小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

田中一郎さんの返信一覧。得点の低い順15ページ目

元記事:異世界ファンタジーの数値化された能力について

 最近の異世界ファンタジー物は大抵の場合、ゲームの世界が舞台というわけでもないのに主人公の持つ能力をレベルやスキル、ステータス等、ゲームシステムのように数値化する傾向にあるように思いますが、これはなぜでしょうか?
 ゲームであればストーリーの中でシステムに言及するのはメタ表現としてタブー視され、世界観に沿った表現に変更が加えられるのが普通だと思います。NPCがシステムに言及するときはプレイヤーに対する説明であって主人公に対する説明ではないはずです。NPC同士でポケモンの種族値がどうのといった会話は本来ありえません。
 ライトノベルにおいて、特にゲーム世界が舞台ではない作品で登場人物の能力や強弱をゲームシステム的な数値によってあらわすことに関する世界観・設定上の理由、作中での説明で一般的なものは何でしょうか?

 個人的にはスキルやステータスといった数値のみで強弱を示すものはあまり好みではありません。例えば、「200のダメージを与えた」だけではそれが致命傷なのかただのかすり傷程度なのかが判然としません。数値で強さを表すには比較対象や基準値が必要だと思いますが、それならば直接、常人なら死ぬであろう一撃を耐えた等と描写すればいいのではないでしょうか? わざわざ数値に置き換える必要は無い気がします。

 ゲーム的な異世界について、数値化された能力について皆さんはどう思いますか?

上記の回答(異世界ファンタジーの数値化された能力についての返信)

投稿者 田中一郎 : 3 人気回答! 投稿日時:

描写も理解も楽だからだと思います、想像力要りませんから。
書き手と読者双方の怠慢と意識低下がもたらした奇跡のマリアージュですね。
それらしい意見として聞くのは「数値化されてないとご都合主義がまかり通って楽しめない」というものを目にしたことがありますが、ご都合主義が楽しめないなら、フィクションに手を出すのがそもそもの間違いだと思うんですよね。
巻末資料みたいにオマケとしてあるなら構わないのですが、本文中に出てくると興をそがれますし、個人的にはそれだけで避ける要因になっています。
楽しめる人が楽しんでる分には構わないんですけど。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 異世界ファンタジーの数値化された能力について

この書き込みに返信する >>

元記事:文章に有名曲の歌詞に似たものが含まれたら

 こんばんは臼田です。今回は文章について質問させていただきます。

 現在執筆してる作品の登場人物のヒロインが主人公に対して
「私は(主人公の名前)にとっては光り物のようなとても大切な存在」
 という台詞があります。仕事中の合間など色々考えてこの台詞ができあがりました。ストーリーにもしっかりと関係しています。
 しかしよく考えてみるとこの台詞、米津玄師さんの楽曲、「Lemon」の歌詞である「今でもあなたは私の光」のパクリでは?と思いました。
 「Lemon」は去年の紅白歌合戦でも披露した曲でもあり、Youtube再生回数3.6億、DL配信やカラオケなど年間1位を獲得している米津玄師さんの代表曲。ラノベのターゲット層である10~20代なら誰もが知る有名曲です。似たような文章がでると「これLemonの歌詞に似てる」と多くの方に言われそうな気もしないです。
 但し、私が執筆中の作品は死亡するキャラは極力控えた恋愛含めた学園ものの異能バトル、「Lemon」の主題歌として使われた「アンナチュラル」は死を取り扱った医療ドラマであり米津さんの亡くなった祖父の為に作られた曲です。互いに世界観は全く異なっています。

 本人は知らなかった・よく気付いた時に似たような文章の曲の歌詞、特に今回挙げた「Lemon」のような有名曲が出るとなかなか偶然で出来たと言い切れないと思います。

上記の回答(文章に有名曲の歌詞に似たものが含まれたらの返信)

投稿者 田中一郎 : 3 人気回答! 投稿日時:

