一切書かず、読者の心に届ける』
それができて、かつ読後感をさわやかにできれば飯を食えるよ。
それだけのテーマになりえます。
ラノベより一般、漫画でいえば少年誌ではなく青年誌で扱うテーマではありますが、向き不向きを超越するってのも新機軸としてアリです。

>うざかったら無視して下さい。その方がかえって傷つきません。

ここだ。こういうところだ。
これがイカン。
他の人とのやりとりを見てるんだから、うざいと思ってたら最初から書かんつーの。
それにね、私が忙しくて書けない場合、それでも『うざい』が理由になってしまうでしょ?
私はそれでもいいよ。
でも、きみの心の中で『うざいと思われた』というクサビがハートに突き刺ささるだろう?
意図せずとも、自分自身で可能性を狭めちゃってるんですよ。

世の中はゆっくりであっても動いている。
竹牟礼さんが今より少しでも生きやすい世の中に、牛歩、いやカタツムリの歩みでも確かに前進している。
きみは取り残される気かい?
世の中が変わるなら、君も代償を払うべきだ。
過去に、そりゃ十分すぎるほど払っているけど、残念ながらそうじゃない。
人の心に対する代償は、過去じゃない、現在に対して求められる。

>どうすればいいんでしょうね、いや、どうしたらよかったんですかね。

どうしていけばよいだろう、ですよ。
他人の評価ってのは、最終的決断はここに集約されます。

で、だ。
代償に対する提案があります。
物語の主人公のように生きてみませんか?

きみが好きな、ではなく読者が好きになってくれる王道の主人公。
別にね『かめはめ波をぶっ放せるようになれ!』というのじゃない。
ドラゴンボールなら、悟空がいいそうにないこと。
これを禁止しよう。

傷つけられることだってあります、これは誰でも一緒。
もうね、そんなときは『まだまだだぜぇ!』心の中でいいから、こうやって笑おう。
そうできるように、今よりちょっとだけ、前に。

それで良いと私は思いますよ。
竹牟礼さんが持っている特質。これは転ずれば、という切っ掛けが必要。
そのための主人公のような(プライベートでの)生き方です。
小説が好きで、小説を書くのが生きがいで、飽きることがない。
もしそうならそれだけで伸びる素養を持っているということです。
書いて書いて、書きまくることができる。
これは間違いなくもの凄く強いことです。

>創作には関係ないかもしれませんが、できれば前半の質問にも応えてくれたらななんて甘えていいですか。

おう、甘えちくれ。
いつもは無理だが、今日は大丈夫。
これは元々の質問文か、それとも返信に対することか、そこが悩ましい。
と、いう風に、相手に伝えるには、ひと言足りない。
さっき書いた指摘は、ひとこと多い。
ちょっとずつ意識していこうや。

返信に対することなら、私なりの応えは以上です。
元の文に対してなら、

>《聲の形》という青春映画を観たからです。

という臨場感に関すること、で良いでしょうか?
これはですね、竹牟礼さんがタイトルを知っている物語。
それも『産まれる前なのに、なんでだろ? タイトルは知ってる』
こういう映画・小説・漫画を片っ端から鑑賞し、読んでみて下さい。

中にはハズレもあるでしょうけど、ほとんどが発見に満ちているはずです。
すぐに思いつかなくても大丈夫。
徐々にで結構です。
レンタルなりオンデマンドなり手軽に観られて比較的お金もかからないので映画から、ちょっと例を出しておきます。
【バックトゥザフューチャー(1985年~三部作)】
【インディ・ジョーンズ(1981年~シリーズ】
【ロッキー(1976年~シリーズ)】
とりあえずカラッとしたエンタメで三本。
竹牟礼さんの年齢は知りませんが、なんとなく産まれる前っぽい印象です。
”超”とか”ド”がつく定番映画ですので、観てることも充分考えられますが外すわけにもいかないエンタメ映画。少なくともタイトルはまぁ知ってるはず。

いずれにせよ『産まれる前で、内容も詳しくしらない、でもタイトルは知ってる』これだけで奇跡的な話です。
おもいっきり遡って、そうですね【源氏物語】産まれる前だとかそういう話じゃなく1000年前の小説。
タイトルは日本人なら全員知ってるレベルですね。
なんとなーくなら内容も知ってるはずですし、一部だけなら学校でもテキストで利用されてますよね。
ところが見方をちょっとだけ変化させると、ライトノベルで今日的にも使われまくっているヒロインの大枠タイプがそろい踏みです。
性格がよく癒やしヒロインだとかツンデレはもちろん、悪い子じゃないんだけど圧倒的ポンコツヒロインやら生き霊になって思い人の現恋人をとり殺すヤンデレ、運命の国母認定を受けたヒロイン、他にもまだまだ十数人いらっしゃいますし、ロリコンで有名な主人公、光源氏から代替わりして子孫に話が移った後も色々ありです。
翻訳版でも気軽に読むには大変ですが、読みやすさ優先なら【瀬戸内寂聴訳著:源氏物語】全10巻がお勧め。
他にも連載中漫画で【稲葉みのり著:源君物語】という変化球もありますし、真っ向勝負なら【大和和紀著:あさきゆめみし】も面白く読めます。

ちなみに”聲の形”ですと、アニメも良かったですが、是非原作漫画もどうぞ。
時間制約に余裕があるだけに、心情の描き方が丁寧です。
ではでは、ゆっくりと確実に前進を。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: どうしたら臨場感あふれる修羅場が書けますか?

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元記事:読後感を爽やかにするにはどうすればいいのか?短編を書く上で気を付けておくべきこととは何か?

