小説の創作相談掲示板:小説の書き方Q&A。執筆の悩み相談をしよう!

まろひこさんの返信一覧。得点の高い順3ページ目

元記事:取材の方法の返信

普通の取材であれば、取材先が「取材してほしいもの」と取材する人(ライターやカメラマンや編集、あるいはメディア)が「取材したいもの」が一致したとき、現地に行って取材することになりますよね。
例えば、「東京のラーメン100」という雑誌を作りたい編集部がいて、特製チャーシュー麺が行列になっている店があったとしたら、ライターは特製チャーシュー麺を取材しよう、と決めて(あるいは依頼があって)取材に行きます。
特製チャーシュー麺を雑誌に載せるということは、商品の写真、店の外観写真が必要だな。あとは、食レポや店のにぎわいぶり、立地などわかる範囲で調べて、プラス大将から味の決め手や制作秘話などのエピソードを聞こう。
と決めてから取材に行きます。

つまり、取材に行く前の準備段階で、どんな写真を撮るかやどんな内容の文章を書くか、インタビューする質問内容など、だいたい決めてから実際に現地に行きます。

小説の取材も、これと似た感じで良いのではないでしょうか。
実際に小説家さんから聞いた話ではないので、独自の取材方法をされる方もいらっしゃるかとは思うのですが。

要するに、取材する内容を、行く前にだいたい検討をつけてから行くということです。

例えば、京都に取材に行くなら、京都のどの寺に取材に行くか、当日のスケジュールはどうか、交通機関は何を使うか、どのルートを通って何件取材するか、取材先ではどんな写真を撮って、誰にインタビューするか、など、京都に行く前に、全部準備しておくことが悔いの残らない取材をするためには大事かと思います。
建物のスケールや立地、季節によって寒いのか、暑いのか、どんな花が咲き木が生えているのか、どんな人が住んでいるか、など、実際に行ってみないとわからないことも体験できますし、ラーメン屋の取材のように事実だけでなく、小説では大事にしたいインスピレーションも現地を歩くことで得られるかもしれません。

>その場所のどんなところを見るべきなのでしょうか。
見るべき場所、実際に体験したい場所があるから取材に行くのではないでしょうか?
ただ何となく取材に行っても、何となくの感想しか得られません。また、取材に行けばインスピレーションが湧き出たり、または素晴らしい描写が書きまくれる、なんていうこともないと思いますよ。
どんな小説を書きたいか、その小説を書くためにはどんな情報が必要か、まずはそれを洗い出して、そしてその情報を得られる場所に取材に行く。そういう流れかと思います。

上記の回答(取材の方法の返信の返信)

スレ主 まろひこ : 0 投稿日時:

ご回答ありがとうございます。
取材って、必須ではなくあくまで安心材料なのでこんな質問いいのかなと思っていたのですが、素敵なご意見が聞けて良かったです。
やっぱり、何を知りたいのか分かっていないとダメなんですね。改めて確認したいと思います。

カテゴリー : その他 スレッド: 取材の方法

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元記事:アクション描写で気をつけること

今現在、人生初のオリジナル小説を執筆中で別掲示板に貼り付けています。
読んでもらうとわかるように、かなり文章が拙いのです。特にアクション描写が酷く残念な感じになっています。
アクションシーンはどうやって鍛えるべきでしょうか?参考になるものがあれば、教えてください。

上記の回答(アクション描写で気をつけることの返信)

スレ主 まろひこ : 0 投稿日時:

皆さん、真摯に答えてくださってありがとうございます。
本当に有難いを通り越して、申し訳ないくらいです。皆さんのご意見を参考に、これからも頑張っていきたいと思います。

カテゴリー : 文章・描写 スレッド: アクション描写で気をつけること

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元記事:ハッピーエンドの定義の返信

>「問題解決に向けて一歩を踏み出した」っていうラストでもいいのでしょうか?
「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドだと、公募などでは完結していないとみなされる可能性がありますね。