光り物と言われると寿司ネタかと思ってしまう私ですので参考にはならないかもしれませんが、その程度ならだいじょうぶだと思います。
そもそも「あなたは私の光」がオリジナルとは言えないごく一般的な表現でしょう。
全く同じフレーズはなくても、似たようなものなら探せばたくさんあると思いますよ。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: 文章に有名曲の歌詞に似たものが含まれたら

この書き込みに返信する >>

元記事:実在人物をモデルとした小説のなろう投稿可否について

お世話になります。
現在構想中で見通しがついたらなろうに投稿予定の小説があるのですが、実在の人物をモデルにキャラクターストーリーを作っており規約に触れる可能性を心配しています。
以下に作品の雰囲気を記しますので一読いただいた上でご意見をいただきたいです。

・例としてはサッカー日本代表メンバーが中世風ファンタジー世界で騎士団となって国の平和を守るような話(転生ではなく向こう生まれ向こう育ち)
・本田を想定したキャラがビッグマウスだけど大事な局面で結果を出す、柴崎を想定したキャラがクールで戦術考案に長ける、長友を想定したキャラが愛妻家で子煩悩、といった具合のキャラ設定
・名前は推測がつかないレベルに変える、ギルバート、フレディ、ジョージなど
・キャラによっては騎士団の戦いの話という都合上、途中で死亡退場もあり得る

実際にはサッカー日本代表ではなく別のコミュニティを想定して作っていますが、雰囲気としてはほぼこんな感じです。
このような作品はなろうに投稿して良いものなのでしょうか?
またもし投稿がマズイ場合はどのような場で発表するのが適しているでしょうか。
難しい質問だとは存じますが皆様のご意見をお待ちしております。

上記の回答(実在人物をモデルとした小説のなろう投稿可否についての返信)

投稿者 田中一郎 : 3 人気回答! 投稿日時:

質問に記載されたような、容易に特定されない程度の描写であれば規約的には問題ないと思います。
ただ規約よりもむしろ熱心な選手のファンの方が怖そうです。某選手が絡むと執拗に荒らし行為を繰り返す人をサッカーサイトで目にしたことが度々あります。公言するメリットもなさそうですし、キャラ要素のひとつのモデル程度に留めて慎重に扱ったほうが良いかも知れませんね。

カテゴリー : 著作権・オリジナリティ スレッド: 実在人物をモデルとした小説のなろう投稿可否について

この書き込みに返信する >>

元記事:アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けない

タイトルにも書いた通り、(自分の中では)良いアイデアが沢山浮かびます。ですがそれをうまく文章に出来ません。妄想、というか頭の中では情景やストーリーが映像のように思い浮かべられるのですが、いざ書こうとなると筆が進まなかったり、書けても一行くらいだったりします。
また、重要な転換点や戦闘シーン、盛り上がるような場面は書きやすいのですが、それらを繋ぐ日常のような部分が全く書けません。繋ぎの平坦な部分がないと物語は成り立たないのに、盛り上がりの部分だけしか書けません。
これらは小説の才能がないということなんでしょうか。回答いただけるとありがたいです。

上記の回答(アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けないの返信)

投稿者 田中一郎 : 27 人気回答! 投稿日時:

むしろそれは才能はあるけれど、経験が足りてない状態に思えます。
小説は読みますか? 映画は? ドラマは? マンガは?
そういった「物語」に充分触れていないので、物語とはどういうものか、というのがわからない状態ではないでしょうか?
もしそうであるならば、作り手になる前に、まずは受け手として経験を積むのが良いのではないかと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: アイデアはあるが小説が書けない/繋ぎの場面が書けない

この書き込みに返信する >>

現在までに合計74件の投稿があります。 5件づつ表示中。現在全15ページ中の15ページ目。

ランダムにスレッドを表示

どちらが「カメラ役」に相応しいか

投稿者 バッキー 回答数 : 6

投稿日時:

キャビンやSCP財団に出てきたような超存在や異常な物品を取り扱う団体の話を考えており、どちらを主役にするといいか質問したいと思います... 続きを読む >>

学園が舞台?