こんにちは。
実はですね、前回質問した時にこんなにありがたいコメントを頂きました。

>普通に暮らせている皆が正しくて、発達障害を持っている僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

ってかいたら、とある方に。

これは、ね。心にジンっと来た。
不謹慎だと自分でも思うけど、でも事実です。
これを『文字として一切書かず、読者の心に届ける』
それができて、かつ読後感をさわやかにできれば飯を食えるよ。
それだけのテーマになりえます。
ラノベより一般、漫画でいえば少年誌ではなく青年誌で扱うテーマではありますが、向き不向きを超越するってのも新機軸としてアリです。

ってその方は書かれたんですね。

なので、「重たくてセンセーショナルな題材を、爽やかな後味にするにはどうすればいいんだろう?」
と思いました。
皆さんは重たいモチーフやテーマを扱う場合、何か気を付けている事はありますか?

それだけでなく、短編を数本完成できるくらいの力を付けた方が良いよ、とも書いていただきましたが、僕は短編を書いたことがないので、何か気を付けておいた方が良いことはありますか?
長編小説との違いなど教えて下されば幸いです。

上記の回答(読後感を爽やかにするにはどうすればいいのか?短編を書く上で気を付けておくべきこととは何か?の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

なんと申しましょうか、あらら、という感じ。
ちょい残念です。
前回の書き込みで私が引用したカ所は、

>皆が正しくて僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

こうでしょ。
私がグッときたのは、この字面です。

>普通に暮らせている皆が正しくて、発達障害を持っている僕が間違っている。
>それが僕の世界のルールです。

こっちの字面では、まったくピクリともこない。
これじゃ婆のヌードです。

否定から産まれるモノってのは”ほぼない”ので、あまりこういう書き方はしないのだけれども、絶対にやっちゃダメなことをしそうな気配があるので、あえて。
いいかな。
『著者が発達障害であることを読者に伝える』これをやると、きみは自分の小説を殺すことになります。

発達障害の主人公、これは全くもって問題ない。
理由は『作品で勝負しているから』

ぶっちゃけ読者にとって『誰が書いているのか?』なんてのは、作品が面白かった結果として興味が出ること。
素人の、初めて読む小説で、著者についての情報なんて読む気を阻害するだけです。
率直に、隣家のオッサンの靴のウラの方がよっぽど興味深い。

著者の実体験を書きたいなら、それは小説じゃなくエッセイでやってください。

よく見て、考えて。
『皆が正しくて僕が間違っている』
これはね、多かれ少なかれ、誰しもがそういった感情を抱いた経験があるものです。
けど日常的には考えない。
それがこの字面で、心の底に沈殿していたオリ、自己への疑問がフッと立ち上がってくる。
で、『それが僕の世界のルールです。』
こう締めくくるわけだ。
つまり”僕”にとっては、それば生き方となっている。(あ、この僕というのも良いね。”ぼく”でも”ボク”でもない、ひらがな・カタカナ・漢字これで印象が変わるってのも小説の醍醐味です)

で、さ。
元々の字面だと、これは長編向き。文庫本一冊ぐらいにはなるはずです。
短編云々は私が書いた事じゃありませんし本来の趣旨から離れていきますが、ちょっとお借りします。
同じ元となるネタを使うとしても、これだって頭で産み出せば良いんです。

ちょっとやってみようか。
この境遇に置かれている”僕”は、色々とパターンがありますよね。
A)性同一性障害の少女
B)内戦で反政府軍に占領された地域で暮らさざるをえない、政府軍将官の息子であることを隠している少年
C)家族や友人が寄生虫に心を乗っ取られ、ひとり正気を保っている少年

ね。
ジャンルはバラバラですし、かなり直接的にやってますが、それでも『皆が正しくて僕が間違っている。それが僕の世界のルールです。』に、なりますよね。
ネタとして短編で栄えそうなのは、A)とC)
B)でやるなら思い切った刈り込み、という感じでしょうか。

短編の参考にされるなら、お勧めの筆頭は落語。
笑いに着目されがちですが、人情話、怪談といった演目もあります。なによりも時間にして20分~40分、これぐらいの時間で話を広げ、それを盛り上げ、結末を仕上げるという物語の運び方は、ちゃんと味わい、租借して知恵を働かせれば短編小説の勉強になるはずです。
有名な演目については付き合いによっては知らないと恥をかくレベルの一般常識でもありますので、少なくとも無駄な時間にはならないでしょう。

他にお勧めするなら、有名漫画家の短編集。
基本ルートとして(短編読み切り)→(連載)という道をたどる漫画家さんが多いので探すのもあまり苦労しないはずですし、短編集は基本的に売り上げが低いのでネームバリューのある方が出すケースが多いです。中には藤子不二雄両氏のように短編の名手と呼べるレベルの方もいらっしゃいます。
最近の作家さんですと、石黒正数氏が抜群にお上手です。

ちなみに聲の形。
あれも元々は新人賞への投稿作品、つまり短編です。
基本となるネタ次第で、短編でも長編(全7巻)でも2時間の映画にもできるって事実です。

いずれにせよ『長編でこそ力を発揮する』という方が少なからずいらっしゃいますし、これは小説でも漫画でも同じです。
短編の良いところは、なによりトライアンドエラーの回数を多く持てることにつきるのではないでしょうか。

とにかくね、書くべきです。
相談するより、まず書く、その上で直すべきところを考える。どうしても自分の手に余る事態が発生したら相談する。
これで良いと思います。
トライアンドエラーの回数を増やさない限り、上達はありません。
ちょっとでもね、前に進みましょう。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 読後感を爽やかにするにはどうすればいいのか?短編を書く上で気を付けておくべきこととは何か?