エンタメとして描くなら、分かりやすさが重要になってくるかと思います。
ハイケさんがどのような公害を想定しているのかわかりませんが、
いま私がぱっと思いついた案では、例えば、
「蛍の住む川が再開発で埋め立てられそうになりピンチ。主人公たちは反対運動を
展開し、行政のおじさんたちを納得させ無事蛍の住む川は守られた」
など、具体的な守る自然を限定するとわかりやすくて扱いやすくなる気がします。

参考になりそうなのは、私はジブリが好きなので、
「風の谷のナウシカ」とか「平成狸合戦ぽんぽこ」とかでしょうか。
ナウシカは王蟲を守ることが象徴として描かれているし、
ぽんぽこは森を守ろうと奮闘する話です。

上記の回答(ハッピーエンドの定義の返信の返信)

スレ主 まろひこ : 0 投稿日時:

ご回答ありがとうございます。

ちなみに私は、空気汚染を想定していました。主人公の恋人は喘息持ちという設定です。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ハッピーエンドの定義

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元記事:ハッピーエンドの定義の返信

公害って、主なものの分類でも、大気汚染、水質汚濁、土壌汚染、騒音、振動、地盤沈下、悪臭の7つが挙げられることが多いです(環境基本法)。が、語義としては公衆が受ける害ということで、もっと幅広く用いる語でもありますね。

ですので、「公害ってそんな短期間で解決できる問題じゃないので」といっても、公害の原因、性質によっては一概には言えません。例えば、ある工場の騒音が問題だとして、その工場がある日、操業停止したら(破産、事業転換、製造物を禁止する法が施行された等々)一気に解決してしまいます。

が、お考えの公害はおそらく詳細未定ながら、多数の工場群とか、自動車の排気ガスなどによる大気汚染みたいに、スパッとは解決しないタイプのものというものなんでしょうね。完全解決(ないしは妥協点)到達までに、手間がかかる。そういう公害は多かったし、今後も同様かもしれません。

そうだとしても、

> 「問題解決に向けて一歩を踏み出した」っていうラストでもいいのでしょうか?

という疑問の持ち方は、ちょっとどうかなと思います。仮に公害問題の発生から収束までが以下の過程をたどるとします。

01:公害源の出現。
02:公害による被害者の発生・発見。
03:原因と汚染源の特定。
04:被害者の応急的な救済。
05:対策案の立案。
06:当事者による対策案選定と実施合意。
07:公害源の停止と汚染の除去開始。
08:被害者の恒久的な救済開始。
09:ほぼ公害発生以前の状況へ復旧。

世界へ戻ることが作品テーマについての勝利条件が、元通りの世界に戻す、ということなら、09まで描かないと中途半端かもしれません(いわゆる打ち切りなんかで見られるラスト)。物語が実質的に03辺りから始まり、序盤で主人公が仲間に「みんなに元の世界を返してみせるぞ」と宣言したりすると、09まで必要になりそうです。

ですが、01~09のどこが最大の難関か、ということも問題となるはずです。最大の難関は最大の山場を作れます。例えば、被害者は出てるんだけど、原因がサッパリ分からないとします。つまり、03でドラマが発生する。あれか、これかと試行錯誤する。ついに原因が分かり、分かってみると対策が容易なことも分かってしまうほど単純なものだったとします(04以降が自明、単純な問題になる)。

そうなると、その後をち密に描いても、さらに面白くはならないですよね。最大の難関は原因究明だったわけですから。エピローグを延々と書くようなことになってしまう。それなら、山場の後は「以降、急速に解決に向かった」ことを短く書いて、締めくくってしまえばいい。

言い換えれば、「作者が設定する最大の難関はどこか」という問題であるわけです。仮に、公害の原因も対策方法も分かったけど、関係者の利害が複雑で揉めまくってどうしようもない、という人間ドラマを描いたとしたら、主人公が皆の同意を取り付けることで「問題解決に向けて一歩を踏み出した」でラスト足り得ます。

ハッピーエンドで考えてみますと、ハッピーエンドって「主人公が幸せそう」ではまずいですよね。主人公は大喜びだけど、その周りは死屍累々、でハッピーエンドなのかどうか。最終的に勝てばいいのかといえば、「ピュロスの勝利」なんてパターンがありまして、「勝ったけど、犠牲、代償が大きすぎて虚しい」というもの。