投稿者 ミヨシ 回答数 : 3

投稿日時:

学園モノってさ 現代高校 異世界学園  最高のシチュエーション舞台だけどさ、卒業したら最終回なるパターンが多いですよね ... 続きを読む >>

キャラクターの魅力が上手く書けない

投稿者 本居幸 回答数 : 18

投稿日時:

 こんにちは、本居と言う者です。  2週間前辺りから、こちらのサイトで勉強しながら小説(ラノベテイスト)を書いておりまして、つい最... 続きを読む >>

ランダムに回答を表示

元記事:天皇について作中で触れることの可否

 お久しぶりです。大野です。

 質問内容は大体タイトル通りなのですが、いくつか補足をば。
 俺はいま、『現実世界を舞台にしたファンタジー物』を書いているのですが、オリジナリティを出来るだけ削って、実在の伝承・神話そのままの魔術・魔法・妖怪・神などが登場する作品を考えています。
 ただ、日本全体にやや右傾化の風を感じているので、天皇をどこまでネタにして良いのか、という所。

 その中の一環として、主人公に乗り越えさせる壁が大きすぎる場合に『それ、神様が解決すればよくない?』となるのを回避するため、『天皇は神ではない』というのを書こうと思っています。
 ただ、俺は実家単位でリベラルーーっていうか左寄りの界隈の人間なので、『別に左寄りではない読者』に受け入れうる展開・内容であるかに結構自信がありません。以下のような内容は受け入れられるのでしょうか?

①天皇について作中で触れる事。
②っていうか、まあ正直アホみたいだと思ってるけど『陛下』ってつけないこと。
③天皇が神ではない理由:『古事記』において『ニニギ(漢字は読みづらいので略)が石長比売を追い返したため、永遠の命を失った』という項目を、『人間にされた』と拡大解釈。憲法については触れない。

 ここまで三つは比較的受け入れられるかな、と俺は思っています。

④天皇制についての批判。主人公(及び作者)が捻くれているため、キャラ的に言うと挟まざるを得ないが、許されるのか。
 ④-A 批判内容としては、『天皇個人は尊敬するが、制度そのものについて言うと人権を踏みにじるような物である』という程度の事。
 ④-B 副次的に、主人公が『陛下』と尊称を付けないことについて、『「陛下」というのは王につける言葉だ。そういった押し付けをするのは、天皇に勝手な義務や期待を押し付ける言葉であって、民主主義社会の人間としてふさわしくない』と言う事。
⑤並びに、制度そのものに問題を感じている主人公が制度擁護派を『正直馬鹿だと思う』と言う事。

 以上、五点です。
 身内であれば政治家だろうが金持ちだろうがスパスパ悪口を言うのですが、当然表の場に出せないことは承知しています。その上で、皆さんだったらどこら辺まで受け入れられるか、というのを聞いてみたいです。

上記の回答(天皇について作中で触れることの可否の返信)

投稿者 あまくさ : 1

「程度を考えるくらいなら最初からやらない方が良い」というのは、私も大抵の案件については同意です。しかし、それで進むと危険なものもあります。天皇、宗教、差別問題などがそれにあたり、所謂タブーというやつです。
タブーというのは地雷原のようなもので、案外平気で歩いているように見える者もいるけれど、踏んでしまったら洒落になりません。

日本の場合、宗教のタブーは緩いので、天皇を神話・伝承の範疇で扱う分にはわりと大丈夫なのかなという印象です。

日本神話は、ほぼタブーの対象になっていません。
ところがですね。
現存する神社などにはタブー性があるんですよ。靖国みたいに大袈裟に政治性をおびたシロモノのことではなく、どこにでもある小さな神社の話です。生活に根ざした何でもないものが、けっこう人の無意識に深く食い込んでいて、やばかったりします。

大衆の無意識は怖いですよ。

もっと言うと。お墓。あんなもの、ただの石でしょ?
さらに、もっと言うと遺体。

私に言わせれば人間の遺体なんてただの物質だと思うのですが、粗略に扱うと厳しく非難されます。それってどうしてなのか、考えたことがあるでしょうか?