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元記事:どうしたら半スランプから抜け出せるか

半スランプになってから早四年が経ちます。
そのあいだ、一文字も書かなかったわけではないので半スランプと定義するのですが、まったく書ける気がしません。
第一に、自分は学園バトルアクションばかり書いていて時代に取り残されたことがあります。
第二に、書きたいという気持ちもインプットも欠かしてないのですが、それでも筆が取れません。
長文失礼しました。お返事、待っています。

上記の回答(どうしたら半スランプから抜け出せるかの返信)

投稿者 あざらし : 4 人気回答! 投稿日時:

ざくっと書きます。

>第一に、自分は学園バトルアクションばかり書いていて時代に取り残されたことがあります。

この状況が見えませんので言葉通りにとりますが『時代に取り残された』というのは、裏を返せば『時代を追いかけていた』ということです。
このやり方を否定はしませんが、コツがあります。
ひとつは最先端を突っ走り続けること。
誰かの後追いでは成立しません。
常に新しく魅力的な”なにか”を提供し続ける必要があります。
なぜなら受取手は、同じようなモノを見せられ続けると、いずれ必ず飽きるから。
要するに需要が下がってくるわけですが、ここで誰かの後追いは方向転換ができません。ブームの低下、下がってくる需要と一緒に落ちていく、気づくのが遅すぎる、というリスクを伴います。

最先端を走るというのは、常に新しいモノを短期間に続けて提供し続ける必要があります。需要の低下にいち早く気づくことができる、つまり方向転換が素早く出来るということですね。これを生かすのが分析するためのデータや、数字を追いかけるという作業。
コツというのはここ。
私は執筆はしませんので私の仕事に当てはめてますが、クライアントのことです。
おそらくは小説なら出版社・編集者の仕事になるはずです。(というか、最新でなかったり不正確なデータは「分析したよ」という事実そのものが判断ミスを煽りますので、個人で行うなら高リスクの覚悟が必要です。後ろ盾ナシではお勧めしません)

もうひとつのコツは、オリジナリティ。
執筆者、特にアマチュアの方にとっては現実的な方法になるはずです。
流行そのものの後追いをしていても、”ウリ”となるポイント、他作品との差別化がなされていれば、勝負所が変化します。
理想的には『なんとなく流行ってるジャンルだから読んでる』ではなく、『○○さんの小説でしか味わえない魅力があるから読んでいる』ですね。
言わずもがな、こっちは強いです。
方向転換に後れを取っても、修正できる時間的余裕が生まれます。

で、耳の痛い話をしますが『学園バトルアクション』に書けなくなった理由を求めるのをまずやめた方がよいです。
ブームの時期より圧倒的に少なくなりましたが、出版されていないわけじゃありませんよね。
近々でも【羊太郎著:ラストラウンド・アーサーズ】がありますし、続刊の発売日も決定されてます。
流行ってなくともブーム以降も出版はされ続けているという事実です。
人間は迷いがでると理由を求めたくなるものですが、スランプとは切り離された方が良いかと存じます。

>第二に、書きたいという気持ちもインプットも欠かしてないのですが、それでも筆が取れません。

スランプというのはクリエイターにつきものです。
ひとつ脱出法を。
個人的には『これ以外はない』と断言できる方法なんですが、それが他の人に当てはまるかどうかは解りません。

人によって比率は異なるとは思いますが『感性で創作している、それを支えているのが技術』これが日常、普通の状態です。
調子がよい、次から次へとアイデアがわいてくる、ぶっ倒れる直前まで頭さえまくっている。
こういう時は、ほぼ感性が原動力です。
技術の方は意識外で、勝手に脳みそが極小のリソースでやってくれます。
で、スランプというのは感性が低下する、つまりメンタルに原因があるわけです。(フィジカル的なこと、肉体が原因、単純には風邪ひいたなんてのは置いときます)

スランプのときは前述の比率を極端に技術にふる。
感性が弱っているなら、技術を使うしか方法がないわけです。
身につけた知識や技術がありますよね。
それを使って、主にアイデアに知識を総動員させて補完し、物語は理詰めでやってください。(私の仕事に当てはめてますが、この相関関係で大丈夫なはずです)(ぶっちゃけ知識や技術は、こういった時に使うためのものです。快調なときに活躍の場はあんまりありません)
こうやって無理矢理でも納期に間に合わせる、クライアントに不出来を察知させない、それに死にものぐるいになるとスランプから立ち直る、というのが私の脱出法です。

有り体に言えば、手を動かすのを最優先にする、ってだけですが。
技術については、少々は忘れてても大丈夫でしょう。
書籍、つまり文字として表記することが可能ですから、資料には事欠かないはずです。

どうしてもアイデアにつまるなら過去作のリメイクでも結構ですし、それでもダメなときは『個人的な練習で発表もしない』という条件付きならば、著作権にすら気を配る必要もありません。
昔話でも古典落語でも膨大な作品数がありますし、それらはページ数になおしても短いものですから、現代劇にし、登場人物をラノベ風に変換するだけでも短期間に多くのトライアンドエラーが可能なはずです。

そうやって手を動かし、無理矢理ひっぱたいて眠っている感性をたたき起こして下さい。
いずれにせよ『書けない理由』はたまた『書かない理由』これらを探したって解決にはなりません。

ぶっちゃけ飯を食えてるならいいじゃないですか。
スランプはなかったこと。
ゼロから始めたってよいと思いますよ。
4年というのは、そういう方法も考える期間だと思います。

あまりご自分を追い詰めないであげてください。
もっと気を楽に。深呼吸して。
その分、手を動かし、数多くのトライアンドエラーを。

カテゴリー : やる気・動機・スランプ スレッド: どうしたら半スランプから抜け出せるか

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元記事:マフィアものは今どきうけないか?