だけど、シンデレラ(継母一家は王家から捨てられるも同然)、白雪姫(お后様は刑死、しかも原作では非常にむごい)、幸せの青い鳥(苦労して探し回っても幸福は見つからない)などはハッピーエンドでしょう。

似たような設定、結末であっても、読者に与える印象が違います。ハッピーエンドか否かは、結末に読者が納得できるかどうか、ということになるかと思います。読者として納得いくならハッピーエンド、他にもやりようがあったんじゃないかと思えば、バッドエンドや悲劇になってきます。

結末は物語中の経過の帰結であり、テーマ(問題提起)に対する解答ですから、どう話を運んだか、作品世界にあるもののうち何を見せたか、主人公(や主要キャラ)がどう思ったか、によることになります。感情移入したキャラの気持ちが読者の気持ち、キャラの納得が読者の納得です(そうなるように書く、ということ)。

全部、作者が決定する事項ですし、作者の主観でもあると思います。ですから、「こういうラストでいいのか?」と誰かに問うても有効な回答は返せません(どんな話を作るか、とほぼ同義になってしまう)。もう一つ注意したいのは、物語は正しい結末を提示するのではなく、物語に即した結末を提示するのが大事ということです。
(何が正しいかなんて人それぞれで揉めやすい話ですし、例えばプロパガンダが目的の作話がつまらないものが多いのはご承知かと思います。)

まず「こういうラストにする」≒「最大の難関はこう設定する」と決めてください。そのラストに持っていく工夫(山場の作り方、障害の設定等々)であれば、有効な助言も得やすくなると思います。

上記の回答(ハッピーエンドの定義の返信の返信)

スレ主 まろひこ : 0 投稿日時:

ご回答ありがとうございます。
確かに設定が甘かったと反省しています。

考えている筋としては、

①主人公の恋人が、大気汚染が原因で喘息になる。
②工場からの煤煙が原因なのは分かっているが、周りの問題意識が低い。
③なんとか危機感を持ってもらおうと、環境保護運動を始める。
④努力を続けた結果、人が集まってきて運動が盛り上がる。
⑤しかし、主人公自身の過失により非難が殺到。環境保護運動は存続の危機に。
⑥主人公の恋人が前に出てきて、主人公を弁護。皆を説得して、行政に問題を提出。
⑦環境保護の条例が制定され、問題解決に向けて一歩を踏み出す。

というモノを考えています。あくまで一案なので細かいことは考えていませんが。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ハッピーエンドの定義

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元記事:ハッピーエンドの定義の返信の返信の返信

>ちなみに私は、空気汚染を想定していました。主人公の恋人は喘息持ちという設定です。
恋人が喘息持ちだから、主人公は空気汚染を解決しようと思った、だと、
主人公の立ち向かう敵(空気汚染)が強すぎて、ドラマを作るのが難しい気がします。
例えば、有害な煙をもくもくさせている工場が近くにあって、恋人の喘息が悪くなっているから、
主人公がその工場を相手取って煙をクリーンにしてくれという運動を起こすとなると、
恋人の件は動機ではあるけど、主人公が実際に起こす行動はエコ活動になってしまうので、
あんまりラブいイベントになりませんよね。
それよりも、恋人を空気のきれいな場所に引っ越しさせてあげた方が手っ取り早く問題解決しそう。
なので、恋人が喘息持ちだから、空気汚染を解決させようというストーリーだと、
主人公が真面目でキレイな人間すぎて、恋愛もの(ゆりもの)にするの難しいというか……。
よっぽどうまくやらないとエコ活動をするNPOの代表のサクセスストーリーみたいな感じになって、
小説、エンタメとは少し違う、教科書に載ってるお勉強のためのストーリーみたいに
ならないか心配です。

恋人と主人公がなかなか引っ越しできないという設定にするとして……
たとえば、産業革命が起きてスモッグが発生しているロンドンが舞台とか……
だったとしたら、次第に弱っていく恋人、主人公は頑張ってお金を貯めて
恋人と新天地へ向かう、ハッピーエンド、とかできるかな……。

お役に立てず申し訳ないです……。ではでは

上記の回答(ハッピーエンドの定義の返信の返信の返信の返信)