なので、現在生きている日本人の生活と同じ空気の中に居る天皇は、うかつに考えない方がいいです。昭和天皇は亡くなった人ですが、そこに直接つながります。

扱い方次第ではあるのですが、

>まあ正直、今の日本全体に対して『狂ってるなァ』って思いながら見ているので、サブカルの面からそういうのを指摘できないかという野望もあったり、無かったり。

これはタブーへの挑戦ということで、ど真ん中にストレートを投げ込む行為です。
そこは、よくよく考えた方がいいです。

タブーへの挑戦は、「作者の真摯さ」を示せれば逆に受け入れられることもあるので、そういう意味でなら、

◎安易に程度なんか考えて中途半端にやると、かえって危険。

とも言えます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 天皇について作中で触れることの可否

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:死んだら星になる

1、死んだら星になる、と聞いたことがあるのですが、元ネタがもしあれば教えてください。(ネットで調べた限りでは確かなことはわかりませんでした)

2、作中で、死んだ人の魂を星にする魔法を使いたいのですが、本文で「星にする」と書くのはカッコ悪い気がします。「星に上げる」「空に架ける」? 「架空する」だと変だし漢文忘れたし……と迷走しています。「架天する」「成星する」?
造語でも良いので、何かカッコいい言い回しがあれば教えてください。使用頻度が高いので、出来ればいくつかレパートリーがあればベストです。

3、死んだ人の魂を星にする、という魔法を、主人公に使わせたいのですが、魂を星にする、ということは霊が消滅してしまうことになります。主人公が人殺しをしているように見えますか?
一応、霊魂は、地球にとどまっていると悪霊化してしまうので、空に架け星にすることで地球の浄化&霊魂の救済をする、という設定にしようと思ってはいます。

以上3点、よろしくお願いします!

上記の回答(死んだら星になるの返信)

投稿者 サタン : 0

1.私も見聞きしたことくらいしか知らないけれど、確か古代エジプトが起源の考え方。
とはいえ、太陽や月または北極星など空にあるものを神に例えて死者はそこへ登るという考え方は割とどこにでもあるので、一番古いのがエジプトというだけだと思う。
例えばギリシャ神話の星座には「夜空に上げる」という表現があったりします。確か双子座とか射手座とか。割と多くにそんな逸話がありますね。
仏教でも自ら炎の中に飛び込んだ兎を讃えて帝釈天が兎を月に描いたという伝説があります。
同時に、流れ星のことを「落ちる」と表現して誰かの死を意味することもあるわけで、こっちはアンデルセンのマッチ売りの少女が元ネタじゃないかと思う。

2.星座では「夜空に上げる」という表現が多いんじゃないかと思いますが、まあ、これはかなり個人的な解釈なんですが、ようは神が人を神の住まう場所に召し上げる、という意味で神格化することの表現だろうと思ってます。
なので、神がするのは夜空に召し上げる事だけで、その後星座になって輝いているのは本人の力量だろう、みたいな。
私個人の考えですが、召し上げるだけなら「昇天」「召天」「帰天」まあ単純にキリスト圏で死を意味する言葉ではありますが。

3.書き方次第で人殺しをしているようにも見えるけど、そう思って書かない限り人殺しには見えないでしょう。
迷える魂を正しい方向へ導いている、というのが第一印象ではないでしょうか。

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: 死んだら星になる

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

元記事:ネタは思いついたんだけど…

「こういうシチュエーションがやりたい」「こういう雰囲気でいきたい」というアイデアがあるのですが、どうしても納得するものができません。

物騒な話ですが私の場合、キャラクターの死なせ方から始まる場合が多いです。『悪女を焼き殺してみたい』とか『少年が親友が川に落とした靴を拾おうとして溺死する』とか。

では、死なせるとしてそれを物語の開始にするのかクライマックスにするのか、それとも結末にするのかで迷います。そして、開始に置いたとして、それをどう無駄無く物語を終着させるかで悩みます。
いろいろ考えていくと、これはスマートじゃないんじゃないかと感じてしまい、また振り出しに戻ってしまいます。