時折お邪魔しています。JJです。今はなろうで、異世界モノを書いてはみているのですが、流行って凄いのだなと小説の閲覧数を見て感じています。

私が書きたい作品は主にマフィアやギャングものです。
純文学もそうですが、マフィアやギャングものを投稿出来る様なサイトって少ないよな
と感じているのですが、どうお考えになられますか?

どこのサイトをみても、異世界一辺倒、時折恋愛ばかりで
もうマフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

(私はゴッド・ファーザー、アンタッチャブル、グッドフェローズなどが好きです)

上記の回答(マフィアものは今どきうけないか?の返信)

投稿者 あざらし : 2 投稿日時:

個人的には楽しみではあります。
ただハードルとしては高いとは思います。
そもそもエンタメに限らず一般を入れても、他では代替えできないレベルで『組織犯罪側』の立場からスポットをあてた小説が極端に少ないですよね。
【ゴッドファーザー】はもちろんその筆頭ですが、それ以外がちょっと思い浮かばない、という感じ。マフィアを敵側にした小説なら、クィンシーシリーズの【燃える男】とか面白い小説あるんですが、犯罪者側はホント少ない。

これを、たとえば日本の小説に変えても状況はあんまり変わりません。もちろん日本の場合はマフィアじゃなく暴力団、ってかヤクザを題材にした小説ということになるんですが、個人的にパッと思いついたのが【鬼龍院花子の生涯】ぐらい。
ちなみに「忘れてるだけだろ、」と思ってググったら、こんな感じでした。https://ja.wikipedia.org/?curid=3687568
確かに忘れてたんですが、それがエンタメ全開の【赤川次郎著:セーラー服と機関銃】でした。ウィキペなんで抜けまくってるという可能性も充分にありますが、それでもこのタイプの小説が思いつかない。
これがそのままハードルの高さだと思います。

>マフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

抗争は大丈夫だと思うんです。
おそらく小説で難しいのは『不良っぽさ』の部分ではないでしょうか。
『マフィアと不良はちやうわい!』ってのは当然、もちろん私なりにも理解してますが、少なくとも一般的なイメージとして不良と組織犯罪ってのは、大くくりの延長線上にあることは否めないと思うのです。

どういうことかと申しますと、漫画雑誌には山ほど『暴力団』『不良』『暴走族』こういう感じの、まるっとひっくるめて反社会的な行為を題材に利用した作品が山ほどありますよね。
それが小説の題材レベルとなると、不良でさえマイナー、というかハッキリとレアケース、無いんじゃないかな?といっても、まぁ問題ないような話になってきます。

ラノベと対象年齢層が同じような漫画雑誌には常に連載作品があるのに、これが小説になるとラノベに限らず一般にも無くなる。
不思議な話ですが、率直には小説と相性が悪いんだと思います。

ここら辺りをちょっと考えたんですが(おそらく)漫画は外から眺めた状態に置きやすい。
で、小説は内面に踏み込みやすいという、本来持っている利点が短所に転ずるように思います。(登場人物の内面に踏み込む、極論すれば反社会的行為を追体験するということ)

ぶっちゃけ漫画の方も読者は、「反社会的行為を楽しんで読んでいるのではない、安全地帯から登場人物が行っている行為を覗き見て楽しんでいる」ということではないでしょうか。
小説の場合、内面に全く踏み込まないという書き方もありますが、そうなるとエンタメとしての難しさも出てくる。
こういった所にも要因があるように思います。
かなり歯切れの悪い書き方をしましたが、これは私自身がこの手の漫画を好まない所以です。とてもじゃありませんが「読んでる」とはいえない程度。

あとですね、ほんの僅かな違いですが、小説は頭の中で映像を組み立てるという行程が無意識でもありますよね。
ワンクッションおくだけに筆致が達者でないと読者が冷静になりやすくもあります。

これについてですが、反社会的な題材の漫画の方も『読者を冷静にさせると負け』っぽい所が多分にあります。
好まなくとも「なんとなく」漫画雑誌でパラパラ程度に目を通しますので、それらを読んでいて感じるんですが、実際、幼稚なことしてますよね。
パッと思い出したことを例にしますが、『暴走族の登場人物が交差点に立ちふさがり車を停める』というシーン。当たり前ですが、青信号は車が走りますよね。これを暴走行為を支援するために、交差点で立ちふさがる。それを見た仲間は「スゴイ度胸だ!」みたいなことを言って褒め称える。
これ、別にそんな大したことじゃなく『信号を渡り損なったおばあちゃん』でも、同じように車は停まるわけです。別に暴走族だから停まってるわけじゃない。車は事故をするのがイヤだとか、もっと端的には車が傷つくのがイヤで停まるってだけ。
そういう他人の常識に乗っかって初めて出来る反社会的行為は、読者が熱中して読んでれば良いのでしょうが、そうでなければカッコ悪いと感じてしまう。
こういう、読者のちょっとした冷静さが物語を根底から致命的に台無しにしてしまいます。