スレ主 まろひこ : 0 投稿日時:

またまたありがとうございます。

確かにそうなりますよね。いちいち解決させない方がいいかもしれない。
案の中には、主人公は恋人の喘息の原因になった大気汚染を助長している工場で、恋人の治療費のために働くというものもありましたが、そっちの方がいいかもしれないですね。

カテゴリー : ストーリー スレッド: ハッピーエンドの定義

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元記事:アイデアに詰まってタロットを使う人なんているのか

アイデアが思いつかなくて、(書きたい作品の断片は、いくつかある)少し執筆から離れて、調べ物していると、アイデアが思いつかないときにはタロットカードを使おう、にぶちあたります。
本当にそれで、タロットカードでアイデアなんて想い浮かぶのでしょうか。タロットカードを使ってアイデアを思いついている人やりかたを教えてください。
 詰まっている作品1 徴兵された兵士の心理、戦場での兵士の心理、地上戦が出てくる場面がある。武器はあまり持っていない(貧しい国)から徴兵された若者が主人公。性格は従順っていう設定ですが。図書館閉館で戦争の資料集められなくて断念。これはアイデアというより調べ物でなんとかなるとは思うのでいいですけど。(図書館開館→調べ物→執筆→新人賞応募に間に合うのかという疑問はありますが)

 詰まっている作品2 力があるけれど使いたくないヒロインのために力を使わなくても言いように主人公が奔走する話。王道を目指しています。何番煎じレベルの王道を書いたことがなくて、薄っぺらすぎて、なんで「このヒロインの力一つ(一人)にだけ頼る状況になったのか」とかが思いつかないです。似たような作品はあるはずなのに1作品も思い出せなくて。知っている方がいれば、教えてください。参考にします。(筋の通った物語と言われる程度には書ける、というような技術向上を目指して作るのでオリジナリティはこの作品ではなくて構いません。鍛錬的作品です。毎回オリジナリティはあると評価されるので)
 
 詰まっている作品3 2の「力があるけれど使いたくないヒロイン」が主人公の話。もともとこっちから考えていた。2での主人公はいない世界。世界が救われるとか別にどうでもいい。私は閉じこもるんだ!っていう話を書こうとしたけれど、やることがなくて断念。当然物語の筋としては、外野があの手この手で主人公に力を使わせようとするんだろうなとは思うけれど、どうやって? と思って詰まりました。

 この「詰まり」をタロットカードでなんとかできるなら、その方法が知りたいです。(もしくは似たような作品があるなら教えてください)
 

上記の回答(ちなみに、どこまで『嘘』だ!?)

投稿者 ごたんだ : 0

改講はともかく、タロットは抜け出せ無くなるまでやった方が良い。
改講に慣れている奴は担当に嫌われる…

他人が多くやっているから、個性が出る訓練ではない!
だけど、掌編造りは良い。
あれは、抜け出せなくなっても潰しが利くし、今のネット小説は殆ど掌編だし、業界はしっかりしていて長編より儲かるよ!
両方極めたら、化学反応を起こすのかも知れないが、俺は知らん!!

自転車の補助輪外すのマジ壊し(ブルブル)
二輪って、乗りものじゃないよね!
補助輪仲間が、俺は欲しい!!!

プロットノックは100本やったら、千本、千本終わったら、一万本…そして、一万本終わったら、十万本がなぜか始まる…

てか、これの提案者の大墓混神は他にもいろいろな玄人用な改講をしていたはずなのにタロットプロットノックだけマイナーなのが、納豆出来ない。 もっと広めて補助輪仲間増やして半分あらすじの主人公設定を独占するような月下門じみた競合企画の地位を脅かして欲しい!