上記の回答(ネタは思いついたんだけど…の返信)

投稿者 サタン : 2

>では、死なせるとしてそれを物語の開始にするのかクライマックスにするのか、それとも結末にするのかで迷います。
物語の最初に「死」があると、それを掘り下げる話になります。
物語の序盤は問題提起や「これはこういう話です」と読者に投げかける場面になるので、「Aというキャラが死にました」から始まれば「どうして死に至ったか」を掘り下げて物語を展開させていくことになります。
まあ別にそういう方法しかないわけではないから自由でいいんだけど、物語がまとまりやすい方法で言うとそうなります。

次にクライマックスに持ってくる場合、「死」は結末のためのトリガーになります。
「Aが死んだから、こういう結末になる」ということ。
物語が動くポイントは大きく分けて3つあって、
ひとつは序盤の終わり。起承転結の起が終わったところ。ここで物語が動くから本題に移れる。
ひとつは物語の中盤。ここで物語の展開に変化が起きて、結末へと収束していく。
ひとつは終盤のクライマックス。中盤で変化した物語の結果がクライマックスで、そこで結末へと進路が決定づけられる。
だから、この3つのうちどこか(今回はクライマックス)に置く場合は「Aの死」によって物語が動くことになる。
この「物語が動くポイント」は関連性があって、つまり、序盤「Bは親友のAに騙され酷い目に合い、強い怒りを覚える」、中盤「Bが報復する機会を得る」クライマックス「BはAを焼き殺す」、ついでにオチは「Bは親友のAに依存してた事を悟り、全てを失ったと感じて狂ってしまう」という感じ。
クライマックスに置くと最初に考えた場合、たぶん大事なシーンだから印象的にしたいと思ってクライマックスに置くことを考えると思うのだけど、事実、一番印象的な場面になると思うけど、それは「オチ」へ向かうためのトリガーになってる場面なので、「テーマ」と同一にはなりにくい。
そんなわけで、「Aの死」を書きたい場合は印象的にしたいと思っていてもクライマックスに置くことはオススメしない。

「物語は紆余曲折を経てテーマに至る」というのはまあ私の言なんだけど、「言いたいこと」ってのは文章でも口頭でもだいたい最後に来るもので、前置きがあって内容があって結論があって、そして彼は何が言いたかったのって言えば当然のこと「結論が言いたかった」わけですから、彼の言葉の「テーマ」は結論にあるわけで、テーマってのは最後に来るものです。
で。
その結論すなわちオチへ向かうためのトリガーがクライマックスなので、これが同じものだとイマイチ盛り上がらない。
だから「Aの死」を書きたい場合はクライマックスではなくオチに置くべきで、クライマックスに置くなら別のテーマを考えるとスマートにまとまる。
私の例の場合は「Bが裏切られて発狂する話」ですね。

ほいで、結末に置く場合は前述したけど、これはテーマになるので「Aが死ぬ過程」を書く内容になる。
「序盤に置く」と似てるけど、結論を先に言うか最後に言うかの違いがあるだけと個人的には思ってます。
序盤に置けば「掘り下げる」形になるし、結末に置けば「展開した結果」になる。
序盤に置く場合は「Aの死」というテーマが最初に提示されるので、それだけを追うことが出来る。例えば刑事モノや探偵モノですね。被害者がいることが前提。
結末に置く場合、「Aの死」は結果なので、「何の結果なのか」を考えなきゃいけない。例えば痴情のもつれなら「AがBの恋人を寝取る話」とか。寝取った結果「Aの死」がある。
書きたい「Aの死」とは別に「何の結果」の「何」を考える必要があります。
まあ、考えるって意味じゃ序盤に置いても考えることは考えるわけですが、序盤に置けば常に「Aの死」を中心に物語を回せるので、それは大きなメリットですね。