ここまで書いたのは、ま、『小説を読む層と異なる』という根本的な要因もありそうですし無視もできませんが「こういった理由もあるのではないだろうか」という話しです。

ただですね、たとえば【ゴッドファーザー】にしても、極端には【セーラー服と機関銃】にしても、こういった所を上手に回避しているとも思うのです。
ゴッドファーザーは血筋、マイケルは元々”ワル”でもなければ”不良”でもありません。むしろ海兵隊員(本人が志願しなければなれない、国に忠義を誓った者&大統領直属の即応部隊:アメリカ人にとって正義の具現でもある)という解りやすい背景もあります。
セーラー服と機関銃は、ヒロイン兼主人公についは、これはもうエンタメ。赤川次郎氏がラノベっぽい作風ですので、エンタメとしてはこっちの方が参考になるかも知れません。
彼女のキャラクターとして、それなりに女の子してる、友人もいて学校生活を楽しんでいる、度胸がある、信念故に突っ走りがち、という”フィクションの普通”に加えて「父親が組長」という巻き込まれ型のヒロイン。これも不良とかワルは読者に感じさせない工夫があります。

逆に”ワル”をバンバン出して描ききったのは【ブライアン・デ・パルマ監督:スカーフェイス(1983米)】でしょうか。
お好きな映画と俳優からして、すでに観ていらっしゃると思いますが、監督の得意技がドぎつく光ってますね。
マフィアではなくキューバ移民、いわゆるギャング映画になるでしょうが、この映画はことごとくゴッドファーザーのマイケルを真逆でやってますよね。外見からして、ビシッとしたスーツではなく、チンピラ丸出し。品性も乏しく、なにかにつけセリフはファック! 敵対者は抹殺し、拷問も日常、移民者がコカインでのし上がる物語。
ある種ラストシーンが約束されてしまう、そうならないと観客が納得できないストーリー展開ですが、デ・パルマ監督がやっちゃうと、そういうゲスい部分も一部の人には崇拝にまで昇華される。
ワルに乗り切れない観客には「本来親しくして欲しい人・人生において大切な人」から総スカンを食らって拒絶されるというバランスが、これはもう綱渡り的なほど絶妙に描かれています。

おそらく一番マズイのは、ゴッドファーザーの回避ポイントを設定として、スカーフェイスをやっちゃう、つまり『真っ当かつ高潔な印象で始まった人物が、ゲスイ奴になっり暗黒街でのし上がっていくハッピーエンドストーリー』でしょうか。
漫画ではイケそう、でも小説では辛いと思うのです。

めちゃくちゃ極端な例を書きましたが、

>どこのサイトをみても、異世界一辺倒、時折恋愛ばかりで
もうマフィア、ギャングなどの抗争って受け入れられないのでしょうか?

これについては、もう『サイト・ネットとはそういう場所だから』仕方ないと思うのです。
ネットって『探してたどり着く』でもありますが、同時に『それ以外を遮断する』ツールです。
大きな本屋に行って、趣味の本だとか、職業に関する専門書のコーナーに行くと『あ、こんなのもあるんだ』という発見がありますよね。
ところがAmazonで買い物、これは便利ですし、私も他サイト含めて利用していますが、やっぱりね、発見という意味では乏しいツールです。
ダイビングの本は、ダイビングの本を探さないとヒットしないし、近い本の検索をしないと”あなたへのお勧め”にも表示されませんよね。
事実上、世の中に山ほどある『それ以外』を遮断されてもいます。
こういったことを鑑みてニッチなジャンル、前例が少ないジャンルならば、これはサイトに拘らず、出版社への投稿の方がよいようにも思います。

これは面白い、という小説に関しては、私のような書痴注目として講談社メフィスト賞や星海社新人賞もありますので一考されることを提案いたします。(受賞作のレベルはラノベ新人賞と比較して結構高いです。特に後者メフィストが)
渾身の一作を書き、多くの人が面白いと思うだろう作品ができあがる、けれど御作がネットでは結果的に遮断と同義の状況に陥る、これは勿体ないと思うんです。

ちょい長くなりましたが、期待しております。
執筆がんばって下さい。
応援いたします。

カテゴリー : ストーリー スレッド: マフィアものは今どきうけないか?

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元記事:僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。

まず最初に言えることは、出発地点から間違っていました、という事です。
読者の趣味嗜好を完全に無視してしまいました。
嗜好調査、というか読者のニーズを完全に読み間違えたかもしれません。
もともと、習作で終わらせる気はさらさらなく、習作を書くなら別のものを書くつもりでした。
執筆ペースの関係で今も書けていません。
ニッチなニーズを狙って書いた作品なので、リピーター様ありきでもあるのです。
でも、アクセス解析を参照してもリピーターはほぼ皆無、おまけに思い当たる読者層は自分の知り合いか身内だけでした。
いままで、いろんな方の作品を読ませていただきましたし、評価もアドバイスもしてきました。
でも、彼らの作品は僕の作品よりもずっと面白いです。
何故ならば、大抵の作者様は純粋に読者を楽しませるために書いているため、色んな意味で下心が無いのです。
なので同じアマチュアであるにも関わらず、しかも初心者の書いた作品にも面白さという側面では僕の作品は劣ります。
いっつも気にしていたんですけどね。
僕の作品はやっぱり糞つまんないのですよ。
キャラクターの会話に大した掛け合いもなくてつまんないし、展開もなんか暗くて読者ぶっちぎっちゃって、独り善がりだし、「作者が自分の言いたいことを書くために書いている」という意図が透けて見えるような、駄作のような気がしてきました。
言いたいことを伝えようとしながら、趣味と読者受けを両立しようと必死に書いていたので気付きませんでしたが、少なくとも僕が読者ならコレは読みたくないですね。どうしてだろう?
それに、何故かおかしいです・・・。
自分の作品がつまんないことは、薄々分かってはいたからこそ、皆さんにアドバイスを求めたのですが、どうも過去の自分のスレッドを見返すと、技術的なことなどについて質問している節がほぼないんですよね。
僕は、本当は何をききたかったんだろう・・・?