カテゴリー : ストーリー スレッド: アイデアに詰まってタロットを使う人なんているのか

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投稿日時:

元記事:復讐する物語のオチについて悩んでいます

今書いている作品が復讐する物語なのですが、そのオチについて悩んでいます。
(そもそも復讐というテーマがラノベに相応しいかという懸念もあります。どの程度の塩梅でラブ・コメディ・シリアスに振ればいいのか等)

・作品内容
舞台は現代日本。主人公は普通の男子高校生。過去に大切な人を殺した凶悪な殺人犯へ復讐=自らの手で殺害するために犯人捜しをするストーリー。

・悩んでいる事
この話は元々、犯人へ辿り着くまでの過程で起こるイベント・人間関係や心の変化について書きたくて執筆し始めました。そのためオチをどうすべきか困っています。
①そもそも復讐を果たす=犯人を殺すべきか。
②殺す場合、どのような手段で殺すべきか。

①そもそも復讐を果たす=犯人を殺すべきか。
本来このようなテーマの作品は、最終的に主人公が精神的に成長して「殺したら自分も同類だ」と考えて(説得されるなりして)、犯人を捕まえるなりして終わるのが定石だと自分はイメージしています。
ですが個人的には、復讐を最終目標として掲げて進む物語である以上、最終的に「やっぱり復讐なんて良くないよね」的な綺麗事の展開にしたくありません。
葛藤はしても、最後にはきっちり主人公の手で殺してほしいんです。犯人が死ぬにしても、事故ったり自死したり他人の手で殺されたりする展開では、主人公も読後感もスッキリしないかなと。
一方、主人公に人を殺させるのは、ラノベ作品としてどうなんだろうとも思います。
異世界でモンスターや魔王を倒すのとは訳が違うので、倫理的にもまずいかなと。
道中での経験や成長を無下にて、復讐心を抑えられずに犯人を殺害してしまうのは、主人公の物語として破綻しているような気もしてしまいます。
かといって復讐を果たしたあとにスッキリ晴れやかな気分になるのも違うし、人を殺めた罪悪感などの後悔を抱えるのも違う気がして。
復讐が目的の物語は、どのような結末を迎えるべきなのでしょうか。

②殺す場合、どのような手段で殺すべきか。
殺すとした場合、いざ犯人を見つけて対峙した際、どう殺すか想像できません。
恥ずかしいことに自分は今まで戦闘物は異能系しか書いたことがなく、能力の相性や使い方の工夫で辛勝する展開ばかりで、現実世界を舞台にした作品における戦闘シーンをどのような展開にすれば良いのかわかりません。
主人公は信念が強いだけのどこにでもいる日本人の男子高校生です。
対する復讐対象は大人の男で、戦闘慣れしている一切容赦のない凶悪殺人犯。
フィジカル面で勝てるわけはなく、もし殺す事を考えるなら刃物や銃などの凶器を使用するしかありません。しかし銃などの強力な武器では戦闘になることもなく一方的に殺して終わってしまいます。刃物で格闘戦を挑むというのは無謀で勝てるビジョンが浮かびません。
何かしらの形でサブキャラの助力は得るべきだと思うのですが、どんな盛り上げ方・殺し方をすれば良いでしょうか? 異能物なら能力の孔をついたりして、なんやかんやで最終的にド派手に爆散させたりできるのですが、現実世界だとそうもいかず。
戦闘自体は案外あっけなく済ませ、そこに至るまでの過程や内面描写だけで盛り上げるべきでしょうか?
いっそのこと剣と魔法の異世界を舞台にすればそこは解決するのですが、それだとやっぱりチープになってしまうなとか思ったりして。

上記の回答(復讐する物語のオチについて悩んでいますの返信)

投稿者 あまくさ : 2

個人的に復讐ストーリーの最高峰は、デュマの『モンテクリスト伯爵』(巌窟王)だと思っています。
この物語では、主人公は3人の男の妬みと保身から、無実の罪で生きて出られないと言われる政治犯の牢獄に投獄されます。そして地獄の苦しみを味わった後、脱獄に成功し、漂流しているところを密輸船に救われます。密輸業者の仲間として行動するうち、偶然、モンテクリスト島の財宝を発見。謎の大富豪モンテクリスト伯爵として帰国し、3人の仇に復讐するという物語。素知らぬ顔をして3人と再会するのですが、経験した苦しみがあまりに大きかったため人相が変わっていて、3人とも気がつかないんです。
3人も今は大出世してパリ社交界の名士に成り上がっていたのですが、復讐の方法は莫大な財力と知恵を使って3人を周到な罠にかけ、失脚させるというもの。その結果、一人目は自殺し、二人目は発狂します。このへんは容赦ないのですが、復讐の過程で主人公にも様々な経験と自問自答が生まれます。で、三人目は金の亡者なので破産に追い込むのですが、最後に少しだけ温情をかけます。