そんで、この判断がつかずアイディアがぐるぐる回るってのは、キツい言い方をすれば作者が何を書きたいのか把握しきれてないってこと。
「Aの死」の何を書きたいのか。Aが死ぬから何なのか。
それが「Bの発狂」ならBを主役に「発狂」をオチに、「Aの死」はクライマックスに。
「Aが死ぬ経緯」なら「Aの死」は序盤か結末に。
掘り下げたいなら序盤、別の話題から死に繋がるなら結末、と簡単に決まる。

「Aの死」そのものを書きたい、これを残虐に書きたい、それが書くことだ、と思うなら、それは物語テイストの問題も絡んできます。
かなり極論で素っ頓狂な例え話をするけども、
ホラーって「物語」じゃないんですよ。どっちかって言うとエロ本に近い。
ホラーは読者を怖がらせてナンボだから、理路整然とした物語にして腑に落ちてスッキリさせちゃうと、ぜんぜん怖くない。
だから「恐怖」という演出に特化させて、それを詰め込んで物語っていうパッケージをする。
エロ本も同じ。エロに特化させて物語でパッケージしてる。
基本的な起承転結はあるけど、あまり深くは考えない。
「毎日怖い夢を見る」「人が死んでいく夢」「明日はきっと私の番」という、そのシチュエーションが怖いのであって、物語が怖いわけではない。
だからホラーは物語ではないというのが極端だけど持論です。
で。
「Aの死そのものを書きたい」のであれば、これはそのシチュを書きたいというだけだから、物語はパッケージ程度に考えて「Aの死」によって読者に何を伝えたいのかを熟考し、それが「殺したBの残虐性」なら「Bがどれほど残虐か」を演出していくべきだし、「Aの恐怖」なら「恐怖」の演出にこだわっていくべき。

個人的には最後の「演出特化」をおすすめしてみます。
というのも、ネタの構成に悩んでる時点でどう組み立てたいのか把握されていないので、無理にこれをやってもしょうがないだろうと思うためです。
演出特化は物語性自体はパッケージ程度なので概要は至ってシンプルです。また、シンプルだからと自分に言い聞かせることが出来きます。
ホラーの例のように、あまり物語にこだわると逆効果なので。男性ならわかるかもしれない例を挙げると、ストーリー性のあるエロ本ってあんま興奮しないでしょ。みたいな。シチュがあればいいんだよ、みたいな。
なので、「Aの死」についてシンプルに3行で流れを書いて、そこに「Aの死」に関する演出を盛り込んでいく。
なんなら、「死」というワードと相性のいいホラーでもいいと思います。
呪いの本に書かれてある事が現実になっていく。そこには親友である少年の溺死が書かれている。それが現実になって、怖くなって本を手放す。これを偶然拾ったOLが中を見ると、自分が同僚の悪女を焼き殺してる内容が書かれてあった。いつのまにか消えていた本はとある古本屋に並べられ、それを手にした銀行員はーー
と、そんな感じ。
「死」というシチュエーションをこれでもかってほど詰め込めます。
そして、たぶん「その本は最終的にどうなるの? それを考えて主役を設定しなきゃ」と思うだろうけど、そこが「演出特化」のミソで、そんなん考えなくていいんです。
終わらせたくなったら「親友を亡くした少年は再び呪いの本と出会いーー」と、少年が呪いの本の所持者だった人に会いに行って呪いの本を消滅させる、みたいな適当なのを書けばそこで終わらせられるんだから。
とまあ、長くなったけど、そんなわけで、書きたい内容が無くシチュだけなら演出特化をオススメしてみます。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ネタは思いついたんだけど…

この書き込みに返信する >>

投稿日時:

トップページへ

▼書き込みの検索

▼投稿者の検索

質問、相談をする!
コメントは4500文字以内。
返信通知設定(必要なければ外してください)

「私はロボットではありません」にチェックを入れてください。

ページの先頭へ

小説の書き方Q&A:創作相談掲示板の使い方・利用規約(必ずお読みください)。お問い合わせ