僕の意見としては、キャラクター設定のレベルから考え直す必要があると思います。
キャラクターを見直すという事は、キャラクターの挙動も変わるわけで、するとストーリーの流れも大幅に変更せざるを得ない可能性が出てきます。
前編に関しては文章表現レベルでは正直手が負えないところまで、世界設定もキャラクター設定も物語の大筋も書いちゃったので、もしかして一度没にするべきでしょうか?
文章表現レベルよりも深い位置にある設定レベルに問題があるわけですから、その方が良いかもしれません。
もし、まだ改善の余地があるのならば、手加減為無しで袋叩きに批評してください。
今までは、これから書く物に対して捕らぬ狸の皮算用をしていただけですが、今回は既に書いたものに対して問題があると気づきましたのでどうか忌憚なきご意見を賜りたく存じます。
障害云々かんぬんに対する配慮は、人権を侵害しない程度まで取っ払っちゃってくださって構いませんので、リンチに掛けるくらいのつもりでフルボッコにして頂けばと考えています。
ただ、しばらくは立ち直れなくなると思いますので長所3:短所7くらいの割合でお願いいたします。
「○○というキャラがキモイのでどうにかしろ」「あの展開はナイよね、最低だからやめた方が良い」くらいの誹謗中傷も甘んじて受け入れるつもりです。
では、ご意見をお聞かせください。
皆様の回答をお待ちしております。

上記の回答(僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。の返信)

投稿者 あざらし : 0 投稿日時:

ひとことで改善点を書くなら『書き慣れてない(もっと書きましょう)』です。
もう少し踏み込んだ感想だと『現状は小説未満。しかしながらセンス未満の原石は散見される。技術については極めて拙い』です。

不親切すぎるので、もう少し細かく書きますね。
まずですね、書き慣れていない以前の話し。あまり小説を読んでいないように感じます。少なくとも頭を使ってプロ作品を読んでいれば、「まずこんなことにはならないだろう」というのが感想。
とりあえずね、もっとプロが書いた小説を読みましょう。

で、だ。
お勧め本に悩むんですよ。
普通はアマチュア小説を読んでいても「あ、この人はこういう作品が好きなんだろうな」という感じがするものです。それを元に「(作風から)このタイプなら頂点となるであろう、お勧め(小説・映画・漫画)はコレ」という作品を、入手しやすさや視聴しやすさを元に、力量と理解度を考慮して選別するわけです。
ところが、竹牟礼さんの小説を読んでも、「いったいどんな作品が好きなんだろう?」なんです。
好きなものの残滓っぽい代物はあるんですけどね、それが柱になっていない。『たぶん書きたいんだろうというシーン』これをツギハギしてストーリーの体にしているという感じ。
極論的には、この『やりたいシーン』の合体でも面白い作品は産まれます。
このタイプの頂点としては庵野秀明氏の監督作品なんかがそうですね。
ただ、これを成立させるには非常に高い技術、中でもストーリー構成力が要求されます。

で、技術的なことを細かく書くという段階には至っていない。どこから手を付けるべきかというアドバイスが出来ない。(一応書きますが、高度な技術は、少なくとも私はラノベには要求しません。物語の邪魔をしなければOK)
なので、さっさと小説未満から脱却しましょう。

そのための第一段階が、真剣にプロ作品を読むことです。
超有名作でよいです。”試し読み”のあるサイトを添えて具体的にあげておきます。
【秋山瑞人著:イリヤの空、UFOの夏】
知人に聞いたのですがこの作品登場の後、数年間は新人賞応募作品に本作の劣化版キャラクターが爆発的に増えたそうです。読んだ人に強烈なインパクトを与えたという意味で真っ先に思い浮かびました。
試し読みあり:https://www.kadokawa.co.jp/product/310191500010/
【谷川流著:涼宮ハルヒの憂鬱】
ライトノベルを全く読まない人、アニメを観ない人にすら、タイトルだけは認知させたという驚異的な知名度作品ですね。
試し読みあり:https://www.kadokawa.co.jp/product/200880000144/
【蝸牛くも著:ゴブリンスレイヤー】
ちょい古い作品が続きましたので新しいのを。
今が旬、かつWEBが元で面白い小説という条件で選ぼうと思ったとき、筆頭に浮かびました。
小説も面白いのですが、個人的にはコミカライズ版の方がより魅力的という珍しいパターンです。(黒瀬浩介氏の功績。この方は漫画の見せ方がお上手です)
試し読みあり:https://www.sbcr.jp/products/4797386158.html
【夕蜜柑著:痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。】
なろう系の出版本から一冊。
ゲームという閉じた世界のまま物語を成立させているパターン。
なんちゃことないんだが不思議と新刊を追いかける、正しくライトノベルをしているおもしろい作品です。ラノベとしての筆致はこれぐらいでも充分読めます。
試し読みあり:https://www.kadokawa.co.jp/product/321705000488/

あえて異世界モノは入れてません。(御作を読んでも、お勧めに入れる必要を感じませんでした)
とりあえず、出版、編集者というプロの目をくぐり抜けた、プロ作品を読みましょう。
上記にあげた作品だけではなく、リンクをたどって試し読みで気に入った作品を追いかけるだけでも、意識して読めば全く変わってくるはずです。
(当たり前ですが、ちゃんと一冊通して読みましょう。試し読みは”ためし”です)