この小説は、先にやっつけた二人に対してはやり切った感がありますが、最後にやや迷って甘さを見せた点で、復讐については貫徹したのかどうか分からないところもあります。
しかし、「もう、どうでもいいや」って感じなんですよ。
復讐にこだわったところで一時気分が爽快なだけで、別に得にもならないし、自分の心が救われるわけでもない。復讐対象者にも家族がいて、その人たちの中には善良な人もいる。復讐貫徹はその人たちを地獄に堕とすことになる。
心底憎み、軽蔑もする相手。生かしておく価値はないが、殺す価値もない、ということです。
「思えばバカなことだよね」と吹っ切れて、復讐を卒業して新たな自分の道を歩き始めるというラストで、けっこう読後感はいいんです。

物語の結末の方向性は、そんなに単純に考えなくてもいいかもしれませんよ。読者は主人公が幸せになることを願わないでしょうか? 復讐なんてチャチな目的に殉じることが、主人公にとって幸せなのかどうかという視点も有り得ます。

そんなことを思いながら、質問。

>今書いている作品が復讐する物語なのですが、

なぜ、復讐の物語を書きたいと思ったのでしょうか?
あ、それがいけないと言いたいわけではないですよ。
ただ、それでいて迷いがあるようなので、そもそもご自分が何を書きたいのか再点検することは無駄ではないと思います。

>本来このようなテーマの作品は、最終的に主人公が精神的に成長して「殺したら自分も同類だ」と考えて(説得されるなりして)、犯人を捕まえるなりして終わるのが定石

別にそんな定石はありません。ただ、「自分も同類」と取って付けるから綺麗事になってしまうのであって、殺したって得にもならないという視点もあります。

>倫理的にもまずいかなと。

倫理が気になるなら、はじめから復讐の物語なんて書かなければいいだけです。
だってさ。それって作者が「復讐って悪いことだよね」って思っている証拠じゃないですか? 悪いことだと思うんなら、その悪いことをご自分の主人公にやらせるんですか? って話です。
一方。
主人公がそこまで強く敵を憎む理由があり、理由があるなら復讐や殺人に走るのも当然だとお考えなら、迷わずやり切らせればいいじゃないですか?

倫理的にもまずいかなと、作者様自身が主人公の行動について腰が据わっていないことが、一番の問題だと思いますよ。

カテゴリー : ストーリー スレッド: 復讐する物語のオチについて悩んでいます

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投稿日時:

元記事:SF制作で最低限読んどけみたいなのを教えてください。

エヴァンゲリオンみたいな「要塞に未知の生物や勢力が攻め込んでくる」シチュエーションが好きです。少なくとも人間側はハイテクノロジーで応戦する感じですが、このイメージが余りにもフワフワしすぎていて、何かしら設定のひな形というか「何も考えてないときにとりあえず使われる設定」みたいなのがあればそれを使いたいです。

現在では虐殺器官や攻殻機動隊やパトレイバーやAKIRAの影響が大きく、特に前二者からの設定にかんしてはやや飽きられているきらいがある気がします。少なくとも設定の「嘘っぽくなさ」の演出には新しさを追求したいので最新の技術を導入したいのですが、そもそもこれらの他にミリタリーSFをよく知りません。何かこうした創作に使えそうな小説や学術書等があれば教えてください。

あと、そもそもそれよりも先に、そうした組織がどうやって成立しているのかだとか、兵器はどうやって運用されるのか、みたいな知識全般が不足している気がしてなりません。だいたいどの辺から調べたらいいのか教えてください。

上記の回答(SF制作で最低限読んどけみたいなのを教えてください。の返信)

投稿者 大野知人 : 0

とりあえず、ラ作研の記事で『SF書くときは~』みたいなのあったと思うから、それ読んだら?

カテゴリー : 設定(世界観) スレッド: SF制作で最低限読んどけみたいなのを教えてください。

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