ここまでがご質問タイトルにある、

>作者の僕が見ても問題点まみれ

についてです。
続いて、

>糞つまんないです。

について少々。
これ、ひとことで言えば『説明してるから』なんですよ。
たとえば、

>うちの妹は、十二の齢にしてキリスト教の敬虔な信徒なのだ。おまけに聖書の ~

と続きますよね。
なぜ、物語に組み込まない?
妹が敬虔な信徒であることを読者に伝えたいのならば、『朝、親父が暴力的に主人公を起こす』という、せっかくのシーンがありますよね。
妹が進学論として暴力についての聖書解釈、こういったことを置いて、キャラクターとして反応させることもできるわけです。
このシーンだと父親に対してより主人公に反応させた方が栄える、たとえば、主人公に対して行動させるにしても、
1)主人公に、父親の愛を説く(行動)
2)主人公に対し、非暴力と無抵抗の違いを説く(行動)
こうやって妹を『敬虔なキリスト教信徒というキャラクター』として動かすこともできるわけです。
ここに限らず、おおよそパターンは一緒。

>時々、ここは中学校なのに小学校ではないかと錯覚する事がある。

読者が物語を楽しむのに本当に必要なのか、という根源的なことはひとまず置いて、竹牟礼さんは少なくとも必要だと判断した、もっと端的には書きたかったわけですよね。
ともかく、この前後にある数行で主人公が置かれている状況、教室の様子が書かれています。
が、あるのは二行のセリフと、主人公の独白。

>発達障害を抱えた学生 ~中略~ どうしてこうも生徒の品位までレベルが低いのか。

この結論に至る『シーンが書けていない』
これは『主人公を通しての説明。シーンっぽいもの』です。
ここではシーンを描いて、けれども文章には一行も書かずず、
○学習能力が低い者が集まるのは仕方のないこと
○どうしてこうも生徒の品位までレベルが低いのか
この感情を『読者の心に発生させる』のを目指して下さい。

現状、竹牟礼さんがやってるのは、うなぎが大好物という主人公に「うなぎが好きだ!」と独白させたり叫ばせたりしてる状態。
物語の本筋とは離れたこと、カットするなら真っ先にやるような場所で「うなぎが好き」と喋らせるのは、これは大丈夫。
そうじゃなく、物語で本当に大切ならば(主人公にアルバイトをさせ、肉体労働でクタクタになった勤務明けに鰻屋に飛び込ませる)なり、(朝から遠方まで出かけて鰻を食いに行く)なり、説明ではなくシーンで描いて欲しいのです。
大切なことほどシーンで伝える、状況説明こそシーンで伝える、キャラクターはシーンで伝える、ということを念頭に置いて下さい。
もっと重要な物語展開、牽引力はそれからです。(ここら辺りが小説未満と書いた事由)

あと、ですね。
細かいことですが、どうしても気になる点として語彙の選択に疑問が浮かぶ。
調べ物、知識や認識が浅い。
ここらが、頑張って小説世界に没頭しようとしているのを邪魔します。
高度なものはいりません。
が、最低限の話しとして、技術や知識が物語の邪魔をするのは頂けない。簡単に治せる部分の筆頭です。
たとえば、

>牧師の資格を持っている。

ん~、まぁ資格といえんこともないだろうけど、牧師=プロテスタントという主教的特色と背景を鑑みても語句の選択としては『召命』とかの方がよくないかい?
語感というものがありますよね。
前の書き込みでも”良い点”として指摘しましたが、ひらがな・カタカナ・漢字でも語感は変わります。
階級的な存在のあるカトリックと異なり、牧師は一般会衆と同等、特別に区別される者ではない、という大前提がありますよね。
『牧師の資格』なんて語感、とたんに嘘くさくなります。
個人的には無宗教ですが、それでも引っかかります。

>「二年、二年間の全てを、修練に捧げます」

これに対して師匠は納得するわけだよね?
えらい軽いなぁ、ってのが感想。
いや師匠は『主人公の覚悟』を知りたかったんだろう、ということは理解できるんだけど。
正直、ごめん、吹き出した。
ぶっちゃけ「2年間の死にものぐるい」なんて、武道の鍛錬というレベルでは、普通です。
五輪書に武術の根本について良いことが書いてありますが『千日の稽古をもって鍛とし、万日の稽古をもって錬とす』です。
個人的にも空手は極真を10年ちょい、その後は正拳以外を強く重視する、歴史の長い少数派の空手(ボカします)をかじってますが、皮膚はほぼ完全なれど、ようやく骨格変形が完成しつつある程度です。物心つく前から拳法(ボカします)をやっててコレですから、武術を鍛錬とするに30年かけるのは全くオーバーではありません。
師匠が納得する=その程度? という印象を抱きます。
ちなみに、そっから以降、2年で守破離については(書き方の工夫が全くなく、単なる説明になってますが、これは前述したので割愛)ほとんど気にならないんです。(ただ、これをいうのは主人公ではなく、師匠だろうう、とは思います)
理由は『フィクションの演出として読めるから』
師匠の2年で納得を軽く感じるのは『フィクションとしても、師匠が軽く見えすぎるから』もっといえば『フィクションを構築する役目を担う、現実世界の普通である土台がフラフラしてる。こんな土台では立派なフィクションという建物はたたない』

技術は数をこなせば身につきます。
頭をつかって意識して、ただそれの繰り返しだけです。
センスは磨かねば原石のまま。
冒頭でも書きましたが『センス未満の原石』これは所々ではありますが感じるんです。(なので書き込んでるのですが)
アマチュア小説としても読者を喜ばせるには『極小であっても原石ではなく磨かれたセンス。最低限の技術』が求められます。
どっちもないと、やっぱりね、読めない。
楽しむ以前の問題で、読みすすめることに挫折します。

>僕の意見としては、キャラクター設定のレベルから考え直す必要があると思います

ん~。
そんなことより、どんな物語が好きですか?
失礼を承知で書きますが『そんなことより』なんですよ。
小説に限らず、漫画でも、映画でも良いです。
夢中になった物語を教えて下さい。
その上で必要に応じて、再度書かせて頂きます。

カテゴリー : 流行分析(なろう研究) スレッド: 僕の作品読み返してみましたが、作者の僕が見ても問題点まみれで糞つまんないです。

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元記事:悪役の働く悪事の限度

基本的に私はただ愚かで邪悪なだけの悪役は作らないつもりでいましたが、一人例外的に絶対悪と言えるような悪役を考えています。

キャラクター単体としては一欠片の良心も持ち合わせていない純粋な邪悪としての魅力を引き出しつつ、話全体を王道の明快なものにしたい。さらに言うならあまり読者の記憶には残らないであろう(エピソード毎に違う)敵勢力の弱い方の幹部の出番を(キュウべえのように死亡しても何故か次のエピソードでは何事も無かったように再登場できるので)このキャラが一括して代行するという目的があります。

問題は、このキャラの「邪悪さ」を引き出し過ぎて、王道と言うには少々陰惨な場面が多くなり過ぎた事にあります。

ヒロインの一人はこのキャラの仕組んだことによって育ての親であり師匠である人物を自分の手で殺める羽目になりました。
もう一名は国のために戦ったのにこのキャラが振りまいた風評被害によって国民から差別される上に、彼が仕組んだ事故で守るはずだった故郷が焦土になる様を見せつけられる事になります。

これはまだほんの一部で、このキャラは各章ごとに現れては毎回メインキャラにこのレベルの嫌がらせをする予定です。

元々ヒロインが辛い目に遭う場面が好きではありますが、王道を謳うにはやりすぎでしょうか?

上記の回答(悪役の働く悪事の限度の返信)

投稿者 読むせん : 0

同じくらいエグイ敵見たわぁ・・・・ただ敵さんは相応に消化されるだけの壮大なオチがあり、(敵の能力がエグイが、致命的な欠陥があった)
「あー・・・・ここまでされたら、このくらいでいいや。次行こう」な気分になりました。

なんかエグイ行為してきた割りに
同情すら覚える【悲惨なオチ付き】なら行けました

とりあえず2作品ほど見かけたけれどネタバレする?タイトル書く?

カテゴリー : キャラクター スレッド: 悪役の働く悪事の限度

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投稿日時:

元記事:どうやったら三人称多視点のストーリーが書けるようになりますか

私は三人称多視点のストーリーを書きたいのですが、混乱してしまってどうやって書けばいいのかわかりません。コツとかあるのでしょうか?

上記の回答(どうやったら三人称多視点のストーリーが書けるようになりますかの返信)

投稿者 いとなしサテラ : 4 人気回答!

 すいません、私なりの考えを書きます。
 そもそも映画と小説では表現方法が違います。色々な登場人物が出てくる場面は想像できるでしょうが、あくまでもイメージです。文章にするにはまた別の技術と想像力が必要になります。ストーリーが書けないのではなく、ストーリーを三人称で表現できないのです。

 色々な人に勧めていますが、まずは「完結までが短くて完成度の高い作品」をメモ帳等で全文、そのまま筆写してください。複数の『童話』や『昔話』が一冊にまとまったオムニバスの中古本がおすすめです。話を知ってて、複数の視点があって、完結までが短くて、生きてきた国と時代が違うため宗教・世界観の違いも味わえます。なお、ラノベ等や好みで作品を選ぶと、作者の個性が強すぎる上に、構造が単純でなく、一冊でも完結まで長いためおすすめしません。

 筆写の際には、段落分けや読み仮名・漢字なんかもそのまま書いてください。少しずつ文字を入力して、人称の使い分け・敢えてひらがなで書いている部分・登場人物の役割を意識してください。必ずためになりますよ。

カテゴリー : ストーリー スレッド: どうやったら三人称多視点のストーリーが書けるようになりますか

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元記事:キャラの名前について

現代日本での異能系小説を書き始めようと思ったのですが、いつもハイファンタジーばっか書いてたせいでキャラの名前に違和感を覚えてしまいます。
碇シンジや綾波レイのように名字は漢字で名前はカタカナというエヴァ方式を使うのはアリなのでしょうか。

解答よろしくお願いします。

上記の回答(キャラの名前についての返信)

投稿者 手塚満 : 2

> 碇シンジや綾波レイのように名字は漢字で名前はカタカナというエヴァ方式を使うのはアリなのでしょうか。

ナシです。漢字+カタカナだからではありません。「エヴァ方式」という発想がナシです。エヴァは映像作品であり、キャラクターは文字ではなく音声で呼ばれ、キャラの識別は名前よりも顔などの見た目、声質で行われます。文章作品と根本的に異なるわけです。

文章作品で大事なのは名前の文字の見た目と読みです。それが作者的な違和感よりも、読者が各キャラを認識して瞬時に区別をつけるようが容易かどうか、名前に使う漢字(と読み)のイメージがキャラに沿っているかどうか。その辺りを重視すべきでしょう。

西欧系と同じくカタカナでも良いですが、意味が生じがちな漢字と、読みの音重視になりがちのカタカナないしはひらがなをどう使い分けるかは作者が戦略的に決定する必要があります。カタカナとひらがなのどちらにするかも効果をよく考えるべきでしょう(カタカナは硬く、ひらがなはやわらかい等)。

カテゴリー : キャラクター スレッド: キャラの名前について

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